ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

23 / 86
遂に、二十話に来ました!ハピネスチャージプリキュア編、今回は引き籠った種に幸せチャージするのと、ブルーにビンタすることです!ブルーとの会話シーンで変に感じてしまう方がいるかもしれませんが、それは演出です。では、お楽しみください!




第二十話:種がだんまり引き籠り!?幸せ・大盛(大森)・デリバリー!

プリキュアカーシャ 研究室

 

side:コルーリ

 

コルーリ「……ダメです。何度やっても……Qaウォッチのプロテクトを解除できない。カケルの意識を深層意識内に幽閉しているのは、間違いなくこれに違いないのに……!」

 

私は”Qaウォッチ”の解析とハッキングの作業に行き詰っていた。解析しても分かっていること以上の結果がない上に、どうしてもシステムに侵入できない。やはり……私は”役立たず”なのでしょうか?私は……お父様を超えられないのでしょうか?

 

駆『うん。とってもおいしい。こんなおいしいココアを入れられるなんて…コルーリはすごいね』

 

カケル……私の事を、お父様に関係なく褒めてくれた人。辛くても……精一杯に戦っている。私は……あなたを支えたいと思った……あなたの傍に居たいと思った。

 

コルーリ「まだ……諦められません!私は……カケルを救うんだから!」

 

私は再び、Qaウォッチのデータ解析をし直す。彼と約束した……ココアを一緒に飲むために。彼と……一緒に居たいから。

 

ブルースカイ王国大使館 《Gサイアークとの戦いから……一週間後》

 

side:ハピネスチャージプリキュア

 

めぐみ「リボン、種ちゃん……まだお部屋から出てこないの?」

 

リボン「はい……あれから一週間、お部屋に閉じこもっていますの。食事だって殆ど手を付けませんし、部屋の中からは……ずっと泣き声が聞こえますの。夜になると少し落ち着きますが……泣き疲れているのではないでしょうか」

 

ひめ「……いつも一緒にいた人がいなくなっちゃうなんて……辛いよね」

 

種ちゃん達の敵”ネツゾーン”との戦いから一週間、大使館に戻って来た私たちは、ブルーに頼んで種ちゃんのための部屋を用意してもらった。種ちゃんを励まそうと準備をしていたら、種ちゃんは部屋と窓のカギとカーテンまで全て閉めて閉じこもってしまった。リボンが料理を部屋の前に置いて行ってくれているのだが、殆ど手は付けられていない。その上、部屋の中からはずっと種ちゃんの泣き声が聞こえている……それだけショックだったのは、私たちにもわかるけど……このままだと、種ちゃんの方が大変になっちゃうよ!

 

いおな「コルーリも時生君を助けるために、例の”強化アイテム”を解析してるみたいで手が離せないらしいし……?何やってるの、ゆうこ?」

 

話に混じることなく何かをしているゆうこに対し、いおなは声を掛ける。すると、ゆうこは手に持っている物を笑顔でみんなに見せる。

 

ゆうこ「これは、唐揚げ用の鶏肉で、こっちはコロッケ用のジャガイモと玉ねぎ……あと、ひき肉とパン粉、それから卵に……じゃ~ん!真っ白なお米だよ!」

 

誠司「大森、それは見ればわかる。なんで、その材料を持ってきてるのかを聞いてるんだよ」

 

ゆうこ「種ちゃん、殆ど何も食べてないって言ってたでしょ?きっと……お腹空いてると思うんだ。お腹が空いてると、悪いことばっかり考えちゃったりするし……お腹いっぱいになったら、きっといい方法も思い浮かぶかもしれない」

 

ゆうこは種の事を考えて、わざわざ材料を買って持ってきていた。ゆうこが信じている”ご飯の力”で種を救おうと考えたのである。

 

いおな「ゆうこ、種さんの気持ちだってあるのよ。……神様、部屋にいる種さんの様子は分かりますか?」

 

ブルー「……すまない、彼女の様子が何も視えないんだ。鏡やガラス……映り込むすべてを何かしらで隠してあるようでね」

 

