8/14に無事誕生日を迎えました。輝木 ほまれちゃんの中の人こと小倉唯さんと同い年で一日違いなので……なんか嬉しい!そんなことはよくて!小倉唯さん、お誕生日おめでとうございます!これからもファンとして応援します!
話変わりますがFateの映画を見てきました……感動!ゲームもしてたから内容覚えてるけど……もう最高でした!ライダー、ホントに好き!戦闘シーンなんて圧巻ですよホントに!もっかい見たいわ!いや、見る!!!
日野家
side:駆
あかね「まあ、上がってや!あっ!あんま期待してもすごいモンはないで~」
駆・種・コルーリ「「「お邪魔します(ま~す!)」」」
僕たちは、あかねさんのご厚意に甘えることにして日野家にやってきた。理由としては”お好み焼き食べたい!”と言う種の強い希望のせいである……お好み焼き屋”あかね”の店の入り口ではなく裏口……正確には家の玄関から僕たちは中に入る。
あかね「父ちゃん、母ちゃん、今日泊まってく子連れてきたで~!」
大悟「おお!よう来たな~!なんや~!母ちゃん、あかねが男の子連れてきたで!」
正子「あら~ホンマや!あかねもお年頃っちゅう事やな~」
あかね「いや、駆はそんなんやないし。どっちかと言うとタイプでもないわ、それによ~く見てみ!もう一人いるやろ!こっちが駆の彼女さんなんや♪」
コルーリ「ふぇっ///!?ち、違うチャン!」
何ともノリのいい関西人特有の雰囲気と言うべきか、とても明るい感じがする。……と言うかお父さん、鉄板でお好み焼き焼きながらこっち見てたけど、焦がさないだろうな?お母さんも注文のお好み焼き持ったままだし……冷めちゃうと思うんだけど。あとコルーリ、動揺し過ぎて妖精時の口調が出ちゃってるし……ん?階段から誰か下りてくる……あかねさんの弟さんかな?
げんき「姉ちゃん、おかえり。……その人たちは?」
あかね「ただいま。げんき、こっちの二人は今日家に泊まってく友達の……」
駆「時生 駆です」
コルーリ「コルーリと言います。げんきくん……とおっしゃるんですね、よろしくお願いします」
げんき「ど、どうも///」
あかねさんの弟さんのげんきくんに挨拶すると、何故か顔を赤くして目線を逸らす……どうしたんだろう?
げんき「そうや!姉ちゃん、なんや父ちゃんが予約の団体さんが来る言うとったわ!だから俺も手伝え言われて下りてきたんやけど、姉ちゃんも手伝った方がええんちゃう?」
あかね「そうなんか?わかったわ!げんき、すぐに用意していくって父ちゃんに言っといてくれるか?」
げんき「わかったよ、姉ちゃん」
コルーリ「げんきくん、お手伝いもしてるんですか?……とってもいい子ですね♪」
げんき「ッ///!?家族やから……当たり前……です///」
さっきからげんきくん、コルーリに何か言われる度に顔が赤くなってるな……もしかして、一目惚れって奴かな?……まあ、顔は良いし分からなくないけど……”妖精”で”鳥”なんだよね。僕は最初にその姿を見てるから、そう言った対象に見ることが出来ないんだよね……コルーリの事。勿論、大切な仲間であることは間違いないし、もしコルーリを傷つける奴が出たら……そいつを”消す”位の覚悟はあるつもりだけど……。
あかね「なんや~!げんき、もしかしてコルーリに惚れたか~?ダメやで~!この子、そこの駆の彼女やからな~!」
げんき「えっ?……」
コルーリ「あ、あかねさん!違うってさっきも言いましたよ!」
駆「あかねさん、コルーリをからかうのはやめて下さい。それに僕らはそういう関係じゃないですよ」
あかね「分かってるって!コルーリの反応が可愛かったらちょっとからかっただけや!ほな、ちょっと準備してくるわ!」
ちょっとあかねさん!?僕たちは……どうするんですか!?
