ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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ハートキャッチプリキュア編、今回が最終回となります。シード・アストライスタ―の実力は?そして、明かされるカイザーンの正体と……”彼女”の秘密とは?その先に待っている……ヴァールハイト・プリキュアの運命は?今回はシリアスと……あまり読んでいて気分のいい展開ではありません。お覚悟……決めてお読みください。では、お楽しみください……。

11月20日と23日はキュアイーグレット、キュアウインディこと”美翔 舞”ちゃんとキュアセレーネこと”香久矢 まどか”ちゃんの誕生日でした!舞ちゃんは……今、ふたりはプリキュアSSを視聴しているんですけど……可愛いですね!私服がパンツスタイルなのも良いですね!お兄さんとお母さん、お父さんが少し変わった人なのに対し……意外と普通?……いや、集中した時とかは変かもな~!続いて、まどかさん……は、綱渡りの印象が強い!なんだかんだ自分で選ぶことを決めたけど……それに比例して婚期は遅めかな~!中の人は結婚したけどね!二人共、誕生日おめでとう!今年も幸せにお過ごしください!



第三十七話:真実(ヴァールハイト)は”闇の中”?明かされる、カイザーンの正体!

希望ヶ花市 大広場〈特設ステージ〉

 

side:キュアシード

 

シード・A「我こそは”キュアシード・アストライスタ―”!改竄されしプリキュアの歴史を救う”キュアシード”と”キュアザート”!二つの身体と三つの心……全てを一つにし、三位一体となりて暗き闇に埋もれる光を、真実を掴み取る……”真実の証明者”である!!!」

 

つぼみ「シード……アストライスタ―!スゴイです!カッコイイです!!」

 

Gダークプリキュア『なんだ……さっきの凄まじい圧は!?ただ言葉を発しただけで……私が押されたと言うのか!?』

 

 僕は”一週間前”から考えていた口上を言い終えると、それを聞いたハートキャッチプリキュアさんや砂漠の使徒たち……全員が驚いている声が聞こえる。うん……結構、この感じ悪くないな……って、そんな事言ってる場合じゃなかった!さっさと……やることをやらないと!

 

シード・A「つぼみさん!皆さん!今そこから出します……はっ!!」

 

Gデザトリアン『ケッサ~~~~~ク///ぽわわわわーっ』

 

えりか「え……今、シード……何したの?」

 

いつき「右手をデザトリアンに向けただけで……”浄化”した!?」

 

ゆり「これが……新しいシードの力なの?」

 

 ハートキャッチプリキュアさん達を助けるために、Gデザトリアンに”見えないスーパーQaライト”を放ってみたんだが……まさか”一撃”で、しかも”浄化”まで出来るなんて。見えなくするって言っても、要は形が見えないくらい”少ない量”で放っただけだけど……少なくてもスーパーQaライトの”質”は良いって事なのかな?

 

種『お兄ちゃん、考えてる暇ないよ~!』

 

旭『うん……早く、彼らを倒さないと……!そして、オリヒメちゃんとプリキュア達を助ける……でしょ?』

 

シード・A「ああ!それから、全員無事で帰って、コルーリのココアでも飲もう!」

 

コルーリ「は、はい!任せて下さい!」

 

シード・A「「「ありがとう、コルーリ(コルちゃん)!」」」

 

 終わった後の予定も立て終わり、僕は改めてGダークプリキュア達と砂漠の使徒3人を見る。どうやら僕が掛けた”拘束”は解けているらしく、全員立ち上がっている。そう思っていると、僕の頭の中に……何かの映像が見え始める。

 

保育士?の女性『私のせいで……あの子の命が……!もう……普通に生きるなんて出来ない!』

 

格闘家?の男性『勝つために……力を求めて何が悪い!何故、俺の力を否定する!!』

 

コーディネーター?の男性『僕の才能を批判するなんて間違っている!何故それが分からないんだ!』

 

シード・A「な……何だ、今のは?まさか……砂漠の使徒たちの……”過去”?」

 

 僕の頭の中に見えたのは、”心に大きな傷を負った女性”と”貪欲なまでに力を求めたが否定された男性”、”自分だけを信じて他人を否定し続けた男性”の3人の姿。その姿が……僕の目の前にいる砂漠の使徒たちにあまりにも酷似していることから……僕はどうやら彼らの”記憶”か”過去”を見ているのかもしれない。しかし……僕には”もう一人”の映像が見えている。でも……この映像は……!

 

ダークプリキュア『・・・・・・』

 

謎の博士『”キュアムーンライト”の頭髪より採取した細胞と”こころの大樹”の細胞……この2つを合わせ、ようやく完成した。キュアムーンライトを倒すために作りだした……我ら砂漠の使徒のためのプリキュア……”ダークプリキュア”が……』

 

 何処とも分からない研究室に培養カプセルの様なものがあり、その中にダークプリキュアが入っている。それを見て呟く大柄の男……あれが”サバ―ク博士”なのか?でも、彼が言っていたのはどう言う事だ?ムーンライトの……細胞?つまり、ゆりさんの細胞がダークプリキュアの中にあるって事になる……それではまるで”クローン”の様な……”人造生命体”って事じゃないか!しかも、同じ細胞を持ってるってことは……形は違っても、ゆりさんの”妹”って事じゃないのか?

 

種『お兄ちゃん、どうしたの?』

 

旭『……駆君?』

 

シード・A「……ごめん、彼女達を”倒す”のは……中止する」

 

種・旭・コルーリ『『「えっ!?」』』

 

 ここまで、倒す事ばかりに目を向けて……彼らを救おうなんて考えていなかった。

 

シード・A「ダークプリキュア!そして……砂漠の使徒の3人!」

 

Gダークプリキュア『……なんだ、キュアシード?』

 

シード・A「君たちは……皆、大きなものを抱えている!心を傷つけ、否定され、信じる事だ出来なかったり……そして自分の”存在”が、他の誰かの存在によって出来ていたり……」

 

Gダークプリキュア『ッ!?何故、貴様がその事を!?』

 

シード・A「”倒す”ことで……君たちを退けようとしてた。でも、それでは君たちは救えない!だから……君たちを倒さない!僕は……君たちを”救う”ために、全力でこの力を振るう!!!」

 

 でも、僕の力で見た……彼女達の”真実”。この事実を知ってしまった以上……敵でも放っては置けない!

 

Gダークプリキュア『腑抜けた事をっ!……分かった!キュアムーンライトを葬る前に貴様を消してやるっ!!!』

 

シード・A「”君”だけじゃない……”全員”で来い!君たち4人分の思い……”僕”が全て受け止めてやる!!!」

 

種『一人でカッコ付けちゃダメだよ、お兄ちゃん!』

 

旭『そう……私たちもいるんだよ。だから……”私達”……だよ!』

 

シード・A「ふっ!そうだね……君たち4人分の思い、”僕たち”3人が全て受け止めてやる!!!」

 

 僕たち3人の……本当の最後の戦いが、今……始まる!助けるんだ……全て!!!

