RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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地の文全て名前で統一しました。前回までの話しも全て編集させて頂きました。それだけ

では、ミッションスタート!


MISSION:07 そして人は裏切る

8月14日

 

 

 

 

 

「標的の女は17日まで出張のようね」

 

「これがまた行き先がよく分からない」

 

「未だに謎だらけか…」

 

「戻って来たその日に仕掛けて決着よ」

 

軍議の社で近々行うモウリョウ殲滅作戦で話し合っていた

 

「あれ、初さんは?居てくれないと困るよ」

 

「作戦日までに、テレジアを見つけられなかったら彼女の事は諦めて合流してもらう。カトリーナさん、今回の動きはスポンサーである財団にま秘密でお願いします」

 

「情報漏洩の危惧ね」

 

「私達8人だけの秘密よ」

 

この場に居る全員の秘密。そう、この場に居る全員の

 

(いよいよ大勝負!)

 

「モモ気合い入ってんな」

 

「勿論です!モウリョウとの戦いは今回で終わらせます!」

 

「そうか。よしよし」

 

「んふふ♪」

 

 

 

 

 

////////

 

「う〜ん…まだまだカメラの精度が甘いですね。濃姫にも手伝って貰いましょうか」

 

初芽はと言うと、今も街中にドローンを飛ばしてテレジアの行方を追っていた

 

色々と思い悩んでると、車のお腹部分からノックの音がした

 

「初めて一緒に行った場所は?」

 

「動物園です」

 

それが合言葉だったのか、初芽がボタンを押すと車の床下がオープンする。開いたら、五恵がよじ登り車内へと移動する

 

「テレジアちゃん居ました?」

 

「居ませんね。テレちゃん、この街から出て行ってしまったみたいです」

 

「あっ…」

 

そして五恵は気付く。初芽の目の下にクマが出来ている事に

 

「師匠、一度帰ってゆっくり寝ては?」

 

「はい、そうしましょう」

 

初芽は捜索を切り上げて、自分の家に五恵を招き入れる。そして五恵は、師匠の為に手料理を振る舞う

 

「う〜ん!美味しいですねぇ!」

 

「張り切り過ぎちゃいました」

 

「肉じゃががまた味が染みて…これだけでお店が出来ます!」

 

「お、オーバーですよ」

 

五恵の手料理を大袈裟に評価するが、実際に本当に美味しいのだろう

 

「こうやって差し向かいで食べてるから美味しさもひとしおです!」

 

「今度はテレジアちゃんも一緒にご飯を食べましょ」

 

初芽と五恵の絆は更に固くなり輪を広げようとする

 

 

 

 

 

////////

 

8月15日

 

 

 

 

 

雨が降る外を見ながら「あめふれ」を命は歌っていた

 

そこへ買い物から帰って来た楓

 

「今日は特売セールだったんですよ!大収穫です!」

 

「へ、へぇ〜…」

 

命は隠れて食べてたアイスを体の影に隠そうとするが

 

「ああー!師匠何でハーゲン食べてるんですか!?棒アイスあるでしょ!」

 

「いや、こう決戦に向けて気合い入れてる的な…フーにもあげるから!」

 

「…まぁ、決戦前ですから良しとしましょう」

 

怒りはしたがすぐに甘やかしてしまう

 

「モウリョウと決着つければ秋ですね」

 

「やがて冬になり春が来る。季節は巡る」

 

季節の話しになり、そして喋るは未来の話し

 

「師匠は卒業したら、身の振り方はどうするつもり何ですか?」

 

「分っかんないねぇ。いつだって、メイはメイにとって一番居心地がいい場所に居るだけさ」

 

「師匠旅人みたいですね」

 

「旅をするのも良いかもね。オーロラを見にアイルランドとか」

 

「良いですね!私も行きます!アイルランド語で『オマケしてよ』って何て言うのかしら?」

 

そんな楓を見て命がひとつ忠告する

 

「…付いて来てくれるのは嬉しいけど、いつか弟子は独り立ちしなくちゃいけないんだぞ」

 

