RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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戦闘以外となると内容が短い。頑張ります

ではミッションスタート!


MISSION:17 正体と新しい力

「がはっ!……ゲホッ…」

 

床に吐く血。信二は倒れる体を四つん這いで何とか支える

 

『おめでとうございます信二さん。5回目の実験でようやく必要なデータが揃いました』

 

「そ、そうか。ハァ…早速初芽と作ってくれ…」

 

『了解しました』

 

例のアレの第一段階が終了した。信二の体はボロボロ。そんな信二を心配して現れたのが

 

「大丈夫ですか?」

 

「五恵か…。うん、ありがとう」

 

「あまり無理はしないで下さい」

 

「そう言ってはいられないよ。この前襲って来たという事は、ヨハネの奴らも準備が出来始めてる証拠だ。それに敵の正体もまだ──」

 

「ビックニュース!ビックニュース!ヨハネの正体が分かったよ!!」

 

大声を出しながら走って来たのは命。大慌ててで来たのか、肩で息をしながら報告してくれた

 

場所は変わって軍議の社

 

「正体が分かったって本当ですか!?」

 

「えぇ、濃姫が入手したのだけどね…」

 

カトリーナがチラッと信二の方へ目を向ける

 

「信二君、何があっても取り乱さないでね」

 

「??」

 

カトリーナはモニターに手に入れた情報を見せる

 

「先ずはヨハネのボスのV。本名は『武蔵野勝利(むさしのしょうり)』。彼は元マジシャン。どうして彼がこの道へ進んだかは不明。でも、それを利用しての戦闘を得意としてる」

 

開示される情報は事細かなものまであった。勿論顔写真まで

 

「次に飢饉のファミン。本名を『荒川宏(あらかわひろし)』。十代の頃から飢饉の座について、それからは卓越な戦闘力で敵を倒してる」

 

表示される顔写真は見た目通りの老いた人だった

 

「次からが問題の…」

 

そこに映し出されたのは

 

「ふざけてるのか?」

 

「いいえ」

 

「認めるか!こんな…こんな!」

 

カトリーナが映したのは、ウォーとデスの写真なのだがそれが問題だった。信二の両親なのだ

 

「戦争のウォーが『緒方久子』。死のデスが『緒方光(おがたひかる)』。御両親よね?」

 

「気分を害した」

 

信二は苛立った様子で軍議の社を出て行った

 

「信二さん待って下さい!」

 

信二の跡をモモが追い掛けて行った

 

そしてエレベーター前で

 

「信二さん…」

 

「分かっている。いつかはこうなる事を。でも!認めたく無かった!自分の両親が無差別に人を殺してるなんて…」

 

信二は両親と戦うから苛立っているのではなく、その両親が女子供問わず無差別に殺してる組織にいる事に腹が立っていた

 

「辞めますか?」

 

「逆だ。徹底的に潰す。最終戦争とかいうやつも止めてやる」

 

「それでこそ信二さんです」

 

「ありがとうモモ。よし!戻るか」

 

「はい!」

 

再び戻り来るべき準備の話をしていた

 

「覚悟は出来たようね。それじゃあ信二君、例のアレの説明もしましょうか」

 

「アレって?」

 

「モモや楓、テレジアには話してなかったけど、私達はヨハネに対抗する新たなアイテムを作っていたのよ」

 

「アイテムって?」

 

「これです」

 

初芽がそのアイテムを手の平の上に転がす

 

「まだ試作段階で改良は必要ですけど、見本としては出来ましたので」

 

「「「スパイス?」」」

 

3人が見たのは、信二が使っているソラサキオールスパイスだった

 

「このスパイスは通常の5倍の効力があります」

 

「「ご、5倍!?」」

 

「二重掛けでも体の負担が凄いのに、5倍の効果があるスパイスを摂取したら…」

 

「はい、間違い無く体は耐え切れず、精神的にも異常をきたします」

 

「だから合宿。あの合宿で全員が二重掛けに耐え切れる体が仕上がった。中でも信二さん、五恵、私がそのスパイスを使えるまでに仕上がっているのよ」

 

この3人がヨハネを迎え討てる切り札という訳だ

 

「名付けて『ツキカゲスパイス』。仮ですけどね」

 

「ちゃんと完成出来るのは?」

 

「そうですね。この調子ですと…12月24日。クリスマスの日ですね」

 

 

 

 

 

////////

 

「ウォー。天使の量産は後どれくらい出来る?」

 

「予定より早く出来るから、12月中旬だよ」

 

「それなら最終戦争も12月に始める」

 

Vはカレンダーを見て決めた

 

「ハルマゲドン計画を邪魔をする者は排除する。手始めにツキカゲ。24日だ」

 

「聖なる夜を血に染める…楽しそう」

 

「緒方信二を引き込みたいけど、もし死んでしまっても恨まないでくれよ」

 

「当たり前。死んだらそれまでの事」

 

ウォーの返事は残酷で、とても冷たい目をしていた

 

 

 

 

 

////////

 

『もしもし俺だよ。緒方信二』

 

「ああ、お前か。それで何か用か?」

 

とある部屋。暗い部屋の中で誰かが電話をしていた。その相手は信二だ

 

『12月24日に来てくれ。場所は伝えるから』

 

「24日な。分かった」

 

短い会話をしまして電話を切った

 

「最後に会ったのは夏の花火以来。ツキカゲにヨハネ。楽しみにしてるぞ」

 

その人物は月明かりに照らされながら、綺麗な金髪を靡かせながら不敵に笑う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして12月24日。その時が来た




着々と戦力を上げていく

ここまでの拝読ありがとうございました!
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