ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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ハピネスチャージプリキュア編、今回はマーネルが召喚したGサイアークとの対決となります。そして、コルーリが持ってきた”Qaウォッチ”の活躍は如何に!すっごく遅くなりましたが、さあやちゃん、ゆかりさん、みらいちゃん!お誕生日おめでとう!次に作る”劇場版”でも活躍してもらうので、ぜひお楽しみに!長くなってしまいましたね、では、お楽しみください!


第十九話:迸る赤い光!スーパーQaライト覚醒!

ぴかりが丘 ぴかり神社

 

side:駆

 

駆「皆さん、行きますよ!」

 

「「「「うん(ええ)!」」」」

 

僕の号令により、めぐみさん達は鏡型とピアノ型の変身アイテムと三枚のカードを取り出し、僕もQaフォーンをケースから取り出し、変身を開始する。

 

かわルンルン!

 

鏡型変身アイテム”プリチェンミラー”とピアノ型変身アイテム”フォーチュンピアノ”のフタを開くと、変わった音声が流れ出し、4人のプリキュアは三枚のカードを重ねてアイテムにセットする。その間にもハピチャの皆さんは髪型や服装が変わっており、変身の掛け声を発する。

 

めぐみ・ひめ・ゆうこ『『『プリキュア・くるりんミラーチェンジ!』』』

 

いおな『プリキュア・きらりんスターシンフォニー!』

 

駆・種『『プリキュアプリケーション!インストール!!!』』〈タップ〉

 

まばゆい光を纏う5人。その光が晴れていき、5人の”プリキュア”がその姿を現す。

 

ラブリー「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」

 

プリンセス「天空に舞う蒼き風!(ヒュッ!)キュアプリンセス!」

 

ハニー「大地に実る命の光!キュアハニー!」

 

フォーチュン「夜空にきらめく希望の星!キュアフォーチュン!」

 

ラブリー・プリンセス「「ハピネス注入!」」

 

ハニー・フォーチュン「「幸せチャージ!」」

 

「「「「ハピネスチャージプリキュア!!!」」」」

 

4人が変身を終え、僕らも名乗りを上げる。

 

シード「「小さな種は、輝く未来!キュアシード!」」

 

シード(駆)「偽りの闇に消えた光を!」

 

シード(種)「正しき歴史へ紡ぐ使者!」

 

シード「「ヴァールハイト・プリキュア!!!」」

 

僕たちも変身を終え、ハピチャの皆さんと僕たちはマーネルに視線を向ける。

 

シード「さあ、実験を始めようか!」

 

マーネル「ハピネスチャージプリキュアじゃない?何者なのあんた?」

 

シード「僕たちはキュアシード!君たちネツゾーンを倒し、プリキュアの歴史を正しき形に戻す……”アカシックのプリキュア”だ。以後、お見知りおきを!」

 

マーネル「”アカシックのプリキュア”!?まだ、”アカシック王国の小鳥”は特異点を見つけていないはずよ!?」

 

シード「でも、僕たちはここにいる。さあ、覚悟を……決めなよ?」

 

僕は、プリンセスプリキュアさん仕込みのポーズで、マーネルに覚悟を問う。

 

マーネル「面白いじゃない!このマーネル様があんたら全員……歴史の闇に消してやるわよ!!!……そうね、そこのハンサムな坊やなんていいかも!」

 

誠司「お、俺?」

 

マーネル『鏡に映る未来を最悪に染めな!』

 

すると、誠司君は鏡の中に閉じ込められ、赤いリボンで身体を縛り付けられてしまう。どうやら意識わないようだ。だが、その状況にラブリーは声を上げる。

 

ラブリー「誠司!」

 

マーネル『お出ましよ、サイアーク!』

 

サイアーク『サイアーーーク!!!』

 

マーネル「まだよ!!!もっと面白いもんを……見せてやるわよ!!!!!」

 

マーネルは日傘をサイアークに向けると、黒いオーラがサイアークを包んでいく。

 

マーネル『ハピネスチャージプリキュアの歴史を真似て……奪え!ガンサーク!!!』

 

Gサイアーク『ガンサクサイアーーーク!!!』

 

プリンセス「誠司から出来たサイアークがパワーアップしちゃった!?」

 

ハニー「何か……とっても嫌な力を感じるわ」

 

サイアークをパワーアップさせるマーネル。そして出来上がったGサイアークの見て動揺するハピチャの皆さん。でも、僕たちなら……!

