RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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1週間に1本投稿。こんな感じでやって行きます!
寧ろ、始めの方が飛ばし過ぎなんだよ…

ではミッションスタート!


MISSION:16 天使は舞い降りる

『準備はいいですか?』

 

「おう!」

 

『では実験を始めますね』

 

信二はソラサキオールスパイスを4つ(・・)含む

 

「──Ready Go!」

 

誰も試した事の無いスパイスの四重掛け

 

「あがぁぁ!!」

 

四重掛けとなると、もはや普通の人間が耐えれるのは不可能。より鋭く五感が敏感になり、感覚さえ狂う

 

『心拍数が劇的に上がっています!このままでは死んでしまいます!!』

 

『雪ちゃん!』

 

「ッ!」

 

暴れる信二に睡眠弾で強制的に大人しくさせる

 

「これは骨が折れる作業ね」

 

『心拍数が安定してきてます。落ち着いて来ました』

 

濃姫が信二のバイタルチェックする。眠りにつく信二に異常が無い事を確認する

 

「手間の掛かる人ですね」

 

雪は膝枕をして髪を優しく撫でる

 

「今日も任務があります。ゆっくり寝て下さい」

 

『雪ちゃんが母性に溢れています!』

 

(こうして見ると寝顔が子供ね。案外可愛いわね)

「…柔らかい」

 

ぐっすり眠る信二の頬を突きながら笑みを溢す

 

その様子を初芽は笑顔で伺っていた

 

 

 

 

 

///////

 

「それで今日の任務はラブホテルに潜入よ」

 

「何故またそんな所を…?」

 

「そこで、秘密裏に薬物の取り引きが行なわれる情報を入手したのよ」

 

雪は潜入するメンバーを発表するのだが

 

「今回は私と信二さんで行くわ」

 

「「えぇ!?」」

 

意外なメンバー編成。それに驚くのは2人。モモと楓だった。楓は変装のスペシャリストでもあり、てっきり自分が選ばれるかと思っていた。

でもモモの場合は

 

「何でモモちが驚くのよ?」

 

「えっ!?いや、その…」

 

「信二さん行けますか?」

 

「あ、あぁ。そんな所に誰かと潜入は初めてだけどな」

 

「決まりね。サポートは初芽と楓にお願いするわ」

 

これまた珍しい組み合わせだった。だけどこれにはちゃんとした理由があった

 

「潜入も大事だけど、それをサポートするのもいつかは必要となる。その時の勉強と思えば良いわ」

 

「勉強ですか…分かりました!」

 

「以上。準備に取り掛かるわよ」

 

 

 

 

 

////////

 

「半蔵、愛想良くするのは良いがくっつき過ぎだ。歩き難い…」

 

「この方がそれらしい関係に見えるのよ」

 

雪は今、信二の腕に抱き付いてる状態だった。胸を押し当て、それらしい関係を見せる為の演技

 

そして自分達の部屋に辿り着く。部屋に着いて早々に2人は離れて顔つきが変わる。服装も戦闘服に着替える

 

「風魔、ターゲットは?」

 

『そこから上の階に居る事を確認しました。案内の準備は出来てます』

 

「行くわよ信長」

 

2人は最小限の装備をしてすぐに部屋を出る

 

『丁度、半蔵達の部屋の上です』

 

「それは分かりやすくて嬉しい」

 

順調に進んで目的の部屋の前へ着いた

 

「局、隣の部屋は空いてるか?」

 

『待って下さい……空いてますね』

 

「どうするんですか?」

 

「こうするんだよ」

 

信二はピッキングツールを取り出して、隣の部屋の鍵を開けた

 

「楽勝。お邪魔しま〜す」

 

「そうゆう事ね。私は廊下から」

 

雪は廊下で待ち伏せ、信二は窓の淵を掴んでいつでも突入出来る状態で待機する

 

「行くぜ!ツキカゲ、ミッションスタート!」

 

その合図と共に2人は突入する

 

「やっぱり!現行犯だ!」

 

「逃さないわ!」

 

部屋に入ると男女合わせて6人。スパイスを使用せずとも最も容易く制圧完了する

 

「2人での制圧は初めての任務以来だな」

 

「そうね。早いとこ引き上げるわよ」

 

2人が制圧した奴らを拘束して、警察に通報しようとした所で部屋に何かが乱入した

 

「な、何だ!?」

 

「局!」

 