 

 

side:コルーリ

 

Gクモジャキー『オレガイクゼヨーーーーーッ!!!』

 

シード・A「コルーリ、つぼみさん達のところまで下がってて!」

 

コルーリ「はい!3人共……頑張ってください!」

 

種『当然!』

 

旭『4人分の……ううん、”5人分”のココアを考えておいて!』

 

 カケルの言う通りに私はハートキャッチプリキュアの元へと走る。その間も私はシードの方を振り向いて確認している……クモジャキ―がもうすぐシードと接触する。心配になりながらも……私は必死に走る……3人に頼まれたココアを作ると言う役目を果たすため、ここで倒れる訳にはいきませんし……カケル達の邪魔になりたくありません。アサヒもベガを助けるからと”5人分”頼んだのだ……きっとやってくれる!私は3人を信じます!!

 

Gクモジャキー『クタバルジャキーーーーーッ!!!』

 

シード・A「種……出番だよ!」

 

種『おっけー!』

 

 カケルがタネに”出番だ”と言うと……シードの姿が変わっていく。”黒髪”のサイドテールが、普段の”ピンク色”になり、左手首の”黒”のリボンが右手首のリボンと同様に”赤”に変わる。それから……あれ?よく見るとベルトにあしらわれた”三ッ星”の色も変わっている……確か、右から”赤”、”白”、”黒”だったのに、今は全部”赤”になっている。

 

シード・A:S「ここは……私の出番だよ!」

 

つぼみ「あの姿は……」

 

コルーリ「普段通りのシードに近い……つまり、タネですね!」

 

 主導権がタネになったことで、元のシードに近い姿になった……あれがカケルの言っていた、3つの戦闘スタイルの一つ……”シードフォーム”!

 

Gクモジャキー『ハアアアアアアアッ!!!』

 

シード・A:S「たりゃ――――――ッ!!!」

 

ゴンッ!!!

 

Gクモジャキ―『オ、オモイ!!…ハッ!?』

 

シード・A:S「私の思いを受けてみて……特盛なんだから!!!」

 

 クモジャキーとシードはお互いにパンチを繰り出し、拳と拳がぶつかるとクモジャキーを後方へと弾く。それで怯んでしまったクモジャキーに、シードは拳を振りかぶり……彼の懐にいる。一撃を入れるつもりなのだ。

 

シード・A:S「プリキュア・ヴァールハイト・ストライクッ!!!」

 

G『デ、デカッ!?ウワアアアアアアアアアッ!!!!!』

 

えりか「な……何が起きたの?」

 

いつき「一瞬で……シードの拳から”太陽”が出たみたいだった……」

 

 シードがクモジャキーに向かって拳を振るった瞬間、一瞬にして直径30メートルほどの”エネルギー弾”が放たれ、上空へと撃ち上げられたクモジャキーは浄化された。いつも、エネルギー弾を形成してから放つのに対し、今回は拳を振り下ろした瞬間には出て来ていた……信じられない状況に、シードをよく理解している私ですら開いた口が塞がらない。

 

駆『種、上出来だよ!』

 

シード・A:S「えへへっ♪お兄ちゃん、もっと褒めてもいいんだよ~♪あっ!クモジャキーが落ちてくるから助けないと!バル―ン・ストライク!……それっ!」

 

旭『直撃を確認、地上への落下も完了……ケガは無いみたいだよ』

 

 シードは、赤い泡のような球体を生み出すと、浄化され元の姿に戻ったクモジャキーへと放つ。すると、まるで泡に包まれたようになり、空中にいた彼はゆっくりと地面へと降りてくる。本当に……彼らを助ける気なんですね、カケル!

 

Gコブラ―ジャ『クッ!!ハアアアアアッ!!!』

 

シード・A:S「カードがいっぱい!?」

 

駆『旭さん、頼みます!』

 

旭『任せて、駆君!』

 

 コブラ―ジャの大量のカードが迫る中、シードは再び姿を変える。ピンク色の髪は”黒”くなり、サイドテールにしていた髪留めが消えてロングヘアーにおらした状態になる。それだけではない……今度は左右の手首に巻かれたリボンと、ピンク色の衣装の部分が黒くなる……あれでは、シードと言うよりも”ザート”に近い。あれが……”ザートフォーム”ですね。

 

シード・A:Z「私が相手になるわ……コブラ―ジャ!はあっ!!!」

 

コブラ―ジャ『ソンナ……バカナッ!?』

 

コルーリ「……い、一撃で……全て落としてしまいました!」

 

つぼみ「あ、あれっ!?し、シードがいません!」

 

ゆり「一体何処に……?」

 

 シードが放つAqライトの砲撃……その一閃が彼らに向かう全てのカードを消し去る。それに困惑している私たちは、いつの間にかシードを見失ってしまった。一体……何処に行ってしまったんでしょう?

 

シード・A:Z「ごめんなさい……コブラ―ジャ。駆君はあなたの何かを見たみたいだけど……私には分からないの。だけど……彼が助けたいと言った以上、私は……あなたを助けるよ!!」

 

Gコブラ―ジャ『ナッ!?イツノマニッ!?』

 

シード・A:Z「これが……ゲンサークの”核”なのね。今、助けてあげるわ!!」

 

 シードはコブラ―ジャの懐に入り、優しく身体に触れる。すると、彼の身体に”黒い穴”が開き、その中に小さな球体の様なものが見える。それを見たシードは”ゲンサークの核”だと判断し、その穴にゆっくりと開いた右手を伸ばす。

 

シード・A:Z「プリキュア・ヴァールハイト・アークレイッ!!!」

 

Gコブラ―ジャ『アア……ウッ……』バタンッ

 

シード・A:Z「大丈夫……痛くはしなかったよ」

 

 シードはゲンサークの核に、黒い光線をゼロ距離で放つ。核を破壊されたコブラ―ジャも元の姿に戻り、地面に倒れる……遠目で良く見えなかったが、あの穴の中に……信じられないくらい”極太の光線”が放たれていたような気がするのだが……見間違いではないですよね?

 

種『旭ちゃん、やる~!すんごい量のQaライトが持っていかれたんだけど……まあ、助けられたしいいよね!』

 

シード・A:Z「ごめんね、種ちゃん……こんなに信じられない量のエネルギ―扱った事ないから……つい張り切っちゃった……えへっ」

 

Gサソリーナ『フザケルンジャ……ナイワヨォンッ!!!』

 

駆『あと二人……僕がやるよ。種、旭さん……僕に力を!』

 

シード・A:Z「分かった……受け取って、駆君!」

 

種『私達の最強パワーで……お兄ちゃん、ゴー!ゴー!だよ!!』

 

 サソリーナの髪の攻撃が迫る中、シードの姿が変わる。だが……あれは”最初の姿”だ。黒髪のサイドテールと右手首に”赤”のリボン、左手首に”黒”のリボン……衣装は再びピンク色に……では、最初になっていた姿が……”エクスフォーム”なのでしょうか?

 

シード・A「さあ……来い!」

 

Gサソリーナ『オダマリィ!!!』

 

シード・A「ふっ!!」

 

Gサソリーナ『ナッ!?ウキャアアアアアアッ!!!』

 

 シードは両手を自身の前に構え、サソリーナの攻撃を待つ。そして、彼女の髪がシードに当たろうという瞬間、シードはその髪を右手で掴み、身体を思いっきり捻る……すると、サソリーナの身体が引っ張られシードの方へと向かってくる。それを見たシードは、まるでサソリーナが”自分の所まで来るのを待っている”ように動きを止める。

 

シード・A「安心して……痛いのは一瞬だ!」

 

コルーリ「な、何ですか……シードの左足に、”赤”と”黒”の光?まさか……スーパーQaライトとAqライトを同時に!」

 

シード・A「今だ!はあっ!!!」

 

ドンッ!!!

