第一次深海大戦   作:TF55

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ついに来ましたよ戦闘描写!


第二章 開戦
第一次ミッドウェー島沖海戦


轟音とともに長門の41サンチ砲8門が発砲した。耳をつんざくような音だった。

 

 

ミサイル駆逐艦ジョン・S・マケイン 

 

長門は姿を現すと同時に発砲した。つまり狙いは後尾にいる本艦とデューイだ!

 

 

「敵弾、来ます!」

「! CIWSで迎撃だ!」

「了解!」

 

 

その声と同時にCICにいる火器管制員がスイッチを入れる。すると約2秒後には艦後部に設置してあるCIWS(高性能20mm機関砲)がレーダーで砲弾を探知、そして追尾する。最大有効射程の1,500メートルに入るや否や20mmのM61バルカンが火を吹く。弾丸は一直線にレーザーのように絶え間なく吐き出される。

 

今まで砲弾を迎撃したことなどない。しかも迎撃に使える時間は数秒、やれるか!?

 

 

「本艦まで残り5マイル!」

「全員、耐ショック姿勢をとれ!」

「!」

 

その時、私はかすかに見た。20mm機関砲弾が41cm砲弾に当たり、軌道をずらした瞬間を。

砲弾は艦の真横を通って着水。

その後、2艦は大きく揺れ、砲弾が生み出した濁流の中に飲み込まれた。

 

 

『2隻とも無事か!?直ちに報告せよ!』

「艦長!デイヴィッド艦長!大丈夫ですか!?」

「ああ、私なら大丈夫だ。」

 

といっても衝撃で体を打ち、どこからとも無く飛んできたガラスの破片によって顔を切った。だが、こんなの軽傷でもない。

 

「極めて至近でした。」

「各所に被害が出ています。」

「デューイは!?」

 

CIWSでの迎撃が少し遅かったようだが、大丈夫か?

 

「見張り員!報告しろ!」

「大きく損傷しています!ヘリ格納庫がやられたようです!」

『こちらデューイ、艦後方に被弾!ヘリ格納庫全壊及び機関に損傷!火災発生!航行不能!』

「何だと!?」

「CIC(戦闘指揮所)に行く。」

「ハッ!」

 

一発当たっただけでとんでもない被害だ、いち早く奴を止めないと。しかし、どうすれば…

 

デューイ艦内

 

「艦長!死傷者多数です!収拾がつきません!」

「軽傷者の現場復帰が優先だ!命に危険がなければ安全なところに避難させておけ。」

「格納庫からの火災拡大中です!航空燃料が引火したものかと。」

「後部弾薬庫に注水!誘爆を防げ!」

「アイアイサー!」

 

「副長!浸水は止まりそうか?」

「機関室及びその周辺は無理かと。」

「だとすると機関も?」

「はい、おそらく復旧は不可能…」

「曳航しかないか…」

 

その時、火災により空気が一気に膨張し気圧が高まる。そして爆発した。

物凄い爆発と一緒に格納庫の残骸が飛び散った。

 

「クソ!念のため総員退艦の用意だ!」

「アイサー!」

 

 

再びジョン・S・マケイン艦内

 

 

『旗艦より全艦に指令!発射可能な艦はハープーンを2発ずつ発射せよ。』

『こちらジョン・S・マケイン、了解した。』

 

クソ、デューイの仇を討ってやる。

 

「ハープーン発射だ!」

「発射弾数2発、Fire!」

 

各艦一斉にブースターに点火され、大きな音がすると同時に煙を出しながら翼を展開して飛んでいくハープーン、その後ターボジェットによるシースキミング(低空水平飛行)に切り替わり目標を目指す。その間にもう一発も発射され、同じように飛んでいく。

 

「命中まであと10秒」

 

ここでハープーンはホップアップ(上昇)するそして残り5秒程でダイブし始め敵艦に斜めに突っ込む。

 

「命中!」

 

デューイ以外のミサイル搭載艦5隻から発射されたミサイル10発が立て続けに命中し鉄が連続して叩かれる音が聴こえてきた。

 

「全弾命中だ!」

「やったぞ!」

 

艦内で歓声があがる中、私はあることを不安に思っていた。それはハープーンは現代の装甲の薄い艦艇を撃破する時に使うもので大戦時の装甲の厚い艦艇には不向きだ。しかし、10発も当たれば何らかの損傷を与えられたはずだ。

 

『こちら旗艦より、P3Cへ戦果を報告せよ。』

『了解、敵艦は上部構造物に損害が見受けられる。火災も発生している模様、速力も幾分か落ちている。』

 

『投降を勧告せよ。』

『了解』

 

P3C機内

 

