ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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スマイルプリキュア編、お泊り企画として”黄瀬家”をお送りします。なんだかんだ駆と息が合いそうなやよいちゃんを上手く再現できればいいですが……あと、一部平成ライダー作品の批判ととれる内容が入っていますがあくまでも個人の感想です。真に受けないでいただけると幸いです。では、お楽しみください!

8/21はキュアフォンテーヌこと”沢泉 ちゆ”ちゃんの誕生日!私の中でも青キュアの中は好きなタイプのキャラですね。あと、笑いのツボの浅さが実に可愛らしいです……或人社長のギャグで笑ってくれるだろうな~とか楽しい気分で考えていた時が懐かしいよ。おっと……話が逸れました!では、改めて……ちゆちゃん!お誕生日おめでとう!地球のお手当てをよろしくお願いします!


第二十八話 √ピース:決戦!スーパー特撮談義2012!

黄瀬家

 

side:駆

 

やよい「さあ、どうぞ上がって!」

 

駆・種・コルーリ「「「お邪魔します(ま~す!)」」」

 

 団地……ってヤツだよね?その内の一室が黄瀬家のお家らしい。種のやよいさんの家にぜひ行きたいっていう希望を尊重して選んだのもあるけど、僕も是非やよいさんと特撮談義をしたいと思ったのもある……大変楽しみだ。……そう言えば、ご家族の方がいない……まだお仕事だろうか?

 

やよい「お母さんはまだお仕事なんだ。もう少しで帰ってくると思うけど……ご飯作っておかないとだなぁ」

 

駆「良かったら、僕も手伝いますよ」

 

コルーリ「私もお手伝いします」

 

やよい「ホント!?ありがとう!」

 

種『やよい先生……笑顔が眩しい!本当に可愛いなぁ~!』

 

種……本当にやよいさんの事が好きなんだな。そう言えば、”お母さん”の事しか言ってなかったけど……もしかして……。

 

やよい「立ち話もなんだから先にお部屋に行ってて!ジュースとお菓子を持っていくから!」

 

 やよいさんの指示に従い、僕らはやよいさんの部屋へと向かう。その途中で飾られた写真立てが見えた……男性と少し幼いやよいさんが映った写真……玄関にあった靴の種類は”女性物だけ”……つまりそういう事なのだろう……聞かない方が良いかもしれない。

 

 

黄瀬家 やよいの部屋

 

やよい「お待たせ!遅くなってごめんね」

 

種『やよい先生が初めて漫画を描いたのは”自分の部屋”って過去の記事に書いてあったけど……つまりここが”ミラクルピース誕生の地”!私は……今ここにいる!う~~~~~!!!ウルトラハッピーだよ!!!』

 

やよい「あの、種ちゃん……私、ミラクルピースなんて考えたこともないんだけど……私って本当に漫画家になるの?」

 

種『なるの!中学生の時にね!ミラクルピースがかっ!?もごもごもご!?!?!?』

 

駆「種、必要以上の過去に干渉するようなことしない……それ以上は言っちゃダメだ。やよいさんがこれから進む未来を変えてしまうかもしれないよ」

 

 僕は種が未来に起こる事を言おうとしたので、Qaウォッチのスピーカーを手で覆う。やっぱり必要以上の干渉は避けないといけないよね。

 

駆「あの、ありがとうございます。僕たちの事を泊めていただいて……?あ、あれは!?ま、間違いない!”太陽マンの目覚まし時計”!!!ほ、本物ですよね!?す、スゴイ!!!」

 

やよい「ッ!?わ、分かる!?いいよね~!!!朝起きる時にね、太陽マンのボイスが流れるの!それで一日頑張れるんだ~~~!!!」

 

種『あ……二人共、スイッチ入っちゃった」

 

コルーリ「カケル、またテンションが変になってます」

 

駆・やよい「「良いよね(ですよね)~~~~~!」」

 

 やよいさん、この人は……もしかしたら僕以上かもしれない!是非……是非話したい!特撮について……僕が知らないことまで知っているかもしれない相手、今まで一度もやったことがない”特撮談義”を……やりたい

 

やよい「その目……特撮を愛する”正義の目”だよ!よし!早速……始めようか!特撮談義を!!!」

 

駆「胸を借りるつもりで……いかせていただきます!」

 

やよい「いいとも!まずお題は……”平成ライダーについて”でどうかな?」

 

駆「得意分野ですよ。では、お互いが”王道と思う平成ライダー”をあげましょう」

 

 僕の答えは決まっている……やよいさんは何を選ぶだろうか?

