シルヴァリオサーガRPG 邪竜滅殺√   作:太陽隊長

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リアルが忙しかったので初投稿です
ちなみに一度未完成のこの話をうっかり投稿してしまっていました


それは運命の分岐点

 

 どうもみなさん、ゆっくりアオイです。

 前回はプロローグイベントが終わり、とうとう主人公を操作出来る直前まで行きました。では続きと参りましょう。

 

 はい、ここはグラムの家のリビングです。ちょっと大きいレベルのリビングですね、まあ木っ端商人ぐらいならこんなものでしょう。

 プロローグイベントから一ヶ月の時が過ぎており、その間に体は完治しています。ということでここからグラムの行動が操作出来ます。まず家の中には誰もいません。元々使用人の様な人間もおらず、前回両親は爆殺されたのでこの家にはグラム一人です。

 

 本来このゲームをオリキャラで始めた場合10歳からスタートするのですが、このルートでは特にその制約はありません。ただし年が離れすぎていると邪竜滅殺√に入れないので注意しましょう。新西暦1012年なんかを生まれにするとまだ子供の主人公が邪竜に拾われてしまいますので。

 

 ちなみに10歳より年齢が高いとその分基礎ステータスが高かったりします。グラムの現在のステータスは商人の息子であるという補正が働き知力とキャラメイクの時に振った攻撃力が高いですが、最も高いのは精神力です。初期ステータスに降ったのに加え、スキル「復讐者」とダインスレイフの血縁補正を併せて既にかなり高くなってます。

 

 家族も使用人もいないので現状はコミュニケーションが出来ません。街に出かける事も出来ますが、今はひたすら自主訓練と勉強でステータスを向上させます。一年立つと傭兵になれるのでやれる事が増えるので一年間はひたすらに努力を重ねましょう。攻撃力、俊敏性、知力をメインに伸ばして行きます。攻撃力は言わずもがな、俊敏性はダインスレイフの星辰光のランダム攻撃の回避に、知力は傭兵にとって必須の情報関係に必要です。地味な絵面になるので控えめに3.7倍速にしておきましょう。

 

 ではステ上げの間にこのゲームにおける傭兵についての説明をします。クエストを選択して受けるのは帝国兵士の時と変わりませんが、傭兵は一週間サイクルの後休日、なんて仕様はないです。毎日自由行動が可能でクエストをするもしないも自由です。ただクエストを受ける以外にも情報収集や必要な物を買い揃えたりするので、兵士より傭兵の方が楽なんて事はありません。

 

 更に傭兵には他に特殊な仕様があります。【報酬】と【知名度】、そして【人脈】です。

 

 【報酬】はその名の通り、クエストの後に支払われるお金の事です。このアンタルヤ商業連合国において金は全てに優先されます。金は情報、武器、道具、星辰奏者施術などあらゆる物事に必要不可欠な物です。特に大量の資金が無いと星辰奏者施術を受ける事が出来ないのでしっかり稼いで貯めましょう。

 

 次に【知名度】、これはどれだけ名が知られているかですね。これを上げておかないと難易度の高く報酬や経験値が多いクエストが受けれないのでなるべく高くしておきましょう。知名度はクエストを達成したり、人脈を増やす事で上昇します。

 

 最後に【人脈】です。これはNPCとコミュニケーションを取ると増えていきます。傭兵のクエストには協力NPCがいる事が多いので積極的に絡んで人脈を増やしましょう。人脈が多いと重要な情報がプレイヤーに回りやすくなります。これを増やしておかないと星辰奏者技術流出後のダインスレイフ戦の前に星辰奏者施術を受けられないので詰みます。

 

 と、半年が経ちましたね。半年が経つと武器屋が解放されるので街に出かけましょう。帝国と違い傭兵は武器が支給される事は無いので自分で調達しないといけません。

 武器屋に着いたので買う武器を選びます。ここでの装備選択が後の命取りとなるので真面目に選びましょう。まあ何を買うかは事前に決めてあります。数多の武器の中から選ぶのはブレードトンファーです。

 

 理由としてはまず軽く大きくなく小回りが効くからです。武器の重さは星辰奏者になれば関係なくなりますが、星辰奏者になるまで15年もあるのでここで大剣なんかを選ぶとかなり苦労します。

 大きさは攻撃とガードの時に範囲が広くなりますが、後隙が大きくあまりオススメ出来ません。星辰奏者と言えど長物をブンブンすれば少しは隙が出来る物なのです。ちなみにヴァルゼライド閣下の攻撃の隙はコンマ1秒ほど、流石です閣下……!