 

シード「任せて!私たち”シード”の力があれば、誠司君も助けられるから!」

 

フォーチュン「そうなのね!……なら!」

 

ラブリー「うん!誠司は……私たちが助ける!」

 

マーネル「やってみたら~!出来るもんならね~~~!!!やれ、ガンサクサイアーク!!!」

 

Gサイアーク『ガン……サーーーク!!!』

 

マーネルの命令で、こちらに突っ込んでくるGサイアーク。

 

シード「お兄ちゃん!お覚悟は?」

 

駆(いつでも……いけるよ!)

 

僕たちとマーネルの戦いが、今幕を開ける!

 

 

side:キュアシード

 

ラブリー「私が行くよ!ラブリー・パンチングパンチ!」

 

Gサイアーク『サッ!?サイアーク!?』

 

フォーチュン『動きが止まった!プリンセス!ハニー!左右から攻撃して!」

 

プリンセル「オッケー!プリンセス・爆弾ボンバー!」

 

ハニー「ハニー・スーパーソニックスパーク!」

 

ハピチャさんの巧みな連携攻撃により、Gサイアークの動きが止まった。攻めるなら今だよね!

 

シード「よ~し!プリキュア・ストライク~……」

 

Gサイアーク『ガンッ……サーーーーーク!!!』

 

シード「と、飛んだよ!?」

 

駆(飛行能力持ち……厄介だな)

 

浄化技を打ち込もうと接近したら、Gサイアークは思い切り地面を蹴り空中へと逃げる。しかも落下することはなく、空中に留まった状態……お兄ちゃん曰く飛行能力を持った敵。あんなに高い所じゃ、ジャンプで届いても、そこにいられたらどうしようもないよ!

 

ラブリー「私たちに任せて!いくよ!ふっ!」

 

ラブリーたちハピチャのみんなは、背中に光の羽を作って空中にいるGサイアークの元へ向かう。いいな~!私たちも飛べたらな~!

 

駆(種、僕らも飛べるでしょ?僕たちの友達は”魔法つかい”なんだから!)

 

シード「そっか!そうと決まれば……”魔法の箒”、ぽちっと!」〈魔法の箒…プリブート!〉

 

駆(さあ、種。ひとっ飛び付き合ってよ!)

 

シード「エスコートはお任せするね、お兄ちゃん!よ~し!キュアップ・ラパパ!ガンサークの所へ飛んで!」

 

私たちは、魔法の箒を出して空中にいるGサイアークの元へ向かう。でも、それだけじゃ足りないよね!エスコートしてもらうなら……ドレスアップしなくちゃ!

 

シード『プリキュアプリケーション!インストール!!!』〈Go!プリンセス〉

 

シード『プリキュア、プリンセスエンゲージ!』

 

シード・F「小さな種から花開け!咲きほこる、花のプリンセス!キュアシード・フローラ!」

 

シード・F「お兄ちゃん?ひとっ飛び……よろしくて?」

 

駆(ふふっ!喜んで、プリンセス”シード”!……なんてね!ガンサークと接触するよ、種!)

 

Gサイアークは目の前……よ~し!やっちゃうよ!

 

 

ぴかりが丘 上空

 

side:コルーリ

 

コルーリ「カケル達……大丈夫ッチュか?」

 

私は今、ぴかり神社に向かって飛んでいる。戦闘から少し時間が経っているが……カケルが大丈夫か心配でならない。胸の辺りがざわざわして……カケルを失ってしまうのが……怖い。負けないって信じてるけど……やっぱり怖い。私は……本当にどうしてしまったの?

 

Gサイアーク『ガンッ……サーーーーーク!!!』

 

ラブリー「待て~~~~~!!!」

 

コルーリ「あれって、ガンサークに……ハピネスチャージプリキュア!?それじゃあ、カケルは!?いったいどこに!?」

 

シード・F「たりゃーーーーー!!!!!」

 

ドンッ!!!

 

Gサイアーク『サイア~~~ク!?』

 

シード・F「痛った~~~!?……はっ!どんなもんだ!!」

 

ハニー「すごいことするわね~……」

 

シードはプリンセスプリキュアの姿となり、魔法の箒に跨ってガンサークに体当たりをする。シードのあの口調は……タネのものに違いない。早く合流しないと!

 

 

side:キュアシード

 

駆(体当たりは、少し無理あったんじゃないかな……種?)

