Bonnie Butterfly 作:ENDLICHERI
前回、あんな終わり方をしたけど、今はその翌日。
「お待たせしました!」
「今日は時間ギリギリなんだね。」
「ご、ごめんなさい・・・・・・。」
「あの~、冗談のつもりで言っただけだから真に受けないでよ。」
空想にふけたり、真に受けやすかったりと・・・・・・純粋なのかちょっと抜けてるのか?
「さ、それじゃあ行こうか?」
「・・・・・・うん!」
と、まぁ歩いていく訳だけど・・・・・・道中ここに書くほどの会話もなかったから、実家に到着~。
「お、おっきい・・・・・・!」
「弦巻に比べれば小さいものだよ。」
あそこは以上だからな・・・・・・。
「ただいま。」
「お、お邪魔しまーす・・・・・・。」
「尊様、お帰りなさいませ。ご主人様を呼んできますね。」
「いや、必要ないよ。」
「ご主人様!」
「・・・・・・帰ってきたか、尊。」
「はい、お父様。」
「今は、ラフにしなさい。俺は今日、1人の父親として生活しているんだ。」
「・・・・・・分かったよ。」
「君がうちのバカ息子の友達かな?」
おいコラ。
「は、はい・・・・・・!」
「父さん、ましろが怖がってるからそんな怖い顔すんなよ?」
「え!?俺の顔、そんなに怖い・・・・・・?」
「えぇ、全世界の女性が逃げるくらいに、ね?」
「お前まで・・・・・・?」
「ほら、母さんだって言ってるんだから。」
「えぇ・・・。」
玄関で俺の両親と使用人が出迎えてくれた。普段の父さんは威厳を保つために口調もそれっぽくしているが、本当の姿は怖い顔でからかいやすい普通のおじさん・・・・・・いや、俺の父さんだ。
母さんはいつも変わらない。他人を少し弄りつつ、使用人だろうが関係なく手を差し伸べる素敵な女性だ。
「それより、『ましろちゃん』でいい?」
「は、はい・・・・・・。」
「貴女、尊の彼女でいいの?」
「え?・・・・・・えぇ!?」
「母さん、からかうなよ。」
「でも、良い顔してるわよ?」
「はぁ・・・。こう考えると、俺の親って癖強いよな・・・。」
「「どういうことだ(かしら)?」」
「そういうとこ!」
そして、両親が俺の部屋に荷物を置いてリビングに来いって言うから、一度ましろと共に今は誰も使っていない俺の部屋に向かった。
「ここが、尊くんの部屋・・・・・・。」
「今は誰も使ってないみたいだけどな。」
「へぇ~。・・・・・・あ、この写真。」
「うん?・・・・・・あぁ、ましろも行った、あの花畑だよ。」
「そういえば、おばあちゃんはもういないんだっけ?」
「・・・・・・あぁ。多分のあの後に。」
「・・・・・・ねぇ、おばあちゃんに挨拶してもいいかな?」
「会ったことあるのか?」
「多分。尊くんの隣におばあちゃんっぽい人がいたから。それに、少し話した気がする・・・・・・。」
「・・・・・・そっか。じゃあ、行こうか。」
俺たちはリビングに行く前に祖母の仏壇がある部屋に向かった。
「ここだよ。」
「わぁ・・・・・・!」
すると、静かに仏壇の前に座り、手を合わせた。・・・・・・きっと、祖母に挨拶をしているんだろう。
「・・・・・・ふぅ。」
「もういいのか?」
「うん、しっかり挨拶出来たから。」
「・・・・・・そっか。」
「尊くんはしないの?」
「俺?・・・・・・そうだな、久しぶりに挨拶くらいはしておくか。」
俺は
「・・・・・・さて、そろそろ行くか。」
「うん。」
俺たちは今度こそリビングに行った。入った時に、父さんと母さんがソファーに座っていた。
「いらっしゃい。」
「2人共、カードゲームをするぞ!」
「・・・は?」
このクソ親父、何を血迷ったことを言ってんだ?