種(行っちゃったね、あかねちゃん)
駆「……どうしようかな?」
げんき「あの……だったら店、手伝ってもらえませんか?泊っていってもらう人に頼むのもなんですけど……」
駆「えっ?ううん、どっちにしてもお手伝いはしようと思ってたから……是非、やらせてもらうよ」
コルーリ「私も、お手伝いします。げんきくん、分からないことがあったら教えて下さいね」
コルーリの言葉に、これまた真っ赤になって了承したげんきくん。そんなげんきくんに案内され、僕らはお店の方へと向かった。
お好み焼き屋”あかね” 店内
げんき「父ちゃん、泊まってく兄ちゃんと……お姉さんが手伝ってくれるって……姉ちゃんも準備済んだらこっち来る言うとったわ」
大悟「おお~!おおきに!そんじゃあな……兄ちゃん、嬢ちゃんは焼けたお好み焼きをドンドン運んでもらうわ!俺とあかねでガンガン焼くからな~!」
コルーリ「が、頑張ります!」
駆「分かりました!……あの、”泣けるで~!”って言ってもらってもいいですか?」
大悟「ん?ええで!こんな感じか……泣けるで~!」
おお!通りで聞いたことがある声だと思ったら……まさかキンタロスの声に似てらっしゃるとは……これには僕の感動もクライマックス!まさに……泣けるで!
種(お兄ちゃん、エプロン付けないとだよ)
駆(おっと……そうだったね)
コルーリ「カケル、エプロンをどうぞ」
駆「ありがとう……コルーリのエプロン姿って新鮮だな……とっても似合ってるよ、青が似合うね」
コルーリ「ッ!?……ありがとうございます///」
そう言えば、コルーリに料理を作ってもらったことはあったけど……エプロンを付けてるところは見たことがなかったな……最近は僕が料理してるから尚更だ。まあ、良く似合っていると思う……げんきくんも見惚れるくらいには可愛いんじゃないだろうか?
お客さん「どうも、予約しとった田中ですが……」
大悟「いらっしゃい!よ~し!みんな、団体のお客さんが来よったから気張っていくで!」
あかね「お待たせ~!いつでもいけるで、父ちゃん!」
コルーリ「は、はい!頑張ります!」
駆「……よし、キバっていくよ!」
団体のお客さんが入店し、店内が一気にギュウギュウ詰めになり始める。この人数の捌き切らなければならない……お好み焼き屋”あかね”のお手伝いは、最初っからクライマックスと言う事態になってしまった……泣けるで~。
あかね「げんき、豚玉3皿!6番席に頼むわ!」
げんき「オッケー、姉ちゃん!」
大悟「コルちゃん、イカ玉4皿を8番席のお客さんに持ってって!」
コルーリ「は、はい!よっと……お、お待たせしました!イカ玉4皿になります!」
8番席のお客さん「おっ!可愛い子が持ってきてくれたな!新しい看板娘かい?」
お客さんにからかわれておどおどするコルーリだが無事に注文のお好み焼きを渡すことが出来ていた……ついでにあかねさんが”看板娘はウチや~!”と怒鳴り、お客さんたちは笑っていた。どうやら、予約したお客さんたちは常連の様でよく来るのだそうだ。
駆「お待たせいたしました、ご注文をお伺いします!」
5番席のお客さん「あかね特製スペシャルを……お前らはどうする?」
5番席のお客さんたち「「「俺らも同じので!」」」
駆「ご注文繰り返させていただきます、あかね特製スぺシャルが4皿ですね。かしこまりました!少々お待ちください!あかねさん、あかね特製スペシャル4皿お願いします!」
2番席のご婦人「あ~ら~!カッコイイ男の子じゃないの!もしかして、あかねちゃんの”彼”なの~?」
注文をあかねさんに伝え終わるとコルーリだけではなく僕のことまでからかわれてしまった。そんな質問に対しても、”いや、駆はウチのタイプとちゃいますんで”と見事に一蹴するあかねさん……何とも男らしい。言ったら怒られそうだから言わないけど……それにしても。
カッ!カッ!シャキーン!