 

シード・F「大丈夫!問題ないもん!このまま一気に!」

 

コルーリ「シード!大丈夫チュン?」

 

シード・F「コルーリ!ん?……その身体に巻いてるのってクアライト博士が言ってた”強化アイテム”!?持ってきてくれたんだ~!」

 

コルーリ「はい!これが博士が送ってきてくださったキュアシード専用の強化アイテム……”Qaウォッチ”チュン!」

 

コルーリが身体に巻いて持ってきてくれたアイテム”Qaウォッチ”。見た目は”腕時計”と言うより……”スマートウォッチ”っぽく、小さな画面とその周りに”鳥の羽”をイメージしたような模様がある。

 

プリンセス「何それ~!?もしかして、パワーアップしちゃう感じ!?」

 

ラブリー「プリンセス!それよりもシードの格好みて!お姫様みたいだよ!」

 

プリンセス「ホントだ~!いつの間に!?……でも、私には負けるけどね~!」

 

フォーチュン「そんなこと言ってる場合?行けるの、シード?」

 

シード・F「もっちろん!隙を作ったら……一気に行こう!使い方も”なんとなく”分かるし!」

 

シードは左手首に”Qaウォッチ”を装着すると、ハピチャの4人に向き直る。そして、シードは跨っていた箒に立ち上がる。

 

シード・F「コルーリ、神様の所に行ってて!私たちに任せてよ!」

 

コルーリ「分かったチュン!シード……気を付けてチュン」

 

シード・F「大丈夫だよ。僕たちを信じて、コルーリ!」

 

コルーリ「カケル!……戻ってきたら、ココアを入れますチュン」

 

シード・F「楽しみにしてる!……よし!行きましょう!!!」

 

シードとハピチャの4人はGサイアークへと突撃する。絶対に戻って……コルーリのココアを飲むんだ!

 

マーネル「いったい何を受け取ったの?あの妖精……アカシックの使者のコルーリよね?」

 

シード「それは……見てからのお楽しみだよ!」

 

マーネル「小賢しい!やりなさい、ガンサクサイアーク!!プリキュアを潰すのよ!!!」

 

Gサイアーク『ガン!サーーーーーク!!!』

 

シード・F「させないよ~!プリンセスロッド!それから、ルナ!シューティングスター!」

 

シードはプリンセスロッドを二本プリブートすると、ルナとシューティングスタードレスアップキーを出してロッドにセットする。

 

シード・F「キラキラ、星々よ!プリキュア!」

 

Gサイアーク『ガンサーーーーーク!!!ガッ!?ガンサーク!?』

 

シード・F「スターライト・ハミング!!!」

 

Gサイアーク『サイアーーーーーク!!!』

 

シードはGサイアークのパンチに対し、満月状のシールドを展開して防御する。それだけではない……パンチがシールドに接触した瞬間、満月状のシールドから”流れ星”が乱れ打ちされる。トゥインクルのドレスアップキー2本を合わせた合体技で、Gサイアークを逆に追い詰める。

 

シード・F「まだまだ!アイス!バブル!高鳴れ、海の力!プリキュア・オーシャンズ・リップル!」

 

Gサイアーク『ガッ!?ガンサ~ク!?』

 

シード・F「今だよ、みんな!一気に行こう!」

 

シードはマーメイドのドレスアップキーを使い、泡でGサイアークを包むと、氷漬けにして泡の中に閉じ込める。そして、ハピネスチャージプリキュアと共に、浄化技の体制に入る。

 

リボン「集まれ、ハピネスな気持ち!」

 

ぐらさん「高まれ、イノセントな思い!」

 

ラブリー『輝け!』

 

ハピネスチャージプリキュア『『『『シャイニングメイクドレッサー!』』』』

 

ハピチャの4人は大きな化粧台を出現させる。すると、4人の手元に”化粧筆”が現れドレッサーの真ん中にあるボタンを”ピンク”、”イエロー”、”ホワイト”、”ブルー”の順番でタッチしていき、自分たちの顔にメイクをしていく。お化粧なんて憧れるな~!

