運命を変える刃   作:水流

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始まりの日

俺の名前は、荒神 紅蓮

そして、目の前の状況が信じられずにいる

本当に“鬼滅の刃”の世界にきたんだな

赤ん坊の状態でもわかる

目の前には、明らかに現代では無い光景が広がっており、あの神様を殺してやりたい気持ちで一杯

 

何があったのか、数時間前に遡る

 

 

真っ白な部屋の中に気づいたら、お爺さんと2人で居た

 

「貴方、誰ですか?」

 

髭をはやしたヨボヨボのお爺さんに名前を聞く

このお爺さん、大丈夫だろうか

明日も危ういように見える

 

「私は神様だよ」

 

「詐欺だな、よしわかった。お引き取り願います」

 

おれおれ詐欺ならぬ神様詐欺か

キリスト教徒じゃないから引っかからないぞ

 

「違うぞ、君は飛び降りただろ?10階建てのビルから地面目掛けてワザと頭から落ちて自殺」

 

場所も死に方も全て合っている

という事は本当に神様なのか

 

「聞きたいことがあるんだが、聞いても良いか?」

 

神様だからなんでもお見通しかと思えば違うんだな

ちょっと安心する

 

「なんだよ?説教なら受けないぞ」

 

死んで説教なんて受けてたまるか

地獄に落ちても良いぞ、別に

 

「なんで、君は自殺したの?」

 

「直球だな、おい」

 

「で、答えは?」

 

自殺動機

そんな物は至って単純

 

「退屈だったんだよ、俺は」

 

「というと?」

 

「先生が何かを教えてくれる前に出来た、運動も出来た」

 

「完璧だったんだな、君は。家柄も裕福だったと聞く」

 

あぁそうだよ

歳上の女達は金目当て、同い年の女達は顔目当て、歳下の女達は才能目当て、女が何を考えてるのかなんてすぐわかった

 

「男達には羨ましいと言われたがこんなの俺は望んじゃいない!」

 

「君はやはり転生してもらおうと思う」

 

考えたが、とでも言わんばかりに言ってくるお爺さん

何言ってんのか一瞬理解できなかったがすぐに理解する

 

「なんでだよ?」

 

「君は生を全然謳歌していないじゃないか。そんな気持ちで地獄にも天国にも居てもらう訳には行かない」

 

「いや、俺はもう死んでるんだ。転生した後、すぐ自殺してやるさ」

 

興味深そうに少し考えた後、こちらをさっきまで閉じていた瞳で見つめてくる

緑と赤の色違いの目

何故か自然と威圧感を覚える

 

「君、炎の炎色反応が好きだったよね。君の家の本はほぼ炎の事で埋め尽くされて居た。ろくに漫画も読んだ事も無いんだろ?」

 

何を言ってるのかわからない

なんで俺の本棚の中身を知ってるんだ

それに漫画くらい歴史の物なら読んだ事あるし

 

「基本的に人体や動物の体の仕組み。君はそんな本しか興味がなかった」

 

「まて、話を勝手に進めんな!」

 

「君にぴったりな特典、そして君が望んでいる世界に連れて行ってあげよう。時々、私も見に行くからね」

 

 

そして、冒頭に至る

今、自分の頭の中はほぼ怒りなのかよくわからない感情で溢れてる

勝手に泣き出すは少しも動けないは、災難だ

あの神様、絶対殺す

 

産まれた瞬間、俺の体は燃えだしたそうだが、何故こんな普通に生活出来るのか

それはこの家は中々、子供が産まれなかったしやっと出来た子供が丈夫な体だというのがわかって嬉しいらしい

あまり深く細かいことは考えない性格だというのがわかる

 

というか、燃えたって何?

 

そういえば、なんか特典がどうこう言ってたな

まって、という事はあのじじいのせいで俺、燃えたの!?

何故、どうして一体何?

 

『あーテスト中、テスト中。荒神君、元気してる?』

 

何が聞こえるんだけど、何

本当何が起きてるの

親達は今、寝てるから隣の部屋に居るけどこの声の主はまさか

 

『そう、わしです』

 

心の声が聞こえてると取っておこう

今の状況じゃろくに声を出さないからな

 

『質問があるだろうと思ってな』

 

じゃあ質問するぞ

一つ目、燃えるってなんですか

 

『ん?あぁ、それは君が炎色反応が好きすぎて一時期そうなりたいって言ってたろう?』

 

それは幼稚園の時だ

ってかそれお爺ちゃんにしか言ってないんだけどなんで知ってるの

そういえば、お爺ちゃんどうなったんだっけ

 

『特典の説明を開始するぞい。体の中の電気を倍の電流にして、体に流す。周りの物を無差別では無いが感電させる事が可能」

 

使いようによっては強いだろ、それ

というかさっきから言いたかったけど、世界観に能力が合ってない

 

『尚、それだと強すぎると文句を言われる気がしたので、その使用中は自分も感電する』

 

人は動く時、やりたい事やしたい事を弱い電気の信号にして、神経が脳に伝えてる

それを踏まえての電流と見て間違いない

まぁ、それならデメリットとしてのちょうど良いだろう

だが、やっぱり世界観が違う

 

『燃えるというか、もう出てるデメリットだが君が世界一嫌なデメリットになる。火傷で皮膚に傷が付くがそれがずっと続き治っていく』

 

つまり、痛みがずっと続いていく

その痛みで死ぬ事は無いから、永遠に俺が発火させていれば俺は拷問状態なのか

 

『燃える仕組みは、自分の意思で体温を上げる時くらい。後、これは1番重要で、この世界の呼吸法は使えないので自分で考えて下さい』

 

まってくれ、俺は今、何を言われてるの

えっと、つまり、結論的には・・・・

 

『我流の呼吸を考えなければ確実に死ぬ』

 

それ1番重要だよね

というか、お前は俺のこと殺したいの?殺したく無いの?

 

『お前さんがそれを言うか?わしの事、殺すとか言っといて』

 

言ってはいないけど、そん時から居たならなんかいえや

くっそ、なんだこいつ、調子狂うな

 

『わしは妻、居るからな』

 

居るの!?

というかその情報いらないし聞いてない

なんなの、お前

 

『神様』

 

はい、死ね

というか、神様に今頃だけど俺はこの口調で良いのか

 

『わしがお前さんを見捨てない限りまたくるからな』

 

あっそ、期待はしないでおくよ

神様ってもしかしたら暇なのかもしれない

 

 

あのクソジジイ

次、出てきたら絶対に殴るというかしばく

どうやって捌き倒してやろうか

 

そんな事を考えて居たらこっちで俺が8歳になっても連絡が来ない

えっ、俺もしかして見捨てられた

そんなこんなで俺の生活はまだ続きそう

 

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