あかね「ほい、お待ちど~!」
……お好み焼きってあんな風に焼くのか。引っ繰り返すのは小手で一瞬に、素早く、無駄なくと言った感じで、焼いている時間も数えていたが……どれもほとんど一緒だし、混ぜてる材料と粉、水に出汁……大体覚えたけど……あと数回見ないと再現は出来なそうだな。
種(お兄ちゃん、あんな風にお好み焼き焼かなくてもいいんじゃないの?)
駆(美味しく作れた方が良いって言うのはあるけど……カッコいいから、やってみたい)
種(おっ!お兄ちゃんが珍しく子供っぽいこと言ってる!可愛い~!)
駆(……うるさいな)
大悟「ん?どないしたんや坊主?……はは~ん、もしかしてお前もお好み焼き焼いてみたいんか?あかんな~!これは熟練の技があってこそやからな~!まあ、好きなだけ見せたるわ!ほい!ほい!ほいと!まあ、こんなもんやな!」
大悟さんのがゆっくりと作る瞬間を見せてくれた……よし、”覚えた”!
駆「……すいません、一枚だけ……焼いてみても良いですか?」
大悟「ん?なんや~?もしかして怒ったんか?ええで~!一枚くらい!手伝ってもらうお礼替わりや!焼いてみい!」
駆「ありがとうございます、では……失礼します」
あかね「あ、材料はな……」
駆「大丈夫です……”覚えてます”から」
僕は覚えている豚玉の材料をボウルへと入れ、粉に水を加え混ぜ始める……大丈夫、見た通りだ。
大悟「なんや、思ったよりやるやないか!」
あかね「ウチがさっき作ったんと全く同じ……混ぜる回数まで一緒やないか」
駆「よし、ここからは……レッツ・ラ・クッキングだ!」
僕はボウルで混ぜた生地を油を引いた鉄板に流していく。焼けていく生地の良い匂いを感じながら時間を頭の中で数えていく……そろそろ返し時だ……3、2、1……今だ!
シャキー――ン!
駆「一回目はこんな感じだよね……」
大悟「お、おい……あかね、この坊主……ホンマに初心者か?」
あかね「い、いや~……男の子やし料理なんてしたことあらへんと思ったんやけどな~……」
げんき「お兄さん、中々やりよるな……」
両手に小手を持ち、反対の面が焼けるのを待つ。僕は次の返す瞬間に備えて小手を構える……その様は二天一流を使う”宮本武蔵”……のアイコンを使う”ゴースト”が如く……っておごり過ぎかな、僕?……っと、そろそろ返さないと……ね!
シャキー――ン!!
駆「さあ、最後の仕上げだ!アルティメットフォーム……スペシャルターボ!!!」
カッ!カッ!シャキー――――ン!!!
駆「……出来上がりです」
大悟「な、なかなか……やるやないかい」
あかね「お~!やりよるな!……まあ、問題は”味”や!”味”!!あ~~~~ん!!!ッ!?なんやこれ!?ごっつ美味いやん!!!」
大悟「ほ、ホンマか?……んっ……ッ!?う、美味い!ぼ、坊主!お前も焼きに入ってくれや!」
駆「は、はい!」
どうやら僕のお好み焼きは合格を頂けたらしい……そのため僕も、大悟さん、あかねさんと共にお好み焼きを焼き始める。それからは壮絶だった……団体さんが帰られた後もお客さんはやってくるため、どんどん焼かなくてはならない。結局僕は営業時間いっぱいまでお好み焼きを焼き続けた……もう体に動きが沁み込んだみたいだし、もう忘れはしないだろうな……て言うか、もう忘れられない……疲れたよ……”腕が棒になる”って……きっとこう言う事だな。
お好み焼き屋”あかね” 閉店後
駆「はあ……腕が……上がらない……!」
種(お兄ちゃん、お疲れ様!)