 

シード・F「私も行くよ~!Qaウォッチ、スタンバイ!」

 

私は”Qaウォッチ”の画面を相手に見える様に構え、Qaフォーンの背面をQaウォッチの画面にスキャンさせる。

 

Qaフォーン”001”……リンケージ!〈プリキュアップ!〉

 

”Qaウォッチから音声が流れると、私は元のシードに戻る。すると、浄化技発動用のプリキュアプリのアイコンが変化する。

 

シード『変わった!よ~し!プリキュアプリ!インストール!!!』〈タップ〉

 

”タイプK”:シャットダウン、〈スーパーQaライト:アクティベーション〉

 

私は迷うことなく、新しいアイコンのプリキュアプリをタップする。これが……大きな代償を払うとも知らずに……。

 

 

side:駆

 

駆(えっ?……ここは、どこ?さっきまで種と一緒にいたのに?……リンクが切れたのか?種を感じることが出来ない)

 

僕は、いつの間にか真っ暗な空間にいた。種が新しいプリキュアプリを使用するところまでは、確かにリンクは繋がっていた。しかし……なぜ急にリンクが切れたんだ?

 

グアアアアアッ!!!

 

駆(なんだ……この音?地震みたいな……唸るような音。後ろから……聞こえる。いったい……なっ!?)

 

僕は振り向くと、そこには”真っ黒で大きな鳥”が”直径10メートル”はあろうと言う翼を広がていた。

 

駆(な……何なんだこれ?鳥……なのか?)

 

グアアアアアッ!グアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!

 

真っ黒な鳥は大きな翼を動かして、僕を……翼の中へと”飲み込んだ”。

 

駆(……動けない。……でも、温かい……すごく……眠い。……種……コルーリ……ごめ……ん)

 

僕は包まれている温かさと、急にやってきた眠気によって目を閉じてしまう。そして僕の意識は……真っ暗な暗闇の底へと……落ちていく。

 

 

side:キュアシード

 

シード「わあ~~~!!!”赤い光”だ!!!ホントに出たよ!!!すごいね、お兄ちゃん!!!……お兄ちゃん?」

 

私たちの身体から”赤い光”が迸る。自分の意識で出せたことなんてほとんどなかったのに……クアライト博士ってすごい!”スーパーQaライト”って言ったよね……カッコいい!シンプルイズベストって感じ!でも、お兄ちゃんとリンクが切れちゃった。新しいプリキュアプリの影響かな?……まあ、終わったら直るよね!

 

シード「みんな~!やるよ~!!!」

 

プリンセス「オッケ~、シード!はああああ!っとう!」

 

プリンセスは化粧筆で羽マークを描くと、ドレッサーが輝きだす。

 

ラブリー「愛と!」

 

プリンセス「勇気と!」

 

ハニー「優しさ!」

 

フォーチュン「幸運をこめて!」

 

ハピネスチャージプリキュア「「「「みんなに届け!幸せの大爆発!」」」」

 

ハピチャのみんなは、化粧筆をドレッサーに向けて回していく。そして、化粧筆を自分たちの頭上に挙げる。

 

ハピネスチャージプリキュア「「「「プリキュア・ハピネスビッグバーン!!!」」」」

 

ドレッサーから虹色の輝きがハート型に爆発する。その光がGサイアークを包んでいく。Gサイアークは浄化できないけど、この隙を利用するよ~!

 

シード「強化された浄化技……名付けて!」

 

私は、自分の前方に”スーパーQaライト”を溜めていく。今の私が出せる全部出しちゃうんだから!

 

ラブリー「すっごい!何あれ!」

 

プリンセス「でっででででデカすぎない!?」

 

ハニー「おっきいわね~!あの大きさでハニーキャンディ作れないかな?」

 

フォーチュン「無理でしょ。……でも、すごいパワーね」

 

私が作ったエネルギー弾は、今までにない大きさ……直径50メートルは越えてるかな。MUGEN:CROSSの時に出したのより大きい気がする。

 

コルーリ「すごいQaライトの出力!やっぱり、カケルとタネはすごいチュン!」

 

ブルー「あれほどのエネルギーは!?……キュアシードは本当に”普通の人間”なのか?」

 

私は出来上がったエネルギー弾をGサイアークへ向け、ゆっくりと右手の拳を握って振りかぶる。

 

シード「プリキュア・スーパーストライク……シーーーーーード!!!!!」

 

Gサイアーク『サイアーーーーーーーーーク!!!!!』

 

シード「いっけええええええええええ!!!!!」

 

Gサイアーク『ケッサ~~~~~ク///ゴクラ~ク』

 

私のエネルギー弾はGサイアークだけでなく、ハピチャの浄化技まで飲み込んでしまうほどの威力を発揮した。でも、爆発とかはしない……Gサイアークを包むと、光が弾けて青空に”真っ赤な星々”を作り上げて消えていった。

 

