Bonnie Butterfly 作:ENDLICHERI
では、牛込りみさん!ハッピバ!
はい、本編で~す。
放課後、俺は1人でCiRCLEに向かった。・・・・・・昨日通った道は覚えてるから、迷うことなく。
でも、昨日と違うのは、隣に昂汰と唯兎がいないことだ。昂汰はペット絡み、唯兎は恋人の友人の誕生日を祝いに。・・・・・・なんか『りみ』って人らしいけど、俺には分からない。
「着いた・・・。」
倉田さんに電話して、『CiRCLEのカフェテリアで話したい』と言ったら、向こうは了承してくれた。
俺は、椅子に座って静かに倉田さんを待つことにした。気持ちを落ち着かせながら・・・。
どうにも心配で尾行してきたけど・・・・・・あいつ、大丈夫だよな?
ってか、なんで唯兎がいなくて──
「大丈夫だよね、尊くん?」
「世の中には手を出さずに見守ることも大事なの。それが分かってないと、尾行は上手くいかないよ~。OK、吏佐?」
「イエッサー!紫音先輩!」
この人たちはいるんだよ・・・。
「昂汰君も分かった?」
「いやいや、俺はそこまでじゃないよ。ただ、尊が心配で──」
「その気持ちがあれば、尾行するには十分!」
唯兎~、なんで来れなかったんだよ・・・!まさか、本当にりみの誕生日だったなんて・・・!ってか、今5月だろ!?なんで3月の誕生日を今祝うんだよ!?
飲み物も買わずにずっと倉田さんを待っていると、
「お待たせ、しました・・・・・・!」
待ち人がやって来た。
「いえ、そんなに待ってないですよ。それに、走らなくても良かったのに。」
「そういう訳には・・・・・・。」
「まぁとりあえず座ってください。何か飲み物買ってきますよ?」
「え?でも・・・。」
「気にしないでください。・・・・・・過去の自分を知ってるなら、どういう所の人間なのかも分かるでしょ?」
「・・・?」
え?もしかして、知らない?
とりあえず、倉田さんのリクエストのドリンクと、自分用のコーヒーを注文、ドリンクを持って席に戻った。
「お待たせしました。」
「ありがとうございます・・・・・・。」
「いえ。・・・・・・それより、昨日はすみませんでした。」
「え・・・!?」
「急に帰ってしまって・・・・・・。あなたを不快に思わせてしまったようで。」
「いえ!・・・・・・あの、私に話していただけませんか?」
「っ・・・・・・。」
「頼りないかもしれませんが・・・・・・同じ景色を見た仲なので、少しでも手助けになればと・・・・・・。」
「・・・・・・分かりました。」
そして、前回唯兎と昂汰に話した過去のことを、倉田さんにも話した。
「これが、自分の記憶がない理由です。」
「っ・・・・・・。」
まぁ、驚くだろうな。一言も喋ってないし・・・。
「・・・・・・では、これで。」
「っ!ど、どちらに・・・?」
「帰ります。今日の目的は、あなたに謝ることなので。」
「そ、それでも・・・!」
うん?・・・・・・なぜ倉田さんは俺を止めるんだ?
「・・・・・・わ、私と・・・、」
「はい?」
「・・・・・・私と、友達になってくれませんか?」
「え・・・?」
「あの花畑を一緒に見たあなたと、また出会えたんです。だから、あの時のように仲良くなれたら・・・・・・なんて、思ってしまったり・・・・・・。」
・・・・・・そうだったのか。俺は昔、彼女とあの花畑で・・・。
「いいよ。」
「え・・・?」
「だけど、昔とはちょっと違うと思うから、そこだけは許して。」
「っ・・・・・・はい!」
こうして、あの頃の幼い2人は、月日を経て、ちゃんとした友達となった。
「いや~、良かったわ~!」
「ほんとですよ~!」
「俺は今も胃が痛い・・・・・・。」
昨日は疲れてたのかな~?りみの誕生日が昨日だと思ってたのよ~。・・・・・・これ、アタシの言い訳。
それはそうとさぁ~!ましろちゃんって、こんなキャラで大丈夫?