「あれ?」
「どうしました? ンフィーレアさん」
「いえ……以前はあんな頑丈そうな柵は無かったはずなのに……何かあったのかな……?」
本来、そこには小さいながらも平和で長閑な村が見えてくるはずの場所……だったが、そこからはまるで兵の駐屯地のように頑丈そうな柵が、村をぐるりと囲う形で建てられており、以前とはまるで別の村になってしまったかのようだ。
ただ村を護るために作ったというだけならそれでいい。
だが、そう思うに至った何らかの事件があったなら……例えば、森の賢王の領域を抜けてモンスターが村を襲った、とか……山賊が現れた、とか……。
「……エンリ」
もし、そうだったなら……エンリは……?
そこまで考え、顔から血の気が引いていき……ふとンフィーレアの肩をアトリアが叩く。我を取り戻し、振り返ったンフィーレアにアトリアは小さく頷いた。
「大丈夫ですよ。こちらにはアダマンタイト級冒険者が3人もついてるんですから」
「アトリアさん……そうですよね。……うん、行きましょう。行って確かめないと……もしもの時は、よろしくお願いします」
「もちろん」
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「……! ンフィーレアさん、私の側へ!」
唐突に、先行していたアトリアがそう警告し、荷車を引いていた馬を止めさせる。
ンフィーレアは驚きつつも咄嗟にその指示に従うも、意図が分からず困惑する。
「どうしました、アトリアさん……?」
「すみません、気付くのが遅かった……どうやら囲まれています! ……出て来なさい! 居るのは分かっています!」
全員が武器を構え……カルネ村の入り口、その間近にまで差し掛かった辺りで、ピンと張りつめた空気が周囲に流れる。そして、彼女の言葉に応え、周囲の草むらから……そして村を囲う柵の入り口から、ある者達が姿を現す。
「……アンタら、何者だ!」
「ゴブリン……? なんで、ゴブリンが……!?」
「(あれ?)こいつらは……」
「兄さんがた……武装を解除して頂けますかね? 出来れば戦闘は避けたいんですよ。……特にそこのフルプレートの人。アンタからはちいっとやべえ雰囲気ってのをバリバリ感じるぜ」
「何をぬけぬけと……! その瞬間襲うつもりでしょう、騙されませんよ!」
「いや、待ってくださいアトリアさん。ここは彼らに従いましょう」
そう言いながら、モモンは咄嗟に構えていた大剣を背に背負い直す。
それを見て信じられないとでも言いたげに驚愕するアトリアは、どうしてそんな選択をするのか分からないのだろう、口から「ど、どうして」と疑問の声を漏らす。
どうして、と問われれば、戦闘は避けるべきだから、というのがモモンの本音……というか、アトリアは既に「彼らが村を襲って支配、占領した邪悪なゴブリンだ」とでも思っていそうだが、それは誤解である。彼らは村を襲ってなんかいないし、そもそも戦う必要性が無い。何故なら、このゴブリンは……。
「ゴブリンさん、どうしたの?」
「おお、姐さん!」
「……エンリ!?」
「えっ? ……ンフィーレア!」
「え? エンリって……あの? あれ?」
「(やはり、このゴブリン達は、あの時渡した角笛で召喚された者だったか。……しかし……あの時彼女が言っていた『村に時々訪れる薬師の知り合いが魔法を使える』……その知り合いが、まさか彼の事だったとは。こんな事もあるんだなあ)」
端的に言えば、彼らはモモンがこの世界に降りて来た際に救った村の娘に、護身用と思って渡したアイテムから召喚されたモンスターであり、それが今でもその娘に付き従って村を護っていた、それが事の真相だった。
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「す、すみません。私てっきりゴブリンさん達が村を襲って乗っ取ってしまったんだと思って……」
「いえいえ、こちらこそすいやせん、まさか姐さんの友人の護衛の方だったとは思いませんで……てか、発想が物騒じゃありやせんか……?」
一触即発、そんな雰囲気だった彼らとも、勘違いだと分かってからはすぐに打ち解けた。モンスターだから、という差別的な意識も無いらしい……ここに来るまでに別のゴブリンを散々討伐してきたというのに器用な事だ、等と思うモモン。
……もっとも、それは人間に対して虫程度の愛着しか沸いていない者の言うセリフではないが。
「それじゃ、しばらくこの村で休憩させて頂いても良いですか?」
