Bonnie Butterfly   作:ENDLICHERI

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今回、ちょっと長いよ。・・・・・・普段1000~2000字なのに、これ約3000字あるから。







Ep.15 他人の許可なんていらないから

 

 

 

 

 

 前回、あんな終わり方をしたけど、今はその翌日。

 

 

「お待たせしました!」

「今日は時間ギリギリなんだね。」

「ご、ごめんなさい・・・・・・。」

「あの~、冗談のつもりで言っただけだから真に受けないでよ。」

 

 

空想にふけたり、真に受けやすかったりと・・・・・・純粋なのかちょっと抜けてるのか?

 

 

「さ、それじゃあ行こうか?」

「・・・・・・うん!」

 

 

と、まぁ歩いていく訳だけど・・・・・・道中ここに書くほどの会話もなかったから、実家に到着~。

 

 

「お、おっきい・・・・・・!」

「弦巻に比べれば小さいものだよ。」

 

 

あそこは以上だからな・・・・・・。

 

 

「ただいま。」

「お、お邪魔しまーす・・・・・・。」

 

「尊様、お帰りなさいませ。ご主人様を呼んできますね。」

「いや、必要ないよ。」

「ご主人様!」

「・・・・・・帰ってきたか、尊。」

「はい、お父様。」

「今は、ラフにしなさい。俺は今日、1人の父親として生活しているんだ。」

「・・・・・・分かったよ。」

「君がうちのバカ息子の友達かな?」

 

 

おいコラ。

 

 

「は、はい・・・・・・!」

「父さん、ましろが怖がってるからそんな怖い顔すんなよ?」

「え!?俺の顔、そんなに怖い・・・・・・?」

「えぇ、全世界の女性が逃げるくらいに、ね?」

「お前まで・・・・・・?」

「ほら、母さんだって言ってるんだから。」

「えぇ・・・。」

 

 

玄関で俺の両親と使用人が出迎えてくれた。普段の父さんは威厳を保つために口調もそれっぽくしているが、本当の姿は怖い顔でからかいやすい普通のおじさん・・・・・・いや、俺の父さんだ。

 

 母さんはいつも変わらない。他人を少し弄りつつ、使用人だろうが関係なく手を差し伸べる素敵な女性だ。

 

 

「それより、『ましろちゃん』でいい?」

「は、はい・・・・・・。」

「貴女、尊の彼女でいいの?」

「え?・・・・・・えぇ!?」

「母さん、からかうなよ。」

「でも、良い顔してるわよ?」

「はぁ・・・。こう考えると、俺の親って癖強いよな・・・。」

「「どういうことだ(かしら)?」」

「そういうとこ!」

 

 

そして、両親が俺の部屋に荷物を置いてリビングに来いって言うから、一度ましろと共に今は誰も使っていない俺の部屋に向かった。

 

 

「ここが、尊くんの部屋・・・・・・。」

「今は誰も使ってないみたいだけどな。」

「へぇ~。・・・・・・あ、この写真。」

「うん?・・・・・・あぁ、ましろも行った、あの花畑だよ。」

「そういえば、おばあちゃんはもういないんだっけ?」

「・・・・・・あぁ。多分のあの後に。」

「・・・・・・ねぇ、おばあちゃんに挨拶してもいいかな?」

「会ったことあるのか?」

「多分。尊くんの隣におばあちゃんっぽい人がいたから。それに、少し話した気がする・・・・・・。」

「・・・・・・そっか。じゃあ、行こうか。」

 

 

俺たちはリビングに行く前に祖母の仏壇がある部屋に向かった。

 

 

「ここだよ。」

「わぁ・・・・・・!」

 

 

すると、静かに仏壇の前に座り、手を合わせた。・・・・・・きっと、祖母に挨拶をしているんだろう。

 

 

「・・・・・・ふぅ。」

「もういいのか?」

「うん、しっかり挨拶出来たから。」

「・・・・・・そっか。」

「尊くんはしないの?」

「俺?・・・・・・そうだな、久しぶりに挨拶くらいはしておくか。」

 

 

俺は()()()()に仏壇に手を合わせた。・・・・・・あれ?俺、最後に手を合わせたのっていつだっけ?

 

 

「・・・・・・さて、そろそろ行くか。」

「うん。」

 

 

俺たちは今度こそリビングに行った。入った時に、父さんと母さんがソファーに座っていた。

 

 

「いらっしゃい。」

「2人共、カードゲームをするぞ!」

「・・・は?」

 

 

このクソ親父、何を血迷ったことを言ってんだ?