マーネル「なっ!?なんだその馬鹿デカいエネルギーは!?くっ!?ここは撤退よ!」

 

マーネルは今までにない危険を感じ、日傘で次元の穴を開き、その中に消えていく。

 

シード「ふっふっふ、どうだ~!コルーリ、神様!あっ!誠司君、元に戻ったんだ!」

 

ラブリー「誠司!よかった~!」

 

誠司「ラブリー……ああ、大丈夫だよ。……お前、種か?本当にプリキュアになれるんだな」

 

ラブリーは誠司君に抱き着いて喜ぶ。すごい……大胆だよ、ラブリー!男の子に抱き着いちゃうなんて……誠司君もすごい優しい目をしてラブリーを見てるし。……もしかして、お付き合いしてる恋人同士!?きゃあ~~~~~!!!!!

 

シード「お似合いだよ~!二人共!」

 

誠司「なっ!?そ、そう言うのじゃないし……」

 

ラブリー「そうだよ。誠司は私の家族みたいなものなんだよ!」

 

あ~……これはラブリーに問題あるやつだよ~!誠司君……ガンバ!

 

シード「そうだ!コルーリ、このQaウォッチね、不具合があるの!お兄ちゃんとのリンクがプリキュアプリ使ったら切れちゃったの!」

 

コルーリ「えっ?……本当チュン?」

 

シード「うん!でも、変身といたら戻るよね!それじゃあ……解除!」

 

私は変身を解いて、お兄ちゃんの姿に戻る。私の解除に合わせてハピチャのみんなも変身を解く。

 

種「お兄ちゃん!すごいよ!すっごいパワーが……あれ?」

 

リンクが……繋がらない!お兄ちゃんの意識が”無い”!どうして!?なんで!?なんで戻らないの!?

 

種「お兄ちゃん!ねえ、お兄ちゃん!!起きて、お兄ちゃん!!!お兄ちゃん!!!!!」

 

コルーリ「タネ!お、落ち着いて下さいチュン!一体どうして……まさか!?」

 

種「お兄ちゃん!……うう、お兄ちゃん!やだ……お兄ちゃん、いなくなっちゃ……やだああああああ!!!」

 

種は、まるで子供の様に泣き出してしまう。その様子を見てハピチャのみんなが集まってくる。

 

めぐみ「種ちゃん!どうしたの!?」

 

ひめ「駆がどうかしたの!?なんで泣いてるのよ~!?」

 

ゆうこ「このままには出来ないわ!とりあえず、大使館まで連れていきましょう!」

 

いおな「コルーリ、種さんを運ぶの手伝ってもらえるかしら?」

 

コルーリ「……すみません、私……確認したいことがありまチュン。タネをお願いしても……いいチュン?」

 

コルーリは、”何か”を確認しようとしている。その表情が真剣なものだったため、いおなも他のみんなも何も聞かずに頷いた。

 

いおな「分かったわ。何かあったら、ブルースカイ王国大使館まで来て……場所は分かる?」

 

コルーリ「マップがありますチュン。では、タネをお願いしまチュン!」

 

コルーリはどこかへと飛んでいく。

 

誠司「俺が肩を貸すよ。……反対側、誰か持ってやってくれるか?」

 

いおな「なら、私が。神様、鏡で大使館まで移動していただけますか?」

 

ブルー「分かった。鏡よ、僕たちを大使館へ!」

 

ブルーは鏡を使い、大使館までの道を作る。そして、誠司といおなに肩を貸してもらいながら、種は足を進める。しかし、その間も涙は止まることはなく……めぐみ、ひめ、ゆうこから励ましの言葉とハンカチを受けながら……いなくなった駆を思い続ける。

 

 

プリキュアカーシャ 操縦室

 

side:コルーリ

 

コルーリ「これはどう言うことチュン!クアライト博士!!!」

 

クアライト『2014年到着前にも言ったはずクア。特異点に私情は挟むなと……』

 

コルーリ「しかし……これは!カケルの意識を”消す”なんて……”非人道的”過ぎまチュン!!!」

 

私はタネの言っていたことを考え、クアライト博士に連絡を取ることにした。カケルの存在を危険視し、シードのボディとして運用しようとしていた博士なら……カケルの意識を消そうと考えてもおかしくない!

