RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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ちょっと今回は卑猥な事があります。苦手な方は回れ右です。

ではミッションスタート!


MISSION:15 合宿で始まる計画

「ふぅ…良い空気ですね!」

 

「此処なら思う存分鍛錬に励めそうね」

 

「じゃあ、荷物置いて始めようか」

 

信二達が今居る場所は何処かの山の中

 

何故そんな場所に居るかというと

 

 

 

 

 

////////

 

「合宿ですか?」

 

「そう合宿!」

 

いつもの様に任務を終えて、信二と師匠組とカトリーナ達で集まって話してる時、信二からそんな提案をした

 

「ヨハネの奴らは強い。それに備えての合宿だ。1日でも、ひとつ屋根の下で暮らせばその人の事が良く分かり連携にも繋がる」

 

「まぁ、個人の鍛錬でも限界はあるし」

 

「確かに良い案ですね!」

 

「雪ちゃんはどう思う?」

 

「…信二さん、本当の狙いは何ですか?」

 

行くか行かないかの話の筈が、その合宿で何か意味があると思いそう聞き返す

 

「連携を高めるっていうのは本当だよ。でも雪の言う通り本当の目的は、全員がスパイスの二重掛けが出来るくらいまで成長」

 

「結構無茶苦茶な要求ですね〜」

 

「確かに。でも、それくらいやらないとヨハネに対抗出来ないと考えてるのよね?」

 

「カトリーナさん大正解。実際、俺もそれで捕まった様なもんだし」

 

「そうなりますと、かなり鍛えないといけませんよ」

 

「だから合宿なのね」

 

ヨハネとまともに戦うなら個々の強化が重要になってくる。全員それが理解した為、合宿する事が決まった

 

「でも場所は?」

 

「私の方で用意も出来ますけど」

 

「少し遠くなるが俺がとっておきの場所を用意する」

 

全部信二が用意してくれるらしく、合宿する事を皆んなにも伝えて次の休み

 

 

 

 

 

深夜0時。Wasabiの前で全員が集まっていた

 

「信さんとカトーさんは?」

 

「2人は車の用意をしている。私達は気長に待ちましょう」

 

それから待つ事数分。白の乗用車と黒いアメ車がWasabiの前に停まった

 

「うわぁ…すっごい車。一体誰の?」

 

「これしか無いんだ。文句言うな」

 

アメ車から降りて来たのは信二だ。

信二の乗ってる車はシボレーのインパラ。少し珍しい4ドアの1967年ものだ

 

「命にはこの良さが分からのか」

 

「いやカッコいいとは思うけど」

 

「何故この車なんですか?」

 

「合宿場所が山だからね。それならに装備を整えないと」

 

信二はインパラのトランクを開けると、中には物自体は少ないものの、散弾銃や鉈といった物騒な物が目に映る

 

「あ、一応全部仕事道具だから」

 

「これ全部使うの!?怖!!」

 

「話しは済んだかしら?荷物を運ぶわよ」

 

インパラに信二とモモと命と楓が乗り込み、乗用車はカトリーナが運転して残りの者が乗り込む

 

金曜日も学校はあったのだが、全員休みをとった。日曜日までの2泊3日の合宿だ

 

「ねぇメイちゃんフーちゃん。私助手席に乗っても良い?」

 

「それは構わないけど…」

 

「ありがとう!」

 

ニコやかな笑顔で信二の隣へと座り満足げな顔をする。その様子に楓は

 

「師匠、モモちどうしたんですか?信二さんといつもくっ付いてる感じがしますけど」

 

「フーや五恵ちゃんには言ってなかったけど、モモちって信さんの事好きなんだよ」

 

「へぇ〜………はぁ!?モモちが信二さんの事を…むぐっ!?」

 

「しーっ!声が大きい!!」

 

大声をあげる楓を強引に手で抑え込む。そして2人に聞こえない様に楓の耳元で喋る

 

「フー、デリカシーがないよ。モモちが信さんを好きなら応援しなくちゃ!」

 

「まぁそうですけど…。それよりも」

 

「ん?」

 

「師匠もデリカシーは知っていたんだ」

 

「酷くない!?ねぇ酷くない!?」

 

連呼する命に嫌な顔をしながら車に乗る。そしてようやく出発した

 

 

 

 

 