 

Gサソリーナ『ガアッ!?……アアッ……』バタンッ!

 

ゆり「……浄化技もなしに……浄化したと言うの?」

 

 シードは左足に、”スーパーQaライト”と”Aqライト”を纏わせると、シードの元へ向かってきたサソリーナへと蹴りを入れる。その一撃を喰らっただけで……サソリーナは浄化された。浄化技ではなく……二つのエネルギーを纏わせただけの攻撃で……浄化してみせたのだ。

 

シード・A「さあ、後は君だけだ……ダークプリキュア」

 

Gダークプリキュア『くっ!!私たちを助けるだと……!!私は……私の力で、私の存在を証明する!!!たあああああっ!!!』

 

シード・A「それが……正しいと思います。だからこそ、ネツゾーンが与えたその力は……間違っている!その力は……あなたの”本当の力”じゃない!!その”偽り”は……!!!」

 

コルーリ「ッ!?……シードの身体が……”白”くなった!」

 

つぼみ「まるで……”白い睡蓮”の様です!駆君の心を……そのまま表したみたいです!!」

 

 シードは今までにない”4つ目の姿”を見せる。衣装のピンクは”白”に統一され、まるで美しい”花”の様……つぼみさんの例える様に”白の睡蓮”。そして、”黒”い姿のダークプリキュアとは対照的なその姿こそ……シードの”エクスフォーム”なのでしょう!

 

シード・A:X「僕が正す!」

 

Gダークプリキュア『黙れっ!プリキュア・ダークパワーフォルテッシモッ!!!』

 

ガッ!!!

 

Gダークプリキュア『ば、バカな!?触れることなく……私の技を!?』

 

シード・A:X「大きな力があっても、本物の力でないモノは……どれだけ束ねたって僕には勝てません!僕は……ここに来るまで、多くの人達と関わってきた!その度に、辛いことも、楽しいことも、出会いも、別れも……沢山あった。この”エクスフォーム”は僕が重ねてきた”全ての心”で出来ている!!!僕を倒したいのなら……!!!」

 

シード・A:X+種・旭・駆の中にプリキュア達「『『(僕達〈私達〉全員を相手にすると思ってください〈思いなさい〉!!!!!)』』」

 

 シードはダークプリキュアの強力な技……ダークパワーフォルテッシモを右腕を構えるだけで受け止める。いいや、よく見たら赤い”壁”の様なものが間に見える……あれは、スーパーQaライトの壁でしょうか?そして……受け止めたシードが語る言葉を……私は知っている。カケルとタネが歩んできたここまでの道……その全てを……だから、シードの背中に”ここまで救ってきたプリキュア達”がいる様に見えるのかもしれない。

 

Gダークプリキュア『ぐっ!!違う!!私は……私はああああああああっ!!!!!』

 

つぼみ「ッ!?な、何ですか……あれは!?」

 

えりか「お、大きい……女の人!?いや……どっちかと言うと”女神”かな……?」

 

いつき「あれじゃあ……”ハートキャッチ・オーケストラ”みたいじゃないか!?」

 

ゆり「あれが……今のダークプリキュアの力。あの力を……どうにか出来ると言うの、シード?」

 

 黄色に光る両目を見開き、咆哮するダークプリキュア。それに共鳴する様に彼女から黒いオーラが噴き出す……それは”黒の女神”へと姿を変えて、シード達の前に立ちふさがる。

 

シード・A:X「旭さん……感じる?あの黒いオーラ……”Aqライト”だ」

 

旭『うん……感じる。ダークプリキュアがそんなもの使えるなんてありえないと思うし……だとすると……』

 

種『ダークプリキュアを連れてきた”ベガ”か……”カイザーン”がAqライトを植え付けた?』

 

旭『その可能性がある。でも、オリヒメちゃんがAqライトを使えるはずない……つまり、カイザーンがAqライトを使っている……それでオリヒメちゃんを操ってるのかも……なら!』

 

シード・A:X「AqライトにはAqライト……僕がベガの中にあるAqライトをどうにか出来れば……洗脳は解けるかもしれない!ふふっ……一歩前進だね、旭さん!……でも、その前に彼女を……ダークプリキュアを救う……そのために!……ふっ!!」

 

スーパーQaライト……フルチャージ!〈プリキュアップ!!!〉

 

シード・A:X「僕らの全力を……彼女にぶつける!はあっ!!」

 

Aqライト……フルチャージ!〈アークアップ!〉

 

コネクト:Qa×Aq……〈エクスチャージ!!!〉

 

種・旭『『プリキュアプリ!アップデート!!』』

 

シード・A:X「インストールッ!!!」〈アストライスター!〉

 

 シードはベルトの右側についているケースから”Qaフォーン”を取り出すと、左手首にあるリボン……いや、よく見たらQaウォッチと一体化しているみたいですね。それにQaフォーンをスキャンする……アストラル・シードならそれで終わる……しかし、”アストライスタ―”であるシードは、これでは終わらない。左側についているケースには”Aqフォーン”が入っており、素早くQaフォーンをしまうと……Aqフォーンを取り出し、Qaウォッチにスキャンする。そして……両手首に巻かれた赤と黒のリボンが、強い光を放ち始める……これからシードは……全力の技を放つつもりなのでしょう。

 

種『天に輝け!私たちの小さな種!!!』

 

旭『闇を超えて、どこまでも!!!

 

シード・A:X「駆け上がれ……真実を掴むために!!!」

 

Gダークプリキュア『プリキュア・ノイモーント・オーケストラッ!!!!!』

 

シード・A:X「プリキュア・アストライト……エクスッ!!!!!」

 

 ダークプリキュアの生み出した”黒の女神”は、その拳を高らかに掲げ……シードへと振り下ろす。それに対し、シードは両手首のリボンから”赤”と”黒”のサークルを形成し、左腕を前に出してダークプリキュアへと向ける……そして、勢いよくサークルへと飛び込むと、シードは”白い一閃”の如く女神の拳へと突き進む。

 

ゴッ・・・・・・グワ――――――――ッ!!!!!

 

つぼみ「きゃあああっ!?」

 

いつき「え、えりか!?掴まって!!!」

 

えりか「何なのよ~!この衝撃は~~~~~っ!!!吹き飛ばされるところだったじゃんっ!!!!!」

 

ゆり「それだけ……二人の力が大きいと言う事よ。一瞬でも油断すれば、どちらかがやられる」

 

コルーリ「アサヒ……タネ……カケル……!お願い……勝って!」

 

 二人の攻撃が衝突した瞬間……数秒の静寂の後、とてつもない衝撃が私たちを襲う。何とか吹き飛ばされないようにして、私は……三人の勝利を祈る。ゆりさんの言う通り……一瞬でも油断があれば、どちらかがやられる……でも、私は信じる……シードは勝つ……彼が”救う”と決めた全てを救って……だって、彼らは……私たちの”希望”なのだから!

