多重クロスオーバーな世界の転生者   作:菅野アスカ

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副題・明智夫婦尊い&織田は美形の家系 天女を添えて

☆9評価をしてくださった白結雪羽さん、ありがとうございます!


5話 発覚する事実と加速する疑惑

コナンサイド

 

ポアロにて。

オレの正面、蘭の右隣に座っていた園子が、客の1人を見て言った。

 

「ねえちょっと、あの人超かっこよくない!?」

「ちょ、園子、声大きいわよ…」

 

言いつつ、園子が指さすほうを見る蘭。俺もそちらを向くと、4人掛けの席に、2人の人物が向かい合って座っていた。

 

片方は、白髪でロングヘアの青年。前髪と後ろ髪を同じくらいの長さに伸ばしていて、右目を隠している。露出した左目は切れ長で、どこか蛇を連想させられる。整った顔立ちだが、特徴がジンに似通っているせいか、いささか恐ろしいというか、胡散臭いというか。

黒いジャケットに白いシャツ、黒いジーンズという格好のため、体、特に手足の細長さが際立っていて、それが一層蛇のような印象に拍車をかけている。

 

もう片方は女性。こちらは黒い髪に、ぱっちりとした焦げ茶の目。青年同様、髪は長く、それをキキョウらしき花の飾りがついたヘアゴムでポニーテールにしている。美しいというより、かわいらしいという言葉がふさわしいだろう。

着ているのは、水色の地にキキョウの柄のワンピース。その上から空色のパーカーを着ているから、爽やかな印象だ。

 

最初は、カップルか?とも思ったが、よく見ると左手の薬指に指輪が見える。どうやら、夫婦のようだ。

 

「うわ~、美男美女…」

「旦那さんのほうもかっこいいけど、奥さんのほうもキレイ…でも、なんで4人掛けなのかしら?」

「あとから誰か来るんじゃない?ダブルデートとか」

「あー、ありそう」

 

そんな風に話をされているとはいざ知らず、男女は楽しげに談笑している。

 

カラン、とドアベルが鳴って、入ってきた人物を見て、女性のほうが手を振った。蘭と園子が、わあ、と小さく声を上げる。オレは、ちょうどドアに背を向ける姿勢をとっているため、オレからはその人物が見えない。

 

トコトコと靴音を鳴らし、女性の横の席に座ったその人を見て、驚愕した。

以前出会った、バサラ町在住の少女だった。

 

今日は、包帯を巻く代わりにアゲハチョウの飾りで左側を覆って隠している。大きく襟ぐりが開いたフリル付きの白いブラウスに、一つだけ石がついたペンダント、いくつも布が重なったデザインの花柄プリントのスカート、というなんとも春らしい格好だ。

 

「お待たせしましたか?」

「ううん、そうでもないよ」

 

彼女は、どうやら夫婦とは親しいらしい。

 

「あれ、まだいらしていないんですね」

「ええ。大方、信長公にでも足止めをくらっているのでしょう」

「…あり得ますね」

 

そういって彼女が苦笑すると同時に、またしてもドアベルの音。

彼女はドアのほうを一瞥すると、興味なさそうに手元のスマートフォンに目を落とした。待ち人ではなかったようだ。

代わりに、蘭が眉をひそめ、園子が「げっ」と小さくつぶやいた。いったい誰が来たのかと思っていたら、幼いころから慣れ親しんだ、そして今一番聞きたくない人物の声が聞こえた。

 

「安室さんっ」

 

自分の眉間にしわが寄るのが分かった。

そこにいたのは、ふんわりした茶髪を長く伸ばしてツインテールにし、フリフリヒラヒラなピンクのワンピースを着た、砂糖菓子のようにかわいらしい美少女…なのだが言葉を発するたびに玉を転がすような声にもかかわらずイメージがガラガラと音を立てて崩れ落ちていくオレの幼馴染、寺田百合子だった。

 