神であるブルーの能力で様子を知ろうとするいおなだが、種は部屋の中にある”自分が映り込む物”全てを映らないように細工してブルーに見られない様にしていたのである。これは、駆と視聴した”龍騎”でのミラーモンスターから身を守る方法の応用によるものである。

 

めぐみ「……ゆうゆう!種ちゃんのためにお料理作ろう!」

 

いおな「めぐみまで……」

 

めぐみ「だって今、種ちゃんすっごく辛いに決まってるよ!そんなの全然”幸せハピネス”じゃない!種ちゃんと少ししか話したことないけど、すっごく明るい子だって私、分かったの!だから、少しでも笑顔になれる様に……私、何かしたい!」

 

ひめ「めぐみ……!そうだね!だったら、私も手伝うよ!ジャガイモの皮むきは任せて!」

 

めぐみの言葉に、ひめも感化され料理の手伝いを申し出る。その様子を見た誠司やいおなも、しょうがないと言った感じで笑う。

 

誠司「しょうがないな!だったら俺も付き合うよ!」

 

いおな「……分かったわ!それなら、私も一緒に作るわね!」

 

ゆうこ「みんな……ありがとう!」

 

リボン「……グスッ!なんとステキな友情ですの!!!」

 

ぐらさん「おう!みんな、最高にいい顔してるぜ!」

 

ブルー「だったら、大使館の厨房を使うと良い。材料はあるのだし、すぐに彼女が食べれた方が良いだろう?」

 

その様子を見ていたブルーが、皆に大使館の厨房を提供してくれた。これなら、すぐに料理を種ちゃんの元に持っていける!

 

ひめ「でも、部屋のドア開けてもらえなかったらどうするの?」

 

ブルー・ひめ以外の面々「「「「「「あっ……」」」」」」

 

ひめの一言で、すっかり忘れていたことを思い出す。種は部屋に籠もったままなのだから、どうやって食べさせてあげればよいのだろうか?

 

誠司「……それは、作りながら考えればいいだろ。まずは、料理を作ることからで良いんじゃないか?」

 

めぐみ「そ、そうだよね!よ~し!それじゃあ、早速作るぞ~!お~~~~~!!!!!」

 

ブルー・ひめ以外の面々「「「「「お~~~~~!!!!!」」」」」

 

ひめ「ねえ!?ホントに大丈夫なの!?」

 

不安要素が残っている中……種のための”幸せごはん”作りが始まった。

 

ひめ「大丈夫だよね!?上手くいくんだよね!?」

 

ひめは……下準備が始まるまで騒いでいた。

 

 

ブルースカイ王国大使館 ー客室〈種の部屋〉ー

 

side:種

 

種「……お兄ちゃん……お兄ちゃん……グスッ!」

 

私はベットの上で布団を被り、身体を丸くして泣いている。いつまで経っても涙は枯れることなく流れてくる。夜まで泣いて……疲れて寝落ちして……起きてお兄ちゃんがいないことを確認して、また涙を流す。そんな生活がもうすぐ一週間になろうとしている……それでも心に空いた穴は、一向に塞がらない。

 

種「お兄ちゃん……戻って来てよ。……私の……”王子様”でしょ……!」

 

私は、お兄ちゃんと幼い時に交わした約束を思い出す。

 

 

2010年 多田織市中央病院 小児科

 

種『かんごしさん!こんにちは!』

 

看護師『あら、種ちゃん!今日も駆君にお見舞い?』

 

種『うん!おにいちゃんにね、ご本もってきたの!』

 

看護師『承りました!お部屋は分かるよね?あと、お部屋に入る前には?』

 

種『おててのしょうどくをしましょ~!えへへっ!かんごしさん、ばいば~い!』

 

私は、お兄ちゃんのいる病室へ走っていく。お兄ちゃんが入院していた病院、優しくしてくれた看護師のお姉さん……全部覚えてる。

 

種『おにいちゃ~ん!ご本もってきた~!』

 

