ラビットハウスのバイトも慣れてきた。客足が少なくてこの店は大丈夫なのかと思う今日この頃。
勢いよく扉が開かれる。
「シャロちゃんが大変なのー!!」
「何事!?」
「千夜、そんなに慌てて、どうしたんだ?」
「シャロちゃんがこんなチラシを持ってきて…きっと如何わしいお店で働いているのよ!」
千夜が持つチラシを見ると、うさぎの格好をした女性がロゴになってる。
こんな格好をしてシャロは働いているのか…ラビットハウスよりラビットしているじゃないか。
「負けてられないな!俺たちもうさぎの格好を…」
「ティッピーで十分です」
チノに却下された。
「どうやってシャロちゃんを止めればいいの?」
「仕事が終わったらみんなで行ってみない?」
「潜入ですね」
「潜入!?お前らゴーストになる覚悟はあるのか!?」
出た!たまになる張り切リゼだ!
「ちょっとあるよ」
「…また女装するのか」
俺は嘘を吐くのが下手だ…炭子になるのも勘弁して欲しい。
「潜入って性別まで変えるの!?」
「潜入を甘くみるな!炭治郎を見習え、女装する覚悟があるぞ!」
シャロのためだ長男に不可能は無い!!潜入だって完璧にやってみせる!
「「「サッー!」」」
「よし、私について来い!」
「「「イエッサー!!」」」
「炭治郎さん、女装まだする必要は無いと思いますよ」
ところで俺たちはどこへ潜入するのだろう。シャロの働いてる店は、なんていう店なんだ。
俺たちはシャロの働いてる店の窓際に隠れている。
チノのおかげで女装を免れたが俺だけ男でバレやすい。一応、厄除の面を付けていよう。
「いいか、慎重に覗くんだぞ」
リゼに言われた通り、慎重に覗くとそこには…
「いらっしゃいませー!」
あのうさぎの格好で接客の練習をするシャロがいた。
いい笑顔だと感心しているとお面越しに目と目が合ってしまった。
「ぃいやあぁぁ!変態!変質者!」
なんか懐かしい感覚。善逸をおもいだすなぁ。
じゃなくて誤解を解いてシャロを安心させるためお面を外す。
「俺だ炭治郎だ。潜入にやって来た!」
「炭治郎さん、すごい速さでバレましたよ」
「みんな、なんでいるのー!?潜入ってなに?」
「バレてしまったー!不甲斐ない兄ちゃんを許してくれチノ」
「ずるい!チノちゃんのお姉ちゃんは私だよ!」
「二人とも煩いです」
チノに叱られてしまった。
「ここはハーブティーがメインの喫茶店よ。ハーブは体に良い色んな効能があるの。大体、勘違いしたのは誰?」
「私たちシャロちゃんに会いに来ただけだよ」
「シャロが心配で来たんだけど元気そうでよかった」
「そ、そう…ありがとね」
「千夜さん、如何わしいってどういう意味ですか?」
チノの質問に目を泳がす千夜。
「こんなことだろうと思った」
「その制服すてき!」
シャロの手を握る千夜。
「こいつかぁ!」
「でもシャロちゃんかわいい♪うさ耳似合う!」
「店長の趣味よ」
リゼがじっとシャロの制服を見てる。
「リゼ、制服が羨ましいのか?」
「なっ、いいなぁなんて思ってないからな!」
「リゼ先輩なら絶対似合いますよ!」
「うぐっ…」
リゼが顔を真っ赤にして照れている。
リゼにも女の子らしいところがあるんだなぁ。
伊之助「俺の出番はまだか?」
炭治郎「後編まで我慢してくれ」
伊之助「我慢…我慢」
炭治郎「伊之助なら我慢なんて余裕だな」
伊之助「当たり前だー!!」