オレと百合子は家が近く、小さい頃はよく遊んだ。だが、成長するにつれて、面食いで男好きな本性が見えてくるようになり、さらに中学の時に蘭を階段から突き落とそうとしている現場に遭遇したため、ほとんど絶縁状態が続いている。それ以降も引っ付いてきたのだが、最近は安室さんや沖矢さんに言い寄っているようで、よく苦情を聞く。「ちっちゃいころの新一に似ててカワイイ」とか言ってオレにも絡んでくる、バレていないことを祈ろう。

 

安室さんもあいつには辟易しているらしく、一瞬表情が険しくなった。すぐに営業スマイルを張り付け何事もなかったかのように接客するその姿は、プロと呼んでいいだろう。

 

百合子が着席し、さらに安室さんに何かを言おうとした、その時。

 

カウンターの席で、悲鳴が上がった。

 

 

××××

 

 

安室サイド

 

被害者の名前は、妹尾美代子。死因はアイスティーに入っていたトリカブトによる毒殺。ポアロの常連客で、1人で来ていた。

容疑者は、アイスティーを作って運んだ僕と、隣の席に座っていた相沢優奈さんと、小林和香さん。相沢さんは同じく常連客であり、悲鳴を上げた張本人。以前妹尾さんと口論になったことがある。小林さんは、昔妹尾さんと同じ会社に勤めていたそうだ。

 

蘭さんの迅速な通報により駆け付けた目暮警部が、状況を整理し、僕に言った。

 

「こうなると、最も疑わしいのがあなたになるわけですが…」

「ちょっとアンタ!!安室さんが殺人なんてするわけないでしょ!?」

 

そう叫んだのは、最近やけに絡んでくる、蘭さんの知人の寺田さん。捜査の邪魔をしないでほしい。

 

「お嬢さん、私はその可能性があると言っただけであって」

「安室さんを疑ったりするなんて!!!」

「百合子姉ちゃん落ち着きなよ…」

 

見かねたようにコナン君がそういうと、寺田さんは一瞬で機嫌を直して、今度はコナン君に絡みだす。頼む、コナン君。この事件が解決するまで耐えてくれ。

 

「あの、すみません」

 

目暮警部に、誰かが話しかける。見ると、いつぞやコナン君が地雷を踏み抜いてしまった少女で、手にはスマホを持っていた。

 

「どうしました?」

「実は、資料にしたくて、これで店内を録画してたんです。何か映ってるかもしれないので、見ていただけますか」

「なんですと!?」

 

驚く目暮警部の前で、少女は動画を再生した。僕も後ろから見させてもらう。

動画は、店内をぐるりと映した後、相沢さんの悲鳴でもう一度カウンターを映して終わっている。

 

「ふむ、これと言っておかしなところは…」

「ねえねえ、ボクも見せてもらっていい?」

 

そう言ったのは、コナン君。君まだ懲りてないのか。

彼女は気にした様子もなく、もう一度再生する。

 

「あれれ~?小林さんが頼んだのって、ストレートのアイスティーだよね?なんで、ここでガムシロップ持ってるの?運ばれてきた時、ガムシロップはなかったよね?」

「!?そ、それは妹尾さんのを拾ったからよ、ほら、渡してるじゃない」

 

動画には、確かに妹尾さんが気づかずに落としたガムシロップを小林さんが拾い、妹尾さんに差し出す場面が映っている。

 

「なら、どうして右手で拾って左手で渡しているんです?あなたは妹尾さんの左隣に座っていたのですから、そのまま右手で渡せばいいでしょうに」

「それは…」

 

つぶやく小林さんの右手の袖から、ガムシロップが転げ落ちた。

 

「あ!」

 

小林さんよりも先に、コナン君が拾い上げた。

 

「これって、ポアロで使ってるやつだよね?」

「~~~!!!こうなったら…!」

 

 

