RELEASE THE SPYCE lnherited soul 作:シロX
この小説、自分の他小説とコラボさせる為に調整もしてるから!!
リリスパに気を取られて、コラボさせる小説が全然進んで無い!早く書かなければ!
では、ミッションスタート!
「此処がWasabi?」
「さっき教えた合言葉をちゃんと言えよ」
信二と姫は空崎に着いた。そして、カトリーナに挨拶する為にWasabiに遊びに来た
「いらっしゃい!」
「オリジナルカレー蜂蜜抜きガラムマサラ増し増し!」
「…こちらへどうぞ」
店の奥に案内されて地下へと移動する
「久し振りね信二君。その子って…」
「お久し振りです。俺の弟子です」
「豊歌姫です!宜しくお願いします!」
「やっぱり豊歌姫ちゃん!アイドル歌手だったよね!この前引退したけど」
カトリーナも姫の事は知っていたらしい
「私はカトリーナ・トビーよ。元ツキカゲで、今は皆んなのサポートをしてるの。困った事があったら遠慮無く聞いてね」
自己紹介も済んでエントランスに着いた
「皆んなはまだ学校だからゆっくりして行ってね」
カトリーナは店の方へと戻って行った
「師匠、待っている間はどうすればいいのかな?」
「中に入ってもいいけど、まだツキカゲに入った訳でも無いし…。素直に待つか」
「うん!」
「コンビニにでもちょいと出掛けて来るよ」
「いってらっしゃい〜」
信二はWasabiを出て、近くのコンビニまで足を運ぶ
適当な菓子を買い上げて、その帰りの道中
「ひったくりよー!!」
偶然にもひったくり犯がこちらへ向かって来る
信二はひったくり犯を捕まえようとするが、間を挟んで1人の女の子が居た
「ハッ!」
女の子を退かしてる暇は無い。信二は転がっていた石をひったくり犯向けて投げる。
見事、女の子の横を抜けて石がひったくり犯に命中する
「おっしゃ!君大丈夫だったか?」
「はい、ありがとうございます」
「俺はこの人を警察に突き出すから。君は気を付けてる帰ってね」
信二はひったくり犯を引き摺りながら、交番へと歩いて行った
「伊智香ちゃんお待たせ…どうしたの?」
「あ、師匠!今凄い人を見かけたんです!」
「少し遅くなったな。急いで帰らないと」
「信二さんですか?」
声が聞こえて振り向くと初芽が居た
「久し振り!今帰りなのか?」
「お久し振りです。今日は日直でしたので遅くなりました。これからWasabiですか?」
「あぁ、色々話す事があるからね。それよりこの前頼んだ武器ってどうなった?」
「それならちゃんと完成していますよ!それにしても、急に武器を新調なんて何かあったのですか?」
初芽は頼まれた当初から気になっていた事を質問する
「集まってから話そうと思ったけど…。実は弟子が出来たんだよ」
「それで武器が必要に。それにしても信二さんも弟子ですか」
「も?」
違和感のある言い草に首を傾げてるとWasabiに着いた
「お帰りなさい。皆んなもう集まってるわよ」
エレベーターで初芽とカトリーナと一緒に降りて行く。エントランスに着くなり何やら騒がしかった
「皆んなどうしたの?」
「カトリーナさん聞いて…あ、変態」
「会って始めの第一声が『変態』って…」
会って早々に楓から変態と呼ばれた。それに気付き他の人も信二の存在に気付く
「おっつ〜信さん!」
「どうも。それより何の騒ぎ?」
「侵入者ですよ。見て下さい」
楓達の後ろを覗くと姫が体操座りで縮こまっていた
「…何やってんだ?」
「凄いでしょ!あの歌姫が何故か知らないけど基地に居るんだよ!テンション上がる〜!」
「有名人だろうと侵入者です!」
姫は「助けて!」の視線を信二に向けるも
「あぁ…侵入者だな」
「師匠!?」
「「え、師匠!?」」
思わず声を出した姫に、命と楓が反応した
「ふふ!紹介しよう!俺の弟子の豊歌姫だ!」
「信二さんも弟子ですか?」
「…だから何だよその『も』って?他に誰か弟子を取ったの?」
五恵がモモに向けて視線を向ける
そしてモモの背中に隠れてる1人の人物を見た
「君…さっき会わなかった?」
「は、はい。あの時はありがとうございました!」
「2人共知り合いなの?」
「師匠、さっき言ってた人がこの人です」
「師匠…という事はモモの弟子?」
「はい。『才賀伊智香』です」
先程助けた才賀伊智香と言う子は、モモの弟子だった
「緒方信二だ。頑張ってね」
「は、はい!」
「信二君、姫ちゃんもツキカゲに入れるつもりなの?」
「あれ?連絡はしては無かったけどその予定で連れて来たのだけど。駄目でした?」
「驚かせたかったのは分かるけど、連絡はして欲しかったわ。試験の準備もあるのに」
ツキカゲの試験は鬼ごっこが定番なのだが、今からするにしても少しばかり遅い。
試験は明日にしようと思った矢先
「なら模擬戦で決めてはどうだ?」
信二の背後から天堂がそう提案した
「天堂…」