コルーリ「カケル、お疲れ様です。大変でしたね……」
駆「少し……張り切り過ぎたかな」
あかね「お疲れさん、駆!なんや~!結構やるやないか!見直したで!」
あかねさんから労いの言葉と同時に、僕の前に一皿のお好み焼きが置かれる……僕の隣に座るコルーリにも同様だ。
あかね「手伝ってくれたお礼や!あかねちゃん特製お好み焼き!さあ、食べてんか!」
駆「は、はい!いただきます!」
種(待ってました!お兄ちゃん、”味覚のリンク”してね!)
コルーリ「とっても美味しそうです……いただきます、あかねさん!」
僕たちは、目の前にあるお好み焼きを箸で一口大にして口の前に持ってくる。ソースの匂いと踊る鰹節……食欲をそそる組み合わせ……ベストマッチ!最っ高だぁ!おっと……種と”味覚のリンク”を繋げないとな。
駆「よし……いくよ、種」
種(おっけ~!どんと来い!)
駆・種「「せ~の……はむっ!」」
駆「美味しい!このソース、酸味が絶妙だ!そして粉の配分、水も……キャベツから出る水分の事も考えてあるし、それに則った混ぜ方……すごい!このお好み焼きは、僕の人生で五本の指に入る最高のお好み焼きだ!」
種「ちょっと邪道だけど……じゃ~ん!マヨネ~ズ!!これを……マヨビーーームっと……ふ~!ふ~!はむっ!!ん~~~~~!!!ソースの酸味とマヨのまろやかさが最高!!!味を壊したくないけど……マヨを追加!!!とりゃーーーーー!!!!!やっぱりマヨ多め!あ~~~~~むっ!!んっふっふ!!しあわしぇ~~~!!!!!」
……あっ!?種!?せっかくのお好み焼きのバランスを崩すような真似を!!!いつもいつも!!!お好み焼きとかたこ焼きとかに……マヨネーズかけ過ぎるなっていつも言ってるだろう!!!!!
あかね「大げさやって!頑張ってもろたし、どんどん焼いたるで~!!」
種「やった~~~!!!あ、コルーリのにもマヨネーズをかけてあげるね!とらとらとら~~~!!」
コルーリ「えっ!?た、タネ!?……お好み焼きが”真っ白”になってしまいました……だ、大丈夫ですよね……はむっ!はむ……はむ……っ!?お、美味しいチュン!」
種「でしょ~~~!!!あ、あかねちゃん!あかね特製スペシャルくださ~い!」
コルーリ「マヨネーズ……これは”神の調味料”チュン……!」
種が次のお好み焼きのあかねさんに注文する。今度は主導権を渡さず、最っ高のバランスで食べてやる!……と言うかコルーリが何か嫌なことを呟いている。……お願いだから”マヨラー”にだけはならないで欲しい……あれは見方によっては料理に対しての……”冒涜”だから。……とか考えていたら、夕食は終わってしまった……材料がなくなってしまったらしい……あかねさん、本当にすいませんでした!