そう叫ぶや否や、小林さんはカバンの中からナイフを取り出し…少女に向かって振り下ろした。

 

「危ない!!」

 

腕を掴んで止めようとしたら、彼女の腕は、別の誰かに掴まれ捻られた。

 

「ひ!?い、痛いっ…!!」

「痛くしているのだから当たり前でしょう」

 

こともなげにそういう青年は、少女の連れだった。日本人にしては珍しい白髪の、蛇のような青年。その青年がいつの間にか席を立ち、小林さんの手を捻り上げてナイフを手放させた。

 

「そんな…こいつのせいで…こいつのせいで、私はまた不幸になるの!?」

「は?」

 

意味が分からない、とでも言わんばかりに、少女が言う。

 

「とぼけないでよ!!私の和弘君を取ったくせに!!!」

「…あー、ひょっとして、3か月くらい前につぶれた元バイト先のコンビニの店長さんでしょうか?」

「よく覚えていましたね」

「強烈な方でしたので…」

 

「そうよ、あの女のせいでつぶれた、あの店の店長よ!!!」

 

妹尾さんはコンビニの本社に勤務していたが、万引きの常習犯で、自社ならばバレないだろうとでも思ったのか、そのコンビニでばかり万引きをしていたらしい。結果、そのコンビニのバサラ町店はつぶれてしまい、そこでバイトをしていた和弘という少年ともなかなか会えなくなってしまったという。

 

「全然家を教えてくれないから、自分で調べて会いに行ったら…『僕の恋人はあやめであってあなたじゃない、帰ってくれ』って…!!!私の和弘君があんなこと言うなんておかしいわ、その女に毒されたのよ!!!悪い奴をみんな殺せば、きっとみんな元に戻るわ。邪魔者が消えれば、和弘君は元通りになるはずよ!!私は悪くない、悪いのはそこにいるクズよ!!!!」

「なぜ私だと思ったので?」

「はあ?和弘君の近くにいたあやめって名前の女、あんたしかいないじゃない!!!」

「『あやめ』じゃなくて、『あやね』です」

「…え?」

 

「和弘君の恋人さんは、私のお向かいさんであそこの常連だった高町彩音さん。私じゃありませんよ」

 

人違いで殺されてたまるか、と、あやめと呼ばれた彼女は付け加えた。

 

 

××××

 

 

コナンサイド

 

小林さんはそのまま連行されていった。蓋を開けてみれば簡単なトリックで、左手の袖に毒を仕込んだガムシロップを隠しておいて、すり替えた。ただそれだけだった。

 

「怪我はない?」

「ありません」

「なら良かったわ。あなたを守ったのが光秀様というところが、少しだけ憎らしいけど」

「おや、妬いてくれるのですか?」

「もう、お前様。盗み聞きなんて酷いじゃありませんか」

「聞こえる声で言うのが悪いのですよ」

 

和気あいあい、という言葉がふさわしい。いつの間にか、少女…あやめが取り残されているが。

取り残されたあやめに、安室さんが話しかけた。いったいどうしたんだ?

 

「すみません、少しいいですか?」

「はい、何でしょう」

 

「先ほど、『資料にしたくて店内を録画していた』とおっしゃっていましたよね。建築関係の学校にでも通っていらっしゃるのですか?」

「いえ、違います。趣味で小説を書いていまして、その挿絵の参考に…と」

「なるほど、そうでしたか」

 

趣味で執筆を?