////////

 

 

そんな訳で金、土、日の3日を使っての強化合宿だ。空崎から約9時間のドライブを経て辿り着いた山奥。そこには大きなログハウスが建てられてあった

 

「射撃場は勿論、広場もあれば裏に滝もある。この自然に囲まれた中で合宿するぞ」

 

「質問良いですか?」

 

五恵が手を挙げて質問する

 

「これは何の為の合宿ですか?ヨハネに対抗する為の合宿って聞いたんですけど」

 

「大雑把に言うと身体強化だ。全員がスパイスの二重掛けに耐えれる体作りを主とする」

 

「「「全員が二重掛け!?」」」

 

弟子3人組が驚く。それもその筈、そもそも二重掛けは体の負担が多い為禁止されてるものだ。それも全員が使う事前提であるのだから

 

「それ程私達ツキカゲは弱く、追い込まれているのよ」

 

「時間が無いんだ。先ずは全員着替えて重りを着けて貰う。1人20kg」

 

「何だ。意外と緩いですね。どんな鍛錬があると思ったら──」

 

「そうか?それなら準備運動は1時間のつもりだったけど倍にするか」

 

楓の一言で準備運動が倍になる。

そしてその準備運動というものが

 

 

 

 

 

「これのどこが準備運動なのよーー!!」

 

カトリーナを除いた全員が山の中を駆け回っていた。みっちり3時間、休む事無く只山を走る

 

山の中は足場がとても悪く、走るのはおろかまともに歩くのも厳しい。だがそれで良い

 

「ファルトレクって言うトレーニング知っているか?」

 

「はい。色々とありますけど、掻い摘んで説明すると、変化に飛んだ地形を走って総合筋力アップ…ですよね?」

 

「ピンポーン。雪正解。そんな訳で俺はもう少しペース上げるから皆んな頑張ってね」

 

足場の悪い山を、簡単に走り平行で走っていた雪達を置いて行った

 

「もお〜!フーのせいでこんなキツい事を3時間もする羽目になったじゃん!」

 

「何だ命?もうギブアップか?この白虎様は全然余裕だぞ!!」

 

白虎も更にペースを上げて雪達を置いて行く

 

「流石と言うべきかしら。私達もグズグズしていられないわ」

 

こうしてかなりキツい準備運動が終了する

 

 

 

 

 

「無理!もう無理!!」

 

「朝食前に毎朝するからな」

 

命は膝を突き絶望を感じていた

 

「次は何をしたら良いの?」

 

「朝食だ!」

 

「うぇっぷ……食欲が…」

 

命は口に手を当てて少々吐き気も感じていた

 

「吐くなよ!朝食も食べないとお昼まで保たないぞ!」

 

「はぁ…師匠少しアッチで休みましょう。食べる時になったら呼んで貰えますか?」

 

「う、うん」

 

楓は命を風の当たる所へ移動させて、残りの人達で朝食を作るのだが

 

「しまった。当番の割り振りをしてなかった」

 

「私が作るわ」

 

「それでしたら私が作ります」

 

「私も参加させて頂きます!五恵ちゃん先生に料理の手ほどきも!」

 

五恵と初芽とカトリーナがが名乗り出てくれたお陰で、思ったより早く決まり準備に取り掛かれた

 

朝食を終えると、それぞれの師匠の元で鍛錬に励む事に。

この自然に囲まれた環境でしか出来無いやり方で

 

 

 

「あばばばば!!」

 

「モモ集中よ」

 

雪とモモは精神統一の為滝行

 

 

 

「フー遅れてるよ。ほらほら頑張って!」

 

「まだまだ行けますよ!!」

 

命と楓は中距離武器であるクナイと手裏剣を更に活かす為、木に彫られてある的に目掛けて投擲する。

それも、木から木へと飛び移りながら

 

 

 

「テレちゃん大丈夫ですか?」

 

「休憩しますか?」

 

「大丈夫だ。続けてくれ」

 

初芽と五恵はテレジアのパワーアップも含めて対人戦をしていた。テレジアの要望もあり加減抜きで相手をしてる為、テレジアの体は既にボロボロだった

 

 

 

 

 

「皆んなお疲れ様。ハウスのすぐ裏に露天風呂があるからゆっくり汗を流すと良いよ」

 