 

Gダークプリキュア『はああああああああああっ!!!!!』

 

シード・A:X「……君は”お父さん”が大好きなんだね」

 

Gダークプリキュア『ッ!?』

 

シード・A:X「攻撃を通して……僕に流れてくるんだ。君は……お父さんのために彼女を、”キュアムーンライト”を倒そうとしている。決していい事ではないけど……君の攻撃には”心”が、”想い”が確かにある……だから……僕たちがその”心”を……キャッチする!!!はあああああああああああっ!!!!!」

 

 シードが力を込めると……”黒の女神”が少しずつ変わっていく。シードが触れている女神の右手から……少しずつ……”黒”が消えていく。

 

シード・A:X「君の中に埋め込まれたAqライトを……全て……”Qaライト”へ!!!」

 

Gダークプリキュア『なんだ……この感覚は!?なんだ、この熱さは!?』

 

 ”黒の女神”は……シードによって”白の女神”へと姿を変わり、拳をゆっくりと解いていく。アストライスタ―の持つQaライトとAqライトの”反転”、”再反転”の力……それを利用することで、先ほど言っていたダークプリキュアの中にあるAqライトをQaライトにへと変えたのでしょう。それによってダークプリキュアの”心”にも……変化が表れているのでしょうか?

 

シード・A:X「それが……”心”だよ」

 

Gダークプリキュア『……”心”?』

 

シード・A:X「そう……見せてあげるよ。君の中にある……”心”を」

 

つぼみ「あ、あれって……」

 

ゆり「ダークプリキュアの……”こころの花”?」

 

 シードは、ダークプリキュアの前まで行くと……彼女の胸元へと左手を伸ばす。すると、彼女の胸の中から……小さな光が出てくる。シードはその光を左手の上に浮かせると、光が”花”に変わる……ダークプリキュアの”黒”とは対照的な”白”い花びらを持った花……あれは……!」

 

つぼみ「あれは……月下美人……!」

 

ゆり「一年に一度……一晩しか咲かない花で、俗説には”新月”や”満月”に咲くとも言われている花ね」

 

シード・A:X「花言葉は……”秘めた情熱”。その胸に込み上げる”熱さ”は……あなたの”心”なんだ!」

 

Gダークプリキュア『これが……私の……』

 

シード・A:X「はい……あなたは”心を持たない人形”なんかじゃありません。だって……こんなに綺麗に咲いた”こころの花”があるんだから……これは何者にも変える事の出来ない……”真実”です」

 

 ダークプリキュアは自身の胸に手を当てて……その”熱さ”を確かめる。

 

Gダークプリキュア『熱い……しかし、何だろう……これが心地よくもある』

 

シード・A:X「……ごめんなさい、僕は……本当にあなたを救えるわけではないんです。あなたを本当に救うのは……この時代……この世界に存在する……”誰か”……僕は、あなたに植え付けられた”あり得ない力”を浄化して、元に戻したに過ぎない……だから……」

 

Gダークプリキュア『いいや……これで良い』

 

シード・A:X「……分かりました。あなたが本当の歴史で幸せになることを……僕は信じます」

 

Gダークプリキュア『……ありがとう……っ!』

 

 ダークプリキュアは……シードに穏やかな笑顔を向けると、輝く純白の光によって"白の女神"と共に浄化されていき、地面へとゆっくり下りてきて、元の姿……黒のゴシックロリータ風の姿に戻る。どうやら……気を失っているようだ。そして、ダークプリキュアが浄化されるのを見終えたシードは、月下美人の花を再び小さな光にすると……しっかりと左手で握り、地面へと下りてくる。

 

シード・A:X「……真実(ヴァールハイト)は、この手の中に……!」

 

パチ!…パチ!…パチ!…パチ!

 

ベガ「……素晴らしいわ、私のアルタイル!まさか……QaライトとAqライトを同時に使用し、しかも……カイザーン様が私に預けたAqライトをQaライトに再反転して浄化するなんて……あなたって本当に素敵だわ!」

 

 地面に下りてきたシードを迎えたのは、一人の少女の拍手。その出処は……ここまでに戦いを終始”笑顔”で見ていたベガのものだ……何故、拍手など出来るのだろう?この最終決戦は……4体のゲンサークを浄化したシードの勝利だと言うのに。

 

シード・A:X「ベガ、この勝負は僕らの勝ちだ!早く……全ての改竄したプリキュアの歴史を元に戻せ!」

 

旭「それだけじゃない……一緒に行こう、オリヒメちゃん。もう……終わったんだよ!」

 

そうは……いかん!

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

この……この感じっ!間違いない……一週間前にも感じた、圧倒的な絶望感……これは……”ヤツ”のものです!!

 

カイザーン『このような事は……認められん!』

 

種『カイザーンッ!やっぱり……約束なんて守る気なかったんだ!!』

 

カイザーン『黙れっ!』

 

ベガ「かっ!?か、カイザーン……様っ!?」

 

旭『オリヒメちゃんっ!?カイザーン……オリヒメちゃんを離せっ!!!』

 

 快晴の空を黒く染め上げて現れるカイザーン。シードの勝利に怒りを示すカイザーンは……ベガを黒いオーラで掴み上げる。これは……シード達に対しての”人質”という事なのだろう。しかし、掴む力が凄まじいのか……ベガは苦しんでいる。

 

シード・A:X「カイザーン……今すぐベガを、オリヒメさんを離せ!でないと……僕はこの場でお前を……”消す”っ!!!」

 

カイザーン『ッ!? やれ!フェイク!マーネル!!インペイル!!!』

 

ネツゾーン三幹部「「「はああああああああっ!!!!!」」」

 

シード・A:X「……僕たちの会話に……割り込むな!!!」

 

ネツゾーン三幹部「「「ぐわああああああああっ!!!!!」」」

 

 シードの強い言葉に……カイザーンが一瞬だが怯む。しかし、すぐにカイザーンはフェイク達”三幹部”をシードへとぶつけようとする……が、シードはカイザーンとの話を邪魔されるのが気に入らないのか……三幹部が向かってくる方へ左腕を払うように振るう。すると、シードの左手から”Aqライト”の衝撃波が放たれ……3人を一撃で地面へと這い蹲らせ、寄せ付けない。

 

シード・A:X「……どうした?一週間前のあなたなら……もっと余裕そうだったのに……拍子抜けだな」

 

カイザーン『く……来るなっ!!』

 

シード・A:X「お前は……プリキュア達の歴史を歪める”虚偽”そのものだ。お前みたいなやつは、この世界にいらない……それが”真実”だ!」

 

カイザーン『来るなああああああああっ!!!!!』

 

シード・A:X「最後の抵抗か……はあっ!!!!!」

 

 カイザーンを前にしても、一切の動揺も恐れもないシードに……カイザーンは恐怖している。カイザーンは、まるで”最後の抵抗”とでも言うように……信じられない量の”黒いオーラ”をシードへと放つ……が、シードは”それでも問題ない”と言う余裕と共に……その攻撃を”左手”で押さえる。私にもわかる……カイザーンの攻撃は、暴走した駆と同じように時代を消滅させることなどたやすい威力がある……しかし、3人が一つになったシードには……そんなもの効かない!