「もちろんでさあ! ゆっくりしていってくだせえ」
「ありがとうございます! ……えっと、早速で申し訳無いのですが、その……お手洗いって、どちらにありますか……?」
「おっと! こっちでさあ、案内しやす!」
「す、すみません……重ね重ね……」
「それでは、少しの間ここで休憩しますか……準備が出来たらまた呼びに行きますので、村からは出ないで待っていてくださいね」
そんなやりとりの後に、アトリアはそそくさと用を足しに一旦別行動……後は休憩の後に、ンフィーレアの準備が出来次第、森へ薬草採取に出立する。
「(それまで、村の様子でも見ておくか……一応、初めて友好関係の構築に成功した村だしな)」
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「そっか……そんな事が……」
「うん……でも、凹んでばかりじゃ居られないわ! ネムやみんなの為にも!」
僕は、エンリの自宅にて、この村で起こった惨劇の顛末を聞いた。
もし僕がその場に居れば、なんて自惚れは抱かないけど、それでも、もっと早く来ていれば何か出来る事があったのではないか?
これまで大変だっただろう。
ネムの面倒も見ながら、たったひとりで。
もし僕に出来る事があったら、なんでもしよう! いや、なんならカルネ村を出て、僕の所に……そうだよ、僕の収入ならエンリもネムも養えるし……け、結婚すれば……もっと一緒に……。
「あのさ、もし、よかったら……ぼぼ、ぼ、僕……と、け、け、けっこ……こん……」
「え? 何? どうしたの?」
「ぼ、ぼ……くで良かったらなんでも言ってよ! 出来る限り、力になるからさ!」
「ンフィー……! ありがとう! ンフィーは私にはもったいないくらいの友人だわ……!」
ゆ、友人……友人かあ……いや、いいんだ、エンリの役に立てればそれで。告白の機会はまだあるだろうし、それに今はほら、色々と込み入ってて大変だし、傷心に付け込むみたいでなんか、ほら、ね? うん、そうそう……。
……えーっと……。
「と、ところで……あのゴブリン達は一体?」
「この村を助けてくれた、アインズ・ウール・ゴウンという人がくれたアイテムを使ったら出て来たの。私の言う事を聞いて、仕事の手伝いとか、柵を作ったりとか、色々頑張ってくれてるわ」
「へえ……」
ゴブリンを召喚するマジックアイテムを、ただ通りすがりに助けた村の娘にポンとくれる人……か……俄かには信じがたいけど、でも実際にゴブリンはエンリの言う事を聞いているみたいだし、真実なんだろうけど……だとしたら、アインズ・ウール・ゴウンという人について興味が湧いてくる。
「そのアインズ・ウール・ゴウンって人、どんな人なの?」
「……そっか、ンフィーなら知ってるかもしれないと思ったんだけど……出来ればあの方にもう一度会って……」
「も、もう一度会って……!? ど、どうするの!?」
「え? ああ、うん。改めてちゃんとお礼言わなきゃな~って。ゴブリンさん達の事もあるし」
「あ、そ、そう。そうだね、お礼は大事だよね」
心臓の音がうるさい。
今、僕の顔はきっと焦りや羞恥や嫉妬で……どんな色になってるんだろう? とても見せられる顔ではない事だけは確かだ。
そのアインズ・ウール・ゴウンという人がどんな人物かは知らないが、きっととても優秀……いや、それこそ自分なんか足元にも及ばない、凄い魔法詠唱者なのだろう。
そんな人物に……しかも命の恩人で、たまたま訪れただけのこの村を救い、その後のフォローまでしてくれるという英雄じみた人に対し、エンリが憧れやそれ以外の感情……例えば恋愛感情とか……を抱いたとしても、なんら不思議ではない。
……が、彼女は単にお礼をちゃんと言いたいだけだった、と知ってひとまず安心する。
「えっと、何か特徴があったら思い浮かぶかもしれないけど……」
「う~ん、魔法が凄かったって事ぐらいしか……雷がぶわ~って出たと思ったら、騎士が一撃で倒れちゃったの」
雷の魔法……恐らくは第三位階の魔法。第三位階は常人に到達し得る最高位の魔法。しかし、話を聞く限りだと、もっと高位の……第五位階……いや、もっと……? ひょっとすると、英雄の領域にまで足を踏み入れた人なのかも……。
「それに、赤いポーションを使って私を助けてくれたり……」
「……えっ?」
赤いポーション……? それは、もしかして……モモンさんが所持していた、神の血と呼ばれる、劣化しないポーション……薬師の夢。
あれと同じ物なんじゃ?
