ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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魔法つかいプリキュア編、今回はお泊り回です。有栖川ひまりちゃん誕生日おめでとう!私のプリアラ編では活躍少な目でしたが、”劇場版 ヴァールハイト・プリキュア(企画中)”も考えてますから、そん時は活躍してもらいます。では、お楽しみください!


第十二話:ワクワクもんだぁ!駆と種、初めてのお泊り!(パジャマパーティーもあるよ!)

side:フェイク

 

フェイク「くそ!くそ!!!あいつ…あのプリキュア!!!」

 

ムカつくぜ!あのプリキュア…!キュアシードの野郎は”キュアザート”とか言ってやがったが…仲間って感じじゃねえ。だが…あいつの力は計り知れねえ!

 

インペイル「随分と余裕がないな…フェイク」

 

フェイク「インペイル!何でてめえがいるんだよ!!」

 

インペイル…俺はマーネル以上にこいつが嫌いだ。こいつは平気で他人の心を覗こうとしやがるし、なにより何を考えてるか分からねえ。

 

インペイル「吠えるな…。私がここにいるのはカイザーン様の命令だ。お前の監視とキュアシードのデータ収集を任されてな」

 

フェイク「俺の監視だと?」

 

何故、カイザーン様が俺の監視をこいつに命じる?そもそも、なぜ俺を監視する必要があるんだ?

 

インペイル「お前が”あれ”を持ち出したこと…カイザーン様が知らないと思ったのか?必要以上の使用は控えろと言われていたんだ。当然の措置だよ」

 

フェイク「ちっ!」

 

カイザーン様への信頼を失うことだけは避けたい!あのお方は…俺にとって神にも等しいお方なんだ!絶対に何とかせねば!!!

 

インペイル「フェイク、まだ魔法つかいプリキュアの改竄を行ったお前は現れていないな?」

 

フェイク「あ?そうだが。てめえ…何を考えてやがる?」

 

インペイル「私が力を貸そう。”過去”のお前にな。しかし、我々は同じ時代に存在できない…つまり過去のお前に協力するには”今”のお前はこの時代にいてはいけない。ここまで言えば…分かるな?」

 

フェイク「俺に指くわえて見てろってか?」

 

ふざけんな!そんなの許せるわけねえだろ!!!

 

インペイル「フェイク、これ以上…失敗してもいいのか?私が介入しお前が成功すれば…お前の手柄だ。失敗した場合は…介入した私に責任がある。つまりお前にはメリットしかない…カイザーン様の信頼も失わない。どうかね…フェイク?」

 

人を騙すことが大好きなこいつらしい手だ。だが…今回はこいつの口車に乗ってやろうじゃねえか!

 

フェイク「OK~!なら…お手並み拝見だぜ、インペイル」

 

インペイル「ああ…最高のショーを見せてやろう!」

 

インペイルの張り付いた笑顔を見た俺は、やはりこいつは”外道”だと思っちまうぜ。だが…こいつの顔が歪むのも、ぜひ見てみたいね~!!!

 

 

side:魔法つかいプリキュア!

 

朝日奈家

 

みらい「お母さん!」

 

今日子「みらい?どうしたのって…ホントにどうしたの、その男の子!?」

 

リコ「えっと…私の故郷の知り合いなんですけど長旅で疲れてしまったみたいで、お家の方に運んでもいいですか?」

 

今日子「え、ええ。それは構わないけど」

 

ことは「はー!よーし!駆を運ぼう!」

 

私たちはお母さんの許可をもらい、駆君を家の中に運ぶ。それに付いてくるように、”お邪魔します”と小さな声で呟きながらコルーリも入ってくる。

 

かの子「あら、その男の子どうかしたの?」

 

みらい「おばあちゃん!彼を寝かせたいんだけど…」

 

かの子「だったら、そこのソファーに寝かせてあげなさい。私は布団を取ってきてあげるから、みらいは洗面器にお水とタオルを取ってきて」

 

