ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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アカシック王国編、今回が最終回となります。そして……今年最後の投稿です!フェイクの手によって命を落とした駆は生死の境で仲間たちを見守ります……そこで見つけた彼の本当の思いとは?そして……七色の光と共に現れる”プリキュア”とは?では、お楽しみください!

今回登場する”プリキュア”は私が以前投稿した”劇場版”に先行登場”しておりますので、読む前にそっちを読んでおくとより楽しめます。後、新アイテムですが……イメージとしては”カイザフォン”みたいな感じだと思ってくれればよろしいかと。

今週はいろいろな事がありました。仮面ライダーの映画を観てきたのですが……最高でした!特に私はゼロワンがよかったです!ヘルライジングホッパーですけど、登場時間は少ないですが……カッコいいのと同時に”恐怖”を感じました!ゼロワンとゼロツ―のコンビネーション、謎の男”S ”の目的、第三の存在の正体は是非、劇場で観て下さい!そして、年末恒例のプリキュア次回作の情報解禁……ピンクがいない!その代わり、白に複数色という”ビッグワン”みたいな感じですね。ちなみに、私は”キュアコーラル”ちゃんがビジュアルの段階では推しです。早くキャスト……発表されないかな~?


第四十一話:再誕!重なる思い キュアエクス!

アカシック城 大広間

 

side:駆

 

駆(……ん?あれ……僕の身体が……”目の前”にある)

 

 僕は瞑っていた目を開けると信じられない光景があった。直前まで見ていたフェイクがいる……それならば普通だ。僕が言っているのは……そのフェイクが”僕の身体”を宙吊りにしている状態だと言う事だ。おかしいじゃないか……だって僕は”ここにいる”のだから。

 

駆(あ……そうだ。僕は……”死んだんだ”……いや、正確には”死なせてもらった”……か)

 

 思い出してきた……僕はフェイクによって命を奪われたのだ。……いや、正確には少し違う……僕は”自分から”命を捨てようとしたのだ。コルーリやプリキュアさん達への”不信感”……それをどうしても取り除けなかった僕は、以前から持っていた……僕の”破滅願望”に目を付けた。死んでしまえば……疑う必要はない、苦しむ必要がない、騙される事がない……何より、間違っている”僕自身を消す事”が出来る。コルーリが叱咤してくれたおかげで、僕がこれをやる覚悟が出来た……出来れば、フェイクに勝ちたかったし……変身出来たらよかったのにとは思うけど……仕方ないな。

 

駆(死ぬとこんな風に、魂になるんだな……ん?僕……顔に何か付いてる?顔を覆ってる……”仮面”か?ああ……バッドエンドシードが付けたヤツかな?まあいいや……それじゃあ、そろそろ逝こうかな。でも……僕はどっちに逝くのかな?”天国”かな?”地獄”は……逝ってしまったら仕方ないな)

 

……ジャキッ!

 

駆(ん?……僕の胸に……何か繋がってる?これは……Aqライトの鎖か?)

 

 身体から離れようとすると……何かが邪魔をして離れることが出来ない事に気付く。よく見たら僕の”身体”と僕の”魂”……それを繋いでいる鎖の様なものが、それぞれの胸に繋がっていた。しかも、その鎖は禍々しい黒い光……Aqライトで出来ているようで、引っ張っても取ることが出来ない。

 

駆(……死んでも逝けないって事か……不親切だな)

 

 このままでは、僕は満足に逝く事すら出来ないようだ。これをどうにかするには、”火葬”でもしてもらって僕の身体を消すしかないようだし、それまでは……皆を見届けるしかないらしい。”おとなしく見ていよう”……そう思った僕は、フェイクやコルーリの方を向き……僕が死んだ後の出来事を見届けることにする。

 

コルーリ「カケル……!カケルーーーーーーッ!!!!!」

 

フェイク「くっ!……ふふふっ!あ~~~はっはっはっはっは!!!あっけね~な~~~!!!最後の言葉が”さよなら”かよ!!」

 

シュンッ!!

 

フェイク「……ん?おう、久しぶりだな……キュアストリング。会うのはこれで……3回目か?何だ……この”糸”は?」

 

 ストリングはフェイクへと糸を伸ばし……僕を宙吊りにしている左腕に巻き付ける。俯いていて表情は見えないが……小さく低い声でフェイクに呟く。

 

ストリング「……離せ」

 

フェイク「あ~~~?」

 

ストリング「そん汚い手……駆から……その子からさっさと離せ!!!」

 

フェイク「ああ……いいぜ!どうせ……もう動かねえしなっ!!!」

 

 フェイクはストリングの言葉に従うように、僕の身体をストリング達の方向へ投げる。空中へ投げ出された僕の身体を、ストリングが開いている方の手から糸を出して掴もうとした時……フェイクが動き出した。