それが、モモンさんだけではなく、アインズ・ウール・ゴウンという魔法詠唱者の人も持っていた? ……しかも、それをあっさり他人に使ってしまうだなんて……いや、そういえばモモンさんも、ブリタという冒険者の人のポーションを割ってしまった詫びとして、そのポーションを渡したと聞く……。
「(もしかして……モモンさんって、アインズ・ウール・ゴウンという人の……
「他は……えっと……そう、真っ黒な鎧の女戦士をお供に連れていたわ。名前は確か……アルベドって言う御方だったはずよ」
「アルベド……」
そっちは残念ながら
「僕は分からないけど、僕をここまで護衛してくれた冒険者の人……モモンさんって言うんだけど、その人なら知っているかもしれないよ。その人も、赤いポーションを持っていたし、今思えば、相棒のナーベっていう人は雷の魔法を使ってたから、もしかするかもしれないよ」
「えっ!? 本当?」
「うん、後でその二人に、アインズ・ウール・ゴウンという人について聞いてみるよ」
「ありがとう! お願いね、ンフィー!」
「いや、そんな……へへ」
そんなに大したことをするわけじゃないけど……エンリにこうして頼ってもらえるのは……とても嬉しい。
それに、彼女がもう一度会ってお礼を言いたいというアインズ・ウール・ゴウンという人には僕自身も興味がある。
どんな人物なのだろう。
怖くないといいけど。
……いやでも、エンリがその人に恋をしたら大変だから……やっぱり、怖い人の方がいいかも……。
「……ンフィー、その、モモンさんって……ンフィーが連れて来た白い髪の綺麗な女の人?」
「え? 違うよ、モモンさんは、黒い全身鎧の男の人で、ナーベって言う黒髪の女の人と二人組のアダマンタイト級冒険者だよ」
「あれ? 二人組? じゃああの白い髪の人は?」
「あの人はアトリアっていう人なんだけど、二人とはまた別の冒険者チームの人で……チームというか、一人で冒険者をやっているらしいけど、この人もアダマンタイト級冒険者なんだ。たった一人でアダマンタイト級なんて、凄いよね……」
「ふぅーん、そうなんだ……? どんな人?」
「やっぱりアダマンタイト級冒険者というだけあってとんでもない実力の持ち主で……特に魔法が凄かったかな……! なんせ王国に二人しかいない蘇生魔法の使い手でもあるらしいし……それに、すごく優しくて気さくな人で、度量が広いっていうか、それでいてちょっとお茶目な所もあって、ここに来るときも色々話したんだけど……あれ……ごめん、なんか話過ぎちゃった……?」
話している途中で、エンリの顔に段々影が落ちている気がして、思わずそう聞いてしまう。もしかしてそんなに興味無かったとか……?
「んー……いや、別に……? なんでもないよ?」
……? なんだろう、エンリ、なんだかちょっといつもと様子が違うけど……。
しかし、この後すぐにエンリはいつも通りのエンリに戻っていた。
なんだったんだろう?