みらい「わかった!」

 

みらいは祖母のかの子に言われた通りに洗面器に水を汲み、タオルを用意する。リコとことは、コルーリは駆をソファーに寝かせ、彼が目覚めるのを待つ。

 

コルーリ「カケル…起きてください。タネでもいいですから…お願いです」

 

リコ「タネ?コルーリ、あなた何を言っているの?」

 

ことは「はー?タネってなに?駆が起きるのに関係あるの?」

 

コルーリ「それは…」

 

駆「う~ん」

 

コルーリが私達の質問に答えようとすると、駆は少し辛そうに体を起こす。

 

コルーリ「カケル!起きたんですね!」

 

ことは「はー!!駆が起きた!!よかったーーー!!」

 

はーちゃんは駆が起きるなり彼に抱き着く。

 

リコ「は、はーちゃん!そいつに近づいちゃダメ!変な事されるわよ!」

 

ことは「え~!駆はそんなことしないよ!ねえ!駆!」

 

駆は抱き着くことは、立ち上がっているリコ、座っているコルーリを見渡すように確認し発言する。

 

駆?「あなた…誰!?え、何!?あー!”私”にぶつかってきた子!それよりここはどこ!?コルーリ!なんで”お兄ちゃん”が気絶してるの!?全然わからないよ~!!!」

 

ことは「か、駆?どうしたの?」

 

リコ「もしかして…頭を強く打ち過ぎたのかしら」

 

コルーリ「タネ!タネなんですね!良かった~!起きてくれただけでもうれしいです!」

 

種「コルーリ!何がどうなってるの!頭は痛いし!もう!お兄ちゃん何したの!?」

 

種…と呼ばれる駆。一体何が起こっているのか、私たちは全く分からなかった。

 

 

side:種

 

種「みらいちゃんに、リコちゃんに、はーちゃん!オッケ~覚えた!みんなかわいいね!そうだ!サイン頂戴!」

 

みらい「えっと…種ちゃんは駆君の妹なんだよね?」

 

種「うん、そうだよ」

 

リコ「でも、どうしてあなたはそいつの身体に入ってるの?」

 

ことは「はー!どういうことなの?」

 

みらいちゃんのお部屋に連れてかれた私は、みんなに挨拶し自己紹介を受けた。そして私がお兄ちゃんの中にいる事を不思議がる魔法つかいプリキュアの三人に、私はお兄ちゃんと私の過去を話す。もちろん…必要な部分だけ…。

 

みらい「そうだったんだ…」

 

リコ「心臓を移植して…その人の精神が宿るなんてまるで”魔法”みたい…」

 

ことは「は~。だから駆と種は一緒にいるんだね」

 

彼女達の疑問が解決したので、私も聞きたいことを聞いてみることにする。

 

種「じゃあ、次は私の番!リコちゃん!箒で飛んでたよね!あれって”魔法”なの?ていうか落ちてたよね!魔法つかいも落ちたりするの?」

 

リコ「落ちてないし!もう…あれは魔法の箒でマホウ界で作られたものよ」

 

種「マホウ界!すごいすごい!ねえ!私も使えたりしないの?」

 

リコ「魔法を使う時に使う杖があるんだけど…それはマホウ界に生まれたときに与えられるものなの。まあ…”みらい”みたいな例もあるけど」

 

種「みらいちゃんみたい?…あっ!みらいちゃんはマホウ界の人じゃないよね!でも杖持ってるんでしょ?」

 

私はリコちゃんが言ったの意味に気付く。みらいちゃんは魔法のない世界の人なのに”魔法が使える”。なんで杖を持ってるのかな?

 

みらい「うん!マホウ界には杖が成る木があって、私はリコと初めてマホウ界に行ったときにその木からもらったんだ」

 

種「へ~!素敵!良いな~!」

 

コルーリ「タネ、お話は良いんですけど…カケル起きそうですか?」

 

種「あ!そうだね!ちょっと確認する」

 

コルーリの言う通りお兄ちゃんが起きるかもしれない。私は意識をお兄ちゃんに向け確認する。

 

駆(ん…ん…種…?)