 

シード・A:X「このエネルギーもAqライトか……だったら、そのエネルギーを使ってやる!」

 

えりか「あのでっかいののビームが……緑になった!?」

 

コルーリ「AqライトをQaライトに……さっきのダークプリキュアにしたのと同じ事ですね!」

 

シード・A:X「感じる……お前を構成してるのは”Aqライト”なんだな!それを全てQaライトにしたら……お前は消えるよなぁ!!!」

 

カイザーン『や、やめろっ!!私が……私が消えるっ!!!そんなことあっていい訳がない!!!!!』

 

 シードはカイザーンの力がAqライトであることを理解したため、カイザーンの攻撃をQaライトに再反転していく。碧になったカイザーンのビームは、シードが受け止めていく部分から徐々に色を変え……ビームを放出しているカイザーンの本体へと向かっていく。

 

シード・A:X「カイザーン……さっきも言ったよ。お前の存在は……この世界にいらない!!!」

 

カイザーン『あっ!……ああっ!!!うわああああああああああっ!!!!!』

 

ドッカ―――――――――ンッ!!!!!

 

マーネル「カイザーン様っ!!!!!」

 

フェイク「カイザーン様が……ありえねぇ!!!こんな事ある訳ねえ!!!!!」

 

インペイル「しかし……目の前でそれは起きている。キュアシードは……もはや我々では止められない存在となってしまった」

 

 カイザーンは存在をQaライトへと再反転させられ……大爆発を起こす。その後には何も残っておらず、浄化された事で……存在も消えてしまったようだ。その光景を見たネツゾーンの幹部たちは、皆がこの状況を信じられないと言うような状況だった。

 

ベガ「あっ……」

 

シード・A:X「あっ!オリヒメさん!!」

 

旭『オリヒメちゃん!オリヒメちゃんっ!!』

 

オリヒメ「……アサヒ?私……なんで?」

 

種『洗脳が解けてるみたい!やった~!!カイザーンを倒したんだ!!!』

 

 カイザーンに人質にされていたベガ……改め、オリヒメさんが解放される。今までの洗脳がカイザーンを倒したことで解けたらしく……今も状況を理解できていない所を見ると、一時的な記憶の混乱があるみたいだ。

 

オリヒメ「……あなたは?でも……その声……カケル?」

 

シード・A:X「はい……僕は時生 駆です。あなたの知っている”彼”とは……違いますけど」

 

オリヒメ「どう言う……事?」

 

旭『……オリヒメちゃん、駆君は……あの時、カイザーンに……!私が弱かったから!私のせいで……っ!!!』

 

オリヒメ「そっか……あの時か……。誰のせいでもないよ……私も謝らないといけないことがあるし……」

 

 少しずつ落ち着いて来たのか……アサヒの話をゆっくりと思い出しているみたいだ。

 

オリヒメ「アサヒ……ごめんね。学校で言った言葉、傷つけちゃったよね……私、アサヒの事をね……祝福しようとしたんだよ。いっぱい泣いたし、悩んだけどね……祝うに決まってるでしょ……”親友”に”大好きな人”……二人が幸せになるんだもん」

 

旭『オリヒメちゃん……!』

 

シード・A:X「僕も……今、知りました。オリヒメさん……あなたの記憶を僕も見ています。そして、分かりました……オリヒメさんの記憶にカイザーンが干渉した形跡がある。8月2日の記憶が……Aqライトでゆがめられていたみたいです……でも、もう大丈夫です。一緒に行きましょう……オリヒメさん、旭さんと……僕たちと一緒に!」

 

オリヒメ「ありがとう……うれしいよ、カケル。でも……謝らないといけない事があるんだ」

 

シード・A:X「ん?……何ですか?」

 

オリヒメ・旭「『あなたをこれから……もっと絶望させる事♪』」

 

シード・A:X「えっ?」

 

バッ!!!

 

 オリヒメさんと話しているシード。その胸から……一本の”腕”が出てくる。その腕は……”光の玉”の様なものを持っており、ゆっくりとシードの身体から出て来ようとする……そして、シードの身体から出て来たのは……!

 

オリヒメ「お疲れ様……アサヒ」

 

旭「うん……これで計画は終了だね!」

 

 シードと一つになっているはずの……”アサヒ”だった。

 

 

side:駆

 

駆「あ、旭さん……どうして!?はっ!へ……変身が!?種……?種が……いない!?」

 

 どういう事だ!?僕と一つになっていたはずの旭さんが、いきなり僕の身体から出てくるし……種とのリンクはあるけれど、意識が”僕の中”にない!?変身が解けたのは……種とのリンクが弱くなったからか!?

 

オリヒメ「あははっ!大丈夫だよ……ほら、大事な”不純物”なら~……」

 

旭「ここにいるよ!」

 

駆「その光の玉が……種?そんな……まさか……!?」

 

種〈お兄ちゃん!〉

 

駆「種!聞こえる……本当にあの光の玉から……リンクが繋がってる!」

 

オリヒメ「この不純物を取り除くために、ず~~~と……準備してたんだもの♪これであなたは本当に”一人”よ……”私のアルタイル”♪」

 

 その呼び方は……今まで僕が関わってきた”ベガ”のものだ。旭さんの記憶やオリヒメ本人の記憶にあった”オリヒメ”と言う人物のものとは違う。

 

駆「その呼び方……ベガ!でも……どういう事だ!?お前の記憶は、旭さんの記憶と一致する点もあるし……事実のはずだろう!!そして……お前たちは誰なんだ!!!」

 

ベガ「あっ!知りた~い?」

 

旭「それじゃあ、教えてあげるよ……あなたの大好きな”真実”を!!!」

 

 そう言うと、ベガと旭さんは手を取り合い……黒いオーラ……Aqライトに包まれる。Aqライトが消え……中から出て来たのは一人だけ……ベガ”だけ”だった。

 

カイザーン「私は”万物の改竄者”、ネツゾーンの首領……”カイザーン”。漸くちゃんと名乗ることができたね……”私のアルタイル”♪」

 

フェイク「べ、ベガが……カイザーン様……だと?」

 

マーネル「う、嘘っ!?わ、私ったら……なんと無礼を!?」

 

カイザーン「あ、その事は今はいいから……ちょっと黙ってて。私とアルタイルのお話し中よ」

 

インペイル「ッ!?ぎょ、御意!」

 

 僕がよく知るベガが……自身を”カイザーンだ”と名乗る。それじゃあ……今まで僕はカイザーンと接していたと言うのか?それに……旭さんはどこに消えた?

 

駆「ベガが……カイザーン?じゃあ……さっきまでいた旭さんは?」

 

カイザーン「あ~……あれは私が作った”私の分身”。あなたに近づけるために”麻琴 旭”の姿をさせたものよ」

 

駆「僕に……近付ける?一体……いつから?」

 

カイザーン「えっ?……最初からだけど♪ほら……初めてアサヒの素顔をさらした”Go!プリンセスプリキュア”の時代から♪」

 

駆「最初……から?」

 

 あの時から?ずっと……僕に近付けるために、準備してたって言うのか!?

