本動画は、以前投稿していた結奇裏ボス撃破RTAシリーズのおまけです。
最終回のPart.11で書かれていた視聴者兄貴たちの要望コメントは読ませて頂きました。
自分が出来る範囲になりますが、叶えられることは叶えていきたいと思います。
今回はRTA後のホモくんがどういった風に過ごしてどんなエンドを迎えたかについて、その続きの続きの続きの続きの続きの続きの続きの続きです。
ステを盛りに盛ったホモくんはどういうエンドにいくのか気になる方は多くいたようでしたので、カット&ダイジェストでお送りします。
大体はその場の流れにぷかぷか浮かんで流れ、後は気まぐれでルートとエンドが決まりました。
では、どうぞ。
【だから母さんの黒芒調査が終わって戻ってくるまでは俺がこっち。良いよね?】
『ええ、改めて事情は分かったわ。……時祓の式神と違って、携帯って通話が面倒ね。口元に合わせなきゃならないんだもの』
【扱えるようになってた方が楽だよ、手段が増える】
『……通話はともかく、メールの打ち方がいまいち分からないのだけれど』
時子さんの黒芒本拠地調査が無駄になるかどうかは、今後の展開にかかってます。
その展開というのはずばり、第一次烏森侵攻時における原作キャラの有無。
【修史に教えて貰えば?】
『修史さんはパソコン派だから。お父さんは携帯の存在を知ってるのかも怪しいわねぇ』
【なら正守が試練達成した後は会う機会を作らなきゃいけなくなるだろうし、メールの仕方を教わればいい。ついでに烏森封印の説明も済ませれば一石二鳥だ】
『確かに。そうするわ』
とあるキャラが第一次烏森侵攻に参加していなかったら、うわ~なんたる撤退速度なんだ~!(棒)と敵本陣の黒雲を見送って、後の黒芒楼乗り込みイベに同行します。
しかしとあるキャラが原作通り第一次烏森侵攻に参加していたら、その時点でストーリー進行フラグが一部折れているので、黒芒楼乗り込みイベを起こしても意味がないのでそのまま潰します。
【深夜。】
【実家の敷地内に設置している感知結界が反応した。】
結奇は主人公が行動を起こさなければ何事もなく淡々と原作通りに進みますが、ホモくんの場合、黒芒楼に属するその原作キャラとちょこちょこ絡んでいる為に、行動が予測出来ません。
なのでホモくんが直接烏森に出向いて確かめなければならないのです。
……え?
さっきからとあるキャラとあるキャラって言ってるけど、シリーズ動画を視聴している視聴者兄貴にはモロバレだから一々遠回しに言わなくて良いって?
様式美です(キリッ)。
「上空から次々と……時祓、どうする?」
【静江さんは母さんの式神に任せれば問題ない。俺が外に出たら兄さんはこれを窓に貼っていって】
【時祓はお札を時雄に渡した。】
「分かった、全部に貼れば良いんだな。……墨村は大丈夫かな」
【不在のうちと違って繁守さんがいるんだ、無事さ】
「もし手が空いたら増援に……」
【分かってる分かってる】
まあ、はい。紫遠の部下はモブ敵判定が入るので戦闘スキップですね。
オラオラァホモくん様の御通りじゃい! 頭が高いわ!
この黒い部下ズってなんか、雑魚臭が漂いつつも不気味さは伴ってて、良い感じに得体のしれない感が滲み出ていて私は好きです。
【雪村の敷地内に侵入した妖を殲滅した。】
【繁守さん、手伝います】
「雪村の手出しなどいらぬわーっ!! こっちに入るでない、しっしっ!」
【はは、仰る通り余計なお節介みたいですね。では俺は烏森へ向かいます】
「――うむ、油断はするなよ」
このタイミングで視点を上空に向けると、ほら見事な黒雲を眺めることが出来ます。
今の位置だと黒雲で月が隠れてしまっていますが、眺める位置をズラせば黒雲と月を同時に見上げることが出来て良いお月見が出来ると思うんですがね。しかしできません、残念。
烏森到着。
牙銀の姿が人型でなく妖に戻っている状態ですね。
良守たちも追いつめられていますが、強い子なので放置で構いません。
確認タイムです。彼は来ていますかね?