 

種「お兄ちゃん!大丈夫?起きれそう?」

 

駆(問題ないよ…と言いたいけど、リコさん怒ってない?)

 

種「え?うん、大丈夫だと思うけど」

 

リコ「種?あいつと話してるの?と言うことはちゃんと起きてるのね」

 

リコちゃんが私に話しかけてくる声が聞こえたお兄ちゃんは、少し落ち込んだようで声が小さくなる。

 

駆(リコさん…種の事は名前で呼んでるんだ…僕はまだ”あいつ”のままなんだけど…ははっ…)

 

種「お兄ちゃん?変わるよ?良い?」

 

駆(うん…良いよ)

 

お兄ちゃんの了解を受けた私は、主導権をお兄ちゃんに返した。

 

 

side:駆

 

駆「皆さん、心配をかけてしまい…すいません」

 

みらい「気にしないでいいよ!」

 

リコ「まあ…あんたがいたから何とかなったし…まあ…少しは見直してあげるわ」

 

ことは「はー!!!駆!よかった~!!!」

 

駆「ちょ、ちょっと、ことはさん!?」

 

ことはさんは喜びの声をあげると僕に抱き着いてくる。みらいさんとリコさんの視線だけでなく、何故だろう…コルーリの視線もすごく痛い!は、早く遠ざけないと!

 

ことは「え~!やだ~!駆!ことはじゃなくて”はーちゃん”て呼んで!」

 

駆「いや…でも…ことは(はーちゃん!)…はーちゃん、離れてくれないかな?」

 

ことは「はー!!!駆がはーちゃんて言ってくれた!嬉しい!」

 

駆「いや!?だから離れて!?」

 

はーちゃんと言ったら離れてくれると思った僕の考えとは裏腹に、ことはさんはもっと強く抱きしめてくる。女の子特有の甘い匂いと、柔らかさが僕に触れているのだ。

 

リコ「はーちゃん!そいつに近づいちゃダメ!変な事されるってさっきも言ったでしょ!」

 

ことは「え~!私、駆になら何されてもいいもん!」

 

リコ「なっ!?」

 

みらい「は~ちゃん…大胆!」

 

種(お兄ちゃんモテモテだね~。いつも間に攻略したの?)

 

してないよ!何も!イチゴメロンパンあげて!戦闘の時に助けたくらいしかない!この程度で攻略できる女の子なんて”生まれて間もない子供”と変わらないよ!

 

リコ「みらい~!はーちゃんが!!私達、どこで育て方を間違えたの!!」

 

みらい「りこ~!大丈夫だから、泣いちゃダメだよ~!あっ!か、駆君!そういえば今日はどうするの?旅してるってことは帰るお家ないんでしょ?良かったら泊まっていかない?」

 

駆「えっ?い、いや一応拠点の船があるので…帰ろうと思えば…」

 

ことは「ん~!」

 

ことはさんは異常な力で僕の腕を抱きしめる。これは…てこでも動きそうにない。

 

コルーリ「…カケル、あなたは予想以上に消耗しています。アカーシャに戻るのも大変ですから…みらいさんのご厚意に甘えてはいかがですか?」

 

駆「でも…迷惑じゃ…」

 

みらい「そんなことないよ!お父さんとお母さんにもお願いするし、せっかくだからもっとお話ししたいもん!未来の事とかいっぱい聞きたいな~!」

 

駆「みらいさん…」

 

種(お兄ちゃん、私もみらいちゃん達とお話ししたいな)

 

駆「…みらいさん、お願いしてもいいですか?」

 

僕の回答を聞いたみらいさんは笑顔でうなずき、すぐさま下にいるらしいお母さまに報告しに行き、ことはさんはもっと強く抱きしめてくるし、リコさんはより厳しい視線を僕に向けた。