 

 

「だから、カードゲームをするぞ。」

「・・・・・・いい年して何を始めてんだ?血迷ったか?」

「父親に向かって言うセリフか?」

「ほら~、やっぱりそう言われるんじゃな~い。」

「ちなみに、母さんは知ってたの?このおっさんがそんなの始めたの。」

「えぇ。『知ってた』どころか『やってみたい!』って言ってきたわ。」

「いい度胸してんな、クソ親父。」

「俺に『父親の威厳』はないのか?」

「今、あんたのその雰囲気で威厳があると思ってんのか?」

「ふふふっ・・・!w」

「うん?ましろ、どうしたの?」

 

 

なんか、笑ってるし・・・・・・。

 

 

「もしかして、お父さんのおバカっぷりが面白かったのかしら?」

「なるほど、俺にそんな笑いの才能が──」

「ちょっと黙ってろクソ親父。」

「ひっでー!」

「ごめんなさい・・・!w 尊くんからお金持ちの家で普段から厳しいって聞いてたから・・・!w」

「そっか。じゃあ、君には満足するまで楽しんでもらわないとな!」

 

 

お~!父さんがちょっと父親っぽいこと言った~!

 

 

「尊、何か失礼なこと考えてないか?」

「ウ、ウウン。ソンナコトナイヨ。」

「なら、これだけの種類のカードゲームをお前を完膚なきまでに叩き潰してやる!」

「えぇ・・・・・・。」

 

 

父親が自分の息子に向かって言うセリフか、それ?

 

 

「尊くん、頑張って・・・・・・!」

「お、おう・・・・・・!」

 

 

ルールと使うカードを理解した後、完膚なきまでに・・・・・・父さんを叩き潰した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 尊くんたちがカードゲームを未だに続けている。どうやら、尊くんが優勢っぽい・・・・・・。

 

 

「ましろちゃん、ちょっと良いかしら?」

「え?あ、はい・・・・・・。」

「緊張しないで。ちょっとしたガールズトークがしたいだけだから。」

「は、はぁ・・・。」

 

 

他人の母親と『ガールズトーク』って・・・・・・。でも、尊くんのお母さん、すごく綺麗だな~。

 

 

「ねぇ、尊の事はどう思っているの?」

「え?」

「良いから!ここは男子禁制の秘密の花園よ?」

「えっと・・・・・・最初は、友達になれたらなって思ってました。」

「うん。」

「でも、最近おかしいんです。元々、空想にふけてしまう癖があるんですけど、その中で『尊くんと一緒だったら・・・・・・』とか、尊くんのことを考えてしまうタイミングが多くなってきたんです。」

「へぇ~。」

「尊くんは、本当に素敵だと思います。自分の立場なんか気にせず、同じ立場で接してくれる。私なんか・・・・・・。」

「・・・・・・ましろちゃん。」

「は、はい・・・・・・!」

 

 

あ、また自分のことを・・・・・・。

 

 

「ましろちゃんは、尊のことが好きなんだ?」

「え?・・・・・・い、いや!そんな事は・・・!?」///

「うふふっ、冗談よ♪」

「うぅ・・・・・・!」///

 

 

この人、からかうの上手すぎる・・・・・・!

 

 

「でもね、『自分なんか』なんて言っちゃダメだよ。」

「は、はい・・・・・・友達からもよく言わ──」

「愛し合うのに、他人の許可なんていらないから。」

「──れ・・・・・・え?」

 

 

なんで、この人はこんな事を・・・・・・?

 

 

「それより、お腹すいてない?一緒にティータイムがしたくてね、ましろちゃんと。」

 

 

尊くんのお母さんは、ニコッと笑って、ティータイム(?)の準備を始めました。

 

 私、あの人に隠し事が出来ない気がする・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ましろと母さん、何を話してるんだろうな?

 

 

「このアタックはどう受ける!?」

「・・・・・・ガード。」

「なっ!?」

「俺のターン。・・・・・・アタック。」

「くっ、ダメージチェック・・・・・・あぁ~負けた~!」

 

 

さっきから負けっぱなしだけど、メンタルは大丈夫か?

 

 

「よし、もう一度だ!」

「まだやんの?」

「あぁ!俺が勝つまでだ!」

 

 

大人げねぇ・・・・・・。

 

 

「・・・・・・それより、お前とましろちゃんは今どういう関係だ?」

「え?どうって言われても・・・・・・友達、としか言えないよ。」

「・・・・・・そうか。」

「何?」

「彼女を、絶対に悲しませるなよ。」

「は?」

「そして、常に胸を張れ。俺の・・・・・・息子として。」

「・・・・・・なんだよ、これが最後みたいなことを言って。気持ち悪いよ?」

「ふっ。・・・・・・行くぞ!」

「お、おう!」

 

 

結局、俺が勝ち続けたんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お金持ちの家とは・・・・・・。

それと、最後にあるカードゲームのワードを出したけど、分かった?・・・・・・ちなみに、アタシはそのアプリを30分やってギブアップしました。
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