……。
ああ、いますね。
ということはつまり、ストーリー進行フラグがちょっとポシャっているようです。
後で修正せなあかん……。
確認も済みましたから、それじゃあ狐鍋の仕込みに移りましょうか。
【上空に漂っている黒雲を結界で囲んだ。】
【烏森全域を結界で囲んだ。】
「なんだこれは!?」
「おい、どうなってる! 出られねぇぞ!!」
とあるキャラはRTA中に強化フラグを立たせてしまっているので、現時点では当然原作よりも凶悪的な強さを持っているのですが、そのことで白も彼の機嫌を易々と損ねられなくなっているんですね。嫌だと思う仕事は拒否できるし、ある程度の問題行為は見逃されるという。
【探査用結界を発動した。】
【周辺の妖を選別し、一定力量以下の妖は滅した。】
自由奔放な性格をしている為行動にランダム判定が入って、原作通りに動く可能性は残しつつも全く別の行動を取るかもしれないという面倒臭い性質になっています。
【良守くん、時音、志々尾くん、その妖は頼んだよ】
「叔父さん!」
「そんなまさか、応援が本当に……?」
「おっしゃ! もう出し惜しみは必要ねえ、行くぜぇ志々尾!!」
「あ……ああ!」
ええ青春や。私はめっちゃ好きやで(ホモ並感)。
「ちょっと待ちなさいアンタ達! ごめん叔父さんっ烏森を覆ってる結界を一時的に解除してくれないかな!? あたしたちじゃ敵の攻撃を空に跳ね返すことしか出来ないの!」
【時祓は馬に似た妖を一瞥し、時音に視線を戻す。】
【そのまま跳ね返していい、遠慮はいらない】
「え――――了解、全力でやるね!」
「待てやテメェ! お前が一番強ぇだろう、俺と戦え!」
「お前の相手は俺たちだろうが!」
「隙だらけだ!」
「チィィィッ……! 仕方ねーな、まずはお前らからだ!!」
侵攻に来た妖の大半は消し炭になっているので、後はネームドしか残っていません。
じゃあアッシーくんの力を借りて空へ行きましょう。
上空を進んで行けば、とあるキャラが向こうの方から訪れてきてくれます。
「よう……いつのまに帰ってきたんだよ、お前」
【火黒が現れた。】
はい皆さん拍手、とあるキャラとは火黒を指していたのでした。
……え、『知ってた』? デスヨネー。
【その前に一つ聞きたいんだけど、黒芒楼に入った目的は?】
「は? 俺のが先だろ」
【俺の質問が先でしょ。烏森襲ってくれちゃってさ、どうしてくれるの】
「何の知らせもなく日本から出て行ったお前が悪い!」
【教えてたらこの組織に入らなかったって?】
「いや、多分入ってたな……いや、絶対入ってたわ」
【だろうな】
「これでも結構怒ってるんだぜ? どんなに強かろうが人間には寿命があるからな、時間が限られてるっつうのに無駄遣いしやがって……」
えー、強化状態の火黒は昼間の烏森調査に来るかどうかが不確定になるわけですが、もし来ていたら良守の絶界を目の当たりにして第一次烏森襲撃の参加を決めます。
追い込まれればもっと確かな絶界になるかもしれないですからね。
で、ここからが大事なんですけど……良守が黒芒楼までやってきた時、強化火黒はなんと良守からの精神攻撃をスルーするメンタルを手に入れているのです。
結果的に良守の真界習得フラグがポシャる。
【お互い自由に生きてるだけだろ。君って本当に自己中心的だよね、だから友達いないんだ】
「俺友達とかいらねえもん。……じゃなくて、だから、こういう話をしてえわけじゃねーんだって! ……ごちゃごちゃした話は後でいいか、とりあえず殺し合いだ」
【倒したら今回は大人しくしててね】
「あーほんっとムカつく、自分の勝ちを疑ってねぇところが特にムカつく」
【まさか、可能性は無限だ】
「結果は有限だろう――」
「――――行くぜ。何時も通り、ヒリついた刹那の瞬間を感じさせやがれ!!」
【戦闘開始。】
もし昼間の烏森調査に来ていなかった場合、第一次烏森襲撃にも来ないことになります。
良守との因縁は無くなりますが、良守は志々尾生存死亡に関わらずどちらにせよ黒芒楼にやってくるので、そこで強化火黒が良守と初対面すると予想外の絶界遭遇にテンションが上がり、ネガティブな感情を強めてやろうと一緒にいる仲間を殺そうとして真界習得になります。