日野家 リビング
side:コルーリ
げんき「風呂沸いたよ、姉ちゃん」
あかね「分かったわ!コルーリ、一緒に入んで~!」
コルーリ「は、はい……へっ!?私もですか!?ってチュ、チュチュ~~~ン!?!?!?」
あかね「げんき~!コルーリがいるからって覗いたらあかんでぇ~!」
げんき「ッ!?の、覗く訳ないやろ///!誰が姉ちゃんの貧相な身体まで見たがるかっちゅうねん!」
げんきくんと仲良さそうに喧嘩するあかねさん。私は一人っ子だから……こう言った経験はないけれど、弟や妹がいたら……きっとこんな感じだったんでしょうね、羨ましいです。
日野家 脱衣所
あかね「まあ、狭いと思うけどガマンしてや!……って妖精になれるんやったな、一緒に入る時はちっこくなってもらうで~」
コル―リ「は、はい……誰かとは一緒に入るなんて初めてなので緊張します」
あかね「な~に、問題あらへん!せっかくやから背中流したるで~!」
コルーリ「お手柔らかに……お願いします」
私たちは衣服を脱ぎ、浴室へと入る。決して狭いことはない浴室に湯気が立っており、私は浴室にあるイスに座り背中をあかねさんに洗ってもらう。
あかね「へぇ……肌綺麗やないか」
コルーリ「あ、ありがとうございます……」
あかねさんに背中をを流してもらいながら、私は目の前の鏡に映る私の身体を見る。お母様から受け継いだ青い髪、同年代の子達に比べて……貧相な身体。徹夜の日以外は羽のケアと”MAB先生”の豊胸体操を欠かさず行っているが……一向に結果は出てこない。カケルは……きっと”胸の大きい子”が好きなはず……だってパラレルワールド〈2018〉では、累さんの胸を目で追ったり……鷲掴みにしたりしていた……同期の男の子たちだって”ハートフル王国の女性グラビア本”をみんな読んでいた……きっとそうだ。
あかね「どうしたんや?コルーリ、元気ないな~」
コルーリ「……あかねさん、男の子は……胸の大きい女の子が好きなんでしょうか?」
あかね「はあっ!?なんやそれ!……まあ、大体そうやと思うけど……ん~~~!あ~……コルーリ、胸ちっちゃいな~」
コルーリ「チチュン///!?……ほ、放っておいて下さい!」
あかね「気にすることあらへんやろ!それにウチかて……ほれ!見てみい!」
ペタッ!
コルーリ「……同じ位……です」
あかね「せやろ~!だから気にすることあらへん!こんなもん関係なくウチは好きな男を落としたる!」
あかねさん……かっこいいです!私と同い年で、同じ位の胸なのに……そんなことの気にせず男性の向き合う姿勢!とっても”男らしい”……いいえ、”女らしい”です!
あかね「まあ……大きくしたいんなら、”揉んで”大きくするって言うのがあってやなぁ♪」お手々ワキワキ!
コルーリ「……へっ?」
あかね「ほんなら……こうや~~~~~!!!!!」
コルーリ「ふぇ~!?チュッ///……チュンッ///!だ、だめぇ……らめぇチュン///」
あかね「ほら!もっとええ声で鳴け~!おりゃ~~~!!!」
だ、ダメ!ダメダメダメ!このままだと……おかしくなっちゃうチュン!だ、ダメチュ~~~~~ン!!!!!
日野家 リビング
side:駆
ダメチュ~~~~~ン!!!!!
げんき「……///」
駆「何やってんだろ……二人共。はあ~……げんきくんゴメンね、コルーリが大きい声出しちゃって……」
げんき「……あの、駆さん……駆さんってコルーリさんの”彼氏さん”……なんです……よね?」
駆「どうして標準語?……一応来たばかりの時にも言ったけど、彼氏とかじゃないよ。どっちかと言うと……”仲間”って言うのが近いかな」
げんき「……仲間?同じ部活とか……ですか?」
コルーリは僕にとって同じ敵と戦う心強い”仲間”……良い言い回しが見つからないから、げんきくんにはどう伝えたものか。
駆「えっと……同じ目的のために頑張る”友達”……いや、”親友”……”戦友”かな。部活って表現は……あながち間違いはないかもかな」
げんき「……そうなんや」
駆「……でも、コルーリは”僕たち”の大事な人だから……僕は誰にも彼女を渡す気はないけどね」
げんき「ッ!?」
なんだ?どうしてげんきくんは……そんな”怯えた”顔をしてるんだ?別に……僕は怒ってなんか無いのに……”気持ちを伝えるだけ無駄だぞ”って……オブラートに包んだつもりだけど……ダメだったかな?
