アクセル・アルマー(憑)は平穏に過ごしたい   作:ボートマン

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第7話

Z月Q日

 

荒野を彷徨っていると変なのに遭遇した。

 

それは馬みたいな頭をしたロボットと牛みたいな頭をしたロボットだった。

 

この大陸で初めて接触した住民のため、穏便に済ませたい俺は話し合おうとする。

 

ところが2機のロボットはこちらにガトリングガンと棍棒を向けてきた。

 

ちょっ!待って待って話し合おう!

 

そんな俺の思いなど知ったことかと言わんばかりに攻撃してきた。

 

どうにか回避しながら話し合おうと呼びかけた。

 

でも、返答は弾丸や棍棒で悲しかったよ。

 

仕方なく俺はヴァイサーガの装備の1つ、水流爪牙という鉤爪を装着して突貫する。

 

弾丸を紙一重に回避して、水流爪牙で2機の顔目掛けて斬り裂く。

 

顔の近くにコックピットがあるのか2機は動かなくなった。

 

そして、中から毛むくじゃらの何かが出てきて何処かに逃げ出した。

 

俺は見たことのない生物に呆然としていると、2機の機体が爆散したのであった。

 

あれは一体何だったんだろう?

 

 

Z月R日

 

あの変なロボットの遭遇から1日が経ち、俺はついにこの大陸の原住民を見つけた。

 

流石にヴァイサーガで接触すると、敵だと警戒されかねないのでハロには緊急の呼び出しがあるまで待機してもらおう。

 

まあ、機体を降りて接触しても敵だと警戒されそうだけど。

 

とはいえこういうのは最初にできる印象が重要だ。

 

そのためここは穏やかに行こう。

 

結果、当然の様に警戒されて現在監視されてます。

 

いや、予想はできてたけど・・・

 

とりあえずはこのリットナー村という集落の村長であるダヤッカに事情を説明していた。

 

説明の途中にガンメンという言葉が出てきて聞いてみれば、ガンメンとは俺が昨日遭遇したロボットのことだ。

 

倒したとは言わず、岩陰から遠目で見たと言っておいた。

 

説明を終えて問題無いと解放されたが、外の人間ということで村人から怪しまれてた。

 

 

 

Z月S日

 

昨日はリットナー村で過ごした。

 

翌日になると村人は昨日と違い。恐る恐るだが普通に話しかけてくれてた。

 

どうやらダヤッカが俺のことを村人に説明してくれたようだ。

 

そんな俺は今リーロンという男というよりはあの・・・ハッキリ言うとオネエみたいな人に外の世界のことを色々と聞かれた。

 

別に悪い人ではないんだけど、俺を見る目がなんか怖い。

 

何故か貞操の危機を感じる・・・!

 

そんなリーロンとそれなりに話すと、今度は赤い髪の少女に声をかけられた。

 

少女はヨーコといい、このリットナー村一番の狙撃手だそうだ。

 

しかし、このヨーコはとにかくヤバイ少女だ。

 

何がヤバイと言うとそれはヨーコの格好だ。

 

それは上はビキニだけで下はホットパンツのみというなんとも際どい格好だ。

 

正直目のやり場に困る。

 

そんなヨーコの用件は食料調達に付き合ってもらうことだった。

 

一宿一飯の恩もあるため、俺は快く引き受ける。

 

狩りはヨーコの愛銃である狙撃銃を使った。

 

どういう原理か知らないが、狩りでは大きな音を出さないために矢を弾丸の代わりにしていた。

 

適格に獲物に命中させているのを見ていると、試しに撃たせてもらうことになった。

 

狙撃銃なんて使ったこともないのに、アクセルの体が覚えているのか見事羽がついた狸に命中した。

 

初めてで命中させたことにヨーコは意外そうにしてたな。

 

それからは交互に撃ち、たくさんの獲物を村に持ち帰った。

 

持ち帰ったたくさんの獲物に村の人達は大喜びしてた。

 

こんなふうに平穏な日常が過ごした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、俺はどうしてこんなことをしているんだろう。

 

村にお世話になって数日が経ち、俺は平穏な日常を過ごしていた。

 

皆さんそんな俺は今、マシンガンを手に持ちガンメンと戦ってます。

 

事の発端はこの村にガンメンの部隊が攻め込んできた。

 

ヨーコは部隊を村から遠ざけるためにガンメンを引きつけると言って飛び出した。

 

流石に一人では無茶なため、後を追おうとした俺にダヤッカがマシンガンを渡してきた。

 

そして、俺はいつの間にかヨーコと一緒にガンメンを引きつけていた。

 

「ああもう!しつこいわね!」

 

追ってくる1機のガンメンに狙撃銃を撃ちながらヨーコは悪態をつく。

 