「露天風呂まであるですね。ご、豪華〜…」

 

「信さんも一緒に入る?」

 

悪戯めいた顔をして信二に切り出すが

 

「何でだよ!?…他にする事があるから後で入る」

 

用事があるらしくハウスの外に出る

 

「全く。…さてと」

 

信二はソラサキオールスパイスを二つと、何やら変な装置を体に身に付ける

 

「データ収集の始まりだ」

 

信二はスパイスの二重掛けをして走り出す

 

 

 

 

 

「生き返える〜〜……」

 

「ひゃっほー!ひろ〜〜い!!」

 

「きゃっ!?もうメイちゃん危ないよ!」

 

湯に浸かるモモの目の前に思い切り飛び込む

 

「え〜。こんなに広いんだから楽しまなくちゃ!」

 

「恥ずかしいですからやめて下さい!子供ですか!?」

 

「メイは子供だよ〜」

 

暴れる命と楓を横目にカトリーナは白虎の頭を洗う

 

「2人共静かにね。どう白虎ちゃん気持ち良い?」

 

「気持ち良いぞ〜!」

 

そんな2人を見て、五恵もテレジアの頭を洗わそうと迫る

 

「テレジアちゃんおいで」

 

「じ、自分で洗える!」

 

雪も初芽と一緒になり今日の疲れを癒していた

 

「気持ち良いですね」

 

「そうね」

 

「あっ師匠」

 

「何?」

 

「少し相談したい事がありまして…」

 

もじもじしながら雪にとある相談事をする

 

「師匠!信二さんともっと仲良くなる為にはどうしたら良いでしょうか!」

 

「良いアドバイスをしてあげようではないか」

 

「あ、メイちゃん。アドバイスって?」

 

「そ・れ・は」

 

真剣に命の言葉に耳を貸し、雪と初芽もどんなアドバイスをするのかと興味を示していた

 

だが命の性格上ロクな事を言わない

 

「SEXすれば仲良く…いや、それ以上の関係になれるよ!」

 

「せせせせッッッッ!?///」

 

「はぁ…」

 

「プッ…」

 

モモはあわあわと慌てて、雪はやっぱりといった表情、初芽は笑いを堪えていた

 

命はというと、悪い顔をして右手で丸を作り、その丸に左手の人差し指で抜き差ししていた。

なんとも卑猥な表現である

 

「SEXって命貴女ね」

 

「そうです師匠!言って下さい!」

 

「モモには早すぎるわ」

 

「違います!そうではないです!!」

 

「モモちはもっと積極的にならないと!」

 

命はモモに抱き付き体を弄り始める

 

「ひゃっ!?ちょっとメイちゃん!」

 

「モモちだってスタイル良いんだから、信さんをメロメロにしちゃえばいいんだよ!」

 

胸を揉み、クリクリと弄る

 

「ちょ!待って!…ひゃう♡」

 

「ほれほれ〜。モモちはココが弱いのかなぁ〜?」

 

普段味わった事の無い感覚が襲い、頭が真っ白になり始める。それは快楽だ

 

「んぁっ♡はぁっ♡」

 

快楽に流れつつあるモモの体に変化が訪れ始める

 

小さく痙攣し、手足に力が入らず、顔もだらしなく口を開けて蕩けた表情へ

 

そして

 

「〜〜〜っ♡」

 

モモの意識が一瞬で飛ぶ

 

「あれ〜?もうイっちゃったの?胸だけで感じるなんて舌と同じで敏感?」

 

モモの目は完全に泳いでいて、意識も朦朧としていた

 

「あへぇ……♡」

 

「どう?まだほんの序の口だよ。これよりも刺激的な体験…してみる?」

 

「あっ♡しょこはだめぇ〜…♡」

 

墜ちる寸前のモモに、遂に下にまで手を伸ばそうとする時

 

「このエロ師匠!!」

 

「あ痛!?」

 

強烈なチョップが脳天に直撃した

 

「ばば、馬鹿な事をしないで下さい!///」

 

「これからがムラムラするところだったのにぃ〜」

 

「おっさんですか!?」

 

楓は首を絞めながらモモから命を引き剥がす

 

「ほらモモ、大丈夫?」

 

「うぅ〜師匠〜!何か…何か大事なものを失いそうになりました〜…」

 