 

駆・やよい「「せーの!」」

 

駆「クウガ!」

 

やよい「アギト!」

 

駆「……ほう、これまた王道ですね」

 

やよい「うん!スーツのデザインから、殺陣のカッコよさ!そして、設定もいいよね!無限に進化するって言うの!!それに二号ライダーが登場し始めたのもここからだしね!!!」

 

 流石やよいさんだ!この後に続く平成ライダーの基盤と言ってもいいアギトを挙げただけじゃなく、高岩さんの殺陣の素晴らしさまで上げてくれるとは……ついでに僕は”G3”が好きである。

 

やよい「駆君は”クウガ”だったよね、ちなみにどうして?」

 

駆「平成ライダーの人気を生み出したのもありますけど……やはり”バイクアクション”ですよ!近年のライダーは都合上バイクでの撮影自体が減っている中で、あれほどバイクアクションを盛り込んでいるのはクウガだけだと思います!そして、主人公である”五代 雄介”と言う人間の在り方が素晴らしいと思います!」

 

やよい「うん!分かるよ、その気持ち!」サムズアップ

 

駆「はい!」サムズアップ

 

コルーリ「……一体、何が起こっているんでしょうか?」

 

 やよいさんも分かってくれるよね、”五代 雄介”が最後に辿り着いたアルティメットフォームの姿の意味……究極の闇であるあの姿に人を思う優しさの力で辿り着いた……そんな優しい彼がいつも戦っているマスクの下では悲しい顔で……泣きながら戦っていた事。笑いながら戦っていた”ン・ダグバ・ゼバ”との対比は……最近になってようやく理解できるようになった。ちなみに僕のトラウマの一つが”ン・ダグバ・ゼバ”なのである……劇中とはいえ、人間を”3万人”も殺めていた事……命を奪うことを”遊び”と考え、笑いながら”笑顔”で行為を行う……その姿がいまだに脳裏に張り付いて離れない。……僕もそこまでいけば……苦しくならないのかな?

 

やよい「駆君、どうしたの?」

 

駆「えっ?……いえ、何でもないです」

 

やよい「本当?それじゃあ、続けるよ!次は……”異色の平成ライダー”だよ!」

 

駆「分かりました」

 

やよい「あ、複数あげてもいいからね!でも多すぎても大変だから……3人までで!」

 

 3人か……絞るのが大変そうだな。

 

やよい「それじゃあ行くよ!せ~の!」

 

やよい「ファイズ、響鬼、キバ」

 

駆「響鬼、電王、ダブル」

 

やよい・駆「「やっぱり”響鬼”はね~~~」」

 

種『異色だよね~!』

 

 やっぱり”響鬼”は外せないよな……平成ライダーの中で明らかに別物だからなぁ。ベルトを使わないで変身する平成ライダーの元祖みたいな存在だし。

 

やよい「楽器を武器にするって設定は面白いと思うんだけどね、鬼の設定とかも」

 

駆「しかし、あれは子供向きではないですよ。設定が複雑で親がいなくちゃ分からない……聞いてみた親も分からないとかありそうですし……でも、ディスクアニマルのデザインは好きです。あるなら是非欲しいですね」

 

やよい「響鬼は両者一致……電王は分かるけど……何で”ダブル”?物語は王道系だし……特に異色ってところはないと思うけど?」

 

駆「ダブルは一号ライダーがキャスト二人を使った数少ないライダーです。また、劇中で使用アイテムを別のドライバーで使用したのは、多分ダブルからなんですよ……という訳で挙げてみました」

 

