「久しぶりだね」
「あっ、駄目神が居る」
目が覚めると不思議な雲の上に居た
そこに1人のおっさんと
「いや、神様だから君の分かりやすいようにしているだけであって実は若いんだぞ、わし」
いや、別にどうでも良いし
本当、お前は何がしたいのさ
「用件は?」
「炎柱・煉獄 杏寿朗を助けてもらいたい」
「で?」
「君なんか冷たくなってない?」
お前が何年も放置するから嫌がらせかと思ったんだよ
かなり俺は怒っている
「もう作戦としては考えている。だが、問題が色々あってな」
「何が問題なんじゃ?」
「任務、その日は乙葉が他の任務に行くのが決まっているのだが、俺1人だとキツそうでな」
「何を言って居るんじゃ?もう1人御前が居るじゃないか?」
「お互い嫌いなんだよ。なんか何処かで見た事あるんだけどな」
仮面だけ、だけど
なんというか、あっちもすごい俺を嫌ってるし
「そう言うもんなのかね。まぁ、よろしく頼むぞい」
「目が覚めましたか?」
「すまない、胡蝶。今度、お礼は持って来るから」
「これが私の仕事ですので。出口はあちらです」
目が覚めると蝶屋敷だった
これが当たり前であり、先程のは嫌がらせと言うことにしよう
ちょっと顔面が痛いから
「俺とカナヲのどこが違うんだろう」
あ、炭治郎だ
機能回復訓練に入ったんだな
という事はあと少しで無限列車か
「あ、あの時の!柱合会議の時はお世話になりました!」
「俺はあの馬鹿を止めるのが正しいことを知っているから止めたそれだけだ。お礼を言われる筋合いはない」
本気で無いからな
お願いだからそんな純粋な瞳で見ないでくれ
心がどんどん痛くなる
「あの、影御前さん!俺もっと強くなりたいんです。だからご教授、願えますか?」
「俺の名前は荒神 紅蓮だ。影御前じゃない」
影御前さんってなんか嫌だな、その名前
炭治郎の行く末に問題が無い程度ならまぁ教えるか
「カナヲとお前のどこが違うと思う?」
蟲柱の継子・栗花落 カナヲ
黒髪の美人らしいが、あまり見た事ないのでわからない
隠しなどの間では人気がある
「まず、目が違うと思います」
「だろうな」
お前の目は赤でカナヲの目は紫だからな
そこから考えるなや
「柱の人達に近い匂いがします」
「柱、御前もだけど全集中・常中って技を取得していてカナヲも使っているんだ」
「その常中ってどうやるんですか?」
「全集中の呼吸を一日中使い続ける事だ」
物凄く意味深に頷く炭治郎
これを見ると、やはり歳相応の少年だ
額にある痣はとても目立っている
「紅蓮さん」
「紅蓮で良い」
「紅蓮はどうして、鬼殺隊に入ったんですか?」
「敬語もいらん。入った理由か・・・」
どうしよう、聞かれると思わなかった
俺の理由は入る義務があったからで良いのか?
それとも適当な理由が必要
「そうだな・・・・俺は人間だけど人間じゃないからなぁ」
「え?」
カランと耳飾りの音が聞こえる
炭治郎は俺が言っている意味がわかっていないようだ
「俺は人間として生まれたけど、燃えたりするからな。そん奴、普通の人間よりかは鬼殺隊に向いてるんだよ」
「紅蓮は、不思議な匂いがするな」
「おい、俺が臭いって遠回しに言っているのか?」
このガキは喧嘩を売っているのか
喧嘩なら買うぞ
お前を全治、10年にしてやろう
慌てて炭治郎はそれを否定して説明を開始
「気配もしないしそれに色んな感情の匂いがあるのに、焦げた匂いがあってよくわからない。
無意識に炭治郎の鼻まで燃やしているような感覚だった
“お互いがお互いを隠している”
間違ってはいないから恐怖を感じ、つい引きつった笑みを仮面の下で浮かべた
「俺はこんな事が初めてなんだ。紅蓮、俺は君が何を考えて居るのかわからない・・・・あれ?居ない」
炭治郎の隣には黒い炎が燃えている
それがどんどん小さくなりやがて消えていく
黒い炎がどうしても炭治郎には寂しく見えてしまう
触れる物が全て燃えて消えるかのように
〜影屋敷〜
取り敢えず炭治郎で炎で外形を取り繕った腹話術的な物は成功
とてつもなく難しく、形を作るだけでも神経が削られた
目の前にあるのは白い彼岸花
花の名前が
暑い地方の方によくある彼岸花
赤と黄色の彼岸花から出来ると前に聞いたが、どうやったらできるんだよ出来るんだろう
まぁ良いや
「よし、出来た・・・・!」
これで、煉獄は死なない筈
俺は死ぬと思うけど・・・・・
〜無限列車〜
無理矢理、有給を取って無理矢理、四郎を置いてきた
とにかくあいつらは邪魔なのだ
四郎はちくり魔とでも呼ぼう
あいつは色々、報告してしまうからおしゃべりだ
「うまい!うまい!うまい!うまい!」
この謎の『うまい!』コール
これは、煉獄 杏寿朗が発する声
列車なのだから静かにして欲しいと思いながらも近くへと行く
この方が手っ取り早いのだ
「うまい!うまい!うまい!おや、影御前!どうしたんだ、こんなところで!?よもや、合同任務だったか!」
「おい、うるさいし話を勝手に進めるなや」
合同任務は違うが休暇で息抜きに乗った
そう伝えると
「この列車は鬼が出る!良ければ鬼を一緒に退治してくれないか?」
「別にかまわないが、他の隊士も来るのか?」
来るのは知ってるけど、一応聞いておこう
たぶん、これが自然な反応だからな
列車が動き出した
こんな揺れかたするのか
中々動き辛そうだ
突然の揺れなどが時折ある
炭治郎、伊之助、善逸も合流
車長が切符を切りやってきたな
「切符を拝見します」
その顔はクマが酷く、疲れ切っているようだった
切符を渡してすぐ過ちに気づく
ヤバイと
ダメだ、意識が落ちる