RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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ヒロイン力爆発?

ミッションスタートです!


MISSION:14 命短し恋せよ乙女

「……」

 

雪は信二と楽しく喋るモモの姿を見ていた

 

「どうしたんですか雪ちゃん?」

 

「別に何も…」

 

「知ってるよ〜。ユッキーはモモちの事をずっと見てるんだよ〜」

 

図星を突かれたのが癪に触ったのか、命に鋭い目を向ける

 

「…信二さんが退院してからモモがずっと付き添っているのよ」

 

「ユッキーに?」

 

「どうして私に付き添うのよ。信二さんよ」

 

「確かにここのところ一緒にいる時間が多いですね」

 

初芽は少し思い出してみる

 

信二がWasabiに来ると真っ先にモモが駆け寄り話しかける。

移動の時や座る時もそうだ。いつだって何かと隣に居る事が多い

 

「何々ユッキー、信さんにやきもち妬いてるの〜?」

 

「違うわ」

 

「これは事件です!正にトライアングルLOVE!」

 

「だから違うわ。後、勝手に巻き込まないでちょうだい」

 

「う〜ん。これは本人に聞いてみるのが一番かもね!」

 

命はノリノリな気分でモモの所へ歩いて行く

 

モモは、信二と五恵とテレジアの4人でカレーを食べていた

 

「モモち、ちょっと良いかな?」

 

「何?」

 

命は手を引いて雪達の元へ

 

そしてそのまま地下へと移動させられて

 

「えっと…これは何でしょう。し、師匠?」

 

「モモ、今後の任務に支障が出ない為にも正直に答えて貰うわ。これは鍛錬じゃない」

 

「モモちって信さんの事絶対好きだよね?てか好きでしょ」

 

「なっ!?///」

 

その一言で顔が一気に真っ赤になる

 

「前々から思ってたんだよね。モモち、かなりベタついているから。見てるこっちまで恥ずかしくなるよ」

 

「あ、あの…師匠…//」

 

「別に恋愛について何も言わないわ。モモも女の子。好きなら好きでいいのよ」

 

「では何で…?」

 

「信二さんの救出作戦の時の事覚えてるわよね?あの時の貴女は、信二さんの事で頭がいっぱいで只々前の事しか見ていなかった」

 

「運が良かったですけど…下手をしたらモモちゃん死んでましたよ」

 

赤くなった顔が青ざめる。そう言われても仕方ないのだ。そのせいもあって、濃姫とぶつかったりしたのだから

 

「すみません…」

 

意気消沈してしまったモモの頭を雪は優しく撫でる

 

「あまり任務中の時は私情を挟まない様にって意味だから。次からは気を付けなさい」

 

「はい!」

 

「それでモモち。……信さんに告ったの?」

 

「──ッ!??!!」

 

再度青から赤に染まる

 

「モモちは忙しいなぁ〜」

 

「そそそそそんな!そもそも私、信二さんの事は何も…///」

 

「そうなの?それなら信二さんは私が貰うわ」

 

サラッとそんな事を雪が呟く

 

「師匠!?」

 

「何かしら?私も信二さんには惹かれてるのよ」

 

雪は立ち上がって再びWasabiに行こうとする

 

「師匠…ど、何処へ行かれるのですか?」

 

恐る恐る聞くと

 

「信二さんの所よ。モモが何もしないなら、私が仕掛けるまでよ」

 

「ま、待って下さいィィィ!!」

 

雪の腰にしがみ付き懇願する

 

「な、何?」

 

「す゛み゛ま゛せ゛ん゛!!嘘をつきました!まだ、自分の気持ちが分からないんですよ!!」

 

「では話しを聞こうではないか!」

 

命は目をキラキラさせていた。完全に玩具を見つけた顔をしている

 

「じ、実はね、信二さんの事が好きかどうかよく分からないの。こう、何というか…心がポワポワするって言うか、落ち着くって言うか…」

 

「なるほど。それが恋心かどうかが判断出来ないと…ふむふむ」

 

初芽は唸る様に考え始めた。でも実際はそんなに考え込む程でも無かった

 

「2、3質問して良いかな?信さんの事をいつの間か考えてる?」

 

「う、うん」

 

「さっきモモちが言ってたけど、本人目の前にするとドキドキとかする?」

 

「する!」

 

「信さんの事を目で追っている?」

 

「メイちゃん凄い。当たってるよ!」

 

こんなに当てはまってるのに、気付いていない事に少々苦笑いする

 

「モモちそれ絶対恋だよ」

 

「こここ恋ぃぃぃぃ!!?」

 

「そ、そんな大声で叫ばなくても…」

 

モモは頬を両手で押さえて熱を上げる

 

「お〜!照れてる照れてる!」

 

「良いですね〜」

 

「モモも大人になったものね」

 

「か、からかわないで下さ〜〜い!!」

 

モモは恥ずかしさのあまり、走り去ってWasabiに向かった

 

「あ〜あ、行っちゃった。最近引っ付いてる理由も聞きたかったのに」

 

「あまり意地悪しては駄目ですよ」

 

「ところでユッキー、信さんに惹かれてるって話し本当?」

 

「嘘よ。見ていられなかったのよ」

 

雪は、モモの本当の気持ちを曝け出す為だけに嘘をついた

 

「ユッキーは弟子思いだね〜」

 

「それは貴女もでしょ?師匠は皆同じ。弟子が可愛くてしょうがないのよ」

 

一方でモモはというと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(これからどんな顔をして、信二さんの前に立てばいいの〜〜///)

 

上がるエレベーターの中で、今後の信二との接し方に悶えていた




そういえば、楓ちゃんが地の文ですら登場して無かった。
モモのヒロイン伝説はここから始まる!

ここまでの拝読ありがとうございました!
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