 

フェイク「余所見とは……余裕だなっ!!!」

 

ストリング「ッ!?……ぐっ!!!」

 

 フェイクのパンチをとっさの判断で糸を方向を変えて、両手の間に糸を一本張り……それで受け止める。しかし、その糸は僕の身体を掴もうとしたものだ……それがなくなった以上、僕の身体は自然に落下する事になる。それを分かっていたストリングは、すぐさまコルーリに指示を出す

 

ストリング「コルーリ、こっちじゃ掴めない!コルーリが受け止めて!!」

 

コルーリ「は、はい!……きゃあっ!!カケル、起きて下さい!!カケルッ!!!」

 

フェイク「お前と直接やり合うのは初めてだな~!カイザーン様から頂いた力……存分に味わえよ!!!」

 

ストリング「うるさい男は嫌いばい!ペック、コルーリを補助してあげて!!こっちは……私が何とかするけん!!!」

 

ペック『分かったキー!コルーリ……悪いけど俺が補助をするキー。バイタルの確認とモニタリングをする……そっちで分かる情報を伝えてくれ!』

 

 僕の身体を受け止めたコルーリは、別の部屋からサポートしているペックと共に、必要のない事なのに……僕の蘇生を行うようだ。向こうではストリングとフェイクの戦いが本格的に始まるみたいだ……取り合えず、コルーリの方を見ていよう。その後で……ストリングの方を見ればいいか。

 

コルーリ「はい!脈……なし、心音……なし、体温低下、瞳孔散大……呼びかけに反応なし、痛み刺激による反応も……なし」

 

ペック『チッ!スキャン開始!モニターをディスプレイで表示する!!……くそっ!殆ど死んでるじゃねえか!!コルーリ、心臓マッサージを開始しろ!!』

 

コルーリ「了解です!」

 

 僕の身体に心臓マッサージを開始するコルーリ。ディスプレイに表示されている数値を見ると……心電図の数値は”0”、血圧・酸素濃度は数値が出ていない……もはや測る事も出来ないくらい状態が悪化している場合にはよく見られるものだ。

 

コルーリ「カケルッ!生き返ってください!!お願い……目を開けて!!!」

 

駆(ん?魂が……身体に引っ張られている?もういいだろ……お願いだから……楽にしてよ)

 

 胸にある鎖が……少しずつ短くなり、魂を僕の身体へと引っ張っているようだ。しかし、そこまで引かれる力が強いわけではない……このまま戻らないでいればいいだろう。ストリングとフェイクの対決はどうなっただろう……気になった僕は、引かれる鎖の力に抗いながら、ストリングとフェイクの戦いを眺める。

 

E・ストリング「エトワール・ストリング!行くばい!!プリキュア・ハートスター・ストリング!!!」

 

フェイク「へっ!やるじゃねえか!!だが……そんなもんじゃ俺は倒せねえよ~~~!!!」

 

 キュアエトワールの力なのか……星型の”数珠つなぎ”になったチェーンでフェイクの両腕を拘束する。しかし、フェイクはその拘束をものともせず、右腕に巻かれたチェーンを引き千切って”Aqライト”の火球をストリングへと放つ。ストリングはそれにすぐさま反応し、別のプリキュアプリをノーアクションで使用する。

 

C・ストリング「カスタード・ストリング!!はっ!はっ!!はあっ!!!」

 

フェイク「チッ!ちょこまかと……動くんじゃねえ!!!」

 

T・ストリング「トゥインクル・ストリング!! ふぅ……私がただ動いてたと思ったと?よく見なさい……あなたの周りを……ね」

 

フェイク「あ?……ほう、こいつは……まるで”クモの巣”だな」

 

 ストリングはカスタードの素早い動きを駆使して大広間の壁や床を動き回り、フェイクの攻撃を回避しつつ攪乱していると、急に動きを止めて……トゥインクルに酷似した姿になる。ストリングの発言に従いフェイクの周囲を見ると、奴を取り囲むように糸が張り巡らされ……フェイクが言うように”クモの巣”のような状態になっていた。

 

T・ストリング「今から……流れ星が流れるばい!ストリングケージ……ミーティア!!!」

 

 張り巡らされた糸をまるで”流れ星”のように星形の攻撃が流れていく……どこがどの糸に繋がっているのか、この後どうやって向かってくるのか分からない。実に考えられた攻撃方法だ。

 

フェイク「面白いな……だが、糸が全部燃えたら……どうするんだ~?」

 

T・ストリング「ッ!?行って、流れ星!!!」

 

フェイク「はあ……かゆいかゆい。おい……こんなもんか?」

 

M・ストリング「……ミューズ・ストリング。これで……決めるばい!」

 

 フェイクは糸に指を掛けると、そこからAqライトの炎が付き……周囲に広がって糸を燃え上がらせる。それを見たストリングは攪乱を止めて糸から切り離した星型の攻撃をフェイクへと放つ……が、Aqライトのオーラを纏うフェイクに攻撃は効いておらず、防御の態勢すらとっていなかった。これを見たストリングは何かを決めたのか、ミューズを意識した衣装になる……何をするつもりなのだろう?

