Bonnie Butterfly   作:ENDLICHERI

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Ep.9 素のあなたが見られたから

 

 

 

 

 

 俺たちは、前回言った通りショッピングモールに来ている。

 

 

「どこに行くのですか・・・・・・?」

 

「CDショップです。自分の好きな音楽の話でもしようかなって思いまして。」

 

 

そして、ショッピングモール内のCDショップに着いた俺たちは、そのまま俺の好きな曲のCDが置いてあるコーナーに向かった。

 

 

「ここ、ですか・・・・・・?」

 

 

「うん、ここがよく来るCDショップなんです。それで、最近気に入ってるのが、これです。」

 

「えっと・・・・・・『アバンタイトル』?」

 

「あ、これはアルバムのタイトルですよ。このアーティスト、作詞作曲を全部1人で書いてるんですよ!」

 

「そ、そうなんですか・・・・・・。」

 

「でもこのアーティスト、恋愛の詞を書いても少し変わったタイプの詞を書くから、その世界に惹かれちゃったんだよ!俺も『こんなリアルな恋してみたい!』とか思っちゃって~!・・・・・・あ。」

 

「・・・・・・・・・・・・。」ポカーン

 

 

ヤッバ、つい語っちゃった・・・!

 

 

「・・・・・・あ、えっと・・・倉田さん・・・?」

 

「・・・・・・ふふっ。」

 

 

え?笑った・・・?ってか、笑われた・・・・・・?

 

 

「ごめんなさい・・・!ようやく素のあなたが見られたから・・・・・・!」

 

「え?・・・・・・あ、ごめんなさい。」

 

「いえ、素のあなたの方が親しみやすいので、これからも素で話してください。」

 

 

「・・・・・・分かった。じゃあ、倉田さんもタメ口でいいよ。」

 

「えっと・・・・・・私、年下なんです・・・。」

 

「え!?」

 

 

マジっすか!?・・・・・・まさか、年下の子と昔会って、今友達になったの?・・・・・・恥ずいな・・・。

 

 

「・・・・・・先輩みたいだけど、接しにくいから、友達と話すように俺にも話してくれ。」

 

「えっ・・・・・・わ、分かった・・・。尊さん。

 

「『尊』でいいよ。・・・・・・その代わり、おこがましいかもしれないけど、『ましろ』って呼んでいい?」

 

「う、うん・・・・・・いいよ、尊・・・・・・。」

 

 

強引かもしれないけど、少しは心の距離が縮まったかな・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 尊、ちょっと大胆だね・・・。俺って、どうやってたえと仲良くなったんだっけ?

 

 

「こちらファルコン1。尊と倉田さんが互いに名前呼びする関係になった模様。」

 

「ファルコン1、了解した。そのまま状況を観察しろ。」

 

「了解。」

 

 

・・・・・・まだやってるよ。

 

 

「それより沙綾、何かいい写真撮れた?」

 

「うん、見て見て~。」

 

 

この景色見た事あるけど・・・・・・写真だとこういう風に見えるのか~。・・・・・・って!

 

 

「何しにここにいるの!?尾行してる割には2人の写真ないじゃん!?」

「え?・・・・・・あ、あはは~・・・・・・。」

 

 

『あはは』じゃないよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺たちは店の人と話して、一般的なイヤホンを貸してくれた。・・・・・・常連だからって理由だけど。

 

 

「さすがにあのCDは発売してからそこそこ経ってるから、試聴は出来ないみたいだけど、俺のウォ〇クマンに入ってるから・・・・・・聴く?」

 

「え?・・・・・・じゃあ、聴いている。」

 

 

俺は借りたイヤホンをウォ〇クマンに挿して、最近気に入ってる音楽のサビを流した。

 

 

「ちなみに、アーティストの名前は?」

 

「『葛城(かつらぎ)ウィズ』さん。俺の1つ年上なんだって。」

 

 

 

そして、流した曲のタイトルは『7月のPLAY』だ。

 

 

「・・・・・・。」

 

 

真剣に聴いてる・・・・・・。ちなみに、サビの歌詞はこんな感じ。

 

 

肝心なことなんて誰も教えちゃくんないし

 そのヘッドフォンのコードでぎゅっと首を絞めてよ

 そういうPLAYでしょ? ほら激しく掻き鳴らしてよ

 あなたのギターと私のスピーカーが

 繋がってる間だけ素直に愛せるから

 

「・・・・・・ま、まぁ歌詞については俺も『なんだこれ?』って思ったから。」

 

 

結構真剣に聴いてるな・・・。

 

 

「・・・・・・他の曲も聴いていい?」

 

「い、良いよ・・・・・・?」

 

 

プレーヤーをましろに貸すと、1アルバムしか入ってないからその中で気になった曲を再生し始めた。覗くと、『Crystal light』だった。

 

 

削ぎましょう このカラダ 惜しまずに 逝く水を

 和えましょう このいちどに 生と死の 逝く水を

 

 Crystal light Crystal light Crystal light 噴いてばむ

 Crystal light Crystal light Crystal light 君へ捧げよう

 

 

確かあの曲、『FUNK』の曲だけど・・・・・・大丈夫かな?

 

 だけど、この後大丈夫じゃなかった。ましろがアルバムの曲を全部聴き終えるまでプレーヤーが帰って来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シロ、予定があるって言ってたけど・・・・・・。」

 

「あの男の人誰だろう・・・?」

 

「それより~、あっちの人たちの方が気になるな~。」

 

「アタシたちも、あれと同じ気がするんだけどね~?」

 

「でも、あの人たちが着てる『ファルコン1』ってどういう意味だろう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて!『7月のPLAY』はさえチの曲で、『Crystal light』は堂〇剛さんの曲です。・・・・・・作品内では、『ウィズのソロ曲』って設定でお願いします!

・・・・・・モルフォニカのメンバー同士の呼び方が分かんないから中々出せないんだけど、どうすりゃいい?・・・・・・聞いても無駄か。すまん!
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