俺とスパロボ   作:ユキユキさん

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たまに投稿する形で。


第6話 ~俺が出来ること。

ーリュウセイー

 

輸送機救出の為、空中をかっ飛んでいったユーキス博士。ゲシュペンスト…PTは飛行出来ないって聞いたんだけど? …現に俺のゲシュペンストは陸戦機、空を飛ぶ…なんてことは出来ない。そこん所を聞いてみてーけど博士はいない、つーことで知っていそうなアヤに聞いてみた。

 

アヤ曰く、ユーキス博士のゲシュペンストはR-シリーズの原型。様々なT-LINKシステム関連の技術が詰め込まれていて、空中をかっ飛んでいったのもT-LINKフライトシステムによるものだとか。そんなにスゲーのがあるんなら、俺とアヤのタイプTTにも…って思ったんだけど、

 

「…リュウが使用したら一発で廃人ね、私も現段階では無理よ。」

 

アヤにそう言われたら黙るしかない。黙るしかねーけど、ならユーキス博士は…、

 

「正真正銘の超人だ。あの人だからこそ手足の如く使用出来、あの特殊なゲシュペンストを乗りこなせる。」

 

アヤに続いてライの奴が熱のこもった声でそう言ってきた。超人ねぇ、…だったらユーキス博士はハンパねぇ人ってことになるよな?

 

俺の何気ない疑問から、如何にユーキス博士が凄い人かっていう話になった。そのお陰かどうかは分からねぇけど、さっきまで感じていた緊張が(ほぐ)れたぜ。…(ほぐ)れはしたけどさ、博士と接する時にある意味緊張しちまいそうで。…大丈夫かな?

 

 

 

 

 

 

待機中にユーキス博士のことを聞いていたら、

 

『…輸送機とユーキス博士、敵部隊がポイントへ接近中。多数の敵機をユーキス博士が撃墜するも、未だ…敵機の数が多く大部隊と言ってもいい規模だ。…博士のことだ、あえて残したと考えられる。…彼が言いたいことは理解しているな? …いつでも迎撃出来るよう、戦闘準備と警戒を怠らずに待機していろ。』

 

とイングラム少佐からの通信が。それを聞いた俺は改めて緊張し始めた、………実戦が始まろうとしている。

 

 

 

 

 

 

いつでも動けるように待機してから約一分、ユーキス博士からの通信が。

 

『…SRXチームの諸君、聞こえているか? …そろそろ目視で確認出来る位置まで来たぞ、目標は…新型だ。君達の力を俺に見せてくれ、…っとだから当たらんよ! フハハハハハ!!』

 

…何か嬉しそうに高笑いをしていたけど、敵機がもう直ぐこの場所へ来る。…目視で確認か、……………っと見えた!!

 

 

 

────────────────────

 

ーユーキスー

 

F-32を墜としながら新型の攻撃を避けたり受けたり、念動フィールドの前に俺とタウゼントフェスラーは被弾せず。ご機嫌だぜT-LINKシステム、愚かな敵さんのお陰で良いデータが取れている。更に死地へと飛び込んできたとは気付いてもいない、短気な新型の下へ付いた運を嘆くといいさ!

 

………一応念の為、もう少し敵機を減らしておくか。ポイント到着の合図にもなるし、…見逃してくれるなよ? ………T-LINKリッパー、…全てを切り裂け!!

 

 

 

────────────────────

 

ーリュウセイー

 

輸送機を守りながらの空中戦、博士のタイプTT…スゲー動きなんだけど。それに変な膜のようなモノ? で敵機の攻撃を防ぎきっている、…とにかくスゲーの一言。ユーキス博士の操縦テクに開いた口が塞がらない、…これが博士の実力…なのか!?

 

ユーキス博士の動きに呆然としていたら、

 

「…リュウ! 敵機が潜伏ポイントへ接近してきたわ、…構えて!!」

 

アヤからの通信で我に返る。…そうだ、俺達は敵の新型を撃破しなければならないんだ! …でも見る限りあの新型も相当だぞ? 俺達が…俺がアイツを墜とせるのか? 不安に思っていると、

 

「…お前はタイミングに合わせてトリガーを引くだけでいい、当たらなくとも責めはしない。」

 

ライからの通信。…コイツなりにフォローを入れているつもりなのか? …フォローというより期待してねぇって言っているよな? …まぁ事実素人だし、ムカつくけど仕方がないと思うしかねぇか。

 

 

 

 

 

 

俺達が潜むポイントの真上で爆散する複数の敵機、………ユーキス博士の腕に衝撃を受けつつも咄嗟にトリガーを引く。M950マシンガンから撃たれた弾が新型を狙う、当たらなくとも牽制になれば! …と思い狙いを定めて撃つ。狙ったとしてもやはり新型には当たらねぇ、…けど周囲を固めるF-32なら数機墜とせた。

 

…人を殺した、そのことが重くのし掛かる。…けど、歯を食い縛ってトリガーを引き続ける。…俺は軍人になったんだ、守りたいモノを守る為に乗り越えなければならないんだ! それにユーキス博士が言っていた、俺がしっかりやらなきゃアヤとライに!! 今は撃つんだリュウセイ、…落ち込むのは後でも出来るだろう!!

 

銃口が焼けるまで、弾が尽きるまでと撃ち続ける。形振り構わず、アヤとライの足手まといにならないよう撃ち続ける。戦場の一人として撃ち続け、俺はF-32を墜としつつ牽制する。必死に食らい付く中、戦場の音と共に…、

 

『…上出来だリュウセイ、一皮剥けたな。』

 

という声がコクピットに響いた。その声で我に返った俺はトリガーから手を離し、周囲を見回してみれば戦いは終わっていた。

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