 

カイザーン「それじゃあ……あなたの大好きな”真実”の種明かしね!私がベガと名乗って初めて接触した”2018年”……あの時会ったのは、”私本人”!2017年に現れたカイザーンは、私がAqライトで作った”分身”で……あなたを励ましたキュアザートは”私本人”!2016年であなたを助けたのも”私本人”!本格的にアサヒとして行動させたのは2015年から……それ以降は、二人で行動してたよ!私はベガと”分身”を使って……アサヒは”アサヒ”としての記憶を与えて、個人的に行動させたの……あなたに合流できるようにね。……つまり、私は”分身”2体を使って、あなたをこの”2010年”まで導いて来たのでした♪」

 

駆「記憶を……与えた?それじゃあ……僕が読み取った”彼女の記憶”は……」

 

カイザーン「私が考えた”記憶”だよ♪全部、100%……私のオリジナル!ついでに、あなたを出し抜く様に”オリヒメ”としての記憶も作って私に植え込んだの♪あなたが記憶を読み取った時に、出し抜けるようにね♪まあ、そもそも……心と記憶を読み取る力も”私が”与えたものだけど……」

 

駆「お前が……与えた?」

 

カイザーン「そうよ!アサヒとして行動させていた”分身”……分身本人は気付いてなかったけど、あなたに力を与えるように行動することになっていたの!最初は”2014年”……Qaウォッチは想定外だったけど、逆にそれを利用してね……あなたがQaウォッチを書き換えた時に、その中に仕掛けをしたの。あなたがAqライトを使用した時に、それをトリガーにして力が与えられるようにね……あなたの暴走した”2013年”以降、あなたが絶望の気配を感じれるようになり、ノイズを取り込むことが可能になり、心や記憶の読み取りまで可能にした……全てはこの時のため!ほら、アサヒがあなたに”Aqフォーンをスキャンすれば”って言ったでしょ?あれも無意識だけど、この時のために用意したアサヒの役目なの!あ、アサヒがいきなり裏切ったのも気になるよね……あれはね、元々設定しておいたんだ……”2010年でネツゾーンと戦う時”に記憶が戻るように。それにしても、アストライスタ―がアストラル・シードと同じ仕様で良かった~!スーパーQaライトを使用するために、リンクが繋がっていない状態を作らないといけないからね……こっちとしては結果オーライだったよ♪」

 

 ずっと……ずっと……僕を騙していたのか!?これが……”真実”?

 

駆「何で……何でそこまで僕にこだわる?」

 

カイザーン「あなたは”最初から”私のもの……それは”2012年4月1日”の時から決まっていた事。なのに……この”不純物”はあなたにこびり付いていた!あなたに必要なのは”私”……この不純物じゃない!だから……あなたからこの”不純物”を取り出すための最高の舞台を用意した……それが、この”2010年”なの」

 

駆「どう言う意味だ?」

 

カイザーン「それじゃあ、二つ目の”真実”……それはこの”不純物”があなたに抱いている……”本当の心”について……」

 

種〈ダメッ!!!!!〉

 

 カイザーンは……僕へ少しずつ近づいてくる。僕は距離を取ろうとするのだが……身体が動かない。リンクを通して種の声が頭の中に響いてくる……何なんだ、種の”本当の心”って?

 

カイザーン「左手を出しなさい」

 

駆「ッ!?ひ、左手が……勝手に!?」

 

カイザーン「さあ……読み取ってみて♪この不純物の……”心”を……”嘘にまみれた汚い心”をね」

 

種〈ダメッ!!!お兄ちゃん、聞かないで!!!!見ないでっ!!!!!〉

 

 僕は……僕の目の前に出された光の玉を、無理やり動かされる左手で触れる……その瞬間、僕の頭の中に種の記憶が……”声”と”映像”で頭の中に広がる。

 

【……また”駆”に向かって話しかけてくる……あの”色目”ばっかの転校生……】

 

駆「え……この場面は、僕たちがプリキュアになった日の……教室?種の声なのに……僕を名前で呼んでる?」

 

カイザーン「そう……あの時、この不純物はあなたになんて言ってた~?”旭ちゃんと話したい”って言ってなかったかな~?でも……まだあるよ♪」

 

【この転校生を近づけないために、友達のラインで留めておかないとな……”駆”には”私以外”いらない!女なんて……”駆”には必要ない!】

 

種〈やめてっ!!!お兄ちゃん……これは……!】

 

カイザーン「もっと見てみましょう。2013年の時なんて……傑作よ♪」

 

【駆は間違ってる!マナちゃんが好き?そんなのあり得ない!!!駆は私の王子様!!!私のモノ……どうにかしなきゃ!!!どうにかしなきゃ!!!!!】

 

駆「やめろ……!」

 

カイザーン「そして……駆が暴走した後は……こうなるわ」

 

【キャハハハハッ!!!!!やった~~~~~!!!!!駆が”あの女”の事を忘れてくれた~~~~~!!!!!あはははっ!!!!!最っ高!!!!!やっぱり駆は……私のモノよ~~~~~!!!!!】

 

カイザーン「見てみて!!!この喜びっぷり!!!本当に傑作でしょ!!!!!」

 

駆「やめろっ!!!!!ふざけるな……種の心を……勝手に改竄してみせてるんだろ!!!!!」

 

カイザーン「違うわよ~……この不純物は、あなたに不要な女を近づかせないようにするために”自分”が代わりに友達になって……必要以上の関係にならないように”あなたの人間関係”を”操作”してたのよ。そして……彼女が今まで向けてたプリキュア達への笑顔も……全部”偽物”!この不純物にとって……プリキュア達なんてどうでもいい対象で……今までの”笑顔”も、”口調”も、”性格”も……ぜ~んぶ……アルタイル、あなたのためのモノなのよ~♪」

 

駆「そんな訳あるか!!!種は……僕と一緒にいたんだ!!!ずっと……ずっと同じ性格で……そうだよね、種!!!」

 

種〈……ッ!〉

 

 なんで……黙るんだよ!言ってよ……こんなのカイザーンの仕業だって!!こんなこと思ってないって!!!

 

カイザーン「言えないよね~……それじゃあ、私が代わりに言ってあげる!アルタイル……この子はね……!」

 

種〈やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!!〉

 

カイザーン「あなたの事を家族としてじゃなくて……”男の子”として愛してるのよね~~~!!!」

 

駆「・・・・・・は?」

 

 種が……僕を男の子として”愛してる”?どういう事……僕を”異性”としてみてるって事?ありえない……何を言ってる?カイザーン……こいつ……種の心を……弄びやがって!!!!!

 

駆「お前……黙れよ」

 

カイザーン「ん~?」

 

駆「種の心を……お前が書き換えた映像を使って勝手に……!!!僕は騙されない……お前の言ってることは、全部……”まやかし”だ!!!!!」

 

カイザーン「そう言うと思ってた♪だから……この”2010年”を選んだんだもの!あなたを絶望させるために、この”不純物”の心を暴露する……それに打って付けな……”こころの花”があるこの時代をね~♪」

 

駆「こころの……花?」

 

 僕の前に出された光の玉が……”花”を映し出す。”下向き”に咲く暗赤紫の花……この一週間につぼみさんに借りた植物辞典に載っていたものがあった。確か名前は……”オキナグサ”だ。

 

つぼみ「あれは……”オキナグサ”でしょうか?」

 

ゆり「オキナグサ……花びらを持たないうつむいた花で、花言葉は……”清純な心”と……”告げられぬ恋”」

 

カイザーン「ご名答!他にも”何も求めない”、”裏切りの恋”なんて言うのもあるわ」

 

駆「告げられぬ……恋……!」

 

カイザーン「これで言い逃れできないでしょう?”こころの花”は……その人間の心を映す。私はこの花には何もしていないのよ……そのままの状態がこれ。分かった……アルタイル?この不純物は……あなたに”告げられぬ恋”を持つ卑しい女で、あなた以外には”何も求めない”……そんな女なの」

 

 嘘だ!……嘘だ!!!嘘だっ!!!!!