駆『種、いらっしゃい。……ん?その”絵本”は?』

 

種『じゃ~ん!”花のプリンセス”!おかあさんにかってもらったの!おにいちゃんといっしょに読もうと思ってもってきたんだ!』

 

駆『じゃあ、ぼくが読んであげるよ。持ってきてくれたお礼にね』

 

種『やった~!』

 

病室に入ると、いつも通り”ベットの上で座る”お兄ちゃんが待っている。病気のせいで動くことも禁止され、ずっとベッドにいたお兄ちゃん……そんなお兄ちゃんのために、毎日会いに行くことが私の日課だった。

 

駆『……おしまい。良いお話だったね、種』

 

種『うん!わたしも、おひめさまになりたいな~!』

 

駆『……《信じれば、”夢”は叶う》。この間読んだ本に、そう書いてあった。なりたいって思えば……きっと叶うよ』

 

種『ホント!じゃあ、わたし”おひめさま”になる!おにいちゃんは”おうじさま”ね!』

 

駆『ん?……ぼくが”王子さま”でいいの?』

 

お兄ちゃんは、私がお兄ちゃんを王子様に選んだことに疑問を持ち、私に尋ねる。そんなの……決まってるんだ……。

 

種『おにいちゃん”が”いいの!おにいちゃんのびょうきがなおったら、いっぱいいろんなところにいくんだ~!それまでは、タネがおにいちゃんをまもってあげるね!』

 

駆『お姫さまに守られる王子さまは、どうかと思うから……早くびょうきをなおして、お姫さまを守らないとね……』

 

種『うん!えへへっ!おにいちゃんの手……あったかい!タネ、おにいちゃんの手だいすきだよ!』

 

駆『そう……気に入ってくれたなら、良かった』

 

ベッドに頭を乗っけて、お兄ちゃんに頭を撫でてもらう。私が大好きなお兄ちゃんの手……温かくて、優しく撫でてくれる……”私だけの”お兄ちゃんの手……私だけの”王子様”の手。

 

種『おにいちゃん、やくそくね!おにいちゃんが、タネのおうじさまだよ!どこにもいっちゃだめだからね!』

 

駆『仕方ないな、ぼくの”お姫さま”は……』

 

少し呆れながら、お兄ちゃんは私の頭を撫でる。それ以来、お兄ちゃんは……私の”王子様”なの。どんな時でも……私を守ってくれる……私のヒーロー……”私だけ”のヒーロー……。

 

 

種「お兄ちゃん……会いたいよぉ……」

 

旭「無様ね、駆君の妹さん……」

 

種「ッ!?……旭ちゃん!?どうやって中に?」

 

いきなり部屋の中に現れる旭ちゃん。べッドから体を起こした私の事を、見下す様な冷たい目で見ている。

 

旭「私は空間を移動しているから、どこからでも入れる。……私、あなたに言ったよね?あなたの存在が駆君を傷つけるって……見てみなさい」

 

旭ちゃんは化粧用のコンパクトを開き、その中にある鏡で私の顔を見せる。そこに映っていたのは、目が腫れ上がり、やつれた”お兄ちゃん”の姿だった。

 

旭「その身体は……駆君のでしょ?あなたが泣くのは勝手だけど……それ以上、彼の身体を苦しめないで。生きているのは”彼”よ。”亡霊”のあなたじゃない……」

 

種「でも!私が……動かしてないと……」

 

旭「あなたが消えれば解決するわよ。あの博士がこんなことしたのは……あなたのせいなんだから」

 

種「私の……せい?」

 

私の疑問に対し、旭ちゃんは答えていく。

 

旭「あなたのQaライト保有量……簡単に言えばあなたの力はね、特異点の基準値を大きく上回っているのよ。あなたの所の妖精が、その情報を博士に渡したせいで……博士は必要なあなたの意識だけを残し、駆君の意識を心の奥深くに閉じ込めることを決めた。だから、あなたが消えれば博士の計画は無駄になる……駆君の意識を解放するはず」