「大丈夫ですよ。実力的には既に独り立ちしてると言えますし」

 

「本当?」

 

「そうですよ!」

 

自信たっぷりの楓。そんな楓の姿を見て、また雨降る外を見つめる

 

「あらあら、あのこは、ずぶぬれだ〜」

 

不穏な歌を歌いながら

 

 

 

 

 

////////

 

8月16日

 

 

 

 

 

作戦決行の前日でもモモは道場に通い、雪と鍛錬に励む

 

いつも通りのメニューをこなした後は、空崎の工場が一望出来る海沿いを歩く

 

「今のモモなら困難に立ち向かえる地力を付けている」

 

「そこまで行って貰えるなんて滾りっぱなしですよ!」

 

「その思いを弟子にも伝えていくのよ」

 

「うっ…それカトリーナさんにも言われました…」

 

「モモがどんな弟子を取るのか楽しみだわ」

 

雪がモモの弟子を楽しみと同じ様に、モモも雪のこれからの事が気になっていた

 

「師匠は卒業したらどうするんですか?」

 

「勉強をしたいわね。世界は広い。色々と巡ってみたいわ」

 

「勉強か…。師匠は何処までも師匠らしいですね」

 

「変わり者の師匠で苦労をかけるね」

 

「いえ!私の自慢の師匠です!」

 

風が靡く。夜風にも当たりそろそろ戻ろうとする時、モモが夜の空崎を回って帰ろうと誘う

 

バイクで颯爽と走り、雪の背中を見ながら思う

 

(師匠…弟子なんて取らずに私は…。ずっとこうしていたいです)

 

 

 

 

 

////////

 

「足跡は辿れたか?」

 

『駄目ですね。完全に消されてます』

 

信二と濃姫は、前の戦闘で拾ったスマホやメールを基に送り主を追跡出来るか作業していた。だが、ここ何日奮闘したが収穫無しと言ったところだった

 

「もう少し粘ってみよう」

 

『良いのですか?明日は大事な任務が…』

 

「知ってる。だからギリギリまで調べる」

 

それから数時間。時計の針は既に深夜の2時を指していた

 

その頑張りが報われたのか、とある単語に辿り着いた

 

「『ヨハネの黙示録』」

 

『ヨハネの黙示録と言えば、預言書でもあり有名な聖書です』

 

「四騎士、天使のラッパ、ハルマゲドン、666の封印。う〜ん、謎が謎を呼ぶ」

 

『それにひとつ気になる事が。何故、この単語だけが引っ掛かったのかが気掛かりです』

 

追跡が不可能で情報の入手が困難の中、何故かこの単語だけ辿り着いたのだ。明らかに不審過ぎる

 

「『罠』」

 

2人の声が重なる。まぁ当然だろう

 

「モウリョウと何か関係があるのか、はたまた無いのか…」

 

『どちらにしろ警戒は怠らない様に』

 

「了解。今日はもう寝よう。明日に響く」

 

『今日もお疲れ様です』

 

信二はヘッドセットを取り、ベッドへと寝転ぶ

 

不安も抱きつつ朝が迎えようとする

 

 

 

 

 

////////

 

8月17日

 

作戦決行日

 

 

 

 

 

「私と来てもらう」

 

車内で標的の女を睡眠弾で眠らせ捕獲する。作戦通り、雪はそのまま自分達が乗る車に連れ込む

 

車内には雪とモモ、初芽に命。その後ろを楓と五恵が後を追い掛ける

 

アジトに向かう途中、睡眠弾の効き目が無くなったのか女は意識を取り戻した

 

「な、何ですか?貴女達は?」

 

「ツキカゲよ。ようやく会えたわね」

 

「派手な車に乗ってた割に可愛い物買ってるんだね」

 

命は女が買って来たと思われるリンゴを齧っていた

 

「学校に転入して来たテレジアはわざとらしく目立っていた。罠を張ってる恐れがあり、ツキカゲとして迂闊に手を出し難かった。だがお前は完全に不意を打てた。時間を掛けて尋問出来る」

