結界師 -奇譚- RTA【完】   作:トウカ

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【おまけ】あれからそれから・8

 本動画は、以前投稿していた結奇裏ボス撃破RTAシリーズのおまけです。

 最終回のPart.11で書かれていた視聴者兄貴たちの要望コメントは読ませて頂きました。

 自分が出来る範囲になりますが、叶えられることは叶えていきたいと思います。

 今回はRTA後のホモくんがどういった風に過ごしてどんなエンドを迎えたかについて、その続きの続きの続きの続きの続きの続きの続きです。

 ステを盛りに盛ったホモくんはどういうエンドにいくのか気になる方は多くいたようでしたので、カット&ダイジェストでお送りします。

 

 大体はその場の流れにぷかぷか浮かんで流れ、後は気まぐれでルートとエンドが決まりました。

 では、どうぞ。

 

 

 

 

 

 前回の画面から再生します、亜十羅がやってきた所からですね。

 

「初めましてー、裏会・夜行所属の花島亜十羅と申します! 時音ちゃんはいらっしゃいますかー?」

【ええ。長用でしたら中へ】

「いえいえ! 烏森を警護してる三人と少し話し合いをしたいんですけど、良守くんが今限の家に行ってるみたいなので時音ちゃんの手が空いてたら一緒に行きたいと思いまして」

 

 時音に事情を話して志々尾と良守の所まで見送ります。

 このイベもスクショ載せて前回のカット一覧に組み込もうと思ってたんですけど……。

 

「時祓さん時祓さん、よかったら今夜 限たちの特訓に協力してもらえません?」

 

 去り際にお誘いを受けたので頷きます(乗り気MAX)。

 

【構いませんよ。三人のコンビネーション、俺も勿体ないと思ってたので】

「さっすが話が早い! ではまた後でお伺いしまーすっ!」

 

 正守と友好関係を築いているとこんな風に夜行所属の人からのアプローチが多くなります。

 ゲーム側から出される助け舟の確率が高くなるということですね。

 

 ……はい、三人との話し合いが終わった亜十羅がやってきました。

 

「連携が全くなってないのは時祓さんも御存知ですよね。で、その連携に問題があるのはこちら側、補助役の限が先走るのが一番の原因なんです。も~頑固な子でごめんなさいっ」

【良守くんのいい起爆剤になってくれてますよ】

「男の子ってなんであんなに張り合うんでしょうかねー。今回の特訓で妖獣たちと私が三人を相手にしている間は学校側の警備が手薄になるので、時祓さんには妖退治の微調整をお願いしたいです」

【特訓が成立する数を維持すれば良いんですね?】

「はい、やってくる妖ちゃんが普段よりも多かった場合にちょっと減らす程度で大丈夫なんで」

【お任せあれ】

 

 特訓会議が終わり、亜十羅と一緒に烏森へ。

 

「雷蔵に乗って行くと早いですよ、時祓さんもどうぞ」

 

 亜十羅と行動すると雷蔵に乗れます。熊に乗る機会なんて早々ありませんよね。

 折角なので雷蔵に跨ってみます。あ、位置は亜十羅の後ろになるようです。

 

「うそ、叔父さん!?」

「まさかおじさんも特訓に参加すんのか!」

【俺は裏方だよ、気にしないで進めて進めて】

 

「ただし――こうしてる間にも他の妖ちゃんが来ますので、それは随時倒してください。最近は妖ちゃんが来る数も増量してるみたいだから、念の為時祓さんに微調整を頼みましたが、だからって放置するのは禁止ね!」

 

「なるほど、叔父さんがバランサーになってくれるのね」

「ば、ばらん……?」

 

 始まりました、三人のコンビネーション試練。

 ホモくんが三人の戦闘を直接見るのは、何気にこの試練が初めてだったりします。

 普段は式神に任せているのでね。

 

 ……。

 

 ちょこちょこホモくんが時音を、裏で裏ボスが良守を鍛えているからか、志々尾が一人で突っ込んでもフォローを回しきれるせいで結果的に志々尾との連携が原作以上に噛み合ってないっぽいですね。

 欠けてる部分を満ちている部分で無理やり補ってる感。

 人間関係はちゃんと進んでるみたいなので、後は慣れかな?

 雷蔵を倒すのに二十分、あと四十分も残ってます。

 茶々入れしても大丈夫みたいですし、ホモくん出動。

 

【亜十羅が限に捕まりかけた瞬間、二人の間に防壁の結界を張った。】

 

「なっ!?」

「あらっ?」

【花島さん、こっちもコンビネーションでいきましょう】

「……OK、そういうことですね! いっちゃいましょ!」

 

 歩み寄ることなく能力のゴリ押しで特訓終了になりそうなので、難易度を上げます。

 

「マジかよ、裏方だっていったのにずりぃぞ!」

「限くん! 叔父さんは私たちよりもずっと巧く結界を使うから気を付けて!」

【折角の訓練なんだ、こんなに早くに終わることはない】

 

【アセンブリーの能力を借り受け、空中飛行が可能になった。】

 

 亜十羅が妖獣の力で空中戦が出来るように、主人公も妖使役で仲間の力を借りたり奪ったりすることで空中戦が出来るようになります。あと妖混じり、妖出身で空が飛べる能力を最初のランダムで手に入れられたら出来ます。

