多重クロスオーバーな世界の転生者   作:菅野アスカ

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文句はネタ神様にお願いします。


1話 少年探偵団と夜廻少女

コナンサイド

 

今日は、休日。少年探偵団の面々と一緒に、幽霊屋敷の探索に行くことになった。

またかよ、と思ったものの、興味はあった。…主に、その幽霊屋敷が存在する町のほうに。

 

米花町からは若干離れているものの、電車などを使えば子供たちだけでいけない距離ではない、というくらいのところにある町。田舎か都会かと言われたら、田舎のほうだろう。田畑がそれなりに多く、町の北側は小さめの山に面している。

 

目当てのお化け屋敷は町の中央のあたりに存在していた。そこは江戸時代に建てられた屋敷で、かつては金持ちの家族が住んでいたが、ある時母親が一家心中をしようとし、娘だけが生き延びた。しかし、その時飲んだ毒薬のせいで、娘の顔は見るも無残な有様になってしまい、すべてに絶望した娘は首をくくって自殺した。それ以降、その屋敷には娘の亡霊が住み着いているのだという。

 

探せば割とどこにでもある話だが、オレが気になったのは、そこについて調べるうちに知ったある事実。

その町は、毎年のように行方不明者が出ているのだという。

年齢、性別、職業。そのどれもがばらばらで、掠りもしていない。だが、1つだけ共通点がある。…彼らは皆、何かしらの経緯で北の山へ足を運んでいるのだ。

ある女性は、ハイキング。またある老人は、山菜摘み。様々な理由で山を訪れ、その後しばらくしてから行方が分からなくなっている。ネット上では、神隠しではないか、などと言われていたが、幽霊屋敷探検ということもあってか、オレはある事件を思い出した。

少年探偵団ができたばかりの頃、探索に行った屋敷。そこには、殺人事件の容疑者が隠れ住んでいた。

あの時のように、山に何者かが住んでいて、山に行った彼らは、その人物にとって都合の悪いものを見てしまい、消されてしまったのではないか?

そう思った俺は、少年探偵団の面々に山のうわさを話し、幽霊屋敷の後に山にも赴くことにした。

 

 

××××

 

 

「うわあ、おっきいおうち…」

「田舎のほうは大きな家も多いですけど、立派ですね…」

 

その屋敷は、当たり前ではあるが、純然たる日本家屋だった。割と大きく、庭には小さな池まである。

開いていた門から入って辺りを見渡すと、あることに気づいた。

庭の木々や花が、手入れをされた形跡がある。

もしや、ここは廃墟などではなく――

 

「ちょっと、何してるの」

「ひっ!?」

「で、出たー!!!」

 

戸を開け、1人の少女が出てきた。

 

年は、大学に上がったか上がらないかくらい。少なくとも、本来のオレよりは年上だ。ふんわりとした柔らかそうな髪は、黒。巻いているのか、元から巻き毛なのか、カールしている。腰より少し上くらいで切りそろえていて、白と黒の2つのポンポンがついたヘアゴムでまとめている。ほとんど外に出ないのか、抜けるように色が白い。瞳の黒と唇の赤がよく映えている。

あまり印象に残るタイプではないが、十分に美人を名乗っていい外見だ。だが、最も目を引くのは、その格好。…少女は、和服を着ていた。

浴衣などではなく、おそらく専門の店にでも行かなければ置いていないようなもの。小袖というやつだろうか。卵色の地に、紅梅やウグイスなどの染模様。帯はしっとりと落ち着いた臙脂色。薄ピンクの糸で、アゲハチョウの刺繍が施されている。

さらに、顔の向かって左半分を包帯で覆っており、それが非常に目立っている。

…なんだろう。ここのうわさの真相がわかった気がする。

 

「人んちの庭に勝手に上がり込んだ挙句、主人を幽霊扱いとはいい度胸だね」

「幽霊じゃ…ない…?」

「白昼堂々幽霊が出てたまるか。雨や曇りの日ならまだしも、今ピーカンでしょうが」

 

ああ、オレの思ったとおりらしい。灰原も、呆れたような納得したような、微妙な顔をしている。

 

「えっと…お姉さんは、ここに住んでるの?」

「そうだけど。君たちも、幽霊屋敷だって聞いてきたわけ?」

「う、うん」

 