涙目になりながら雪に抱き付き、雪は優しくなだめる

 

「そろそろ上がりましょう。信二さんも待っていますし」

 

「そうね。それとモモ」

 

湯船から出る直前に雪は大事な事を言う

 

「想いを伝えるなら早い方がいい。私達がしてる事は、いつ死んでもおかしくは無いのだから…」

 

それを語る雪の表情は変わらないが、声色が少し寂しげだった

 

「師匠…」

 

 

 

 

 

露天風呂から上がり、リビングの方へ行くとびしょ濡れの信二が立っていた

 

「川に滑り落ちた…」

 

「い、急いでお風呂に入ったら良いわ!冷えたら大変だもの」

 

カトリーナがタオルを渡して、急いで信二は露天風呂の方へ行った

 

「あっ、信二さん!」

 

「ヘックション!…っん、それで何?」

 

「い、いえ…。先に温まって下さい」

 

「そう?じゃっ!」

 

モモはその背中を見つめる事しか出来なかった

 

(想いを伝えるのってこんなに難しいとは思わなかったな…)

 

それからは何事も無く鍛錬が続き

 

そして最終日

 

 

 

 

 

////////

 

最終日は昼食を済まして空崎へ帰る予定。

最後の鍛錬はとにかく体力作りに励んだ

 

「汗でもな〜がそ!」

 

「そうだな。汗流した後に作ろうか」

 

「あ、私もうちょっと走って来ます」

 

「それならアタシも」

 

鍛錬が終わっても、楓と五恵だけはまだ物足りなく感じて走り込む

 

「2人共、熊除けの鈴を忘れてるよ!」

 

「ありがとうございます!」

 

「そんなの要らないです。この合宿で更に磨きが掛かったアタシ達なら、熊なんて目じゃないわよ」

 

「でも安全に。此処に住む熊は少しばかり凶暴だよ」

 

「心配性ですね。大丈夫ですよ。今日まで一度も出会さなかったみたいですし」

 

そう自信満々に言って2人は走りに出た

 

「信二、本当に大丈夫なのか?」

 

「う〜ん。多分大丈夫なんじゃない?鈴は着けていたが、熊が居る気配は無かったし」

 

「そうか…」

 

テレジアは森の方へ目を向けて2人の心配をする

 

そしてその心配が2人を襲った

 

 

 

 

 

((出会ってしまった…))

 

「グルルゥゥゥゥ!!」

 

2人の目の前には熊。しかも2m以上の体長

 

「フーちゃん…」

 

「分かってるわ。此処は一旦退いて静かに…」

 

静かにその場を立ち去ろうとするが

 

「グルルァァァ!!」

 

「「ッ!?」」

 

楓が落ちてた小枝を踏み付けてしまい、その音で熊が襲って来た

 

「ごえっち!」

 

「フーちゃん!」

 

2人は目配せで合図を出し瞬時にかわす

 

「ごめんね!」

 

五恵の右が熊の腹に突き刺さる。加えて

 

「ハッ!」

 

楓のカカト落としが首根元に直撃する

 

「ガルルゥゥゥ!」

 

「危な!?」

 

「クッ!?」

 

加減をしたせいもあったのか、熊には全く効かず更に暴れる

 

「こうなったら本気で行くよ!」

 

「うん!」

 

2人はポケットからスパイスを取り出して服用する

 

弟子組ならではの連携。楓は手裏剣を所持して無い為、落ちてる小石を拾い五恵のフォローを。五恵は牽制を交えつつ、熊との距離を保って拳を入れる

 

そして2人は気付く

 

(こんなに足場が悪いのに)

 

(普通に動ける!)

 

鍛錬の成果が身に染みて実感する。山の中を走り込んだお陰で、足場の悪い場所でも思うように動けてる

 

だが熊も速い。スパイスを服用してる2人について行けてる

 

「うっ!?」

 

「フーちゃん!…がっ!?」

 

人間や人形とは違い、予測出来ない動きで繰り出す攻撃に対応出来なかったのか、振り回す腕が直撃して木に叩きつけられる

 

「そ、そんな…」

 

「このままじゃ…っ!」

 

2人の前に聳え立つ熊。絶対絶命のこの状況で五恵はある事に気付く

 

「フーちゃん、私達何の為に此処へ来たと思う?」

 

