この日、産屋敷邸では緊急御前会議が開かれていた
柱もおり、それ程の重要な事なのだろう
「あーあァ。羨ましい事だぜぇ、なんで俺は上弦に遭遇し無いのかね」
風柱・不死川 実弥が退屈そうに言う
だが、一度戦ってしまうともう懲り懲りなのだ
それがいつか、こいつにもわかるのだろう
「こればかりは遭わない者はとんとない。甘露寺と時透、御前達はその後、体の方はどうだ?」
蛇柱・伊黒 小芭内
上弦と戦ったこの場に居るメンバーに質問する
甘露寺の事が心配なのだろう
「あっ、うん。ありがとう、随分良くなったよ」
恋柱・甘露寺 蜜璃
頭に包帯を巻いているからまだ完治はして居ないのだろう
暫く、眠って居たらしいからな
「僕も・・・まだ本調子じゃないですけど」
霞柱・時透 無一郎
顔に2枚、絆創膏のような物を貼っている
本調子じゃなければ何故、あそこまで行動力があったのだろう
「これ以上、柱や御前が欠ければ鬼殺隊が危うい・・・死なずに上弦二体倒したのは喜ばしい事だ」
慈悲の涙を流しながら言う岩柱・悲鳴嶋 行冥
まぁ、ごもっともなことを言うな
「今回のお2人は傷の治りが早い。何かあったのですか?」
蟲柱・胡蝶 しのぶ
純粋な疑問をぶつけているな
「その件も含めてお館様からお話がある」
水柱・冨岡 義勇
久しぶりに声を聞いた気がする
「そんな事より影御前・・・何故お前が居ながら時透と乙葉が戦線離脱する結果になった!?」「大変、お待たせ致しました」
雨月は乙葉に最近、求婚したと聞く
その為、怪我のことを1番考えているらしい
「本日、産屋敷 耀哉の代理を産屋敷 あまねが務めさせていただきます」
奥方が出てきた
体調が優れないらしく、大変だな
「承知・・・お館様が一日でも長くその命の灯火を燃やしてくださる事を祈り申し上げる・・・あまね様も御心強く持たれますよう・・・」
鬼舞辻の長い月日の目論見が叶った今、鬼の行動も収まっている
太陽を克服した鬼を探す鬼舞辻だが、あいつはまだ克服してはいない
「時透様、甘露寺様。痣の発現のご教授。お願いいたします」
「「!?」」
「痣?」
甘露寺が純粋な疑問を聞く
他の柱も興味があるようで、聞く姿勢を整える
「戦国の時代。鬼舞辻無惨をあと一歩という所まで追い詰めた始まりの呼吸の
その言葉を聞いて柱達は大きく反応
雨月に至っては、思考を巡らせている
「伝え聞くなどしてご存知の方はご存知です」
「俺は初耳です。何故、伏せられていたのです?」
不死川が聞く
その様子にそれほど、重要な事なのが見て取れる
ついでに言うので有れば、伏せられていたのが余り喜ばしくないのだろう
「痣が発現せずに思い悩む方がいらっしゃいました。それ故に伝承が曖昧な部分が多いです。当時は重要視されていなかったせいかもしれませんし鬼殺隊がこれまで何度も壊滅させられかけた時に伝承が途切れたせいかもしれません」
壊滅状態になっても、鬼殺隊があるのがすごい
後、伝承が途切れる程の危険な状態でよく頑張ったな
「ただ一つはっきりと記し残されていた言葉があります
痣の者が1人現れると共鳴するように周りの者にも痣が現れる
」
「この時代での最初の痣者は柱や御前の階級ではありませんでしたが、竈門 炭治郎様。彼が最初の痣者」
「次の痣者は荒神 紅蓮様」
その言葉と共に席を立ち、居なくなる
講義の声も上がったが、何を言われるのかわからなかった
変な事を言われるはずのないのになんなんだ、あの恐怖
あまね様と乙葉と有一郎を除く柱と御前はまだ全員居た
悲鳴嶋が話しかけてくる
不死川と冨岡が喧嘩している時にパンッと手を鳴らしたのは驚いたけど
「私に一つ提案がある」
ここで、柱稽古と御前稽古の提案が上がった
柱の所で稽古をする隊士
その隊士達が、柱の所で稽古をする事での実力アップ
痣が発現した者は常時、痣の発言ができるように
発現して居ない者は、痣を発現させる
それがこの稽古の趣旨
御前稽古は柱が手合わせをしたいので有れば、相手をする
隊士達は柱達のところを終えて来た場合、こちらもこちらで稽古をつけなければならない
敢えて言うので有れば、御前が何をどう稽古するのかも注目されているのがプレッシャー
宇髄による基礎体力向上訓練
甘露寺による地獄の柔軟
時透達は高速移動
不死川による無限打ち込み稽古
伊黒による太刀筋矯正
悲鳴嶋の筋肉強化
なお冨岡、胡蝶、煉獄、乙葉は不参加だと聞く
柱稽古開始、一日目
隊士は誰一人として来ない為、至って平和
いつかこの景色が隊士の悲鳴などで埋め尽くされたりすると考えると
柱稽古で1週間くらい経過
時透達の所には大量の隊士が現れた
へばった隊士が大量発生
ものすごく、疲れるらしく可愛そう
次の日の朝
「御前ってたかが、特殊能力があるだけだろ?」「俺だってそんな能力があったら鬼くらい殺せるさ」
そんな事を言う足音が近づいてくるんだけど
何をしにきたんだ
「影御前・・・俺達があんたに勝ったら俺達に御前の地位を譲ってくれ!!!」