オレがそう答えると、少女は心底うんざりだと言わんばかりにため息をつき、言った。

 

「やっぱりか。1週間くらい前から、そういう奴がよく来るんだよね。本当、迷惑だからやめてほしいよ」

 

それから少女は、語り始めた。

10日ほど前、観光か何かでやってきた男女2人組が、たまたまこの家の前を通りがかり、たまたま庭の掃き掃除をしていた少女の姿を見かけた。

少女の格好のためか、男女は少女を幽霊と勘違いし、悲鳴を上げて逃げ出した。

その後数日たって、この家を幽霊屋敷と思ってやってくる人物が来るようになった。

かいつまんでいえば、そんな話だった。

 

「幽霊屋敷じゃなかったんだ…」

「できれば、デマだって広めてもらえるかな。近所の人にも迷惑かかるし」

「はーい!」

 

歩美が言う。

 

「じゃ、そろそろ山に行きましょう。デマだったわけですし」

「…山に行くの?」

 

光彦の言葉に、少女が反応した。

 

「やめておいたほうがいいよ。あの山、昨日土砂崩れしたし、しょっちゅう犠牲者が出てるんだ」

「でも、山の上に神社があるって聞いて、どうしても行きたくなっちゃったんです。お守りとかあったら買いたいなって」

 

…そこまでは調べてなかったな。山のことを言った後、歩美が自力で調べたんだろうか。

 

「あの神社、疫病神しかいないよ。あそこ行く人なんて、大概オカルトマニアか物好きか丑の刻参りがしたい人かのどれかだけど。呪い殺したい人でもいるの?」

 

平然とした顔で、少女が言った。おい。それ、子供に聞かせる話じゃないだろう。

 

「えっ!?そ、そんな人いません!!」

「じゃあ、やめなよ。神社だったら手児奈神社っていう霊験あらたかな厄除けの神社があるから。お守り欲しいなら別のところになるけど」

「そ、そうしておきます」

 

真っ青な顔でそういう歩美。

 

「どうせなら、案内してあげようか?」

「いいんですか?」

「うん」

 

…この人は、何故ここまでオレたちを山から引き離そうとしているんだ?山に行かれると、不都合なことでもあるのか?

 

「でもボク、山に興味があるんだけどな~」

「死にたいの?崩れたのは登山道だよ」

 

なんでこの人、さっきから言葉遣いがやけに物騒なんだ。

 

「ああ、山が気になるってことは、行方不明の件で何かあるのかな?首突っ込まないほうが身のためだよ」

「ですが、少年探偵団を名乗っている以上、連続行方不明事件なんて見過ごせません!」

 

光彦が言った。

 

「少年探偵団、ね。正義の味方ごっこもいいけど、あの山は本当にまずい。祟られるか獲物認定されるかのどっちかだと思うよ」

「今は科学の時代ですよ?祟りなんてあるわけないじゃないですか」

「じゃあ、君はお墓を蹴り飛ばしたり、神社の鳥居に火をつけたりできるんだね?『祟りなんてあるわけない』んだから」

「それとこれとは話が別でしょう」

 

…怪しい。まさか、この人が行方不明事件の犯人なのか…!?

 

「お姉ちゃん?」

 

戸を開けて、もう1人、少女が出てきた。

こちらはおそらく小学生、今のオレたちと大差ない。枯草色の髪を三つ編みにしていて、大きな青いリボンをつけている。この人の妹だろうか…?

 

「あれ、ハル。私そんなに声大きかった?」

「ううん。知らない子の声がしたから、誰だろって思って」

 

どうやら、青いリボンの少女はハルというらしい。

 

「ああそうだ、ハルからも説得してもらえる?この子たち、山に行きたがってて…」

 

着物の少女が言うと、ハルはぎょっとした顔をして、慌ててこっちへ走ってきた。

 

「っ!」

 

近づいたことで分かったが…ハルの、()()()()()。すっぱりと切れて、無くなっている。

 

「ダメ…山はダメ。危ないよ」

「ねえ、なんで2人ともそんなに止めるの?もしかして、山に何か知られたくないことがあったりして…」

「そんな理由じゃない!!!」

 