 

「な、何をですか?」

 

「モウリョウについて」

 

「も、モウリョウ?何の話ですか?」

 

雪の話にあくまでシラを切る。だがそんなものは通じない

 

「失礼」

 

モモは女の頬を舐める

 

「僭越ながらバリバリに嘘をついてます」

 

「惚けても無駄よ。お前に付けられた傷が痛みだしてきた。2年前、風の塔に現れた般若面…烏丸文子。いや『天堂久良羅』」

 

「…そうか彼処に居た奴か」

 

流石に観念したのか天堂は本性を表した

 

「あれれ?もう認めちゃんうんだ?」

 

「ここまでしてる以上確証もあるのだろう?名前も知られては惚けても仕方ない」

 

「お前の余裕が、靴の中に入れてあった発信機にあるというのなら既に撤去済みよ」

 

天堂の逃げ道を塞いでゆく。これには天堂も感心する

 

「2年前私が倒した相方の仇打ちという訳か。健気だな」

 

「その余裕がいつまで保つか」

 

「お前の相方は中々の腕だった。それだけに斬った手応えがまだ残っている」

 

「黙れ」

 

2年前の事を引っ張り出して雪を挑発する

 

「今度の相方はこの子か?なら今度は、お前の目の前でこの子を斬ってやろうな」

 

その言葉に雪とは過剰反応して、天堂にスタンガンを食らわす

 

「あまり痛め付けるのは駄目ですよ」

 

「スマートに行こうスマートに。ツキカゲは正義の組織なんだから」

 

初芽はWasabiで待機してるカトリーナに現状報告する

 

「こちら局。ターゲットを確保しました。もうすぐそちらに到着します」

 

『了解。順調ね局』

 

カトリーナはツキカゲと協力してる白虎と共に皆の帰りを待っている

 

そしてお店の前。車にを一旦止め周囲の確認をする

 

『こちら風魔に五右衛門。周囲に人影無し』

 

『信長。同じく上からも人影は見られない』

 

外に居る3人からの報告で車外に出ようとする

 

「立って下さい」

 

「丁寧に扱ってくれ百地…いや源モモ。お前面白い舌を持っているな」

 

「何故名前を知っている?」

 

何故か天堂に身元がバレていた

 

「明日は花火だったな。今日はその前夜祭だ。派手に祝おう」

 

その言葉が合図だったのか、Wasabiが爆発した。しかも外からでは無く、店内からの爆発

 

「師匠!」

 

「そ、そんな…」

 

その場に居た全員あまりの惨劇に絶句する

 

「待って!あれ見て!」

 

命がいち早く気付いた。後ろから、仲間であるモウリョウのトラックが迫って来ていた

 

「罠だ!車を出せ!」

 

全てが天堂の手の平の上だった。わざと自分が捕まりツキカゲを一網打尽にする為の

 

『五右衛門、風魔、信長付いて来て!』

 

「で、でも!」

 

「行かないと!」

 

「ボサッとするな!」

 

「…うん!」

 

車を出して逃げるツキカゲ。だが一向に振り払えない

 

『敵、後ろから付いて来ます。…前方!モウリョウと思しき車両を確認!』

 

濃姫の言う通り、正面に追って来る車と同じ車両が壁となり道を塞いでいる

 

「強行突破します!」

 

車に仕込んであったミサイルで破壊しようとするも、直撃はするも焦げ跡が残る程度で破壊までは至らなかった

 

「チッ!特殊防弾か!」

 

完全に退路を絶たれ挟み込まれた

 

正面には数台のトラックにテレジア、後ろからは先程から追って来たトラックが追い付いた

 

そしてトラックの積荷からは人形が大量に湧き出る

 

「数百年の因果は此処で絶たれる」

 

「黙れ!」

 

「こ、これは師匠…」

 

「雰囲気に飲まれては駄目よモモ。私達で切り抜ければ良いだけの事」

 