 

駆「黙れ!!黙れよっ!!!お前の言う事は……全部嘘だ!!!!!」

 

カイザーン「あらあら……アルタイル、”都合の悪い真実”を認めないのはあなたの悪い癖よ~。Aqライトまで漏れてきちゃって……でも、それすらも私が愛してあげる。おいで……アルタイル♪」

 

駆「消えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

ガバッ!!!

 

カイザーン「きゃはっ!抱きしめちゃった……♪」

 

駆「ぐっ!?」

 

カイザーン「それじゃあ……お返し!ぎゅ~~~~~♡」

 

駆「がっ!?があああああああああああああああああっ!!!!!」

 

 Aqライトを左腕から漏らしながら、カイザーンに襲い掛かったら……僕はヤツに抱きしめられていた。それだけじゃない……強く抱きしめられているのと同時に、信じられない濃度のAqライトが……僕の中に流れてくる……ダメだ……意識が……。

 

 

side:ハートキャッチプリキュア

 

駆「がっ!?があああああああああああああああああっ!!!!!」

 

コルーリ「カケルッ!!!!!」

 

つぼみ「駆君っ!!!」

 

シュッ!

 

いつき「何……あれ?……”糸”?」

 

えりか「てか……どっから糸が来たの?空……って、何あれ!?」

 

 あの……カイザーンと改めて名乗った少女に抱き着かれ、駆君が苦しみだす。彼女から駆君に流れていっている……黒い光のせいでしょうか?でも……あれはさっきの現れた怪物のカイザーンも駆君自身も使っていたはず……なのに何故?ううん……そんな事を考えてる暇はありません!私たちを邪魔していたデザトリアンもいなくなって、ココロパフュームもある……早く変身して助けます!……そう思った時、空から一本の”糸”が駆君を掴む。それだけじゃありません……空に現れたのは大きな”宇宙船”の様な乗り物と、二羽の鳥……そして、黄色の衣装に身を包み……一本の糸を握っている”プリキュア”でした。

 

フクロウ?「間に合ったクア!ストリング、カケルを取り返すクア!!!」

 

ストリング「ん……ふっ!」

 

キツツキ?「やったキー!お手柄だ、ストリング!さすがは俺のパートナー!」

 

コルーリ「クアライト博士!ペック……何であなたが!?それに……そのプリキュアは?」

 

カイザーン「……知らないプリキュア。なるほど、あなたがフェイクの言ってたやつね!はあ……私とアルタイルの熱い抱擁を邪魔して……まあいいわ、今回はこれくらいにしてあげる!アルタイル……もっと強くなってね♪私たちは……”全てのプリキュアの時代を超えた場所”にいるから……あっ!この不純物は私が預かっておいてあげる……取り戻したいなら……私の所に来て……バイバ~イ♪さあ……いくわよ、あなた達」

 

ネツゾーン三幹部「「「御意!」」」

 

 駆君を取り上げられたカイザーンは何かを言い残すと……よく分からない”黒い穴”を使って消えていく。駆君はストリングと言うプリキュアの糸で引き離された後、地面に転がり……動かない。それを心配した私たちはすぐさま彼の元へ向かう。

 

コルーリ「カケル、大丈夫ですか!?クアライト博士、カケルがっ!!!」

 

つぼみ「駆君、起きて下さい!!」

 

クアライト「退くクア!ペック、すぐにアカーシャへ運ぶ!ストリング、すまないが力を貸して欲しいクア!」

 

ストリング「ん……分かった」

 

駆「・・・・・・あぁ」

 

 コルーリの知り合いらしい妖精もやってきて、駆君をあの大きな宇宙船に運ぼうとする……すると、駆君は気が付いたのか、空に左腕を伸ばしている。良かった……何ともなくて!

 

シュンッ!!!!!

 

全員「「「「「えっ?」」」」」

 

 駆君の腕から……黒い光弾の様なものが放たれ、それが……曇った空へ登っていく。そして、それが破裂した瞬間……。

 

パリ――――――――ンッ!!!!!

 

 空に……”穴”が開いた。これは目の前に起きている事……そのままの意味である。

 

駆「ああ……ああっ!!!」

 

クアライト「っ!!皆、離れるクア!!」

 

コルーリ「か、カケル……そんな……!」

 

駆「こ……わ……い!心が……うわあああああ!!!!!」

 

 駆君は……あの黒い光で身体中を包んでいく。大きな黒い卵のようなそれは……鼓動を打つたびに小さくなり、最後には”2メートル”程のサイズになると……黒い卵の殻は、翼のように……ううん、翼となって広がった。

 

駆『・・・・・・』

 

つぼみ「な、何ですか……あれは、駆君ですか?」

 

えりか「わ、分かんないわよ!そもそも……あれ、”人間”なの?」

 

いつき「すごい圧だ……このまま立っているのは……無理かもしれない」

 

コルーリ「あの時の……暴走していた時の姿と違う。あの時よりも……もっと”怪物”のように!カケル……お願い、戻ってください!!!」

 

ゆり「無理ね……どうやら聞こえてないみたいだわ。私たちが行くわ……皆!」

 

 駆君の姿は……黒く染められた服に、”赤”の絵の具の様なもので顔を書かれたピエロを思わせる黒い仮面を付け、真っ赤に染められた”両手”と腰辺りに生えた黒い”翼”……人間のような姿をした”怪物”……それを思わせる姿に、きっとこの場にいる全ての人が恐怖しているだろう。しかし、ゆりさんは違った……ゆりさんは声を上げて皆に戦うように言う……私達はココロパフュームを取り出す……が……。

 

駆『・・・・・・ッ!!』

 

パリ――――ンッ!!!!!

 

 私たちのココロパフュームは……一瞬のうちに砕かれていた。

 

つぼみ「そんなっ!?ココロパフュームがっ!?」

 

えりか「砕かれたの!?駆に!?」

 

ゆり「ッ!!こうなったら……私が!」

 

駆『……ドウスルンデスカ?”ココロポッド”ハ……ココデスケド……』

 

ゆり「ッ!?いつの間に!?」

 

 ゆりさんが”ココロパフューム”でないことが幸いして、まだ変身できると思っていたが……いつの間にか、駆君の手には”ココロポッド”が……今まで集めた”こころの種”と一緒に握られていた。

 

駆『”ムーンライト”ハ……”ココロノタネ”デ……カケタ”プリキュアノタネ”ヲ……オギナッテル。ダッタラ……ゼンブクダケバ!』

 

つぼみ「ダメッ!それは……皆の思いがっ!!!」

 

バリ―――――ンッ!!!

 

駆「ココロハ……イミガナイ。シンジテモ……ムダナンダ」

 

つぼみ「そんなことありません!!!!!」

 

駆『・・・・・・?』

 

 ココロポッドに集まった”こころの種”を全て砕かれ……コンパクトだけになったココロポッドを握って、私は駆君に怒りをぶつける。

 

つぼみ「心は……とっても温かくて、大切なものなんです!意味がない訳ありません!!駆君……そんな事を言うなんて……私、許せません!!!私……堪忍袋の緒が切れました!!!!!」

 

駆『……ホントウ二……オコッテルンデスカ?ワカラナイ……シンジラレナイ……ココロガ”コワイ”……”タスケテ”……』

 

つぼみ「……はい!助けます!だから……待っていて下さい!!!シプレッ!!!」

 

シプレ『はいですぅ!プリキュアの種、いくですぅ!!!』

 

つぼみ『プリキュア、オープンマイハート!』

 

 私はプリキュアの種をココロポッドにセットして変身を試みる。ムーンライトのように……できるか分かりません。でも……彼は”助けて”と言いました!だから……私は助けたい!!!