 

 次に攻防一体の片手武器である事です。片手武器は二つ装備する事で攻撃の効率を上げる事が出来ます。双剣やダインスレイフの篭手剣(ジャマダハル)もこのカテゴリです。そしてトンファー系統の武器にはガードの後の隙が他の武器より短い仕様になっています。つまりダインスレイフの猛攻を凌ぐ為には同じカテゴリのトンファー系統の武器が一番適しているのです。普通のトンファーじゃなくてブレードである理由はジークフリートなので剣要素が欲しかったからです、はい。

 

 値段は10000ディナールです。ケチる必要は無いのでポンと出して帰りましょう。説明し忘れていましたが、グラムの初期資金は300万ディナールです。両親の遺産らしいですが、これが十氏族スタートだと3億ディナールなので超端金です。木っ端商人なのでこんなもんです、悲しいですが。星辰奏者施術に必要な資金は1億ディナールなので頑張りましょう。

 

 では訓練と勉強の再開です。武器があると自主訓練が武器訓練にアップグレードされるのでステータスの伸びがちょっと上がってます。だから武器屋が解放されてからすぐに買いに行くのが正解という訳です。

 

 半年以降は街に出掛けるとランダムで原作キャラや十氏族との遭遇イベントが起こるのですが、今回は邪竜討伐の為に少しでもステータスを伸ばすのでやりません。

 

 結局半年間何も起こらなかったのでカットです。たまーにイベントが起こったりするんですが、実況プレイだとまず味ですねこれは……。まあいいです、撮れ高はこれからなので。

 

 という事で無事傭兵への道に進みます。早速依頼を………と行きたいところですが、傭兵の世界は甘くありません。依頼の内容がどういう物かわかっても、難易度はそのままじゃわからないのです。下手に自分に見合っていない難易度の依頼を受けてしまうと死ぬので、まずは酒場で情報収集です。酒場と言ってもただの酒場ではありません、傭兵の集まる通称「傭兵酒場」です。アンタルヤには傭兵が多いので街の中にも幾つかその類いの物があります。街に出掛けて傭兵酒場に向かいましょう。

 

『グラムは傭兵酒場の場所を知らない。道行く誰かに尋ねよう』

 

 ……あ、これは遭遇イベント引きました、ラッキーですね。このタイミングで遭遇するキャラクターは二人なのですが、どちらでしょうか。

 

「ねえ君、そこに行くのは危ないわよ?」

 

 傭兵団「暁の海洋」の団長、アリス・L・ミラーですね。まだトリニティ開始から17年も前なんですが全く見た目に違いがありません、まあ彼女にも色々あるんでしょうが。ちなみに遭遇する可能性があるのは彼女と本国でブイブイ言わせてる頃のリン・ミツバです。

 

 警告……というか注意喚起ですかね、傭兵酒場に行こうとするグラムを止めています。しかし危険を承知で行くので止まってはいられません、傭兵にならないと話が進まないので。

 

「……へー、傭兵になりたいの君。ふーん………」

 

 目を細めて此方をジロジロと見つめています。彼女は踊り子に扮している時は普通に絡んできますが、傭兵の時はこうやってプレイヤーを品定めするように見てきます。

 

「じゃあ君!ウチの傭兵団に入らない?」

 

 そしてその後低確率で勧誘されます。本人の好みなのかプレイヤーが男女問わず若いと確率が上がります。暁の海洋に入る為にリセマラを繰り返す場合年齢が10代じゃないと死ぬほど時間が掛かるので気をつけましょう。

