竈門炭治郎の朝は早い。日の登る前に炭治郎は起きる。
「俺、長男なんで早起きは慣れてます。この時間帯が一番修行しやすいんだ」そう語ると日々の日課に向かう。
公園で一人、木刀を握り構える。
兎に角、ヒノカミ神楽 全ての型を繋げる。一度も途切れず日が昇るまで。
「ふぅ、日輪刀じゃないぶん余裕があるな」
明日から学校だからもう少し鍛えようか。その前にご飯だ!引越し前に貰ったサンドイッチを持ってきたんだ。
「禰豆子ありがとう!いただきます」
「美味しい!さすが禰豆子、いいお嫁さんになるな!」
サンドイッチをムシャムシャしてるとうさぎが一羽よってくる。
「どうぞ禰豆子特製サンドイッチだ。味わって食べるんだぞ」
かわいいうさぎ。なでなでなで、よしよしよし。うさぎを可愛がっていると一羽一羽とどんどんよってくる。
「うおっ凄いことになってる。この街のうさぎは人慣れしているんだな」
「おいでー、おいでー」
驚いたうさぎに混じって女の子が餌をあげてる。
「あのぉ、うさぎって栗ようかん、食べるんですか?」
「うちのあんこは食べるのに」
あんこがようかんを食べるって共食いじゃないか。どういうことなんだ?
「あんこって誰ですか?」
「あんこはうちの店の看板うさぎよ」
「なるほど、うさぎか」
「ほらおいでー、おいでーあら?」
パクッ
栗ようかんに寄ってきたのはうさぎではなくココアだった。
「ココアちゃんに炭治郎くんね。私は千夜よ」
「千夜ちゃん、深みを感じる名前だね。炭治郎くんも偶然だね」
「驚いたよ。ココアなんで制服を来てるんだ?」
「あっー!入学式に遅刻しちゃうよぉ!」
「ココアちゃん、私たち同じ学校だと思うの。だから今日は…」
「二人とも急ぐよ!早く」
「待ってくれ、ココア!」
ココアに手を引から連れてかれる。
「あれれ?戻ってきちゃった…」
「ココア、入学式は明日だぞ」
「えっ?」
ココアに手を引かれて公園を出たのに公園についた。自分でもなに言ってるかよくわからない。
「ココアちゃん、入学式は明日よ」
「うわあああ!恥ずかしいぃ」
「おもしろい子…そうだ、ココアちゃんが迷わないように、今から学校を下見に行きましょう。炭治郎くんもいいかしら?」
「女神様ぁ」
「いいと思う!一度学校の匂いを覚えておけば迷わないからな」
「炭治郎くんもおもしろいわ」
千夜に案内されて学校に着く。
「ここが、明日から通う学校よ」
「私の新しい学びやかぁ、見てるだけでワクワクしてくるね!炭治郎くん」
「千夜、中学校って書いてあるんだけど」
「あ…ここ中学校だったわ。卒業したの忘れて間違えちゃった」
「私の感動をかえしてえぇ!」
その後、俺たちは高校に向かった。匂いもしっかり覚えることができた。これで俺もココアも迷うことはないはずだ。
チノが学校から帰ってきた。
「ただいま」
「「おかえり」」
「高校のほうはどうでしたか?」
「この街ってかわいい建物が多くて素敵だよね」
「そうですか。高校はどうでしたか?」
「ココア、入学式が明日って知らなくて…」
「言わないでえぇ!恥ずかしいよぉ」
「そうですか。炭治郎さんは朝早くからどこへ行ってましたか?」
「俺は公園で日課の素振りを…部屋に書き置きしてなかったか?」
「すみません。そこまで確認してませんでした」
優しいなチノ、日課のこと言い忘れててごめんよ。
「そっか、せっかく朝食作ってくれたのにごめんな」
「いえ、大丈夫です」
「炭治郎くん、毎朝素振りしてるの?」
「あぁ、言ってなかったか?」
「初耳だよ!私も明日から早起きする!」
「ありがとう。でも無理しなくていいぞ、ココアは朝弱いからな」
「ココアさん今朝、寝ぼけてケチャップとマヨネーズを間違えてましたよ」
「ふぇえ!?」
「まったく、しょうがないなココアは」
千夜「今日ね新しい友達がてきたわ」
伊之助「そうか!そいつはうめぇのか?」
千夜「食べ物じゃないわ」
伊之助「じゃあ、強いのか?」
千夜「晩ご飯、なにがいいかしら?」
伊之助「天ぷら!!」