前回の続きを再開します。小学校の入学式が終わりその翌日からですね。
……え?
恒例行事のあの言葉は言わないのかって?
……。
うるせぇ!
では画面を動かしていきます(豹変)。
時代が現代で結界師ver、学校に通うのは義務です。六年間の平日ほぼ全てが授業に費やされることになりますのでイライラタイム突入。
というわけでもないんですよ。
効率が落ちるので喜ばしくはありませんけど、授業でもステは上昇します。本当に効率は落ちますが。
授業の本領はステ上昇ではありません。
先生からの有り難い話を聞きつつ、周囲にバレぬようスキル「式神作成」を発動します。
唸れ、ステNo.2器用さ!
バレなきゃいいんだって! ヘーキヘーキ!
【式神の作成に成功した。周囲の視線は誰も自分には向いていないようだ。】
な、平気だったろ?
こそこそ隠れて何かをする系統の行動判定は敏捷+器用さ。器用さが敏捷を助ける形になったっぽい。
敏捷、ビリっけつ腕力よりちょい上くらいなので……。
腕力はこのままでも良いんですが敏捷はもう少し欲しいですね。
今後の授業中は今やった式神作成と無想のスキル上げに勤めますが、この数値だと式神作成が1割以下の確率でバレて説教イベが入る可能性アリアリのアリーヴェデルチな為保険を掛けたい。
ガバを未然に防ぐ、走者の鑑!
小学校での行動もパターン化しますし倍速入ります。
( 少年授業中 … 倍速中 … )
学校での成績ですが、本RTAにまったく関係ないです。赤点さえ取らなければモーマンタイ。
圧倒的知力様のお蔭でテストは余裕なので、倍速中私たちは授業中ホモくんが別作業していることを先公にバレないよう……祈りましょう。
ガバりませんよーに。
授業で敏捷が上がりますよーに。
運動会イベまでバレず、イベ中に敏捷がいっぱい上がりますよーに。
はい、視聴者兄貴もオナシャス! 合掌!
敏捷も必要最低限はクリアしてるし無理に上げる必要はないんで、ま、多少はね?
あっ、そうだ(唐突)。
結界師の原作開始が2000年代で、裏ボスが小学生であるゲーム内年代は1970年代なんですけどもよく画面をご覧ください……学校の背景、ちょっと現代染みてませんか? 校舎ももっと古臭い筈ですが真新しくてピカピカです。
この辺り、齟齬を感じますね。
細かいコト気にしてんじゃねえよホモ野郎! と突っ込みを入れている方もいるでしょうが、結奇は本当によく作りこまれたゲームなんでこういう細部に目がいってしまうんです。
細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖。
深夜の烏森見回り、まだ話来ませんね。
21代目たちは現役バリバリでその親たちもまだ在生しているこの時代、卵の殻を被った状態の雛(爆笑)であるホモくんたちに出番はあまり回ってきません。
ただ、現場の空気に慣れる為に見回りの件が低学年でやってくることに違いはないです。
成長期真っ只中なのに成長ホルモンを分泌できない悲しき良守たちよりも多く分泌できるので、ホモくんはきっと背も伸びるでしょうね。
時期的にそろそろ始まっても良い頃なんですが、起こらない……おっ。
「もう良いでしょう……時祓、明日から結界師見習いとして任に就き烏森の警邏に加わりなさい」
【はい】
「結界師として貴方に忠告をすることは何もありません。ですのでこれは、母としての言葉です」
【……】
「無茶だけはしないでね」
【うん】
はい、時子さんら家族の「信」も充分上がってるようですね。
好感度は道具を使えば確認できますが「信」は隠し好感度扱いなので、どんなルートやエンドでもめっちゃ関わってくるのにゲームの仕様上確認できる手段がひとっつもないのが面倒です。
台詞で察しろ!
先程の見習い結界師の儀イベでようやく深夜の烏森に出掛けられるようになりました。
「信」数値が足りている状態で一定回数烏森見回りを手伝えば、正式に烏森家付き結界師として単独行動が可能になります。
烏森GO! GO!
任務スタート。スキル「探査用結界」の練度を上げるべく、発動しまくります。白尾の嗅覚の方が上なのであんまりうまくできませんが、やらないよりマシです。
あ、白尾が妖発見したようですね。現場急行!