「投降を勧告せよとのことだ」

「了解。」

「操縦手、機を敵艦に近づけろ。」

「ハッ!」

『国籍不明艦へ、こちらには貴艦を撃沈する用意がある。速かに武装解除し投降せよ。』

『繰り返す…

 

その時、近くでいくつもの爆発が起きた。さらに銃弾が雨あられと襲いかかってくる。たまに機体に当たって弾く音が聴こえる。

 

「機長!対空砲火です!」

「何!?一旦離隔しろ!」

 

 

そしてまた、ジョン・S・マケイン

 

敵艦の真上にいくつもの煙がある。あれは対空砲火か?それと同時に通信が入る。

 

『対空砲火を受けたため一旦離隔する。』

 

勧告に対して対空砲火とは、嫌な返答だな。まだ戦闘能力は残っているということか。これはトマホークを使って撃沈するしかないか…

 

『旗艦より全艦へ、トマホークミサイル一発をそれぞれ発射し敵艦を撃沈せよ。』

 

「トマホークミサイル発射!」

 

後部VLSよりトマホークミサイルが発射される。先ほどのハープーンよりも威力の大きい、巡航ミサイルだ。おそらく撃沈できるだろう。真上に飛んだトマホークはハープーンと同じく低空水平巡航に入る。

 

「目標命中まであと30秒!」

 

ここで再びP3Cより報告が入る。

 

『敵艦再び発砲!先ほどのの8門より減っています。4門だけです。」

 

今回は先程と違い迎撃の余裕がある。CIWSではなく対空ミサイルで迎撃すれば!

 

『ジョン・S・マケインより、目標群を左からアルファ・ブラボー・チャーリー・デルタと呼称、各防空担当艦はSM2二発で目標群各砲弾を迎撃せよ。本艦はアルファ、チャンセラーズヴィルはブラボー、ジョンポール・ジョーンズはチャーリー、ウェイン・E・マイヤーはデルタ、以上。』

 

「SM2発射!弾数2!」

「アイサー!Fire!」

 

こちらもトマホークと同じくVLSから2連続で発射される。しかし、今までのものとは異なり高い高度を音速を超えたもの凄い速さで飛んでいく。

 

念のため1目標に二発ずつ射ったが全弾迎撃できるか?

 

「インターセプトまで5秒。」

「4、3、2、1、マークインターセプト!」

「本艦のSM2ダーゲットアルファを撃破!チャンセラーズヴィル及びジョンポール・ジョーンズもターゲットブラボー・チャーリーを撃破!」

「おい!まだ一つ残っているぞ!」

「ウェイン・E・マイヤーに配分された目標です。」

 

『こちらウェイン・E・マイヤー、迎撃に失敗した。すまない。』

 

「急いでESSMの準『こちらポートロイヤル、こいつは我々が撃ち落とす。』

 

 

その報告は聴こえたときポートロイヤルより個艦防空用のESSMが2発発射され目標を撃墜した。

 

「やったぞ!全弾命中だ!」

 

「! トマホークは!?」

 

『こちらP3C、敵艦は沈みかけていると思われていたがどうやら潜航している模様!トマホークは命中まであと10秒!』

 

これは間に合わないか…

 

「艦長!アスロックを撃ちましょう!」

 

それもありなんだが…

 

「いや、ダメだ、今、海中は爆発で荒れている、魚雷の追尾は困難だ。」

「しかし、それでは黙って見ていろと?」

「そうだ、我々はデューイの救援に向かう」

 

そしてようやくひと段落が着いたと思ったのも束の間、新たな連絡が入る。

 

『こちらリムパック参加第二艦隊!緊急通信!所属不明の艦艇に攻撃されている!至急支援を求む!』

 

ロナルドレーガン艦内

 

「司令、どうやら我々以外にも。」

「らしいな、航空支援をしよう。戦闘攻撃隊を向かわせろ。」

「了解!」

「攻撃にあたってスーパーホーネットは全機対艦兵装で?」

「一部対空兵装にしたままでいい。」

「アイサー!」

 

その後5分後には1番機から続々と対艦ミサイル・誘導爆弾を積んで出撃していった。

 

 

「行ったか…」

『デューイはポートロイヤル、ジョン・S・マケインで曳航しパールハーバーに帰港せよ、速かに準備をして全速で迅速にこの海域を離脱せよ。』

 

 

まだ戦いは終わらない




途中のSM2での迎撃はあるアニメを参考にしたのですがわかる人いますかね?今回はミサイルをたくさん出せました。判定としては人類の負けですが、まだ終わりませんよ!
3000字も超えることが出来ました!次はアーレイバーク級の解説出します。
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