きっとこちらを睨みつけ、そう叫ぶハル。

 

「ハル、落ち着いてね。…正直言うと、さ。私は別に君らが山で野垂れ死にしようが取り殺されようがどうでもいいんだよ。けどね、犠牲者はできるだけ減らしたいわけ。だからこうして、君らに忠告してるんだけど…命を投げ捨てるものだと考えてるなら、行ってもいいよ。何が起きても、私知らないけど」

 

つまり、「山に入ってもいいが、そこから先どうなっても責任は持てない」ということのようだ。

 

「じ、じゃあ、やめておきます…」

 

ハルのあの剣幕を見た後では、行くとはとても言えなかった。

そして、すっかり興が醒めてしまい、そのまま米花町に戻ることになった。

 

 

××××

 

 

オリ主サイド

 

ハーイ(ヘー〇ル君風)。転生者です。

意味わからない?うん、私もさっぱりわかりません。

 

まず、最初の私が生まれたのは平成の日本。見た目も中身も今と一緒。立派な雑食のオタクだった。

父が某奪還者や某連邦の白い悪魔やらを見て育ったエンジニアで、母は某魔女っ子とか某花の子とかを見て育った貴腐人。受け継がれるオタクの系譜と言っていいだろう。父なんてロボット物が好きすぎてエンジニアになったんだからな。私の覚醒は、母が持ってた某常春の国の漫画だったか…。

 

ところがある時、信号が変わるのを待ってたら、信号無視の原付バイクに突っ込まれ、気づいたら知らない場所にいた。

 

あれ?ここどこ?というか私さっきぶつかったよね??と、めちゃくちゃ混乱していたら、目の前に見知らぬ人物が現れた。

 

「ごめん、マジごめん。こんなテンプレなミスするとか思わなかった」

 

そう言ったその人物は、転生物でよく見るいかにも神でございと言わんばかりの見た目の白いおひげのじいちゃんとかではなく、白髪の美少女だった。

彼女は、『管理人』と名乗った。

 

彼女はその名の通り、時折現れる『世界の枠を飛び越えた転生者』を管理するための存在であるらしい。彼女が言うには、私が元居た世界にもそういう転生者がいた。ところが、その転生者は、前世の記憶というアドバンテージを利用して、やりたいようにやっていた。それだけならまだよかったが、国際的な犯罪組織まで作り上げ、なんと国の乗っ取りを目指していたのだという。どんな世界から転生してきたんだそいつは。

で、これはまずいと思った彼女は、そいつを排除するために手下的なものを送り込み、殺害しようとした。それがあの原付。

 

しかし、本当ならそいつだけをピンポイントで殺すはずが、うっかり私という無関係な人間まで巻き込んでしまった。そのうえ、彼女の手下という超常存在と直に接触してしまったことにより、『運命力』というものが付け足されてしまった。これは通常、人間が生きる上で使うもので、一生をきちんと生きれば使い切られるらしい。だが、稀に超常存在(神様とか)に接触すると、足されてしまう場合がある。そして、この運命力が死亡した時点で多すぎると、全く異なる世界に転生してしまう、らしい。

ただでさえ、若くして死んだせいで通常よりも多かったのに、さらに追加されたせいで、私自身も異世界に転生してしまったのだという。

 

彼女自身は異世界や平行世界への移動も普通に可能だが、他人を異世界などに送ることはできない。苦肉の策として、彼女は私に様々な特典をくっつけた。

 

まず、本来ならば赤ん坊からやり直しになるはずだったのだが、弾き飛ばされて異世界へ放り込まれた私の魂を転生前に探し出して、元の自分と全く同じ姿かたちで年齢と声だけが異なる(前は三十路だったが、15くらいになってた。声は、声帯の再現が難しかったためとのこと)肉体を用意し、そこに魂を突っ込むことですぐに行動できるようにしてくれた。

次に、転生先が戦国BASARAの世界ということで(教えてもらったときめっちゃびっくりした、箱推しだけど最推しは濃姫様)、自衛程度の婆娑羅を使えるようにしてくれた。ちなみに闇。

そして、路銀や衣服、日持ちのする食料なども用意してくれた。

 