 選択肢に「入る」と「入らない」が出てきましたがどうしましょうか、まさかここで彼女に会うとは思いもしなかったので少し戸惑ってしまいますね。

 

 ですが傭兵団に入るデメリットはほぼないんですよね。一人で傭兵やる時と同じく基本行動は自由ですし、偶に傭兵団としての依頼に参加する事が必要なぐらいです。

 

 メリットは人脈と知名度が増加する、依頼内容の情報が集めやすくなる、星辰奏者施術など必要な資金を幾らか負担してくれるなど………正直入らない理由が無いですね。

 

 しかし忘れてはいけません、暁の海洋はトリニティ本編でリン・ミツバに雇われています。つまり復讐相手であるダインスレイフと同じ陣営に所属する事になります。前回取得したスキル「復讐者」にはデメリットとして、戦場に復讐対象がいる場合最優先で戦闘をしなくてはならないという物があるので同陣営の者に攻撃を仕掛けるのはいただけません、という訳で残念ながら「入らない」を選びます。

 

「あらら、何か理由でもあるの?」

 

 「正直に話す」か「誤魔化す」のうち「誤魔化す」を選びます。初対面の人間に復讐云々を話すのは気が引けるので……

 

「極めて個人的な理由ねぇ……。でも傭兵団から始めた方がいろいろスムーズよ?」

 

 ……諦めが悪いというかなんというか、逆にそこまでグラムを誘う理由をコッチが聞きたいですね。やっぱ面食いですか、そんなに未成熟な果実にかぶりつきたいんですか。

 この世界の神曰く、英雄になるには童貞でなければいけないらしいのでまんまと食われる訳にはいきません。竜殺しの英雄となるべく貞操はしっかり守りましょう。

 

「大丈夫大丈夫!君みたいなカワイイ子に変な事しないって」

 

 ……いやでも途中で抜ければモーマンタイでは?傭兵団を抜けるデメリットはメンバーからの好感度が下がるくらいですし、人脈や知名度稼ぎの為にも入るメリットの方が大きいですかね。よし、なら着いて行きましょう、貞操は死ぬ気で守ります。

 

「よーし、早速行くわよー!」

 

 彼女に手を引かれて傭兵酒場に向かう事になりました。頭の中に描いていた予定は狂いましたが、ゲームで思い通りに行かなくて行き当たりばったりになるのはよくある事なのでヨシ!とします。

 

 

 

 ──というところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 


 

 大抵の出来事に言えるものだけれど、その出会いはたまたまだった。ある商会との契約が終わってようやく団員達が羽を伸ばす事が出来るようになったので、私も久々に街へ足を運んでいた。

 

「さーてさて、何しよっかなー?」

 

 お酒は……昨夜みんなと散々飲んだから今は別にいいや。じゃあ露店とかで可愛いアクセサリーを買ったりとかー、可愛い子を捕まえてキャッキャウフフな事しちゃったりとかー、あ~どうしようかな悩んじゃう!

 そーんな妄想に思いを馳せていると、後ろから声をかけられた。

 

「そこの君」

 

「ん、私?」

 

 あらヤダイケメン、振り返るとすっごい私好みの男の子が立っていた。赤い髪に緑の瞳の目立つ容姿、まだ幼さの残るキリッとした顔立ち、成程、カッコ可愛いっていうのはこういう事を言うのね。

 

「尋ねたい事があるのだが、少しいいだろうか?」

 

「なーになに?お姉さん何でも答えちゃうゾ♡︎」

 

「お姉さん……?まあいいか、傭兵酒場の場所を知らないだろうか」

 

 ……傭兵酒場?えっ何この子あんなとこ行こうとしてるの?