「だから、カードゲームをするぞ。」
「・・・・・・いい年して何を始めてんだ?血迷ったか?」
「父親に向かって言うセリフか?」
「ほら~、やっぱりそう言われるんじゃな~い。」
「ちなみに、母さんは知ってたの?このおっさんがそんなの始めたの。」
「えぇ。『知ってた』どころか『やってみたい!』って言ってきたわ。」
「いい度胸してんな、クソ親父。」
「俺に『父親の威厳』はないのか?」
「今、あんたのその雰囲気で威厳があると思ってんのか?」
「ふふふっ・・・!w」
「うん?ましろ、どうしたの?」
なんか、笑ってるし・・・・・・。
「もしかして、お父さんのおバカっぷりが面白かったのかしら?」
「なるほど、俺にそんな笑いの才能が──」
「ちょっと黙ってろクソ親父。」
「ひっでー!」
「ごめんなさい・・・!w 尊くんからお金持ちの家で普段から厳しいって聞いてたから・・・!w」
「そっか。じゃあ、君には満足するまで楽しんでもらわないとな!」
お~!父さんがちょっと父親っぽいこと言った~!
「尊、何か失礼なこと考えてないか?」
「ウ、ウウン。ソンナコトナイヨ。」
「なら、これだけの種類のカードゲームをお前を完膚なきまでに叩き潰してやる!」
「えぇ・・・・・・。」
父親が自分の息子に向かって言うセリフか、それ?
「尊くん、頑張って・・・・・・!」
「お、おう・・・・・・!」
ルールと使うカードを理解した後、完膚なきまでに・・・・・・父さんを叩き潰した。
尊くんたちがカードゲームを未だに続けている。どうやら、尊くんが優勢っぽい・・・・・・。
「ましろちゃん、ちょっと良いかしら?」
「え?あ、はい・・・・・・。」
「緊張しないで。ちょっとしたガールズトークがしたいだけだから。」
「は、はぁ・・・。」
他人の母親と『ガールズトーク』って・・・・・・。でも、尊くんのお母さん、すごく綺麗だな~。
「ねぇ、尊の事はどう思っているの?」
「え?」
「良いから!ここは男子禁制の秘密の花園よ?」
「えっと・・・・・・最初は、友達になれたらなって思ってました。」
「うん。」
「でも、最近おかしいんです。元々、空想にふけてしまう癖があるんですけど、その中で『尊くんと一緒だったら・・・・・・』とか、尊くんのことを考えてしまうタイミングが多くなってきたんです。」
「へぇ~。」
「尊くんは、本当に素敵だと思います。自分の立場なんか気にせず、同じ立場で接してくれる。私なんか・・・・・・。」
「・・・・・・ましろちゃん。」
「は、はい・・・・・・!」
あ、また自分のことを・・・・・・。
「ましろちゃんは、尊のことが好きなんだ?」
「え?・・・・・・い、いや!そんな事は・・・!?」///
「うふふっ、冗談よ♪」
「うぅ・・・・・・!」///
この人、からかうの上手すぎる・・・・・・!
「でもね、『自分なんか』なんて言っちゃダメだよ。」
「は、はい・・・・・・友達からもよく言わ──」
「愛し合うのに、他人の許可なんていらないから。」
「──れ・・・・・・え?」
なんで、この人はこんな事を・・・・・・?
「それより、お腹すいてない?一緒にティータイムがしたくてね、ましろちゃんと。」
尊くんのお母さんは、ニコッと笑って、ティータイム(?)の準備を始めました。
私、あの人に隠し事が出来ない気がする・・・・・・。
ましろと母さん、何を話してるんだろうな?
「このアタックはどう受ける!?」
「・・・・・・ガード。」
「なっ!?」
「俺のターン。・・・・・・アタック。」
「くっ、ダメージチェック・・・・・・あぁ~負けた~!」
さっきから負けっぱなしだけど、メンタルは大丈夫か?
「よし、もう一度だ!」
「まだやんの?」
「あぁ!俺が勝つまでだ!」
大人げねぇ・・・・・・。
「・・・・・・それより、お前とましろちゃんは今どういう関係だ?」
「え?どうって言われても・・・・・・友達、としか言えないよ。」
「・・・・・・そうか。」
「何?」
「彼女を、絶対に悲しませるなよ。」
「は?」
「そして、常に胸を張れ。俺の・・・・・・息子として。」
「・・・・・・なんだよ、これが最後みたいなことを言って。気持ち悪いよ?」
「ふっ。・・・・・・行くぞ!」
「お、おう!」
結局、俺が勝ち続けたんだけど。
お金持ちの家とは・・・・・・。
それと、最後にあるカードゲームのワードを出したけど、分かった?・・・・・・ちなみに、アタシはそのアプリを30分やってギブアップしました。