向こうの世界に未練がなかったわけではないが、戻る手段がないなら仕方ないということで、なんかもういろいろ吹っ切れて婆娑羅の試し打ち(?)をしてみたところ、少々問題が発覚した。

 

管理人が私に用意してくれた婆娑羅は、『目にまつわる能力を持った蛇を呼び出し自分に取りつかせる』というものだったのだ。

 

なるほどカゲプロじゃねえか!!!(机ダァン)

うん、好きだよカゲプロ。書籍版は軽く読んだ程度だけど、曲は好きですよ。でもさ…だからってこれは…。

 

できればもうちょっと戦闘に使える能力のほうが心強かったな、と思いつつ、旅をすること数か月。

尾張の辺りへ差し掛かった時、強盗(?)に襲われやむなく婆娑羅を使って逃げたのだが、運がいいのか悪いのか、それを明智様に見られていた。

それで、まあ、面白がった明智様に拉致られまして、いろいろとお話して(だいたいのことは『知らない』と『わからない』でごり押した)、「あてもない一人旅をしている身寄りのない女の子」であると納得させた。嘘は言っていない、嘘は。真実を少し隠しただけだ。

…そしたら、「女性の一人旅は大変でしょう」とか言われて織田軍で働く羽目になりました。断言しよう、あの時の明智様の目は、完璧に「下校中に変わった虫見つけた男子小学生の目」だったと。

 

最初は、生まれが分からないということもあり、炊事などを担当する下女中だったが、功績が認められたのか、はたまた婆娑羅を加味されたのか、最終的に濃姫様付きの侍女にまで昇格した。うむ、私超がんばった。

 

4以降に出てくるキャラもいたが、流れとしては3のそれに近かった。屋敷で本能寺の変のことを知り、ほかの女中や侍女たちと違って帰るあても次の勤め先のつてもなかった私は、とりあえず居場所がはっきりしているおひい様(お市様)のところへ行くことにした。浅井が滅亡していても、おひい様が生きていれば、きっと小谷城跡に戻るだろうと思っていたから。

 

尾張から金ヶ崎へ行くのは少々つらかったが、どうにかたどり着いた。

おひい様に会ったことは、なくもなかった。まさか、濃姫様の侍女の1人に過ぎない女を覚えてくださっていたとは、思いもしなかったけど。

それでも、名前はわからなかったらしくて、「黒蛇さん」と呼ばれた。

 

おひい様が生きる意味を見つけたそのあとは、天海様を探しに来た金吾さんに見つけられて、そのまま小早川軍で女中をやって一生を終えた。

 

そして転生である。もう訳が分からない。

記憶を取り戻すと同時に現れた管理人いわく、特典付与するときに若干追加された運命力と、第六天魔王の強烈な妖気が相乗効果を起こした結果らしい。私だけでなくキャラ達まで転生したのがその証拠、とのこと。

 

普通の世界に転生したなら、それでもよかった。

よりによって…名探偵コナンの世界に転生していたのだ、私たちは。

しかも、夜廻シリーズ&マギアレコードとクロスオーバーした状態の。

 

盛りすぎだろう(白目)。

知らない人のために行っておくと、コナンは人がバンバン死にまくる推理物漫画、夜廻は女の子が夜の町を探索するホラーゲーム、マギアレコードは魔法少女まどか☆マギカというハートフルボッコ魔法少女アニメが原作のソシャゲだ。

 

この3つが混ざって悪魔合体とかどこの誰が得するんだよおおおおおおおおおお!!!!!!

 

唯一の救いは、マギアレコード要素が「ウワサ」だけなこと。キュゥべえが居たら危なかった。

ウワサというのはマギアレコードの敵キャラの一種で、文字通りささやかれているうわさ通りのことをする。マギアレコードではある魔法少女によって生み出された存在だったが、こちら側では単にうわさが具現化しただけのものである模様。

 

ちなみに、今回の私は夜廻の続編である深夜廻の主人公、ハルのはとこであり、一緒に住んでいる。

 

ハルは、深夜廻のエンディング後に別の町へ引っ越す。けれど、この時空だと、引っ越した直後、ハルの両親が交通事故で死んでしまった。単なる事故だったのか、それとも深夜廻ラスボスの仕業だったのか、私にはわからないが。

 

そうなると、困るのがハルの処遇である。

 