 

種「それじゃあ……お兄ちゃんがいなくなっちゃったのは……私のせい!?」

 

旭「お願いだから……もう消えてよ。これ以上……駆君を苦しめないで」

 

旭ちゃんはコンパクトを部屋の化粧台に置くと、謎の黒い穴を作って、その中に消える。

 

種「お兄ちゃん!……ごめんなさい!……ごめんなさい!!」

 

ブルー「なるほど。駆君がいなくなった理由は……そういう訳だったのか」

 

種「神様!?……どうやって?……そうか、旭ちゃんのコンパクトの鏡から……」

 

旭ちゃんのコンパクトの鏡から、私たちが話しているのを聞き、入ってきたのだろう。神様が入ってこられない様に、最大限の注意をしておいたのに……。

 

ブルー「……確かに、身体の中に”駆君の意識”はいるようだね。しかし、強力な力で阻まれている……僕の力でも解放できない」

 

神様の力でも……お兄ちゃんの意識を解放できない。お兄ちゃん、どうしたら……いいの?

 

ブルー「すまないね、種くん。……ん?これは……」

 

いきなり、神様のポケットから”何か”が光を放つ。

 

種「きれい……何ですか、この石?」

 

ブルー「……これは”愛の結晶”。少女たちの強い気持ちに反応し、プリキュアの力を与える宝石だよ。この石は……種くん、君に反応しているようだね。……しかし、この愛の光は……ッ!?」

 

種「どうしたんですか、神様?」

 

神様は私の”気持ち”に反応した”愛の結晶”の”碧色の光”を見て、驚くような表情をする。

 

ブルー「……種くん、これは忠告だ。今すぐ、その”気持ち”を……”愛”を捨てるんだ!」

 

種「ッ!?」

 

止めて!

 

ブルー「その”愛”は……間違っている!それは、君を傷つけるぞ!」

 

止めて!!

 

ブルー「それだけじゃない!駆君がどう思うか……」

 

種「止めて!!!」

 

パンッ!!!

 

ブルー「ッ!!」

 

私は、神様の頬を平手打ちした。それ以上の言葉を……言わせないために。

 

種「勝手な事……勝手な事を言わないで!この気持ちは……私のだもん!神様でも……絶対に消せないんだから!」

 

ブルー「……種くん」

 

種「神様、何でプリキュア達の恋愛を禁止にするの!?それってさ、自分でも”止められない”ってわかってるからでしょ!?だったら……なんで”愛”なんて感情を作ったの!?こうなるんだったら、最初から作らなかったら良いじゃない!!!」

 

ブルー「ッ!?……それは……」

 

種「私、知ってるもん!”愛”って……止められないんだもん!それがわかっちゃったら……どうしようもないって!だから、私は……もういなくなっていても、思い続けるんだよ!もし、それを邪魔するっていうなら……私、神様でも許さないから!!!」

 

私の勢いに任せた暴言を聞いた神様は、ゆっくりと床から立ち上がる。そして、私の前に”愛の結晶”を差し出す。

 

ブルー「……きっと、後悔するかもしれないよ?それでも、進むというのなら……取りなさい」

 

種「……私は、後悔しないよ。最後まで……!」

 

私は、奪い取るように宝石を掴む。すると、宝石は3枚のカードに変わる。

 

ブルー「その力が、君たちを守ると信じよう。……そろそろ、めぐみたちの準備も整った頃だろう」

 

コンッ!コンッ!コンッ!

 

ブルー「丁度、来たみたいだね」

 

ガチャッ!

 

めぐみ・ひめ・ゆうこ・いおな「「「「種(ちゃん)(さん)!幸せデリバリーで~す(だよ~)!」」」」

 

神様はドアのカギを開けると、ドアが勢いよく開く。すると、ハピチャの4人が部屋に飛び込んでくる。誠司君は、廊下で黙っているみたい。

 

種「み、みんな!?どうしたの?」

 

めぐみ「種ちゃん!早速こっちに来て!」

 

種「えっ!?な、何!?」

 

ひめ「いいから!こっちに来なさい!」

 

ゆうこ「それじゃあ、私は目隠しをしようかな~」

 

私の両手を、めぐみちゃんとひめちゃんが引っ張り、ゆうこちゃんが私の目を両手で隠す。なになにな~に!?