そういえば、最近は小説投稿サイトというのがたくさんある。そう言ったところに投稿しているのだろうか。

 

「あ、ついでに注文いいですか」

「…どうぞ」

 

いささか面食らったように、安室さんが答える。

 

「アイスコーヒーください。ブラックで」

「かしこまりました」

 

そういって安室さんが離れた瞬間、恐れていたことが発生した。

 

「アンタ、モブのくせして出しゃばって安室さんを困らせるんじゃないわよ!!」

 

百合子があやめに突っかかった。

 

「そうやって大声出したほうが営業妨害で迷惑かかると思いますよ」

「モブが口答えしていいと思ってるわけ!?」

「あいにく私は赤べこではありませんので、はい以外も言いますよ」

「馬鹿にしてんの!?」

「ちょっと、やめなさいよ」

 

園子がそう言って、近づく。

 

「うるさい!!!ちょっと金持ちだからって調子乗ってんじゃないわよ、この高飛車女!!!」

「うるさいのはそっちでしょうが、公共の場でこんな大声出して」

「そんなにおっきな声出してたら、お客さん怖がって逃げちゃうよ。そしたら、安室さんのお給料減っちゃうよ」

 

園子だけだと確実に火に油を注ぐ結果になるから、オレも援護射撃をする。

 

「そ、それもそうね…」

 

途端に頬を染め、「ヤダ、私ったら」と恥じらうようなしぐさをする百合子。

小さい頃はかわいいと思ったのだが、今となると演技臭い。

そのまま席に戻る百合子を見届けてから、園子があやめに言った。

 

「すみません。あの子いつもあんな感じで…」

「気にしてないからいいよ」

 

笑ってそういうと、あやめはスマホを起動させて画面をじっと見る。…いや、正しくは画面の時刻、か?

 

「お待たせしました、アイスコーヒーです」

 

また安室さんが来るのはまずいと判断したらしく、梓さんが持ってきた。

顔を上げ、アイスコーヒーを受け取るあやめに、梓さんが言った。

 

「お連れの方、まだ来られないんですか?」

「そうみたいです。せっかくおしゃれしたのに」

 

確かに、以前見かけたときの服装と比べると、かなり気合が入っているような気がする。以前のはさりげないおしゃれといった感じだったが、今回は前衛的というか、なんというか。

 

「こんなに可愛い彼女さんを放っておくなんて、酷い彼氏さんですね」

「彼氏ってわけじゃないんですけどね。時間は厳守してくださる方ですから、どこかで足止めくらってるんでしょうけど…」

 

少しつまらなさそうに言う彼女に、蘭が話しかけた。

 

「あ、あの!」

「?」

「そ、その服どこで買ったんですかっ!?」

 

…そういえば、あやめの服はこのあたりの服屋で見かけた覚えがない。バサラ町の隣町にショッピングモールがあったから、そこで買ったんだろうか?

 

「ごめん、これ一点物なんだ。自作だから…」

「へ?」

「自作!?」

 

そう言ったのは、園子だ。

 

「興奮するのはわかるけど静かにね」

「あ、はい。…それ、自分で縫ったんですか?」

「うん。近所の手芸屋さんの品ぞろえが結構よくて」

 

あやめの言葉に、女子力高い…とつぶやく園子と梓さん。

スカートと良いブラウスと言い、ヒラヒラとしてかわいらしいがどこか大人っぽさのあるデザイン。型紙から作ったのであれば、相当な技術と労力がかかったのであろうことは、手芸にはあまり詳しくないオレでもわかる。

 

「これでも、ハンドメイド作家だからね」

「そうなんですか!じゃあ、あの人たちはその関係で知り合ったんですか?」

「いや、そういうわけじゃないんだけど…なんて言えばいいのか…」

 

うーん、と考え込むあやめ。

そんなに説明するのが難しい関係なのか?

 

「私の従姉妹と仲が良かったので、従姉妹経由で知り合ったのですよ」

 

さっきまで奥さんらしき人と2人の世界を作っていた青年が、そう言った。

 

「それとも、浮気相手にでも見えました?」

「!?」

 

青年の爆弾発言に、あやめが青年のほうを三度見くらいした後、恐る恐る奥さんらしき女性のほうを見た。

 

「そういう冗談は他所でしないでくださいませと、何度も申し上げておりますのに。おいたが過ぎますよ」

「ああ、すみません。お前が焼きもちを焼くのがあんまりかわいいので、つい」

「お前様ったら」

 