「それはスパイスの二重掛けに耐えれる為の……あっ!」

 

「可哀想だけどやるしかないよ!」

 

2人は更にスパイスを取り出す

 

「──今のアタシは一味違う!」

 

「──ピリッとするよ!」

 

遂に2人は禁止されてた初めての二重掛けを行使する

 

2人の目は更に輝きを増し、目の下に血管が浮き上がる

 

そして理解する。これなら勝てると

 

「ガアァァァ!!」

 

2人は左右に散り熊の脇腹に拳を放つ

 

「ガルルゥゥ…」

 

「「せーのっ!」」

 

熊が前のめりに崩れ落ちた所に、すかさず2人の張り手が熊の腹に減り込む。流石の熊もこれには参ったらしく起き上がる事は無かった

 

「死んだのかな?」

 

「う〜ん…脈はあるみたいね」

 

五恵は安堵する。やはり少し襲って来たとはいえ、罪悪感はあったらしい

 

「それよりも…っ!」

 

スパイスの効果が切れる。楓は自分の体の痛みに訴える

 

「痛たた!反動が…」

 

「良かったね。この合宿で鍛えれて」

 

この程度で済んだのは今回の合宿のお陰だ。改めてこの合宿を提案してくれた信二に感謝する

 

「それにしてもごえっちはどうなの?」

 

「私?私はあまり痛みとかは…」

 

「す、凄いわね…」

 

 

 

 

 

「2人共大丈夫ですか!?」

 

2人は何とか帰って事の顛末を話すと、初芽が物凄い勢いで迫って来る

 

「やっぱり鈴を持たせた方が良かったか」

 

「信さん!こっちに銃口向けないで下さい!!」

 

信二が肩に担いで持ってるライフルが命の方へ向けられる

 

「大丈夫。中身は睡眠弾で……実弾だ」

 

「撃たないで!絶対だよ!」

 

「2人共、山を降りたら一度病院へ行きましょう」

 

「「はい」」

 

そしてトラブルがありつつもようやく出発する

 

「で、わざわざこっちに乗らしたのは何故かしら?」

 

口にしたのは雪だ。信二は雪と初芽と五恵をインパラに乗せて山を降りていた

 

「楓と五恵のお陰で一応全員が二重掛け出来る事が証明された。だから次のステップへ移ろうと思うの」

 

「次のステップですか?」

 

「五恵、確か二重掛けしてもあまり反動は無かったて言ったよね?」

 

「はい」

 

「初芽、一つお願いしても良いか?」

 

信二が口にしたのはあまりにも馬鹿げた内容だった

 

「そんなの許可出来ないわ」

 

「実験は俺自身でやる。流石に、安全が確認出来るまでは使わないよ」

 

「そう言う意味で言ってるんじゃありません。下手をしたら身を滅ぼします。……だからこの合宿でしたのね」

 

「その可能性はある。だけどならない可能性を持つ人もいる」

 

「私ですか?」

 

信二は頷く

 

「あと2人、俺と雪だ」

 

「師匠や命ちゃんには?」

 

「後で話す。雪はともかく五恵にも話したのは初芽がどう思うかだ。賛成か反対か」

 

初芽は少し考えた

 

「将来的には必要かも知れません。ですが、自分の身を考えたら反対します」

 

「私は賛成です」

 

反対する初芽に対して五恵は賛成の意見だった

 

「それを作ると言うのでしたら、二重掛けも通用するか怪しいって事ですよね?でしたらツキカゲの為、皆んなの平和の為に私はその力を使います」

 

「五恵ちゃん…」

 

「雪はどうする?」

 

雪は真剣に考える。街か己か

 

深く考えた答えは

 

「…ふぅ。仕方ない」

 

「雪ちゃんまで!?…分かりました。私も付き合います」

 

「ありがとう。後はカトリーナさんと命を説得か」

 

「カトリーナさんは絶対反対だと思いますけど」

 

「さっきも言った通り、実験は俺自身で試す。それで実戦可能になったら改めて皆んなに言うよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この合宿の裏で、信二が計画していた事が動き始める。その計画に選ばれた者は3人。自分である信二と雪と五恵

 

その計画が達成出来るかでツキカゲの未来が決まる




セーフかアウトか結構悩みました…

ここまでの拝読ありがとうございました!
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