機器的状況の中、パニックになるモモを雪が落ち着かせる

 

「この女はメイに任せて!厳重に見張っとく!」

 

「頼んだわ!」

 

命以外のメンバーで外の居る人形の相手をする

 

「キメるわよモモ」

 

「滾ります!」

 

モモと雪はソラサキシナモンを咥え戦闘モードに入る

 

「バックアップは頼んだぞ」

 

『任せて下さい』

 

信二もソラサキオールスパイスを齧りリミッターを外した

 

「これが私の答えだ!初芽!」

 

テレジアもモウリョウで開発したスパイスを口にして、ジャマダハルを構える

 

「私はまだ諦めてませんよ!テレちゃん!」

 

「師匠は私が」

 

初芽と五恵も同じくソラサキスイートフェンネルを齧る。五恵が身構え様とすると背中から電撃が走った

 

「なっ…」

 

「ほい」

 

それは命が五恵の後ろからスタンガンを当て付けた痛み。動きが封じられ、その隙に睡眠弾で撃ち抜き眠らせた

 

「えっ?」

 

「何!?」

 

「師匠…?」

 

この行動には誰も予想がつかなかった。そして敵であったテレジアも驚きを隠せなかった

 

「まぁ、つまりはそういう事だったんで」

 

命はソラサキローレルでスパイスする

 

「刺激的な体験…でしょ!」

 

命は楓を押し倒す

 

初芽は楓の元へ行こうとするが、それをテレジアが鋭い一閃で阻止する。

初芽は一旦その場を離れテレジアを誘き寄せる

 

「師匠!私です!」

 

「別に操られてる訳じゃないんだって。初めからメイは少しずつ情報を流してたんだ。モウリョウ側の内通者として」

 

「嘘だ!」

 

「で、一番美味しいタイミングで皆んなの情報を一斉に売り込んだって訳。信二さんと濃姫の加入はビックリだったけど」

 

全てネタばらし。今までの情報漏洩も全て命が行ったものだった

 

「師匠はそんな事しない!」

 

「メイのモットーはフーが一番良く知ってるでしょ?『風のように自由にやりたいようにやる』それがメイだよ」

 

「この街を愛してる師匠がそんな…」

 

「愛しているよ。この街のカオスを」

 

「えっ…?」

 

「メイはツキカゲじゃ堅っ苦しくてさぁ」

 

一番の信頼を持つ師匠の裏切り。楓の中でそれらは崩れる

 

「ピンチのときにてきに哀願する様な目を向ける奴は…メイの弟子失格だね」

 

スマホガンを楓の額に突き付ける

 

「独り立ち以前の問題だ」

 

引き金を引き、睡眠弾で眠らせた

 

「私も混ぜてもらおうか」

 

自由になった天堂が刀を持ち雪と対峙する

 

「メイはテレジアの加勢に行こっと!」

 

「命!!」

 

人形に阻まれて命を追い掛けられず、雪は天堂へと目を向ける

 

「私が相手だ。さぁ、形勢逆転だな雪」

 

「貴様ら…許さん」

 

雪はソラサキシナモンを手に取る

 

「スパイスの二重掛けだと!?」

 

まだ効果が残ってる状態での二重掛け。更に口にする事で、雪の身体能力は更に上昇する

 

二重掛けした事により両眼を開眼し、目の下に血管が浮き出る

 

「ハァァァッ!!」

 

目にも止まらない速さで火花を散らしながら下から斬り込む。天堂も避けようとするが、あまりの速さに直前で避けるのがやっとだった。

天堂の右肘から血が飛ぶ

 

「チッ…!」

 

天堂は一旦後方へ下がり、代わりに人形達が雪を囲い込む

 

 

 

 

 

「私は負けません。テレちゃんに迷いがある」

 

場所を変えた初芽とテレジアとの勝負。初芽が勝ちテレジアを見下す

 

「ほい、選手交代といこうか」

 

そんな2人に命が乱入する

 

「命ちゃん貴女は!」

 