 

クアライト『消してはいないクア。今回の”Qaウォッチ”には、タイプKの意識を”深層意識内に眠らせる”機能が付いているクア。タイプKの意識があることによって、タイプTが持つ潜在能力が阻害されているためクア。タイプTの能力解放と未知なる”黒い光”による危険の回避……その二つを一度に解消する最善の策クア!』

 

コルーリ「しかし、タネの精神的なダメージは計り知れないチュン!カケルはタネにとっての精神的な主柱……それがなくなれば、タネは戦うことが出来ないチュン!」

 

クアライト『……プリカバリー計画終了及び、ネツゾーン討伐が終了した際にタイプKの意識は解放する。その様に伝えれば……タイプTは動かざる負えんクア。実際に、私もタイプKの意識を終了と同時に解放しようと考えている。彼の暴走による被害や彼自身への精神的ダメージを発生させないためでもあるクア……これは、全てのプリキュアを救うための戦いクア!危険はすべて排除するべきクア!!!』

 

クアライト博士の考えは……わかる。王国だけじゃない……プリキュアと言う”世界の希望”を守るために、責任を払わなければならない人物だからこその考え……でも!

 

コルーリ「いやですチュン……」

 

クアライト『なんだと?』

 

コルーリ「私は……カケルを助けますチュン!もう、あなたの意見は聞きませんチュン!私は、私の意志でカケルを……大好きな彼を救いますチュン!」

 

クアライト『コルーリ!……これは遊びではないクア!!!任務にまで”私情”を入れるんじゃない!!!!!』

 

コルーリ「・・・・・・嫌いチュン」

 

私は、もう”ただのコルーリ”だ。だから……言ったって良い!

 

クアライト『何……?』

 

コルーリ「……”お父様”なんか!!!大っ嫌いチュン!!!!!」

 

クアライト『ッ!?コルーリ!待ちなさい!!!』

 

ブチッ!

 

私は、”お父様”と連絡を切る。もう……命令なんて関係ない!私は、大好きな彼を……カケルを取り戻します!私の……全てを賭けて!!!

 

 

side:クアライト

 

クアライト「・・・・・・ッ!」

 

?「……どうかしましたか、クアライト博士?」

 

クアライト「ッ!?……アカシック女王陛下!……何故、こちらに?」

 

アカシック女王「……私とあなたの仲ではないですか。それにしても、あなたは相変わらず……不器用ですね。あなたは、”コルーリを傷つけない”ために……そして、タイプK……カケル君の安全確保のためにしたと言うのに……厳しくでないと向き合えないその性格……直りませんね」

 

クアライト「私には、責任がある。その責任を……全うするだけですクア」

 

私は女王陛下に、私の考え全てを暴露される。しかし、だからと言ってどうにもならん。コルーリは……真面目な子だ。私に従わないだけで、任務は継続するだろう。

 

アカシック女王「それと、ここに来たのは……お伝えしたいことがあったからです。特異点2名のアカシックレコード内の記録が……”無くなっています”」

 

クアライト「やはりそうか……。コルーリの記録はどうなっていますか?」

 

アカシック女王「変わりありません。……”無いまま”です」

 

アカシックレコードを管理するアカシック女王により伝えられる結果。コルーリは……生まれた時からある期間から先の未来が無い。それこそ”2019年4月30日”……プリカバリー計画開始の日!しかし、なぜ特異点2名にも記録がないのだ?

 

アカシック女王「……二名の記録がなくなっているのは”2012年4月1日”……そこから先の記録は無くなっている……いいえ、コルーリと同じように黒く塗りつぶされてしまっているようなのです」

 

クアライト「タイプTとタイプK……そしてコルーリも……あの子達に何が待っていると言うのだ!」

 

アカシック女王「それは……誰にも分からないでしょう。それはアカシックレコードを管理する私にも……です。しかし、ぜひ会ってみたいです。あの真面目なコルーリが惹かれる”カケル君”に……あの子が希望と信じる少年に……会ったら……何を聞いてみましょうか?楽しみです」

 

何とも、緊張感のない話をし始めるアカシック女王。しかし、私は考えを変える気はない!タイプKはこのまま隔離し、コルーリの安全を確保する。ただ……それだけクア!

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?一応、今回のシードは”強化形態”ではないです!しっかり名前も考えておきましたので、もう少しお待ちください!次回は、大使館の部屋に籠もる種。そして、コルーリもアカーシャの研究室に籠もりっきりになる中、大盛大好きな彼女と仲間たちが幸せデリバリーをするために動き出す。乞うご期待ください!

※新キャラと更新が済みましたら、活動報告に書きますのでチェックしてくださいね!
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