二人の世界、再度開幕。またしても取り残されたあやめはというと、

 

「これが芭蕉も句に詠んだ戦国リア充大爆発…」

 

なんだかよくわからない言葉をつぶやいていた。なんでここで芭蕉が出てくるんだ?句、ということは松尾芭蕉のことだろうとは思うが…。

 

「芭蕉?」

「…『松尾芭蕉 明智光秀』で検索かければわかるよ」

 

チベットスナギツネのような顔で言った後、アイスコーヒーに口をつけるあやめ。そうか、だからブラックだったのか。オレも今、猛烈にブラックコーヒーが飲みたい。梓さん・蘭・園子の3人はキャーキャー言っているが。

 

俺もコーヒーのおかわり頼もうか、と思って梓さんのほうを向いた瞬間。

 

ドアベルが鳴り、1人の青年が入ってきた。

絶句した。

 

白粉でも塗ったかのように白い肌、それに映える赤い唇。きれいに切りそろえられた黒髪は濡れたようにつややかで、より一層肌の白さを引き立てている。

一瞬性別が分からなくなるほど中性的な顔は、疲労の色が浮かんでいるにもかかわらず美しい。だが、猫のような大きなヘーゼルの瞳は、どういうわけか完璧に死んでいる。

 

「…大丈夫です、待ち合わせの時間ぴったりです。私たちが早く来ただけですから」

 

フォローするように、あやめが言った。

 

「そう…か…」

 

そういうと青年は、ふらふらと白髪の青年の隣の席につき、テーブルに突っ伏して。

 

「兄上もげろ…」

「落ち着いてくださいませ」

 

純度100%の呪詛を吐いた。

 

「何のためにスケジュール詰めたんだと思ってるんだあの魔王は…姉上も面白がってないで止めろ…」

「何が起きたのかだいたい察しましたのでとにかく落ち着いてください本当に。ここは公共の場です。すみませんホットミルクください」

 

青年をなだめるあやめの姿は、何よりも如実に物語っていた。

いつものことなんです、と。

 

「あらあら」

「魔王の弟が社畜とは、笑い話にもなりませんねえ」

 

…さっきから言ってる「魔王」って誰のことだ?

 

「ねえお兄さ、」

「あああああー!!!」

 

白髪の青年に尋ねようとしたオレの声は、園子の絶叫にさえぎられた。

 

「園子?どうしたのよ一体」

「お、おおおおお、織田財閥の専務!」

「…え?」

 

また、織田財閥?

 

「ん、ああ…鈴木財閥の。頭に響く、もうちょっと静かにしてくれ」

「えっと、園子のお知り合いですか?」

「パーティーで何度か」

 

いまだ死んだ目でそういう青年。

…いや待て、なんで財閥の専務が一般人と茶飲みに来てるんだよ!?

 

「ね、ねえ。お姉さん、なんでそんなすごいところの人の知り合いなの?」

「なんでと言われても」

「お待たせしました、ご注文のホットミルクです」

 

タイミング悪く梓さんが来た。梓さんに罪はないんだが、もやもやする。

あやめはホットミルクを受け取ると、また突っ伏してしまった青年の肩をトントンと叩いて顔を上げさせた。

 

「いつもお疲れ様です」

 

あやめはそう言いながら、青年にホットミルクを差し出す。青年はそれを受け取ると

 

「俺の嫁候補がこんなにも天使…」

 

と呟いて、片手で両目を覆って天を仰いだ。

 

「冷める前に飲んでくださいね」

 

あやめはどこまでも素っ気ないが、青年は気にしていないようだ。

 

…彼らのつながりがまるで読めない。どういう関係なんだ?