やよい「仮面ライダージョーカーのこと?確かに、ロストドライバーにジョーカーメモリだもんね……そういう見方かぁ。そう言えば、ジョーカーメモリの能力って何なんだろうね……本編じゃ明かされなかったんだよなぁ」

 

 それが明かされたんだよね……”漫画版”で。未来の事だから明かせないけど……やよいさん、ぜひ未来で漫画版を手に取ってご確認ください。

 

駆「やよいさんの挙げた”ファイズ”と”キバ”については分かりますよ。ファイズは敵側……オルフェノク側の描写が多く、どちらにも感情移入してしまうんですよね。キバは……現代と過去に起きた出来事が物語に大きくかかわるところ……これも二つの視点で見るっていうのではファイズと同様ですね」

 

やよい「私、渡君の手を掴んだイクサの手……とっても好きなんだ」

 

駆「奇遇ですね……僕もです」

 

種『私は”カブト”とか異色だと思う!料理番組かって位いっぱい料理作るし!あ、あとあのセリフ好き!お前の料理は……はい!』

 

駆・やよい「「豚の餌~~~!!!」」

 

 そんなこんなで談義は続いていく……この後は”スーパー戦隊”、”メタルヒーローシリーズ”……実に有意義な話し合いだった……しかし。

 

やよい「お願い!へ、変身ポーズだけ!2013から2018までの変身ポーズだけやって!何でもするから~!!」

 

駆「こんなことで”何でもする”はやめて下さい……コル―リ、こういう事を見せると未来って変わる?」

 

コルーリ「えっと……多分、影響が出る可能性があると思いますが……」

 

駆「だよね……」

 

やよい「そこをなんとか~!」

 

 いや……そんなこと言ったって……。

 

種『……やよい先生、何でもしてくれるの?』

 

駆「種?」

 

やよい「う、うん!やる!やるよ!」

 

種「サイン……くれる?」

 

やよい「も、もちろんだよ!何枚でも書くし、名前とかも書くよ!」

 

 種……一体どうしようと言うんだ?

 

種『”世界一のファン”って……書いてくれる?私、名乗ってもいい?』

 

やよい「う、うん!種ちゃんは、私の”世界一のファン”だよ!」

 

種『やった~!お兄ちゃん、変身ポーズやって!』

 

駆「いや……ダメって話なんだけど……」

 

種『……ダメ?』(超絶猫なで声)

 

 はあ~……まあいいか、可愛い妹の……頼みだしね。

 

駆「……ここからは、僕のステージだ!」

 

やよい「えっ?」

 

種『キターーーーー!!!』

 

コルーリ「か、カケル!?や、やるんですか!?」

 

駆「種……サウンドをお願い!」

 

 僕は身体を起こして右手にまるで”ロックシード”を持ったようにポーズをとり、親指でボタンを押すような動作を取ると、それに合わせて種がサウンドを再現する。

 

種『オレンジ!』

 

駆「変身!」

 

 変身前のポーズはすべて頭に入っているので、間違えることなく再現していく。最後にロックシードを”戦極ドライバー”にセットする動作をして、カッティングブレード倒す……動作をする。

 

種『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道・オンステージ!!』

 

やよい「おお~~~~~!!!なになに!?オレンジで……オンステージ!?すっごい気になる~~~!!!」

 

駆「種、ひとっ走り付き合ってよ」

 

種『おっけー、お兄ちゃん!Start your Engine!』

 

やよい「えっ!?エンジン!?ど、どんなライダーなの!?」

 

 僕はドライブドライバーのキーを捻り、右手に持った”シフトスピード”をレバーモードに変形する……動作を取り、左手首についているシフトブレスにセットして……。

 

駆「変身!」

 

 レバーを入れる。

 

種『ドライブ!タイプスピード!!デッデッデ、デッデデーデデ!!!』

 

やよい「ど、ドライブ!?な、何がモチーフなの!?もしかして……一号ライダーがバイクになるの!?」

 

 いや……”バイク”とは全く違うものなんだよな……”車”だし……まあいいか、続けよう。

 

駆「命、燃やすぜ!」

 

種『ゴーストドライバー!』

 

やよい「ゴースト!?お化けがモチーフなのかな?」

 