 

「ねえ君、そこに行くのは危ないわよ?」

 

 傭兵なんて基本ならず者の集まりだし、そこにこんなカワイイ子が行ったらきっとろくでもない事になるに違いないわ。

 

「無論危険は承知の上だ。傭兵になるならまずは傭兵の集まる場所に行くのが一番だろう」

 

「……へー、傭兵になりたいの君。ふーん………」

 

 よく見れば体は鍛えられてるし、腰にはトンファーっぽい武器があるし、傭兵志望っていうのはホントみたいね。

 確かにこれならあそこに行っても大丈夫かもしれないけど……

 

「何で傭兵なんかになりたいの?」

 

「……あまり、人には言えない事情だ」

 

 普通そうよね、多分私もそうするわ。うーん、でもこの出会いをこれだけで終わらせちゃうのはちょっと勿体ないかな……。この子結構将来有望そうだし、ウチに引き込むのもアリかもしれない。

 後、何かこの子、ほっとけない雰囲気出してるというか、ほっといたらとんでもない事やらかしそうなのよねー……よし、勧誘しましょうそうしましょう。乙女の勘は侮れないって事は私自身がよくわかってるもの。

 

「じゃあ君!ウチの傭兵団に入らない?」

 

「ウチ?……君傭兵だったのか?」

 

「そうよ、というか格好見ればわかるでしょうに。私はアリス・L・ミラー、傭兵団暁の海洋の団長よ」

 

「団長……団長!?どう見ても子供なのにか?!」

 

 あー、まあ当然の反応よね。客観的に見たらふつー信じないわ。

 

「そう言うアナタは幾つなの」

 

「15だが……」

 

「じゃあ私の方が年上ね」

 

「どう見ても12か13くらいにしか見えないが……!?17くらいか?いや、そうだとしても幼すぎる………」

 

「そこはあなたと同じ、あんまり人には言えない事情があったりするの。それにレディに対して年の話は厳禁よ?」

 

「む……それは失礼した」

 

 正直ドン引き間違い無しの話だから易々と人に話す訳にもいかないのよねー。

 

「それでどうする?別に今すぐに答えを出さなくても構わないけれど、突然だし」

 

「………勧誘は有難い。しかし、申し訳ないが断らせて貰う」

 

「あらら、何か理由でもあるの?」

 

「傭兵になるのと同じく、極めて個人的な理由だ」

 

「極めて個人的な理由ねぇ……。でも傭兵団から始めた方がいろいろスムーズよ?ウチそこそこ大きいから変なのに絡まれにくいし」

 

「それも含めて試練だと思っている。その程度を乗り越えられなければ………」

 

 んー、結構頑固。でもなー、私としては将来有望そうな子と今の内に関係作っておきたいしなー。

 ………もう無理矢理引っ張ってっちゃった方がいいかしら、それでダメなら残念でしたって事で。押してダメなら引いてみろってね。

 

「………実は何か企んでいたりしないか?」

 

「いやいやいや大丈夫大丈夫!君みたいなカワイイ子に変な事しないって」

 

「可愛い………可愛い!?」

 

「ていうかー、このままじゃ埒が明かないからー、1回ウチの団見に行きましょう!」

 

 ちょっと動揺してるところを腕を掴んで引っ張っていく。確かまだあそこに居るはずだし酒場に向かいましょ!

 

「いや待て、いろいろ待て、俺の了承はどうした!というか可愛いとは何だ───」

 

「百聞は一見にしかずって旧暦の人も言ってたし!よーし、早速行くわよー!」

 

「人の話を聞けェ!」

 

 多少抵抗されたものの、そのままズルズルと私は彼と傭兵酒場へ向かうのだった!

 ………あ、そういえば名前聞いてなくない?

 

「あなた名前は?」

 

「この状況でそれを聞くのか!?」

 

「逆にこの状況だからこそだと思わない?どの道傭兵酒場に行くんだし、何時までも君じゃおかしいし」

 

 彼は何処か納得していない様な表情をしながらも、仕方なさそうに名前を告げた。

 

「俺はグラム、グラム・ザイフリートだ」




シルヴァリオサーガ総選挙が始まりましたが私は一から十までアオイ・漣・アマツちゃんに全ベットしています
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