「ああそうだ、これだよこれこれ! 良いねぇ、お前との戦いは血沸き肉躍る!」
なので、強化火黒が今この場にいるということは、真界習得のリカバリーを入れなければいけないわけです。
黒芒楼乗り込みイベは本ルートにおいて良守が真界習得する為の踏み台なわけで、その真界フラグがポシャっている以上、態々乗り込む必要はありません。
「ったく……切れ込みすら入らねぇ。いっそ笑えるな、ほら次だ!」
それに、鴨が葱背負って他にも色々持った状態でやってきてくれてますし、相手をしてあげなきゃ可哀想です。
そういうわけで、黒芒楼を今潰します。
【戦闘終了。】
「また俺の負けで、お前に生かされるのか……お前の全盛期は何時まで続くんだ?」
【死ぬまで】
「はっ、そうかよ」
火黒との戦闘の弊害で学校がミンチよりも酷い状態になってるので、今の内に式神を使って修復作業をさせておきましょう。
戦闘後の火黒は放っておいても大人しくしている為、このまま黒芒の姫の下へ行きます。
「あ、来た来た。ねえ、なんでアタシは殺さなかったんだい? やれるだろ、アンタならさ」
紫遠ですね。黒芒楼を去った後、行方が不明なキャラ。
【力が強い妖は重要な情報を持ってる可能性が高い。今後一切烏森に手を出さないことを誓って、有力なネタを吐いたら見逃すよ】
「……吐いたら命の保障をしてくれるってことで良いよね? なら――」
「口を閉じろ、紫遠」
「……はーい。はい、はいっと」
黒雲を閉じ込めた結界には姫と紫遠と、あと今出てきた白しかいないっぽいですね。
「初めまして、私は白という。まったく驚いたな、事前の調査ではこれ程の実力者がいたとは何も記されていなかったのでね」
【探査用結界を発動した。】
【ああ、君の主は死に掛けなのか。態々その状態をおした上で連れてきたなら、延命が目的?】
「……その通りだ。あくまで姫の容体を治すことが目的なのであって、君や今牙銀と戦っている結界師たちを殺める気はなかったと、伝えておこう」
嘘つけ絶対殺しも辞さなかったゾ。
【土地神であろうと妖は妖、でも君の主はこの烏森を訪れてさえも体調が芳しくない、そうだよね】
「君は……貴方に誤魔化しもゴマ擦りも通用しなさそうだな……」
【話が早いと助かるよ。君たちの部下の命を対価として、まずここにいる三匹を見逃してあげる。そして今後一切烏森に余計な茶々を入れることを禁ずる、少しでも気配を感じたら責任を持って俺が滅しに行こう】
「……ここまで来たと言うのに、これまでか」
【主への忠誠は見事だ、拠点は割れてるから精々大人しく余生を過ごしてくれ】
と……なんかうまい感じに纏まりそうじゃん?
このまま引き下がってくれそうじゃん?
「待って!」
ならないんだなぁ! これがよぉ!
「姫!? そのように大きな声をあげられては身体に障ります!」
「白は下がりなさい。ねえ、そこな人。人でありながら人ならざる力を持つ者よ。私は面白いものが好きよ、楽しいものが好きよ――わがままを言うのが一番好きよ」
「ねえ貴方、その巨大なる力を使って、私を滅してごらんなさい」
「なっ――――」
【俺は構わないけど、そっちの側近が黙ってないんじゃ?】
「古今東西『どのような妖であっても何れは人の手で退治されるもの』なのは知ってるでしょう、本来ならこれが
【……】
「待――――お待ちください姫、それだけはどうか、どうか! お止めくださいませ!!」
「あらぁ……そこで泣きそうな顔になるの。やっぱり、人間って分からないわ」
「何故そのようなことを望まれるのですか!? 自然に身を任せるままに死を受け入れるならば、まだ、まだ理解できます! しかし何故、結界師などに――!」
「じゃあ白、貴方に私を殺せる? 私を生かすと言った、烏森を献上すると言った……何も成し得なかった役立たずの白、今の貴方に……私のわがままを叶えられるの?」
「……っそ、れは……」
「……もういいわ。さあ結界師よ、私を滅ぼす名誉を与え給うぞ――」
【――ええ、謹んで受け賜ります】
「あ……ああああああああっ!!!」
というわけで、今回はここまで。
黒芒楼、死す!(ガチ)でした。美味しい狐鍋が出来上がりましたよ~、やったね!
では、ばいなら。
妖は人間には勝てなかったよ……(男泣きダブルピ)。