 

 

19:00 朝日奈家 リビング

 

朝日奈家「「「「いただきます!」」」」 

 

ことは「いただきます!」

 

リコ「…いただきます」

 

駆「い、いただきます」

 

僕は今日こちらの朝日奈家でお泊りすることになり、今夕食を食べ始めたところである。しかし僕の席はことはさんとリコさんの間…とても居心地が悪いです…。

 

大吉「そういえば駆君?君はリコちゃんと同じところの出身なんだってね!久しぶりにリコちゃんに会えて嬉しいんじゃないかい?」

 

駆「は、はい!久しぶりに会えて嬉しいです!」

 

大吉「そうかそうか!良かったね!」

 

今日子「そういえばリコちゃんと駆君はどういう関係なの?もしかして…恋人だったり?」

 

リコ「なっ!?そ、そんなんじゃありません!そいつとはただの…と、友達です!ねえ?」

 

リコさんが笑顔で僕に問いかける。ただ…目が笑っていないです…リコさん!

 

駆「そ、そうですよ!向こうの学校で…クラスメイトだったんです!」

 

リコ「そ、そうです!あは、あははは」

 

ことは「はー!これ美味しい!駆!はい、あーん!」

 

リコ「は、はーちゃん!?何やってるの!?」

 

ことは「え?このお料理、すっごく美味しかったから駆にもあげようと思って!」

 

ことはさんの無邪気な返答に脱力するリコさん、苦笑いのみらいさん、鳥のぬいぐるみに扮しているが真顔のコルーリ、笑顔で見守る朝日奈家の三人。お願いです…誰か助けて…!

 

 

20:00 朝日奈家 リビング

 

 

今日子「駆君、お風呂沸いたから入っちゃってくれる?」

 

駆「はい、ありがとうございます」

 

僕は脱衣所に入り、服を脱いでいく。そして洗面所の鏡に僕の姿が映る。

 

駆「…この命に…意味はあるのかな?」

 

胸にある”手術跡”…僕が種から受け取った命。この命の意味を考えなくちゃ。はなさんが言っていたように…未来の可能性を信じて。僕に…何が出来るのかを!

 

ことは「駆!一緒にお風呂入ろ~!!」

 

駆「わ~~~!!!」

 

真剣なことを考えている時に、なんとことはさんが脱衣所に入ってくる。なんで!?あ!待って!服を脱ぎださないで!!

 

リコ「っ!!ちょっとはーちゃん!あいつが今って…いやーーー!!!」

 

駆「へぶっ!!!」

 

ことは「駆!大丈夫!もー!リコも一緒に入りたいっていえば入れてあげたよ!」

 

リコ「入らないし!それよりはーちゃんは服を直しなさい!ほら、早く出るの!」

 

ことは「む~!」

 

ことはさんを止めようと勢いよく脱衣所の扉を開き入ってくるリコさん。タイミング悪く僕は上半身裸であったことで彼女のビンタが飛んできた。最終的にリコさんによってことはさんは退出させられたが…今日だけで二回もビンタされるなんて…。

 

種(お兄ちゃん…大丈夫?)

 

駆「…めちょっく」

 

僕は本日二回目のめちょっくを呟いた。

 

 

22:00 朝日奈家 ベランダ

 

駆「・・・」

 

コルーリ「カケル、風邪をひいちゃうチュン」

 

駆「そうだね。あと少し星を見たら寝るよ」

 

コルーリ「分かったチュン。無理しないでチュン」

 

コルーリが家の中に戻ると、僕は天体観測を再開する。種にこの時間は邪魔しないでと伝えてあるため、久しぶりにゆっくり見ることが出来ると思っていたが後ろからリコさんがやってくる。

 

リコ「何してるの?」

 