イきますよ~、イクイク……
【戦闘終了。】
はい、瞬殺。逝ってしまわれたようですね。
他にも妖が出現していますが虫けらのように蹴散らしていきます、例外はありません。
ホモくんの結界力もそろそろ我らがNo.2器用さを上回りつつありますし、周囲のサポートもあって余裕のよっちゃんですわ。
このまま一定回数クリアしましょう。
「や、やめて……ごめんなさい、わたしすぐに出ていくから、ゆるして」
おーっと? 幼女モドキの妖が同情を誘ってきましたね。
良守が過去ひっかかったトラップですけど、(ホモくんはホモなので女に興味は)ないです。
サクサクいきます。
【始末終了。】
【これぐらいの妖が襲ってきた場合は、身構える必要もなさそうだ……。】
【戦闘スキップを使用できるようになった!】
よしよし、一個前の戦闘で得たポイントで結界力を上げたお蔭でやっとスキップ解禁ですよ!
戦力差が隔絶すれば戦闘スキップが使えるようになります。
一定レベル以下のモブ敵とエンカすると、しかし なにも おこらなかった ! 扱いになるということですね。
実家にいる間は烏森の見回りを続けなければならないので、戦闘カットは大助かり。
代償として雀の涙ほどの経験値も得られなくなりますがこの世においては時間短縮こそが宝、スキップ機能オン!
スキップ無双で手早く烏森家付き結界師になれました。
既に亡くなってる家に仕えるだなんて、そんなボランティアよく続けられるもんです。しかも真夜中て。
400年経過して世界の常識がまるで変わった為、烏森の裏事情と現代の生活環境がまったく合っていません。良守が反発するのは当然ですね。
お金が発生するなら分かりますが使命だけ……私のような凡人には理解できません。
……。
え、今やってるのは何かって?
これは趣味なので……(冷静)。
自分でやりたい事をやる分にはええやんな!
では倍速に戻しま――――ん?
【下校しようとすると、クラスメイトから守美子が廊下にいると伝えられた。どうしようか。】
あれ、裏ボスイベですか? このタイミングで?
試走中では一回もなかったですね。
無視でも支障はない……か?
……いいや見た事ないイベがただただ気になる~! いっちゃお!!
【どうしたの?】
「お願いがあるんだけれど、いいかしらぁ」
【いいよ、母さんには内緒ね】
「ええ、お父さんには内緒。ランドセル持って来て」
【守美子の後に続くと図書室に着いた。】
「前に国語の授業で読書感想文が出たの。感想って自分が思ったことという意味でしょう? だから思ったことをその通りに書いたんだけど、先生から書き直しなさいって言われちゃったの」
あ~なるほど。裏ボスは確かに国語とか道徳の授業は苦手そうだ……。
「他の子の感想文を見せてもらっても私のと何がどう違うのか分からなくて……どうすればいいかしら?」
【分かった。コツを覚えれば簡単だよ】
「ありがとう時祓」
【守美子にやり方を教えている……。】
【完璧の出来だ!】
他人に物を教える判定は知力と勘違いしている方も多いですがこれは器用さ判定になります。
器用さ+知力だったかな?
自分が理解するのは知力ですけども、他人に理解させるのはまた別の技量が必要という扱いなんでしょう。
「先生に褒められたわ。でも結局、最初の何が駄目だったのかな……」
現実だと先生の気に入らない答えを書くとペケをもらったりすることもあったりしますが、裏ボスの場合は思ったことをそのまま書きすぎてNGを食らっただけかもしれません。
丁度三年生終了なので区切りがいいですね、今回はこれでおしまいにします。
動画の最後にこの時点でのホモくんのステータスを載せるので、最短裏ボスタイマン撃破を目指す人がいれば参考資料にしてください。倍速だったので見え辛いですよね?(ホモの半分は優しさでできてます)
そしてそれが叶った日には私にも参考資料をください。
では、ばいなら。
人の心というのがいまいちよく分からない。
自分の心すら分からないと言うのに、他人の心を理解できる筈もない。
小学生の時から国語のテストは芳しくないし、特に作者の気持ちを答えなさいだなんて問題は鬼門だ。
「コツを覚えれば簡単だよ」
時祓は、何故うまく出来たのだろうか。
世渡り上手でとっても器用、周りから話しかけられることの多い人だった。
やり方を乞おうにも、彼がいないことには不可能で。
答えは今も分からないままだ。
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