げんき「そ、そうですか。お、俺……寝ます!おやすみなさい!」
駆「……何で怯えてたのかな?種……分かる?」
種『お兄ちゃん、今すごい顔してるよ……鏡見てみなよ」
駆「うん……うわぁ……これはひどいな」
僕はケースからQaフォーンを取り出し、画面に映った自分の顔を見る……まるで死んだ魚の目に、無表情……これではお世辞抜きに怖い、僕がこんな表情をするとは……。
種『お兄ちゃん、こんなこと言うのもなんだけど……結構その顔してるよ。前はマーネルと初めて直接戦った時とか……お兄ちゃん、ナチュラルに”自分の意志”でハザードトリガー使って暴走したみたいなことするし……結構怖いんだよ。私は”好き”だけど……』
駆「……それが好きって……どうかと思うけど」
あかね「出たで~~~!って……あれ?元気どないしたん?」
駆「えっと……もう寝るって言って二階に行きましたけど……」
コルーリ「良いお湯でした……カケルも入って来てはどうですか?」
駆「うん……そうしようかな。コルーリ、僕の顔……変じゃない?」
僕はコルーリに自分の表情が先ほどの”ひどい顔”でないかを確認する。コルーリ曰く”いつものカケルの顔”だそうだ……もしかして、僕の普段の顔が”ひどい顔”って訳じゃないことを祈りながら、僕は浴室へと向かう。
日野家 あかねの部屋
駆「お待たせしました……って、何してるんですか……二人共?」
コルーリ「カケル、これはですね……神経衰弱です」
あかね「ウチがコルーリに教えてるところなんや。駆もどうや?」
神経衰弱か……こう見えても僕は、神経衰弱は強い方だ。
駆「良いですよ。種、一応審判頼める?」
種『いいよ~!その代わり、お兄ちゃんの次は私ね!』
駆「オッケー」
あかね「なんや自信ありげやないか……ほな、並べ替えよか……一回集めんで」
駆「僕が集めていいですか?……ふんふん……はい、どうぞ」
僕は床に並べられていたカードを集め、表面、裏面を見て全てのカードがあるのを確認しあかねさんに渡す。そして、あかねさんにより再び床にカードが配られていく……僕の”準備は終わっている”……順番はどうやら僕が最初らしい……直ぐに終わりそうだな。
5分後・・・
駆「クラブの5と……ハートの5、これで終わりですね」
あかね「ちょっと待てい!?何で最初のカケルの順で全部終わるねん!どんだけ運がいいとかの話しちゃうぞ!」
コルーリ「カケル、何かインチキをしましたね」
駆「……まあね、種明かしをするなら……”カードを覚えた”ってだけだけど」
あかね「”カードを覚えた”って……カードの”位置”を覚えたって言うんか!?……いや、それやと最初の順で全部捲れるわけあらへん……どう言うこっちゃ?」
位置は……確かに最初から分かっていた。しかし、それは位置を覚えたって言うのと違う……正確には……。
駆「僕が覚えたのはカードの”絵柄”、裏面に残った”傷”や”折れ目”、端の”へこみ傷”など……カードを判別できる情報を覚えたんですよ……さっきカードを集めた時に確認してね」
あかね「あの時やと!?駆、あんたどんな頭してんねん……そんなんやと友達無くすぞ」
種『お兄ちゃん、相変わらずイカサマやるよね~!」
駆「……後は種に任せるよ。僕はお好み焼き焼くので疲れたから……もう寝るよ」
僕はそう言うと種に主導権を渡し、僕は心の中で眠るための態勢に入る。
種「おっけ~!お兄ちゃん、おやすみ」
駆(うん、おやすみ……種)
僕は心の中で目を閉じて眠ろうとする……しかし、どうも眠れない。仕方ないと思った僕は、久しぶりに頭の中にある”本棚”から海賊ハリケーンを思い出し”脳内朗読”を開始する……最後に呼んだのは……確か65ページだったな……久しぶりにゆっくり読めそうだ。
√サニー out……
いかがだったでしょうか?皆さん忘れてるかもしれませんが……うちのコルーリは人間態はすっっっっっごい美少女です!げんきくん位余裕で落とせますよ!……そう言えば、私は駆たちにCVを考えたことがなかったんですけど……なんとなく決めました。キャラクター設定の方に書いときます。皆さんのイメージと違っても怒らないで下さいね。次回は、”黄瀬家”を描いていこうと思います!乞うご期待ください!