 

えりか「つぼみーーーーーっ!!!私の思いも持ってけぇぇぇぇぇ!!!」

 

いつき「僕の心も……お願い、つぼみ!!!!!」

 

ゆり「こうなったら……つぼみ、あなたに託すわ!彼の心を……救いなさい!!!」

 

つぼみ「ッ!!……はい!!!私は……!!!!!」

 

シュウ―――――ン!!!!!

 

ブロッサム:SS「駆君……あなたのハート、キャッチします!!!!!」

 

 私達四人の心を重ねてスーパーシルエットの姿になった私。私は託された思いを拳に込めて……駆君へ向かう。

 

ブロッサム:SS「届いて、この思い!プリキュア・こぶしパンチ!!!!!」

 

駆『・・・・・・』

 

 駆君は止めることもなく……両手を広げて私の一撃を受ける……しかし……。

 

駆『・・・・・・』

 

ブロッサム:SS「そ、そんな……!きゃあっ!?」

 

シュンッ!

 

つぼみ「へ、変身が!?」

 

えりか「そんな……ダメだったの!?」

 

いつき「このままじゃ……どうなるんだ!?」

 

コルーリ「カケル……!カケル!!!」

 

ゆり「待って!……彼の仮面を見なさい」

 

ピキッ!ピキピキッ!!……パッカーン!!!

 

駆『……ありがとう、つぼみ……さん……』バタンッ!

 

コルーリ「カケルッ!!!」

 

つぼみ「駆君っ!!!」

 

 ピエロの仮面が割れ、駆君の表情が露わになる。その表情は笑顔だが……涙を流し、目の色が彼の黒目ではなく”黄色”だった。そして、彼が身に纏っていたAqライトが消え去り……元の姿に戻ると、彼は再び地面に倒れた。

 

ストリング「ん……しょ!」

 

コルーリ「あ、あの!キュアストリング……カケルを下ろしてください!」

 

ペック「そうはいかないだろう、コルーリ!こいつが暴走した以上……こいつは俺たちが監視する。まあ、暴走は解けたみたいだし……ほら、見てみろよ!壊れた物は全部戻ってるぜ」

 

いつき「えっ?ほ、ホントだ!パフュームに……ステージも!あっ!空の”穴”もなくなってる!」

 

クアライト「コルーリ、今回の件についてはペックの判断が正しいクア。カケルはプリキュアカーシャ”モデル2”で検査と監視を行う。そして……タネの拉致によるキュアシードの事実上の”再起不能”……この件は我々にとって大きな痛手だ。……コルーリ、一度”アカシック王国”に帰投しなさい。これはカケルの身の安全でもある……これは命令クア」

 

コルーリ「……はいチュン」

 

 どうやら……駆君達は、以前話したコルーリの故郷と言う所に向かうらしい。つまり……もう会えないという事になる。

 

つぼみ「待って下さい!あ、あの……少しだけ……駆君とお話をさせて下さい!」

 

ペック「いや……だからこいつは危険で……」

 

ストリング「……ん」

 

つぼみ「あ、ありがとうございます!」

 

 ストリングはおんぶしている駆君を私たちに向けてくれた。私は彼の手を取り……聞こえないかもしれないけど……話をする。

 

つぼみ「駆君……辛いですよね。私も……あなたの感じた心の痛みを、全部は分かってあげられません。でも……私たちの思いを……駆君に預けました。これからは一緒です……どんな辛い時も、苦しい時も……私たちの心は……一緒です!!!」

 

えりか「お~お~!お熱いね~!!!……って、茶化してみたけど……今回は二人きりはなしだよ、つぼみ!あたしもいるかんね、駆!!」

 

いつき「……僕もいるよ!駆君……君はきっと立ち上がる!」

 

ゆり「あなたの痛みを……私は理解できない。それでも……あなたは進んでいきなさい。あなたの未来を……掴むために……」

 

ストリング「もう……いい?」

 

 ストリングは私たちに向けていた駆君を再び私たちから離す。そして、ゆっくり宇宙船へと入っていく。それに続く様に、クアライト博士と言うフクロウさんとペックと言うキツツキさんも乗っていく。その後……宇宙船は碧の光を放って浮かび……快晴となった空へと”流れ星”となって消えていった。

 

コルーリ「……すみません、私も……行きます。今まで、ありがとうございました」

 

つぼみ「コルーリ……!」

 

えりか「ッ!!ちょっと待ってて!!!」

 

 そう言うとえりかは、ステージの方へと走っていく……数分後、えりかは何着かの洋服を持ってくると、それをコルーリへと渡す。

 

えりか「はいこれ!駆とコルーリ、それから種の分!!!今回のファッションショーで着たのとは別の特別製だから!勝った後に渡そうと思ったんだけど……こんな感じになっちゃってごめんね」

 

コルーリ「ありがとうございます……しっかり渡しておきます」

 

いつき「気を付けてね……コルーリ」

 

ゆり「コルーリ……無理はしないでね」

 

コルーリ「……はい」

 

 コルーリはそう言うと……妖精となって何処かへと飛んで行ってしまう。その後、再び空に”碧色の流れ星”が流れる。きっと……コルーリも駆君を追いかけたんでしょう。

 

えりか「あの星……コルーリも行ったのかな?」

 

いつき「多分ね……思い詰めてなければいいけど……」

 

ゆり「それは……無理ね。彼をどれだけ思っているかは……あの時の様子を見ればわかるわ」

 

つぼみ「大丈夫です!」

 

ゆり「つぼみ……」

 

 大丈夫です!ここに来るまで……彼がどれだけ辛い思いをしても、立ち向かってこれた!……もちろん、種ちゃんがいない事と……種ちゃんの心の知ったショックもあると思います。けど……あなたの心に触れて、分かったんです!

 

プリキュア達『『『『『私たちも……駆(君)(さん)の心を守る!!!』』』』』

 

 私の知らない……大勢のプリキュア達。彼女たちが付いている。そして……私たちも!

 

つぼみ「駆君、心が怖くても……頑張って立ち向かってください!駆君ならきっと……”チェンジ”……できますから!!!」

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?アストライスタ―は……私にとってエグゼイドの”ジュージューバーガー”みたいなものと考えておりました。そうです……!”一話限りの使い捨てフォーム”です!今後……本編では一切出ません!カイザーンの正体は”ベガ”でした!その上、キュアザートまでも裏切者でした!!種については……一応、伏線は張っておいたんですよ……ハピチャのブルーをビンタした時とか……ね。急展開でいまいちわからない……って事になっているかもしれませんね。クアライト博士たちが来たのは、次の章”アカシック王国編”の冒頭でご説明予定です。種の心については……番外編でお話を作る予定です。アカシック王国編を先にするか、種の話を先にするか……良かったら、ご意見を頂きたいです。よろしくお願いします。一応、次回予告的なのはしますね!次回は、種を奪われ、キュアシードの力を無くしてしまった駆は、アカシック王国へと導かれる。そこで待っていたのは……アカシック王国を統治する”アカシック女王”と……自分の無力さだった。乞うご期待ください!
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