考えても、埒が明かない。こうなったら…

 

「あ!」

 

転んでぶつかったふりをして、あやめのスカートのフリルの内側に盗聴器を張り付けた。

 

「大丈夫?」

「うん!なんか、ちょっとよろけちゃっただけだから」

「そう」

 

 

 

 

後日、オレは聞こえてきた音声に驚愕することになる。




明智(妻木)煕子
光秀の妻。夫が変態だろうが何だろうが一途に愛し、かつ絞るときは絞るできた嫁。
夫婦仲は極めて良好。お前ら爆発しろ。
この時空では病気にはならなかった。
あやめとはそれなりに仲がいい。
属性は意外なことに光。武器は小刀で、肩書は「愛屋及烏」。書き文字は「実行」。
いつ結婚したとか記録残ってないけど、調べれば調べるほど萌える逸話が出てきて「書かねば」と思って書いた。後悔も反省もしていない。

織田秀孝
22歳。信長の弟でお市の兄。
濃姫の化粧やら着替えやらを頑張って手伝うあやめをいつのころからかロックオン。でも本能寺より前に誤射が原因で死亡。
若気の至りでやらかしてしまったこともあり、信長には頭が上がらない。社畜系美人。
当然のごとく闇属性で武器は槍。肩書は「夢幻泡影」、書き文字は「参上」。
美形ぞろいで有名な織田でも桁違いの美貌の持ち主。公式(史実)美形。
「御膚は白粉の如く、たんくわん(丹花)のくちびる、柔和なすがた、容顔美麗、人にすぐれていつくしきとも、中々たとへにも及び難き御方様なり(訳:肌はおしろいを塗ったかのように白く、花のように赤い唇に柔和な姿、顔形は人に優れて麗しく、その美しさは例えようもなかった)」とか、源氏物語の姫の描写か!?と思った。これは書かざるを得ないと思って登場させた。

寺田百合子
転生者。新一の幼馴染。
見た目はかわいいが話すとボロが出る。
自分の目的のためなら努力を惜しまないが、努力の方向性がおかしい。
ありとあらゆる事象を自分の都合のいいように解釈する。そして思い込みも激しく夢見がち。現実が見えていない。
なまじスペックが高い分、残念な部分が際立つ。
BASARAは知らない。というか、ゲームをしない。
見覚えのないイケメンを発見し、自分が知らないコナンキャラであると解釈。ターゲッティングした。
名前はミセス・コロンボのケイトとジェニーの吹き替えを行った「寺田路恵」さんと「三好由里子」さんより。

人違いで狙われたオリ主
左側、とずっと書いていたが、正しくは向かって左側なので右目側(今更)。
気を抜いてるときは包帯を巻き、気合入れたときは化粧で隠し、これ以上ないほど気合を入れると隠した上から飾りをつける。
美人の部類に入るが、絶世の美女(お市様とか濃姫様とか)を間近で見続けたせいで若干自信がなくなってきている。だからこそ本気出すときはガチのおしゃれをする。
実は店入った瞬間に明智様の脚線美に目が行った。今日の衣装はやっぱりルカさんのモジュールの「フローラル」。
同人誌書いてるのは半分趣味みたいなもんだからあながち嘘でもない。
元々再現料理作ったりコスプレ衣装自作したりしてたから意外と女子力が高い。前世の女中生活によって余計に腕が上がった。スカートとか何度も作ったから、デザイン案さえあれば型紙なしでもいける。
いきなり秀孝にプロポーズされた時は驚いたが、知人とはいえ自分には地位とかないし急には決められないから友人から始めた。友人の枠を超えてきている気がする。最近自分の境遇が王道な身分違い物であることに気づいて執筆中。はかどっている様子。

胡散臭い本能寺の変隊
嘘はついていない。
変態だけど美的感覚はまともだから私服はセンスいいんじゃないかなって。

疑う名探偵
なんで一般人が財閥の専務の知人なんだよ…!?(人のことは言えない)
後日、「月さびよ」で始まるあの句を無事発見し、夫婦仲については理解した。

絡まれてる公安
精神的にも肉体的にも疲労困憊。
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