「言って聞く奴じゃないだろ!」

 

アクセルも撃ちながら相づちをうつ。

 

「そんなのわかってるわよ!」

 

ガンメンに攻撃は当たってはいるが、あまりダメージを与えられていない。

 

「やはり、硬いな」

 

マシンガンもあまりダメージを与えることができていない。

 

ガンメンは隠れて攻撃するアクセル達を叩き潰そうと、棍棒を地面に無闇矢鱈に叩きつけていた。

 

「無茶苦茶にやるわね、あいつ」

 

「だが、あんなの食らえばひとたまりもないな」

 

そんな時、ガンメンの足下が棍棒を叩きつけた衝撃で崩れ始めた。

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

ヨーコはガンメンの後を追って穴に飛び込む。

 

「待てヨーコ!」

 

すでに穴に飛び込んだため、アクセルの制止の声は届かなかった。

 

「はぁ、とはいえ今なら問題ないな。ハロ、俺だ。今すぐ来てくれ」

 

『了解!了解!』

 

ヴァイサーガが来るまでアクセルはヨーコが飛び降りた穴を覗く。

 

中ではガンメン相手に小さなガンメンが立ち向かっていた。

 

「何だあのガンメンは?」

 

それはアクセルが知るガンメンの中では一際小さい顔面だった。

 

操縦しているのは少年のようだが、戦いたくないのか怖いのか泣いているようだ。

 

そんな中アクセルはヨーコが小さいガンメンに同乗しているのを見つけた。

 

他には赤いサングラスをつけた上半身裸の男も乗っている。

 

『アクセル!アクセル!』

 

声の方に振り向くとヴァイサーガが到着したようだ。

 

マシンガンを近くの岩に立てかけて機体に乗り込む。

 

「さて、いくぞ!」

 

 

 

ジーハ村に落ちたガンメンは地上に逃げようとするも、小さなガンメンのラガンの追撃されて撃墜された。

 

地上に出たラガンを操縦した少年シモンとその兄気分であるカミナは初めて見る地上の空に見惚れていた。

 

そこへ先ほどのガンメンと逸れていた部隊が現れた。

 

「帰る!村に帰る!」

 

「何してんだシモン!」

 

たくさんの数のガンメンに怖気付いたシモンが村に帰ろうとするも、やる気十分のカミナが引き留めていた。

 

「ちょっと待って!それよりもアクセルはどこ!」

 

「アクセル?誰だそりゃ?」

 

「あたしと一緒にガンメンを引きつけてたやつで、正真正銘の外の世界から来た男よ!」

 

「へえ?外の世界から来た奴か!」

 

外の世界という言葉にカミナは好奇心を露わにして笑っていた。

 

「やいやいやいやい!でけえ顔面して俺達を見下ろしているガンメンども!」

 

そんなカミナはガンメン相手に啖呵を切ろうとしていた。

 

そこへカミナ達の前に黒い影が舞い降りた。

 

「な、何だ!?」

 

啖呵を切ろうとしたカミナは突然現れた黒い影に驚いていた。

 

黒い影の正体はヴァイサーガであった。

 

ヴァイサーガは五大剣を抜くとガンメン達に突きつける。

 

「おい!てめえせっかく俺が決めようとしてるところで邪魔すんな!」

 

しかし、カミナはヴァイサーガに啖呵を中断されたことに文句を言っていた。

 

「ちょっとあんた何やってんのよ!」

 

「あ、兄貴危ないって!」

 

「うるせえ!こいつには一言言わねえと気が済まねえんだよ!」

 

一方のヴァイサーガに乗るアクセルはカミナに気にすることなく、五大剣を構えてガンメン達へと斬りかかる。

 

ガンメン達は突然現れたヴァイサーガに対し、誰だろうと構わないと言わんばかりに攻撃する。

 

ヴァイサーガは牛ガンメンの棍棒を五大剣で受け流して斬り裂き、馬ガンメンのガトリングガンの弾丸を切り払いながら接近して斬りかかる。

 

そうやって徐々にガンメンの数を減ってきていた。

 

「輸送機接近中!輸送機接近中!」

 

「輸送機だと?これは・・・」

 

確認してみると接近している輸送艦はこの大陸のものではなく、外の世界の輸送艦だった。

 

輸送艦からはマジンガーZなどスーパーロボットが発進していた。

 

「彼らか・・・ならあとは彼らに任せて問題ないか」

 

残りの敵を彼らに任せ、ヴァイサーガを急いでこの戦場から離脱したのであった。

 




thebancho様、いくりぷす様、ラーク12mg、カタヤ様、かあくん様、この度は本作品を評価していただきありがとうございます。
これからも喜んでもらえるよう頑張らせていただきます。
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