駆「リコさん。えっと…天体観測ですよ。僕たち兄妹は天体観測が趣味なんです。正確には…僕の趣味ですけどね。種は僕に付き合わされているだけです」

 

リコ「…星が好きなの?」

 

駆「好きですね。この輝きは…いろいろな姿を僕に見せてくれる。”同じ部屋”の中にいた僕にとって夜空の星だけが唯一、変化する風景でしたから…」

 

リコ「同じ…部屋?」

 

リコさんは僕の話から気になる単語を見つけ僕に聞いてくる。

 

駆「僕は元々心臓に病気がありました。生まれてから6年間…同じ病室で、同じ窓から…ずっと星を見ていたんです。この姿の変わる星と種がしてくれる話、持ってきてくれる本、テレビに映るヒーローだけが僕の楽しみでした」

 

リコ「ごめんなさい!嫌なこと聞いちゃったわね」

 

駆「いいえ。そんなことないですよ」

 

僕は星空に向かって掌を開き右腕を伸ばす。

 

駆「あの時から星を見る度に…いろいろな形を想像したりできるんです。その時間が…僕は大好きです。だからあの病室でいた時間は…無駄ではないと思います。それにこの星を見ていると…僕…思うんです」

 

リコ「…何を?」

 

駆「”プリキュア”…僕にとって彼女達は”輝く星”だと思うんです。だから…手を伸ばし続けて助けなくちゃいけないんです」

 

僕は空に掲げた掌を強く握った。

 

 

side:リコ

 

駆「”プリキュア”…僕にとって彼女達は”輝く星”だと思うんです。だから…手を伸ばし続けて助けなくちゃいけないんです」

 

彼…”時生 駆”と言う人物を私はようやくわかった気がした。彼は…真っ直ぐだ。どうしようもないくらい真面目で…強い使命感を持っていて。どこか…似ているような気がした。

 

リコ「…ふふっ。そろそろ中に戻りましょう…”駆”」

 

駆「えっ?」

 

彼の驚いた顔がちょっと可愛らしかった。たしかに…はーちゃんの言った通りだ。心の奥がドキドキする感じ…この事だったんだ。

 

 

22:10 みらいの部屋

 

side:コルーリ

 

コルーリ「みらいさん、この本をお借りしてもいいですか?」

 

みらい「うん!その本とってもワクワクもんだよ!ヒロインと恋人の甘く切ない物語!読んでみて!」

 

コルーリ「はい。ではお借りします」

 

みらいさんのお部屋に泊まることになっている私は、彼女が持っていた小説を借りて読んでいる。”恋愛小説”…私だって夢見ることはある。素敵な相手と幸せに生きていく…どんな少女でも夢見るはずだ。

 

コルーリ「心が…ドキドキ…この文章…」

 

心がドキドキする…今日カケルに感じた気持ち。全く同じ内容に私は驚いた。そういえば、ことはさんがカケルにキスした時も…怒りを我慢できなかった。羨ましかった…私も…カケルに…キスしたかった…。

 

コルーリ「私は…カケルを…///」

 

 

22:10 一階 パワーストーンショップ店内

 

side:駆

 

駆「今日子さん?何してるんですか?」

 

今日子「駆君?これは明日の品出しよ。少しやっておこうと思って」

 

キッチンに水を貰いに行こうとすると、お店側に明かりが見えたため様子を見に行く。すると今日子さんが荷物をあけており、訪ねると商品を出していたのだと言う。

 

駆「これが”パワーストーン”何ですか?」

 

今日子「そうよ。この石一つ一つに不思議な力があるの。良かったらプレゼントするわよ?」

 

駆「え!?わ、悪いですよ!」

 

今日子「いいのよ!みらいとこれからも仲良くしてほしいしね!ほら!好きなの選びなさい」

 

駆「…それでは」

 

僕はいろいろな石を見ていきながら一つの石に目が留まる。透明できらきらと光る石を僕は手に取る。

 