『分かりません!カメラには何も映ってはいませんでした!』

 

入って来たのは人形。それも白く目立つ人形

 

「白い、人形…」

 

『待ってたよツキカゲ!お?今回はお2人だけなんだ』

 

その人形からは聴き覚えのある声がした

 

「ウォーか…」

 

「何故この場所が?」

 

『自力で調べ上げた……と言いたい所だけど情報が入ったのよ。貴方達ツキカゲが今晩、此処に潜入するって言う情報をね』

 

「情報がリークされてるだと!?一体誰が」

 

『そんな事より信二に会えて嬉しいわ!今度は逃がさない!』

 

あり得ない速度で接近する。人形の腕を受け流して、部屋の隅へと放り投げる

 

「局、風魔!車を!」

 

2人は急いで窓から飛び出す。そして着地点には雪の指示で待機していた車が

 

屋根に着地して急いで乗り込む

 

「逃げるぞ!」

 

急発進。その場を急いで離脱するも人形はその後を追い掛けて来る。それも、建物を次から次へと飛び移りながら

 

「何あのハイスペック人形」

 

「やはり、五右衛門を圧倒しただけのスペックですね」

 

「それより急いで下さい!」

 

「局、次を右に。人目の付かない所で交戦するわよ」

 

雪の指示で人形を誘き寄せる。人形は周りに人が居るのにもお構いなく銃を乱射する

 

「う、撃ってきますよ!」

 

「局急いで!」

 

向かう先は港。だが、目前で防弾タイヤが撃ち抜かれてバランスを崩す

 

「風魔こっちへ!」

 

「局!」

 

信二は楓を、雪は初芽を車から連れ出して避難した

 

「無茶苦茶だわ。局大丈夫?」

 

「なんとか…」

 

雪と初芽はなんとか無事だった。信二と楓はというと

 

「大丈夫か!」

 

「な…なっ!!?///」

 

楓は顔を赤くしていた。何故かというと、外へ連れ出し際に地面へ押し倒す感じになってしまったのだが、それがとんでもない事に

 

楓の胸を鷲掴みする感じに手をついて覆いかぶさっているのだ

 

「ゆ、許して?」

 

「…で、済むわけないでしょ!!」

 

楓は信二を蹴り飛ばして退かす

 

「この変態!やはり貴方は変態野郎です!!」

 

「この〜…」

 

「来るわよ!」

 

起き上がると人形は佇んでいた

 

『どう?この完成された人形──「天使」の性能は』

 

白い人形にも名前があるらしい。それが天使と言う名だ

 

「天使と言うより悪魔だな」

 

4人はスパイスを2つずつ取り出す

 

「──Ready Go!」

 

「──キメるぞ!」

 

「──今のアタシは一味違う!」

 

「──スパイスを効かせましょう」

 

最初から全力。全員が二重掛けで天使に対抗する

 

「信長行くわよ!」

 

「おう!」

 

信二と雪が挟み込んで殴り、斬りつける。天使は両腕で2人の攻撃を受け止める

 

「「クッ!」」

 

『無駄よ。天使には勝てない』

 

「そうでもない!」

 

その隙に、楓が手裏剣で天使の手足の関節部目掛けて投擲する。投げた手裏剣が関節部を切断してダルマ状態

 

「私達ツキカゲは負けません!」

 

止めの一撃。初芽の槍が天使を貫いた。これで完全に停止した

 

『急激な成長。今回は負けたわ』

 

天使のメインカメラが発光する

 

『でも次はそう簡単にはいかないよ。では』

 

初芽は何か異変に気付いて、槍をすぐさま抜いて後ろへ跳ぶと天使が爆発した

 

間一髪の所だった。異変に気付くのがもう少し遅かったら初芽は重症になっていた

 

「雪、初芽。もう少し例のアレ(・・)の開発を急ぐぞ」

 

「……」

 

「雪?」

 

雪の表情は曇っていた。予想はつく。恐らくは信二の体の事を思ったの事だろう

 

「気にすんなよ。これでも丈夫な方だから」

 

雪の肩を叩いてフードを被る。雪達も被り、急いでその場から離れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日から信二は一層アレの開発に勤しんで行く




そろそろ決戦に向けて仕上げようかな。この章までは、何気ない日常回は書かないつもりだし。ほんわかした話が書きたい。
3章に入ったらそういう日常的な話を書くつもりだし。

ではここまでの拝読ありがとうございました!
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