 ホモくんの場合、RTA中だと他人や他妖 他悪魔の力を借りると実績が解除出来なくなるので使用しませんでしたが、実はアッシーくんが飛行能力持ちですね。

 

「アンタも飛べるのか……!」

【花島さんには近付けさせないよ~】

 

 ここでレベル差が一定以下なら戦闘、一定以上ならミニゲームに移行します。

 ホモくんは当然一定以上なのでミニゲームですね。

 制限時間内まで亜十羅を志々尾から守り抜けば勝利。

 画面上のように、志々尾が亜十羅に近付こうとする度結界で妨害するだけで良いです。

 少し時間が経つと亜十羅の妖獣に抑え込まれていた時音が復活するので、時音が志々尾のサポートで結界を出してきますが、それは切界で斬ります。

 時間経過で勝利と言ってもホモくん&亜十羅チームが勝つわけではなく、志々尾が自分の手ではなく良守の手を使って亜十羅を捕らえさせようと行動変更する為、勝利判定。

 はい、勝ちました。

 

「行けぇ!」

「おうよ!」

 

 特訓クリア、お疲れ様です。

 男同士の青春はイイ……(ホモ並感)。

 

「もー……まさか叔父さんが入ってくるなんて思わないじゃん」

【思ってたより個々の力が強くて、あっさり終わりそうだったからね】

「いじわる」

【こうした方が皆の為になるかなー? って。ごめんごめん!】

「もう、まったく……まったくもう!」

 

 志々尾&良守&時音のチーム力が高まりました、拍手。パチパチ。

 ああいうほのぼの日常回はともかく、シリアス事件回にホモくんが本腰入れて首突っ込むと呆気なく終わっちゃいますからねー、化物型ステだとほぼ例外なく蹂躙できるっていう。

 シナリオブレイクするフラグもないんでホモくんを動かす必要もないですし、事件の方からホモくんの許にやってくるのを待つ感じですね。

 そんで開祖からの訪問がありました。

 

「昨夜、無色沼の沼が荒らされた。すっかりと干上がってしまっていたが、時祓くんは何か情報を掴んでいるかい?」

【人の皮を被って侵入してきた妖がいましたよね、それが所属する組織と同じ連中でしょう】

「妖が組織運営に手を出すとは時代は変わるものだ……目的はやはり、烏森か」

【以前の主であるウロ様の寝床を探ろうとしている辺り、十中八九烏森目当てかと。普通の妖なら力の増幅が目的になりますが組織ぐるみの敵ですからねぇ、増幅だけじゃないと思いますよ。……ははっ】

 

 結奇の主人公の性格って、プレイヤーが選んだ台詞選択肢や操作してきた実際の行動によって温和好戦的無気力etcそれぞれ性格値の数値が変動していって、台詞選択肢で選択できる内容も細かく変更されるんですけど、ホモくんはやっぱ……器用さが高いので直接的な物言いではないですが、好戦的ですね。

 RTA中に溜まりに溜まった人外狩りが響いてますね~、この辺。

 裏ボスを最短で倒すルート作ったら自然とそうなるわ。

 

「ここ最近、烏森周辺がきな臭くなっていることは時祓も知っていますね。相手は黒芒の化け狐、本来なら貴方に出向いてほしいところですが……」

 

 時子さんから呼び出されました。

 主人公が雪村の縁者で一定レベル以上だと、黒芒の本拠地を調べに行けるようになります。

 が、今回のルートだとホモくんは烏森封印関連以外の長期的な外出は避ける方向になるので、原作通り時子さんが赴くことに。

 

「墨村の娘と相談して、私が留守にしている間は極力時祓が家に居座るようにしてください」

【分かりました、彼女にしかと伝えておきます】

 

 ふむ。

 

【携帯電話の着信音がする。……正守からだ。】

『時祓さんにお伝えしたいことがあります。亜十羅を含めた、烏森を見張らせている数名の夜行の者も連れて仕事に行かなければならなくなりました。増員もそれに応じて少々伸びることになります、片が付くまでは良守たちの面倒をよろしくと、母にも伝えておいてください」

 

 ふむふむ。

 

【直接言えばいいのに】

『母は携帯を携帯しないじゃないですか』

【携帯しとくように言い聞かせておくから、メールでもなんでも自分で伝えな】

『む…………はい』

 

 どうやら事件が向こうからやってくるようです。

 早速裏ボスに教えます。わー急げ急げーい、式神飛ばせーい。バッサァ。

 

 いや~……ね?

 私もホモくんもね?

 別に、来てほしかったわけではないんですがね?

 時子さんと正守から後はよろしくって頼まれている上でね?

 鴨が葱背負って、土鍋持って、しかもガスコンロまで一緒にやって来るって言うならね?

 きっちり煮て食ってやらないと失礼にあたるって、古記事にもそう書かれていますからね?

 そういや、狸鍋や猫鍋は聞いたことありますが、狐鍋ってどうなんでしょうか。

 

 ――――(閃いた顔)。

 

 次回、 実 食 !

 

 

 というわけで、今回はここまで。

 前々から存在感を醸し出していた黒芒楼がついに遊びに来るみたいですから、全力で御持て成ししてあげましょう。

 では、ばいなら。

 

 




人間が妖に勝てるわけないだろ!(迫真)

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