 僕は右手の平に乗せていた”オレゴーストアイコン”の正面を合わせ、左のスイッチを押してゴーストドライバーのボタンを押して開き、その中にアイコンを装填し、正面のカバーを閉じてレバーを引く……動作をする。

 

種『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』

 

駆「変身!」

 

 僕はレバーを押し込む……動作をする。

 

種『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』

 

やよい「オレ!?ゴースト!?どういう事!?」

 

駆「やよいの運命は僕が変える!」

 

やよい「えっ///!?」

 

僕は右手で”ガシャット”を回し、最後にボタンを押し込む……動作をする。

 

種『マイティアクションX!』

 

駆「変身!」

 

 僕はガシャットをスロットに装填しレバーを……いいや、レバーは後で開こう。

 

種『ガシャット!レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!』

 

やよい「ゲーム!?ゲームがモチーフのライダーなんだ!」

 

駆「まだまだ……ここからですよ!大変身!」

 

 さあ、とっておきのレバーを開くとしよう!エグゼイドはこれがなくっちゃね~!!

 

種『ガッチャ―ン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!』

 

やよい「ゲームのお約束!レベルアップもあるんだ~~~!!どこまでレベルが上がるんだろ~?」

 

 数字の最大は……十億(ビリオン)だぁ~!……ってあの社長なら言うかな?いや、今は”偉大なる肥やし”だったっけな……。

 

駆「さあ、実験を始めようか!」

 

 両手で”フルボトル”を振っていく……ジオウのせいで”意味不明な数式”とか”1年の時に習った式”とか……そんなのが頭に浮かんでしまうが……僕は大丈夫と信じたい。そして、僕はフルボトルの蓋を正面に合わせて、ビルドドライバーにセットする……動作をとる。

 

種『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

やよい「べ、ベストマッチ?ウサギと戦車が?」

 

 ラビット!ケーキ!ベストマッチ!……なんて、キュアホイップの組み合わせとか考えたりしてみたけど……意外といけそうだな……おっと、レバーを回さないと。

 

種『Are you ready?』

 

駆「変身!」

 

種『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!』

 

やよい「鋼のムーンサルト!?えっ!?結局どういう組み合わせなの!?」

 

 それは本編を見て下さい……それか、ハピネスチャージの時代にいる”ナマケルダ”って偽名を名乗ってる”エボルト”に聞いて下さい!さあ、最後の変身だ!

 

駆「僕は”最高最善の魔王”になる!」

 

やよい「最高最善の……”魔王”!?」

 

 僕は右手に持った”ライドウォッチ”のカバーを親指で90度動かし、天面のボタンを押す。

 

種『ジオウ!』

 

 僕はライドウォッチをジクウドライバーのRスロットに押し込み、ジクウドライバー上部のアンロックボタンを押す……動作をする。……結局、動作か!あ~~~!CSM欲しいな~~~~~!!!!!

 

駆「変身!」

 

 僕は左手を使って、ジクウドライバーを360°回転させる。

 

種『ライダータイム!仮面ライダージオウ!!』

 

やよい「い、今の左手は何?ベルトに何をしたの?」

 

 分かる訳ないよな……僕も驚いたものな。ベルトを360°回転させるなんて……本当にすごいよ、”財団B”!一生付いていきます!

 

駆「……以上です、ご満足していただけましたか?」

 

やよい「俄然楽しみになってきたよ!私、これからもニチアサを視聴するね!」

 

駆「それはよかったです」

 

コルーリ「一体、私は何を見せられていたんでしょうか?」

 

種『おわっり~~~!さあ、早速やよい先生!サイン書いて~~~!!!』

 

 はい……そんなこんなで、僕の変身ポーズショーは無事終了……これで種は無事にやよいさんのサインを手に入れた(後にスマイルプリキュアさん全員のサインももらうそうだ)。だが、僕がやったことは大丈夫なのだろうか?僕、もしかして未来を変えるようなことにしてしまったのだろうか……どうかそのようになっていないことを願う。

 

 

黄瀬家 リビング

 

駆「お野菜、こんな感じでどうですか?」

 