「メイはメイのまま変わらないよ。テレッちとの戦いで疲れちゃってるね」

 

疲労してる初芽に、容赦無くクナイを踊らせる

 

そんな命の姿を見てテレジアは思う

 

(内通者の情報さえ教えてもらえない…私はそこまで信用されてないのか…)

 

勝負は早くもつく。命の投げたクナイが、初芽の膝上に刺さり後ろへとバランスを崩す

 

後ろは海だ。水中へと沈んでゆく

 

「さよなら初さん」

 

そして、追い討ちとばかりにリップクリーム型の爆弾を投下する

 

大きく爆発し水しぶきが舞い上がる

 

「初芽…」

 

「成仏!さて、次の半蔵は気合い入れないと!」

 

 

 

 

 

一方で人形相手に奮闘するモモ

 

「これで全部!」

 

ようやく最後の一体を撃破した瞬間

 

「あがっ!?」

 

「まだ私がいる」

 

背中から鈍い音がした。刀の柄をモモの背中に減り込ませ一撃で倒す

 

「フッ…半蔵門雪」

 

「モモ!?」

 

「体への弊害も恐れず二重掛けを使うとは大した覚悟だが…私がこうしたらどうする?」

 

倒れてるモモへと刀が迫る。天堂に人質を取られてしまった

 

「し、師匠!私に構わずこいつを!」

 

「健気な弟子だ」

 

天堂の目はモモに向けられてる。それを見て信二は、HK45で静かに狙いを定めるが

 

「撃てるものなら撃ってみろ。道連れで源モモは死ぬがな」

 

死角からの狙撃でモモを救けるつもりだったのが、まるで全て視えてるかの様に信二が隠れてる方へ目を向けられた

 

「どうした緒方信二。撃たないのか?」

 

「クソッ!」

 

「我らモウリョウなら人質ごと撃つ。だがお前達正義の味方は違うな?」

 

雪は悟り、刀を下げる

 

「モウリョウの裁きを受けろ」

 

「し、師匠!!」

 

モモに笑顔を向け、振りかざされる人形の刀を自ら

 

「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

 

雪は体を大きく切り裂かれ、血が大量に噴き出る

 

避けれた筈の攻撃をわざと受けて、雪は崩れ落ちて血の池を作る

 

「な、何で…」

 

「先にお前を殺してしまったな雪」

 

天堂は人質として用済みとなったモモを気絶させ、遠くから聴こえるサイレンの音を聴いて引き上げの準備に入る

 

「帰すか」

 

「撃つか?なら撃ってみろ!」

 

天堂は気絶するモモを掴んで盾とした

 

「さぁ!やれるものなら!!」

 

「…濃姫、角度調整で反射して撃てないか?」

 

『無理です。それより一度撤退を』

 

「でも!」

 

『このままではツキカゲは全滅してしまいます』

 

「…クソッ!」

 

信二は急いでその場から撤退した

 

「逃げたか。まあいい。アイツは奴ら(・・)の獲物だからな」

 

「ボス〜!」

 

「引き上げだ。生きてる奴は回収」

 

天堂は人形達に命令を出して、命とテレジアも後始末をする

 

「拷問に掛け、情報を引き出した後生体実験に回す。スパイスを使っていた素体を研究班が欲しがっていたからな」

 

「この子はメイが飼うから貰いますよ」

 

「そうだったな。それと八千代命。ウェルカムゼリーだ」

 

「喜んで頂きましょう」

 

メイは、なんの躊躇いも無くゼリーという名の毒を飲み込んだ

 

「じゃあねユッキー。悪いとは思ってるよ」

 

倒れて動かない雪に言葉を投げ掛け、楓を抱えてトラックの荷台へと運び込む

 

「もはや遮る影は何も無い。予定通り明日、最終作戦『ゲッカコウ』の始まりだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な思惑が働いたこの日。そして明日、今までの戦いに終わりを告げる




う〜ん…うん

ここまでの拝読ありがとうございました!
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