アクセル・アルマー(憑)は平穏に過ごしたい   作:ボートマン

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アンケートのご協力ありがとうございます。
同票であったため、どちらのルートにすべきか悩みましたがエリア11ルートに決定しました。
日本ルートに投票してくれた方々に対してはどうかご容赦ください。


第2話

Z月E日

 

俺はエリア11に向かっていた。

 

何故エリア11に向かうというと、お金を働いて稼ぐためだ。

 

最初は他の場所でも稼ぐことは出来そうと思っていた。

 

だけど、もし身分を示す物を提示しないといけない場合、示す物がないため稼ぐことができるかわからない。

 

探せば働かせてくれる場所はあるかもしれないが、それを探すのに時間がかかってしまう。

 

しかし、エリア11なら安賃金でも働かせてくれる場所があるかもしれない。

 

もちろんゲットーと呼ばれるスラム街でだが。

 

Z月F日

 

無事にエリア11のゲットーに潜入することができた。

 

当初はバレないか緊張したが、外からの攻撃を考えていないのか全く警戒されていなかった。

 

あまりの警戒心のなさに呆然としてしまった。

 

そうして機体を隠せそうな場所を探すことにした。

 

何処も戦闘によって建物が破壊されてて酷いものだった。

 

そうして探していると無人の廃倉庫を見つけた。

 

廃倉庫に機体を隠し、最後の木の実を食べた。

 

俺はいつも通りの不味さを堪えつつ、明日は必ずお金を稼いでみせる。

 

 

Z月G日

 

嬉しいニュースと悪いニュースがある。

 

嬉しいニュースは無事働き口を見つけた。

 

バトリングと呼ばれるアーマードトルーパー通称ATとナイトメアフレーム通称KMFが格闘する試合のことだ。

 

このバトリングでは賭け事が行われており、観客はよくやっているそうだ。

 

そのバトリングで俺は働くことになった。

 

悪いニュースはそのバトリングに選手として出ることになった。

 

何でだよ〜!?

 

働き口を探して歩いていたら、突然知らないおっさんに話しかけられた。

 

最初は怪しいと思ったよ。

 

いい金稼ぎの方法があると言われて怪しんだよ。

 

でも、ここでこの誘いを断ったらすぐに働ける場所が見つかるかわからなかった。

 

そうこう悩みに悩みに首を縦に振り承諾してしまった。

 

でも、選手とは思わなかったよ。

 

てっきり雑用とかそういうのを考えていたのに。

 

こうして俺はバトリング選手として戦うことになってしまった。

 

ああ、俺は平穏に過ごしたいのに・・・。

 

 

 

「はぁ・・・」

 

「何だ溜息なんか吐いて」

 

俺を誘ったおっさん、ゴウトが話しかけてきた。

 

「何、やはりこういったことには慣れてなくてな」

 

本当は戦いなんて嫌だが、そんなこと言えるわけないのでどうにか誤魔化す。

 

「そうかい。しかし、ワシと契約した以上は勝って貰わんと困る」

 

「わかってる」

 

「あの時ワシはお前を見てピンときた。こいつは只者じゃない、相当の腕を持ったパイロットだってな」

 

「(本当かな?)」

 

誰にでも言ってそうな気がすると俺は思った。

 

「お前は金が必要だった。俺はそんなお前の手助けをする」

 

「その代わりにお前は試合の報酬の分け前を頂くということか」

 

「ああ、その通りだ。お前にもちゃんと金が入り、こっちにも金が入る」

 

確かに悪くないように聞こえるが、それは勝てばの話である。

 

「それと今回はお前以外にもう一人出る奴がいる」

 

「誰なんだ?」

 

自分の他に出る選手が気になり尋ねる。

 

「キリコって言う無愛想な奴だよ」

 

「キリコ・・・か」

 

「ん?お前あいつの事知っているのか?」

 

「いや、初めて聞く名だ」

 

何処かで聞いた覚えがあるが思い出せない。

 

「まあいい。それでお前は何に乗るんだ?」

 

「そうだな・・・」

 

これからどの機体に乗るか聞かれ考える。

 

自分にとって極めて大切なことであるため、真剣に考え始める。

 

ATは機動力はあるが、装甲は薄く救命装置は除外されている。

 

KMFはこちらも同じく機動力はあり、装甲は薄くなく救命装置等は除外されていない。

 

「KMFだ」

 

ATに比べてKMFが比較的安全そうな気がするのでKMFにした。

 

「そうか。なら機体はこっちで用意しておくから待っててくれ。キリコにも説明しなきゃいけないんでな」

 

「わかった。気長に待つとするよ」

 

ゴウトと別れて一人待つ中、俺は緊張で体が震えていた。

 

二度目とはいえ戦いのたの字も知らない一般人であるため、内心では棄権したいと思っている。

 

「おい!機体の準備ができたぞ!」

 

そうして待っているとゴウトから呼び出された。

 

こうしてアクセルの二度目の戦闘が始まろうとしていた。

 

 

 

 




残月様この度は本作品を評価してくださり誠にありがとうございます。
これからも喜んでもらえるように頑張っていきます。
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