やよい「うん!バッチリだよ!」

 

コルーリ「ドレッシング出来ました……味はどうですか?」

 

やよい「どれどれ……ペロッ……うん!美味しい!これで大丈夫!」

 

種『あ~~~!お腹空いたよ~~~!!やよい先生、お母さんはまだ帰ってこないの?』

 

 現在、僕らはやよいさんのお手伝いとして料理を作っている。もうすぐお母様が仕事から帰ってくるそうで、それに合わせる形で完成させるそうだ……殆ど完成状態だし、後はやよいさんのお母様が帰ってくるだけだ……その時、玄関から物音がする。

 

ちはる「ただいま~……やよい、ご飯ありが……とう……あら?」

 

やよい「あ、ママお帰り!紹介するね、今日うちに泊まっていく……」

 

駆「時生 駆です」

 

コルーリ「コルーリと申します。本日はお疲れ様でした、急ではありますが本日はよろしくお願いします」

 

ちはる「え、ええ……それは構わないけど、あら?えっと……駆”君”で……良いのよね?」

 

 ……?どうして僕の名前を確認するのだろうか?なにか変だったかな?

 

駆「はい、そうですが……何か変でしたか?」

 

ちはる「いいえ!ちょっと可愛らしい顔だったから”女の子”かなって思って……気を悪くしたらごめんなさい」

 

駆「いいえ、特に気にしませんから……たまに間違われるんですよ」

 

ちはる「でも……驚いたわ!やよいがまさか男の子を家に連れてくるなんて!エイプリルフールの嘘が実は本当だったのかと思っちゃった!」

 

やよい「ま、ママ!その話はやめてよ!」

 

 エイプリルフール……嘘をついてもいい日だよね?その日に何かあったのかな?

 

ちはる「そう言えばまだ自己紹介してなかったわね。やよいの母の”黄瀬 ちはる”です!もしかしたら長いお付き合いになると思うから、娘共々よろしくね!」

 

やよい「ママ!駆君はそんなんじゃないよ!……ちょっとカッコイイと思ったけど」

 

駆「えっと……よろしくお願いします。あの……料理が冷めてしまいますので、良かったら食事にしませんか?」

 

ちはる「そうね、それじゃあいただこうかしら!」

 

 僕らはテーブルに完成した料理を並べて席に着く。僕はちはるさんの勧めでやよいさんの隣の席、コルーリはちはるさんの隣で僕の対面と言う感じだ。そして、全員が席につき夕食が始まった。

 

ちはる・やよい「「いただきます!」」

 

駆・種・コルーリ「「「いただきます(ま~す!)」」」

 

 献立は、豆腐のサラダ、メインにベーコンのアスパラ巻き、みそ汁にご飯と言った感じ……サラダにかけるドレッシングはコルーリの手作りらしい。

 

ちはる「うん!このサラダ美味しいわね、ドレッシング変えたの?」

 

コルーリ「えっと、私が作ってみたんですかで……変でしたか?」

 

ちはる「あら、コルちゃんが作ったの!?とっても美味しいわ!」

 

コルーリ「はぁ!良かったです!」

 

ちはる「それはそうと……やよい、駆君とはどこで出会ったの~?」

 

 あ……この感じ、娘が男の子連れてきたから茶化そうとする母親のあれだ……黄瀬家に来る前に体験した3つの家庭でもこんな感じだったな……ん?僕……お泊りはここが3件目なのに、何で”3つの家庭”って思ったんだ?……変なの。

 

やよい「えっと……そ、そう!太陽マンのショーがあって……その会場で出会ったの!ね!駆君!」

 

駆「まあ、そんな感じです」

 

ちはる「へぇ~、運命の出会いって事ね。で、やよい……駆君と”どこまでいったの”?」

 

やよい「ッ///!?な、何もしてないよ///!!」

 

駆「……えっと、商店街とか……ですかね?」

 

 なんだ……僕が言った言葉に”こいつ何言ってんだ?”って目線を向けるコルーリ、”そうじゃないよ!”って視線を送るやよいさん……何か間違ったかな?