 

 

ブルースカイ王国大使館 庭園

 

めぐみ「とうちゃ~く!」

 

ゆうこ「種ちゃん、目隠し外すよ」

 

種「う、うん。……わあ~~~!!!ご馳走がいっぱい!!!」

 

ひめ「すごいでしょう!私たちで用意したのよ!」

 

誠司「ひめはジャガイモの皮むきが殆どだったろ?」

 

腕を惹かれて到着した場所で、私は目隠しを外される。すると、お庭に用意されたテーブルには、大量のご馳走が用意されていた。”唐揚げの塔”、”コロッケの山”、そして”真っ白なごはん”……でも、少し多くないかな?

 

いおな「ゆうこが、種さんはいっぱい食べた方が良いって言うから……」

 

ゆうこ「”大盛”にしてみました!」

 

種「こ、こんなには食べれないよ~!?」

 

ゆうこ「まあまあ、食べ始めたらきっと食べれるから。はい、あ~ん?」

 

種「へっ?……あ、あ~ん!お、美味しい!鶏肉の肉汁が、じゅわ~ってした!コロッケは!?……うんま~い!!!お芋のペーストのトロ~リ感と、少し荒い部分のホクホク感!衣がサクッとしていて……まさに食感の三重奏!!!ご飯は……粒が立ってる!?あ、味は……ッ!?スゴイ!モチモチの弾力!おかずの味を損なわない甘味!これなら……何杯でも行けるよ~!ヤベ~イよ~!!!!!」

 

まさに”幸福”!これは、”幸せ”そのものだよ!ずっと考えてた悪いことが一瞬で吹っ飛んじゃったよ~!

 

誠司「……なんかすごいな、種のリアクション」

 

いおな「本当ね……」

 

めぐみ「でも、すっごく幸せそう!」

 

ひめ「そうだよそうだよ!幸せが一番!」

 

ゆうこ「そうだよね~!ご飯食べてる時って、幸せだよね~!」

 

みんなが何か話している所で悪いんだけど……。

 

種「おかわり!!!!!」

 

めぐみ・ひめ・いおな・誠司「「「「はやっ!?」」」」

 

まだ足りないよ~!!!!!

 

ゆうこ「ふっふっふ!そう来ると思って……じゃ~ん!追加の分もあるよ!どんどん食べてね!」

 

種「わあ~~~!!!ゆうこちゃん、ス・テ・キすぎる~~~~~!!!!!」

 

私は、追加の分(先ほどの二倍)を食べ始める。この美味しさなら、これぐらい軽い軽い!

 

 

種「ご馳走様でした!!!!!」

 

誠司「……全部食っちまったぞ。……氷川、あれ何人前だったっけ?」

 

いおな「確か……最初のは、私たちも食べるつもりだったし6人前。追加分は……約二倍くらいかしら」

 

誠司「あいつ一人で、18人前食ったのか!?いや、それが唐揚げとコロッケ、それにご飯だから……身体、壊すんじゃないのか?」

 

種「え~!?全然足りないよ!?」

 

実際まだ足りないのを我慢しての、ご馳走様なのに……この程度で身体壊すわけないじゃん!

 

種「みんな、とっても美味しかった!でも、お兄ちゃんのもすっごい美味しいんだよ~!お兄ちゃんを戻したら、皆にもご馳走するね!」

 

めぐみ「ホント!?ありがと~!」

 

ひめ「いや……こんな量はいらないからね?」

 

ゆうこ「何言ってるの、ひめちゃん?大盛に決まってるよ!」

 

ひめ「私は普通なの!ゆうゆうや種みたいに、こんなに食べれる訳ないでしょう!!!」

 

ひめちゃんは”いっぱいはいらない”と言う。ひどいな~、お兄ちゃんの料理すっごく美味しいのに!

