Bonnie Butterfly   作:ENDLICHERI

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Ep.5 ちゃんと謝らないとな

 

 

 

 

 

 あの後、尊には連絡出来なかった。まだ、気持ちが落ち着いてないと思ったから。

 

 でも、学校には来るはず。そう思って登校したけど、

 

 

「・・・・・・来ない、のかな?」

 

「よぉ、唯兎。」

 

「昂汰、おはよう。」

 

「・・・・・・あいつ、来ないのかな?」

 

「どうだろうね?」

 

 

やっぱり、昂汰も心配してるんだ。

 

 

「おはよう。」

 

「尊!?」

 

「2人共、おはよう。」

 

「お、おはよう・・・。」

 

 

いつも通り、で良いよね・・・?

 

 

「どうしたの?」

 

「え!?あ、いや・・・・・・その・・・・・・?」

 

「うん?・・・・・・あ、昨日はごめん。勝手に帰って・・・・・・。」

 

「いや、それは良いんだけどさ・・・・・・大丈夫なのか?」

 

「うん。・・・・・・実は2人にちょっと話したい事があって。」

 

「相談事か?」

 

 

昂汰、もうちょっとオブラートに包んで。

 

 

「ホームルーム始めるぞー。」

 

「あ、もうそんな時間なんだ。」

 

「じゃあ、昼の時に聞く。それでいいか?」

 

「・・・・・・うん、そうするよ。」

 

 

そうして・・・・・・時間が変わって昼休み。

 

 

「時間が3時間ぐらい飛んだな~。」

 

「言わなくていいよ。」

 

「あの・・・・・・話していい?」

 

「「どうぞどうぞ!」」

 

 

『コントしてる』とか言わないでよ。

 

 

「・・・・・・1つ、思い出した事がある。」

 

「本当か!?」

 

「あの写真の時、祖母が亡くなったんだ。」

 

 

おっと、いきなり重い話だ・・・。

 

 

「あの頃、親から色んな事を学んでいた。社会に出てもいいぐらいに。だから、毎日親から怒られていたんだ、『なんでこんな事が出来ないんだ』って。毎日言われたから、毎日泣いてたよ。

 でも、そんな時はいつも祖母が優しくしてくれた。俺の心の叫びを全部受け止めてくれた、優しい祖母なんだ。」

 

「・・・・・・そっか。」

 

「ってか、『祖母』って言いづらそうだから、慣れた言い方すれば?」

 

 

昂汰・・・・・・最近バカになった?

 

 

「・・・・・・分かったよ。」

 

 

あ、分かっちゃうんだ・・・・・・。

 

 

「彼女が見せた写真の花畑も、おばあちゃんと一緒によく行ったんだ。でも、ある日・・・・・・おばあちゃんが癌で亡くなった。その出来事があまりにもショックだったせいか、その辺の記憶が失くなったんだと思う。」

 

「うん?『思う』って?」

 

「朱莉さんに聞いたんだ、何があったのかを。」

 

「・・・・・・そういう事か。」

 

「彼女には、ちゃんと謝らないとな・・・・・・。」

 

「だったら、これ!」

 

「これは・・・?」

 

「昨日の娘の連絡先と名前。」

 

「倉田・・・・・・ましろ・・・・・・?」

 

「ちゃんと謝って、良い関係になる事を祈るよ。」

 

 

俺たちみたいに。

 

 

「いやいや!謝りに行くだけ──」

 

「まぁまぁ、そう言わずに!頑張ってこい!」

 

「はぁ・・・。」

 

 

とにかく・・・・・・尊、頑張れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「電話?・・・・・・もしもし?」

 

『唯兎~?今どこ~?』

 

「学校終わったとこだよ。」

 

『今日りみの誕生日だから早く来て。』

 

「え?・・・・・・あ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




牛込りみ、ハッピバ!!

・・・・・・えー、言い訳すると・・・・・・思い浮かびませんでした!

明日も誰か誕生日だっけ?
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