 

ちはる「あらあら……これは苦労しそうね、やよい。でも……良かった、大事な男の子を見つけたならパパも喜ぶでしょうね」

 

コルーリ「あの、もしかしてお父様は……」

 

ちはる「ええ……病気でね」

 

 やはり、僕が思った通りだった……やよいさんの口からお父様の事が出てこなかったのは……”もういない”からだ。……もし、僕が心臓の病気でいなくなっていたら……お父さんは、お母さんは……どう思ったのかな?まだ……泣いてくれたのかな?それとも……。

 

種(お兄ちゃん、お兄ちゃんは”今”生きてるんだよ……そんな事、考えちゃダメ)

 

駆(……ごめん、そうだね)

 

コルーリ「カケル、どうしたんですか?」

 

駆「ううん、何でもない……さあ、食べよう!冷めちゃうからね!」

 

僕らの夕食は楽しい会話と共に終わった。お風呂を沸かしておいたため、ちはるさんが先にお風呂に入り、その後にやよいさんとコルーリが入る……僕は最後で良いし、暇つぶしに”ジオウ”の一話から”脳内上映”をしようかな……さあ、祝う準備をしなきゃ。

 

 

黄瀬家 脱衣所

 

side:コルーリ

 

やよい「コルーリは妖精なんだよね……でも、ポップみたいに耳とか残ってないし……殆ど人間みたい」

 

コルーリ「はい、完全に人間状態になれるように訓練しましたから……私はなぜか”一回”で出来たので、そこまで練習してないですけどね」

 

やよい「そうなんだ……あっ!入浴剤入れる?」

 

コルーリ「にゅうよくざい?えっと……お任せします」

 

やよい「分かった!それじゃあ……レモンの香りにしよ!」

 

 私たちは衣服を脱ぎ、浴室へと入る。すると、爽やかな柑橘系の匂いがする……これが”にゅうよくざい”と言うものによる香りなのでしょうか?とってもいい香りです。

 

やよい「コルーリ、私がお背中流してあげるよ!」

 

コルーリ「は、はい。お手柔らかに……お願いします」

 

やよい「任せて!」

 

やよいさんの好意で背中を流してもらう。力加減は特に問題ない……しかし。

 

やよい「ん?コルーリ、どうしたの?」

 

プルンッ!

 

コルーリ「……身長は勝ってるのにチュン」

 

 やよいさんはスマイルプリキュアさん達の中では一番小さい方だ。私の身長は靴のヒール抜きでも157センチでやよいさんより大きい……しかし、どの世界でも”神(ブルーも含む)”は残酷チュン……”身長”は勝っても、”胸”は勝てないチュン。

 

やよい「コルーリ、洗い終わったけど……どうして胸を押さえてるの?」

 

コルーリ「い、いえ!……何でもないです。次、私が流しますよ」

 

やよい「ホント?ありがとう、コルーリ」

 

 私はやよいさんの背中を流し終えると、私とやよいさんは湯舟へと浸かる。やよいさんが小さいため私と一緒に入ってもそこまでお湯が流れず済んだ……せっかくですし、このまま浸かることにします。

 

やよい「コルーリはアカシック王国ってところの”軍人”なの?」

 

コルーリ「はい、その解釈で問題ありません。と言っても……アカシック王国ではすべての国民が一度は軍に在籍するんです。皆さんでいう所の”学校に通う”と言うのと同じ感覚で」

 

やよい「学校に通うのと同じなんだ」

 

コルーリ「はい、生まれて6年経つと皆、アカシック王国軍付属の学園で寮生活を送ります。そして、6年の教育課程が修了すると”軍への配属を志願する者”、”それ以外の勉強を希望する者”に分かれます。それ以外の勉強をする者は、この世界と一緒で自由に希望の職に就くための勉強をします」

 

やよい「へぇ~……じゃあ、コルーリは軍に残ることにしたんだ」

 

 ……いいえ、それは違う。私は首を横に振り、言葉を発する。

 

コルーリ「いいえ……私の場合は殆ど”強制”でした」

 

やよい「強制!?ど、どうして!?」

 