今日子「それは”クォーツ”ね。万能の石でいろいろなパワーストーンの効果を高め、調和を生み出すとされるパワーストーンよ」

 

駆「調和…。あのアクセサリーとかに出来ますか?」

 

今日子「クォーツのアクセサリーなら棚にあるわ。どんなのが良いの?」

 

駆「…指輪をお願いします」

 

今日子さんに頼んでクォーツの指輪出してもらい、ゆっくりと見まわす。シルバーのリングにクォーツがはめられた指輪。僕はこれが良いと言うと今日子さんは喜んで僕にくれた。指の採寸はいいのかと聞かれたが付ける訳ではないため丁重に断った。その代わり首にかけられるチェーンを付けてもらい、お守り代わりに身に着けることにした。

 

 

22:30 みらいの部屋

 

side:種

 

種「パジャマパーティー!イエ~イ!」

 

みらい・ことは・リコ「「「イエ~イ!」」」

 

コルーリ「い、いえ~い」

 

女の子がこんなに揃って夜にやることと言ったら”パジャマパーティー”だよね!一回やってみたかったんだ!お兄ちゃんは疲れたとか言って寝ちゃうし…。でも身体を動かしてて良いって許可ももらったし、いっぱい楽しむんだ!

 

種「はいはい!女の子がやるパジャマパーティーの定番!それは…”恋バナ”だよ!」

 

みらい「えっ///!?」

 

リコ「こっ///!?」

 

ことは「はー!恋バナ!何それ~?はーちゃんもやる!」

 

コルーリ「こ、恋バナ…///」

 

みんなが三者三葉の反応を示す中、私はすぐに最初の回答者を指名する。

 

種「じゃあね~…”はーちゃん”!行ってみよう!」

 

ことは「は~!いっくよ~!」

 

種「あ、言っとくけど好きな人は”異性”限定!同性はなし!それじゃあ~…どうぞ!」

 

ことは「は~!」

 

はーちゃんは指定されると元気に右手を挙げて好きな異性を話し出す。

 

ことは「私が好きなのは~”駆”だよ~!はー!恥ずかし~!!」

 

コルーリ「な!?ななな…!?」

 

種「わ~お~!はーちゃん!何でお兄ちゃんなの?」

 

ことは「イチゴメロンパンくれたし、それにね、助けてもらったときドキドキしちゃったから!」

 

リコ「それだけなの?だったら間違いよ。変な事されるから”駆”のことはやめときなさい」

 

みらい「あれ?リコ、いつの間に”駆”って呼ぶようになったの?」

 

リコ「ッ!?い、いつでもいいでしょ!」

 

私がお兄ちゃんの天体観測タイムで心に籠ってた時に何かあったに違いない!あの時間だけはお兄ちゃんに邪魔するなって言われてるから出てこないようにしてる。あの時間に何をしたの~!リコちゃ~ん!

 

種「怪しい…!」

 

みらい・ことは「怪しい!」

 

コルーリ「怪しいです…」

 

モフルン「怪しい匂いがするモフ」

 

逃げられないよ!逃がさない!全部!全部ゲロっちゃいなよ~!リコちゃ~ん!!!

 

リコ「いぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

楽しいお泊り会の夜は、こうして過ぎていった。明日…お兄ちゃんに待っている”絶望”が少しずつ近づいているとも知らないで…。

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?次回辺りで魔法つかいプリキュア編も最終回予定です。インペイルの策略の前になす術のない魔法つかいプリキュア!?駆の指輪から放たれる光でキュアシードに奇跡が!?その先に待つ”絶望とは!?乞うご期待ください!
”劇場版 ヴァールハイト・プリキュア”につきましては”2作品”作ろうと思います。一作目はヴァールハイト・プリキュア+3チームくらいのドリームスターズ方式。二作目にはヴァールハイト合わせて総勢56人+αを目指したいと思います!企画段階なのでできるか分かりませんが、こちらにもご期待ください!
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