「安心しろ。言い出しっぺの私が相手をしてやる」
「天堂さんですか?宜しくお願いします!」
「ちょ!ちょっと待って!」
モモは信二と天堂を連れて話し出す
「反対です。姫ちゃんにもし何かあったらどうするつもりですか?」
「だそうだ。師匠である信二はどうなんだ?」
「え?まぁ、良いんじゃね?」
信二の事だから、てっきり味方してくれるかと思ったがそんな事は無く、寧ろ投げやりな返事で許可をした
「なっ!?」
「決定だな」
天堂は準備運動しながら姫の元へ歩いて行った
「信二さん!」
「良い機会だ。これで姫の実力を皆んなに見せれるよ」
「だからって…。せめて相手を変えるべきです」
「そんな心配は要らないよ。…姫!」
信二は姫に、模擬戦用のロングナイフを渡した
「試験内容は天堂との模擬戦。勝ち負け関係無く、君の実力を皆んなに認めさせれば試験は合格」
「分かった」
「因みに天堂は、モウリョウという元敵組織に所属していて、俺とあそこに居るモモと協力してやっと倒した相手だ。南無」
「手を合わせないでよ!?しかも天堂さん強!?」
「はいはい。天堂準備はいいか?」
天堂は木刀を構える。姫もそれを見て両手にナイフを構える
お互いに準備は万端
「いざ尋常に──始め!!」
先手必勝。姫は駆け出して天堂へと切り掛かる
「ハァッ!」
「緩い!」
天堂は木刀でナイフを受け止め、そのまま蹴りを入れる
「弱いな」
「まだ始まったばかりだよ!」
すぐさま姫は立ち上がり、ナイフに蹴りを連続で仕掛ける
(行ける!このまま行けば!)
防御する天堂に勝てると思い始める。だけどその思い込みが命取りとなる
「はぁ…伊智香ちゃんよく見て勉強するだよ。少しの油断が命取りとなるのを」
「油断…」
「──ッ!?」
姫のナイフが打ち上げられた。そして木刀が突き付けられる
「勝負ありね」
「本当にそう思うか?」
「それはどうゆう意味ですか?」
楓の言う通り勝負は天堂の勝ちは目に見えてるが、信二はそう思ってはいなかった
「ハァ…ハァ…。負けない、私は絶対に…師匠と共に世界を笑顔にするんだ!!」
ナイフを逆手持ちに変えて切り掛かる
「お前に、私は倒せない!」
「うあっ!?…まだまだ!」
蹴り飛ばされるが、再度立ち上がり先程弾き飛ばされたもう一本のナイフと手に取る
天堂はナイフ避けるが、段々とナイフを避けるのでは無く受け流し始めた
(コイツ…キレが良くなってる。ならば!)
天堂は一度距離を取ってスパイスケースから、ソラサキレッドペッパーを齧る
「──宴を始めよう!」
「それなら私も!」
姫も1ヶ月前、信二から貰ったソラサキオールスパイスを齧る
「──響かせる!」
姫の瞳も青く光る。そして、自分の身体能力が爆発的に上がっている事に気付いた
「絶対に負けられない!」
「来い!」
姫の姿が消えると同時に天堂の顔が跳ね上がる
(速い!?)
姫はしなやかな体を利用して、天堂に反撃の余裕すら与えずに攻め続ける
「クソッ!」
「ハァァァッ!」
姫の攻撃速度が速くなっていく
そして
「がはっ…!」
受け切る事も出来ず、みぞに一撃が決まる
「これで終わり」
倒れた天堂にナイフを突き付ける。それが決着となった
「はい終わり!文句無しの姫の勝利だね」
「ふぅ〜!ありがとうございました!」
「姫ちゃん、こっちにシャワーがあるから浴びて来て」
「は〜い!」
カトリーナの案内で浴室の方へ向かった
「姫の一番の武器は『才能』。今はまだ危なっかしい場面もあるけど、集中すればする程その才能は一時的だけど開花する。将来はあれぐらい強くなるって事だよ」
「はぇ〜!今の状態でもスパイス有りで天堂さんを圧倒したのに、あれ以上強くなるって事?」
「番付すると十両。集中時は恐らく大関クラスだろう」
「確かに、それぐらいの戦闘力はある様に見えましたけど…」
「いくら何でも成長スピード速くない?まだ1ヶ月くらいだよね?」
姫の成長スピードに、初芽と命は疑問を持っていた
「言ったろ。才能がある、センスがある」
「なんか自信無くすよ…。私この前、前頭になったばかりなのに…」
「モモちも大概だと思うけど…」
姫に対して少し焦りを感じるモモ。だけど実際、一番焦っていると思われるのは
「……」
「伊智香ちゃん、姫がおかしいだけなんだよ。そう落ち込む事は無いよ。自分のペースでやっていけば良いんだから」
信二は伊智香にそう元気付けた
「それより、姫をツキカゲに入れるかどうかは?」
「良いんじゃない?」
「はい、私も賛成です!」
命と初芽の了承も得たので、姫もようやくツキカゲの一員となった
「それなら後で報告しなきゃ」
新たなメンバー、姫とモモの弟子の伊智香が加わったツキカゲ
これからとても騒がしく楽しい日常が始まる
割とザックリで雑な終わらせ方!毎回の事です
次回は、そんな弟子2人の初任務!
ここまでの拝読ありがとうございました