コルーリ「一つは、お父様が軍の中でも最高位の役職についていた事です。その娘である私も……優秀な人材になると考えられていた事。そして、私はそうは思っていなかったですが……その考え通り”優秀”と言われる人材になっていた事です。それもあって……私は主席で訓練生を卒業してしまったのでほぼ軍への配属は決定してしまったんです」

 

やよい「……辞めたくなかったの?」

 

コルーリ「辞めたかったですけど……今は辞めなくてよかったと思っています。だって……今までコンプレックスだったお父様ともまた話せるようになれましたし……何より、”大切な人”に出会えたから」

 

 カケル……私の”大切な人”。あなたと出会えたことは……私とって”奇跡”でした。だから最後まであなたと進んでいきたい……プリキュアが……あなたが救われるその日まで……ずっと、一緒に。

 

やよい「へぇ……なんか素敵だね」

 

コルーリ「……はい、素敵な”奇跡”です」

 

 そして、私たちは湯舟から上がりパジャマに着替えると、温まった身体と共に浴室を後にした。

 

 

黄瀬家 やよいの部屋

 

side:種

 

種「やよい先生、コルーリ、お待たせ!」

 

駆『遅くなりました』

 

やよい「種ちゃん、駆君、待ってたよ!さあ、ここからは……”特撮”マラソンの時間だよ~!」

 

コルーリ「特撮マラソン……?」

 

種「マラソン?……あ、分かった!DVDの一気見でしょ!お兄ちゃんとよくやったんだ~!」

 

 よくやったんだよね~”オールライダー”マラソン。夏休みとかの長期休暇にお兄ちゃんが宿題をすぐ終わらせちゃうし、その時のお兄ちゃんは人と殆ど関わらなかったから、良く家の中でDVDを見ていた……しかも”アマゾンズ”や”真・仮面ライダー”まで見たのはさすがにきつかった……ご飯がのどを通らなくなっちゃうんだよね~……あれ見た後はさ。

 

やよい「さあさあ!何を見る?いろいろ用意したからね!そうだ!コルーリにも特撮のすばらしさを分かってもらうために……これなんかどうかな!」

 

駆『初代仮面ライダー……なるほど王道ですね。でしたら僕は……仮面ライダーブラックRXを推します!』

 

やよい「おお!その時、不思議なことが起こっちゃうね~!あっ!コルーリは鳥だし……鳥ならこれは!”鳥人戦隊ジェットマン”!」

 

駆『”戦うトレンディドラマ”と名高いあれですか……コルーリ、これは相当にヤベーイやつだけど……おすすめだよ』

 

コルーリ「?……では、それでお願いします。よく分かりませんし」

 

 私にはコルーリの余りにものんきな選択によって……コルーリ自身が辛いことになるのが分かってしまった。そして、結果は大当たり……コルーリ、ブラックコンドルこと結城 凱が気に入ったらしく最終話になって……もう完全に燃え尽きてしまった。まあ……仕方ないよね……あの終わりは……。私は……すごく嫌いな終わり方だ。

 

駆『コルーリ?ダメだ……気絶してる』

 

やよい「そっか……コルーリがブラックコンドルを気に入ってくれたから名場面をセレクトして見てもらったんだけどな~……この後どうする?」

 

駆『時間はありますけど……もう寝ましょう。コルーリがこんなんじゃ楽しんでもらえませんし……』

 

種「仕方ないね……じゃあ、やよい先生!おやすみなさい!」

 

やよい「うん!おやすみなさい、種ちゃん、駆君!」

 

 やよい先生と同じ部屋で寝るコルーリに布団を掛け、やよい先生におやすみの挨拶をしてお部屋を後にする。やよい先生といろんな話出来て楽しかったな……でも、絶対お兄ちゃんの方が楽しんでたな……ヤダな、お兄ちゃんが……”タネ以外”と楽しそうに話すのって……さ。

 

 

√ピース out……




いかがだったでしょうか?……私は何を書いていたんだ?プリキュアより”特撮”の方が多いって……すごい違和感がありますが……問題ないだろう、うん。さ~て、次回が最後の”青木家”です!乞うご期待ください!
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