 

ブルー「はあっ!はあっ!みんな!」

 

めぐみ「ブルー!?どうしたの?」

 

神様が息を切らしながら、走って私たちのところまで来る。すると、その後ろからリボンとぐらさんを捕まえているマーネルが現れる。

 

マーネル「あ~ら!お食事中だった~?……ってお皿空っぽじゃない」

 

ひめ「リボン!!!」

 

いおな「ぐらさん!!!くっ!?二人を放しなさい!!!」

 

リボン「ひめ~!めぐみ~!ゆうこ~!」

 

ぐらさん「いおな!……くっ!?」

 

マーネルはリボンたちが喋ると、掴んでいる胴体を強く握る。

 

種「ッ!!……二人に酷いことしないで!この”臆病性悪どチビ”!!!」

 

マーネル「……言ってくれるじゃないのよ、キュアシード!丁度いいわ、この子達と……そこの水色髪のイケメン使って、あんたにデザートを御馳走してあげる!」

 

マーネル『鏡に映る未来を最悪に染めな!』

 

そう言うと、リボン、ぐらさん、ブルーの三人が鏡の中に閉じ込められ、赤いリボンで身体を縛り付けられる。

 

めぐみ「ブルー!!!!!

 

ひめ「リボン!神様!」

 

いおな「ぐらさん!!!」

 

ゆうこ「あなた、またこんな事をして……どうしてこんな事するの?みんな、さっきまで幸せだったのに……」

 

マーネルは、そんなゆうこの言葉を聞いても、表情一つ変えずに言い放つ。

 

マーネル『知らないわよ、そんなこと!!!下らない!!!ふふふっ!さあ……お出ましよ、サイアーク!』

 

サイアーク『サイアーーーク!!!』

 

マーネル「まだまだ!今回の秘策もバッチリよ!たっぷり……味わいなさい!!!」

 

そう言うと、マーネルはサイアークに日傘を向ける。あれは……!

 

マーネル『ハピネスチャージプリキュアの歴史を真似て……奪え!ガンサーク!!!』

 

Gサイアーク『ガンサクサイアーーーク!!!』

 

Gサイアークが現れたと、4人の持っていた”プリチェンミラー”と”フォーチュンピアノ”、そして”プリカード”が消える。

 

めぐみ「嘘!?何でプリチェンミラーとプリカードが!?」

 

いおな「私のフォーチュンピアノも……あなた、何をしたの!?」

 

種「まさか……プリアラさんの時みたいに!?」

 

マーネル「大正解!この時代のプリキュアは、地球の神から生まれるんでしょう?だから~、神様の”存在”を歴史から切り離せば~、ハピネスチャージプリキュアは変身できないって訳!!!は~はっはっは!!!!!最高よ、その絶望の表情!!!!!あ~あ、もうお腹いっぱい!!!」

 

許せない!……人の不幸を笑うなんて!人の不幸で……お腹がいっぱいなんて!そんなの全然、幸せじゃない!!!!!

 

マーネル「さあ、今回は手加減抜きよ。プリアラちゃん達の時は、少し遊んじゃったけど……今回は最初っからあんただけよ!!!」

 

種「それでもやるもん!それに……私は今、”幸せ”でお腹いっぱいなんだから!!!」

 

私は、Qaフォーンと神様からもらった3枚のカードを手に持つ。私が、神様もリボンたちも……みんな助けて幸せいっぱいにするんだから!

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?”食事”って命を貰う行為ですから……とっても大事ですよね。”アマゾンズ”で私もすっごく学びました。駆もアマゾンズは視聴しているので……もしかしたら戦い方を模倣するかもしれませ……いや、あれはプリキュアでやっていいもんじゃないですね(汗)。次回は、ハピネスチャージの力で変身するシード!暗闇の中にいる駆は、”赤い星”を見つけ……。そして、”輝く種”が”星”の如く天空に現れる!乞うご期待ください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。