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「ここでさあ! じゃ、あっしは村の警備に戻ってるんで、何かあったらまた言って下せえ!」
「ええ、ありがとうございます」
お手洗い……と言ってももちろん、文明レベルが中世を元にしているとはいえファンタジーのそれなので、一応魔法で綺麗に保つ事もある、という程度なのがこの世界のトイレ事情なのだが、魔法詠唱者が居ないこの村のトイレが清潔であるはずも無く、所謂ボットン便所に近しい。
ふと、屋内であるにもかかわらずアトリアは周囲を見回し……遮音の魔法を使って外に音が漏れないようにする。他人が知れば魔法の無駄遣いと言われそうな使い方だが、今回に限ってはそうしなければならない理由があった。
アトリアは魔法が完璧であると確かめた後、壁に手を付く。
何のために? 用を足すのに壁に手を付く必要は無い。
彼女の眼前には、糞尿を貯めておくための真っ暗で小さな丸い穴がある。
「……うっ」
小さく呻く。
声が漏れ、じとりとした汗が漏れる。
身体が揺れ、目の焦点が揺れ、喉が震え、足が震え、手も震える。
そして。
「オエエエッ!!」
胃の中をひっくり返したのでは、と思う程勢い良く嘔吐した。
原因は一つ。
「(【演技の鬼才】を使い、「原作について何も知らない」「極めて善良な人物」「本来の年齢相応の少女」という人格を演じているとは言え……流石にやりすぎだろ、私……!! ちょっと気を抜くと地雷原でタップダンスしてそうだ!! 演じる役をもっと慎重に決めておけば良かった!!)……うう、何かおかしな物でも食べたのかなあ……?」
演技の鬼才……それは彼女が持ち、そして秘匿する数多くのタレントの内の一つ。
一度自分で演じると決めた人格になりきる事が出来るというもので、その完成度は完璧。しかしデメリットとして、一度演じだすと眠ったり気絶したり死んだりする以外に解除方法はなく、また、解除されても、演じていた役に自身の人格が
そして、あくまでもこれは「そういう人物に成る」というものではなく「そういう人物を完璧に演じる」というタレント……どんなに完璧であっても演じているという意識がある以上、演じている際に本来の自分が感じているストレスや恐怖はしっかりと残っている。
それが「バレたら死ぬよりひどい目に遭う」「気に入られなかったら殺される」「ただの気まぐれでも殺される可能性がある」という危険がある中で「そうとは知らずただただ彼らと友好的になりたい」という人格を演じるとなれば、その際に感じるストレスは……見ての通り。
その上、演技が
「ゲポッ……!! うえっ……はぁ、はぁ……ん……ペッ! ふう、ようやく、落ち着いた……なんだったんだろう?(なんだったんだろう? じゃねえよバーカ! タコ! お前が何なんだよ!! クソ! やっぱりキャラ設定はもっと時間をかけて決めればよかった!)」
こうして、蓄積されたストレスによって思い切り嘔吐して胃の中をひっくり返していても、演技の鬼才によって造られた人格「アダマンタイト級冒険者のアトリア」は、それこそ誰も見ていないところであっても止まることは無く、ストレスを感じているという自覚すらない
……そしてそれは、アトリアが睡眠等で意識を失うまでは、延々と続く。
もちろん、それによって受けるストレス等も同じく延々と受け続ける。
人間を心の底から嫌悪して害虫並みの扱いをしてくるナーベの目の前で
「(反応を見るに、流石に有る程度の……あの雑魚冒険者共から受けたやっかみで上がった分くらいの警戒度は削ぐことが出来たはず。「一人孤独な少女」という属性を足しておいたのが幸いしたのか、ナザリックの仲間というド級の地雷を踏み抜く事は無かったようだし……情報源として便利な女、という利用価値も付加された。あとは、このまま“弱いフリ”を続ければ良い)」
アトリアは出来る限り生存率を高めるため、現在もレベル100までしっかり鍛え上げている。だが、それはこの世界で言えばやや異端、英雄の領域とかいう次元ではなく、もはや人外の領域を更に凌駕していると言っていい。
そしてそれがバレてしまったら、今まで築き上げてきた信頼度や好感度がどうなるかは想像に難くない。
だが、アトリアには【自身のステータスの管理、可視化、隠蔽】という極めて有用なタレントがあった。
