ご注文は長男ですか?   作:鬼松竹梅

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短め


第三羽 中編上

 ラビットハウスのバイトも慣れてきた。客足が少なくてこの店は大丈夫なのかと思う今日この頃。

 勢いよく扉が開かれる。

 

「シャロちゃんが大変なのー!!」

 

「何事!?」

 

「千夜、そんなに慌てて、どうしたんだ?」

 

「シャロちゃんがこんなチラシを持ってきて…きっと如何わしいお店で働いているのよ!」

 

 千夜が持つチラシを見ると、うさぎの格好をした女性がロゴになってる。 

 こんな格好をしてシャロは働いているのか…ラビットハウスよりラビットしているじゃないか。

 

「負けてられないな!俺たちもうさぎの格好を…」

 

「ティッピーで十分です」

 

 チノに却下された。

 

「どうやってシャロちゃんを止めればいいの?」

 

「仕事が終わったらみんなで行ってみない?」

 

「潜入ですね」

 

「潜入!?お前らゴーストになる覚悟はあるのか!?」

 

 出た!たまになる張り切リゼだ!

 

「ちょっとあるよ」

 

「…また女装するのか」

 

 俺は嘘を吐くのが下手だ…炭子になるのも勘弁して欲しい。

 

「潜入って性別まで変えるの!?」

 

「潜入を甘くみるな!炭治郎を見習え、女装する覚悟があるぞ!」

 

 シャロのためだ長男に不可能は無い!!潜入だって完璧にやってみせる!

 

「「「サッー!」」」

 

「よし、私について来い!」

 

「「「イエッサー!!」」」

 

「炭治郎さん、女装まだする必要は無いと思いますよ」

 

 ところで俺たちはどこへ潜入するのだろう。シャロの働いてる店は、なんていう店なんだ。

 

 

 

 

 俺たちはシャロの働いてる店の窓際に隠れている。

 チノのおかげで女装を免れたが俺だけ男でバレやすい。一応、厄除の面を付けていよう。

 

「いいか、慎重に覗くんだぞ」

 

 リゼに言われた通り、慎重に覗くとそこには…

 

「いらっしゃいませー!」

 

 あのうさぎの格好で接客の練習をするシャロがいた。

 いい笑顔だと感心しているとお面越しに目と目が合ってしまった。

 

「ぃいやあぁぁ!変態!変質者!」

 

 なんか懐かしい感覚。善逸をおもいだすなぁ。

 じゃなくて誤解を解いてシャロを安心させるためお面を外す。

 

「俺だ炭治郎だ。潜入にやって来た!」

 

「炭治郎さん、すごい速さでバレましたよ」

 

「みんな、なんでいるのー!?潜入ってなに?」

 

「バレてしまったー!不甲斐ない兄ちゃんを許してくれチノ」

 

「ずるい!チノちゃんのお姉ちゃんは私だよ!」

 

「二人とも煩いです」

 

 チノに叱られてしまった。

 

 

 

 

 

「ここはハーブティーがメインの喫茶店よ。ハーブは体に良い色んな効能があるの。大体、勘違いしたのは誰?」

 

「私たちシャロちゃんに会いに来ただけだよ」

 

「シャロが心配で来たんだけど元気そうでよかった」

 

「そ、そう…ありがとね」

 

「千夜さん、如何わしいってどういう意味ですか?」

 

 チノの質問に目を泳がす千夜。

 

「こんなことだろうと思った」

 

「その制服すてき!」

 

 シャロの手を握る千夜。

 

「こいつかぁ!」

 

「でもシャロちゃんかわいい♪うさ耳似合う!」

 

「店長の趣味よ」

 

 リゼがじっとシャロの制服を見てる。

 

「リゼ、制服が羨ましいのか?」

 

「なっ、いいなぁなんて思ってないからな!」

 

「リゼ先輩なら絶対似合いますよ!」

 

「うぐっ…」

 

 リゼが顔を真っ赤にして照れている。

 リゼにも女の子らしいところがあるんだなぁ。




伊之助「俺の出番はまだか?」
炭治郎「後編まで我慢してくれ」
伊之助「我慢…我慢」
炭治郎「伊之助なら我慢なんて余裕だな」
伊之助「当たり前だー!!」
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