今の私の祖母(事情があって私を引き取った。今の私の父のお母さん。今から10か月ほど前に逝去)がハルをかわいがっていて、できればうちで引き取りたいと言っていたため、お葬式に私たちも参列した。

そこで目にしたのは、想像していた通りの、親戚による押し付け合い。

うちにそんな余裕はない、犬まで引き取れない、というところから始まって、徐々にエスカレートしていき、変なものを集めてばかりいるらしい、ハサミなんて持ち歩いている、左手がなくて気味が悪い、という風にハルへの批判へと変わっていった。

 

最終的に、誰かが「両親と一緒に死ねばよかった」と言ったその瞬間、それまで黙っていた祖母が思い切り机をたたいた。

 

驚きこちらを向く人々に向かって、祖母は凛とした声で、「私が引き取ります」と言った。普段はおっとりと優しい祖母が、ここまで強気になったのは、後にも先にもこの時だけである。

そんなことがあり、ハルを引き取ったのが去年のこと。

この町にもだいぶ慣れたようだし、それなりに楽しく日々を過ごしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この町が、夜廻の町の隣町でなきゃ、もっとよかったんだけどな。




オリ主
名前は「花ノ木あやめ」。18歳。
12年前、ある人物を探して夜廻な体験をする。体のいたるところに包帯を巻いているのはそのため。
手先がかなり器用で、化粧や物作りがうまい。
ヘアゴムは濃姫からもらったもの。
祖母に迷惑をかけたくなかったため、大学には行っていない。かつては祖母の農作業を手伝っていたが、今は内職とバイト、あと余裕があるときの同人販売で稼いでいる。ペンネームは「黒蛇系女子」。
雑食のオタク。ダメ絶対音感の持ち主。
現在の体は管理人が用意した体と同じスペックになっているため、声が最初の彼女と異なり、cv浅川悠。管理人が狙ってこの声にしたわけではなく、偶然の産物である。
着物は休日にはよく着ている。祖母の物が多い。
身内以外には割と辛辣。たまに身内にも辛辣になる。

バサラ町
あやめとハルが住んでいる町。夜廻の舞台の町の隣町。ほぼ毎年必ず行方不明者が出ている。
深夜廻の町 夜廻の町 バサラ町 という風に並んでいる。
山の神社に疫病神が封じられており、町中に神社や地蔵がある。かつて、あやめはこの疫病神と取引をし、ある物を代償にある人物を取り戻した。その結果、包帯を巻いて過ごすようになった。

手児奈神社
町の片隅にひっそりと存在する、誰もいない神社。町の人からはそれなりに親しまれており、町内会の人たちが手入れなどをしている。厄除けのご利益がある。ご祭神は手児奈様と呼ばれる氏神。それ以外は全く文献が残っていない。
なお、町の反対側には、夢見神社という大きな桜が植えられた神社が存在する。

ウワサ
バサラ町のうわさが具現化したもの。
元々、うわさが広がりやすい傾向のあるバサラ町ならではの怪異。
12年前、ほとんどのウワサをあやめが撲滅したが、うわさまで消えるわけではなく、またバサラ町の風土の関係で、放っておくといつの間にか復活している。
復活したら、またあやめが物理で殴りに行く。

婆娑羅者たちは、やや劣化してはいるものの、婆娑羅を使用可能。
ただし、あやめの物は劣化する余地がないためそのまま。

あやめが呼び出す蛇は若干能力が変化していることがある。
例えば、目が冴える蛇(本来の能力は『願いをかなえる』)がかなえられる願いは「宝くじで4等が当たる」程度の微妙な願いのみだし、目を醒ます蛇(本来の能力は『自分の望み通りに肉体を作り替える』)はほんの一瞬火事場の馬鹿力を発揮する程度の力しか持たない。あやめはこの微妙な力を利用する手段をかなり頑張って模索した結果、「首の皮一枚つながればよし」という結論に至ってしまった。

蛇は1匹1匹色や大きさが異なり、自我を持つ。あやめは彼らにカゲプロでの宿主たちの名前を付けて呼び分けている。
しかし、宿主たちに似ているわけではない。管理人が彼女の力で再現した複製品であるため、彼女が知り合った人物たちの人格モデルが搭載されている。
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