このタレントの本質は、自身のステータスをゲームのウィンドウのように数値化したものを、本人にしか見えない形で可視化させ、その数値を、まるでステータス振り分けのように管理するというところにある。
これにより、アトリアは特別な鍛錬を必要とせず、肉体と言う器が成長さえしてしまえば好きに自分の強さを弄れるという破格の能力を持っていた。
加えて、このタレントの副次的な力の一端に、ステータスを隠蔽する、という物があり、今回はこれが本題だ。
隠蔽するという事はつまり、例えばレベルやHPを看破する魔法を使ったとしても、彼女のレベルやHPを看破する事が出来ないという事。
現に今さっき出会ったゴブリン……彼がどのようなスキルを持っているかは分からない、あるいはゴブリンの本能のようなものかもしれないが、彼は出会った時にこう言った。
―――……特に
これは彼が何らかの方法で、戦士化しているモモンの真の姿……つまりモモンガの実力の一端を、その身で察知した、という事になる。
だがアトリアの実力に関しては察知できていなかった。
同じ100レベルであり、戦士化している訳でも、魔力を隠蔽する指輪を着けている訳でも無い……にも関わらず、だ。
これはアトリアの中で、そこそこ大きな成果となった。
……最も、隠蔽が完全であるという確証にまでは至っていないが。
もしこの方法でもダメで、実はレベル100で実力を隠していたとバレた時の為の布石として、情報提供者として有益であるというアピール、レベルを隠していた理由のでっち上げ、敵ではないという証明、これからも敵対する事は無いという信頼、その為なら従属だってしてみせるという覚悟、万が一にも彼や彼らの地雷に触れないように徹底した注意……。
最終的に下僕でも……なんなら死んだって構わないから、敵対だけは、それだけは絶対に避けなければならない。
何故なら、アトリアはアインズ・ウール・ゴウンの、そしてナザリックの恐ろしさを知っている。知ったうえで、いつか来る彼らに怯えながら何百年も生きて来た。
だからこそ、今はその恐ろしい存在の手から逃れるため、しかし逃れられない事も知っているから、あえて懐に取り入って欺こうと、演技をしなければならなかった。
「(その問題が解決しない限りはこのまま、か……気が狂いそうだなぁ……でも、やるしかない……なにこのクソ難易度のギャルゲー)」
魔法で服や顔の汚れや臭いを取り、手鏡で顔色を確認した後、アトリアはその場を後にした。
エンリ「ふーん……」モヤ…(この後「もしかして私ンフィーと結婚できなかったら一生婚期を逃すのでは?」と気付く少女)
ンフィー「???」(全然気付かない少年)
一歩その頃のアトリア「オ゛ロロロロロロッ!!」ビチャビチャ
【演技の鬼才】
最高最悪のRP専用発動型タレント。なお発動したら自分でコントロールできない。
また本編では語られていないが、自分が知らない物を演じる事も可能だが、その場合知識が欠如している為、極めて堂々と、かつ完璧に頓珍漢な演技をとしている変人が出来上がるため、ユグドラシルプレイヤーやアインズ・ウール・ゴウンのメンバーのうちの誰かを完璧に演じるという事は実質不可能である。
あくまでも、明るい性格、冒険者、無邪気、といったその人格の要素と言えるものを設定してしまえば、それを完璧に演じる事が出来るというだけ。
要するに、TRPGにおけるCPとか、MMORPGにおけるキャラのRPを完璧に出来るものと考えてもらえれば間違いない。
【自身のステータスの管理、可視化、隠蔽】
ようするにRPGでいう所のステータスを自分で割り振る事が出来るタレントで、弄るついでに隠蔽も出来るというマルチなタレント。
欠点は、一度割り振ったら元には(死んで次の生に至るまで)戻せない事と、身体が成熟しきっていない状態でステータスを出鱈目に上げまくると、急激な成長に身体が耐え切れず崩壊または爆散して死亡してしまうといった所。
【お手洗い】
美少女の吐瀉物入り。なおこの世界では言語が日本語ではない筈なのにアインズ達の耳には自動的に日本語に変換されて聞こえるという何らかの力が働いている(実際には日本語をしゃべっているわけではないので、口の動きが明らかに合っていない)という設定が原作では書かれているので、本来はお手洗いと言っている訳ではなく、便所とかトイレとか用を足すとかお花を摘むとか、そういった意味合いの言葉が自動変換されている。