 

M・ストリング「シャイニングサークル……ヘビィストリング!!!」

 

 ストリングは5人の分身を作りだし、フェイクを中心にして大量の糸を一斉に放ち……フェイクが見えなくなるほどに雁字搦めにする。フェイクは抵抗する気がないのか……Aqライトを使った反撃が見られない。

 

M・ストリング「何もしないと?だったら……これで終わらせるばい!!ストリング・ピース!!!」

 

 フェイクにとどめを刺すべく、ストリングはキュアピースの姿へと変わる。しかも本体だけではない……4体の分身もその姿を変えている。そして、5人のストリングは糸の束を左手に持つと……右手で”ピース”を作り、そこに雷が落ちる。

 

ストリング・P「ピースサンダー……ストリングッ!!!!!」

 

 右手のピースを糸の束に当てた途端、糸を伝導してとんでもない威力を持つであろう電撃が糸の中心であるフェイクへと流れていく。五か所から流れた電撃が真ん中に集まった瞬間、床から天井まで伸びる”雷の柱”が上がり……そこにいた全ての人がその光景に目を奪われただろう。

 

ストリング・P「はぁ……はぁ……!あんたが奪ったあの子の命……こんなもんじゃすまないけん!!!あの子は進武の大事な孫だった……そして、私にとっても大事な子やけん!!」

 

……はぁ、そんなんならよ~……とっとと来て、俺を倒せばよかったんだよ

 

ストリング・P「ッ!? まだまだっ!!!」

 

 あの電撃を受けても尚、フェイクの声は聞こえてくる。それを聞いたストリングは電撃を繰り返し放っていく……スマイルプリキュアの浄化技は使う度に体力を消費する。それを分かっている筈なのに、ストリングは……それを止めない。

 

ストリング・P「はぁ……!はぁ……!はぁ……!」

 

 ストリングの体力がついに尽きたのか……肩で息をし、膝を付いてしまっている、分身も消えてしまった……しかし、”糸だるま”になっているフェイクは動かない。決着がついたのか……そう思った瞬間……。

 

ゴッ!!!!!

 

 ”糸だるま”が……黒い炎をあげて燃え上がる。そして……その中から無傷のフェイクが出てくる。

 

ストリング・P「……まだ……いける!」

 

フェイク「いい加減……」

 

シュンッ!

 

ストリング・P「えっ!?がっ!!!」

 

フェイク「そいつは……見飽きた!」

 

 何とか立ち上がったストリングが攻撃しようとすると、それすらさせまいと一瞬でフェイクはストリングの間合いに入り、腹部にパンチを入れる。フェイクはスタイルチェンジも解け、倒れたストリングの髪を掴むと……。

 

フェイク「お前にも……もう飽きてんだよ!おらっ!!!」

 

ストリング「きゃああああああああああっ!!!!!」

 

ドゴーンッ!!!!!

 

 アカシック城の壁へと投げ飛ばし……ストリングは動かなくなった。……ストリングでもダメなんだ、これでは……この国は滅ぶだろう。まあ……もう僕には関係ないか。

 

カケル……目を覚まして!!!

 

駆(・・・・・・ん?)

 

コルーリ「起きて下さい!お願い!!あなたじゃなきゃ……ダメなんです!!!」

 

 僕を蘇生させようと心臓マッサージを繰り返すコルーリ。……無茶を言わないでよ……Aqライトを使った僕も、ストリングも勝てなかったフェイクに勝てる訳がない。一回負けてるんだぞ……プリキュアにもなれない僕に何が出来るって言うんだ?……そんな期待を持たれても困るよ。

 

フェイク「……てめぇ、”アカシックの使者”だったヤツだな?まさか……キュアシードを生き返そうとでもしてんのか?へっ!面白そうだな……でも、そんなお前を邪魔するのも面白そうだ!!!」

 

コルーリ「……ッ!?ダメ!!!」

 

バンッ!

 

フェイク「……誰だ?俺の眉間に”豆鉄砲”撃ちやがった奴は……?」

 

 コルーリに迫ろうとするフェイク。コルーリの目の前まで来た瞬間……一発の銃声が響く。その弾丸はフェイクの眉間へと飛んでいくが、当たっても……フェイクに傷をつけることは出来ない。そして……その一発の弾丸を撃った人物は……。

 

クローネ「こ、コルーリ先輩とキュアシードから……は、離れるカー!!!」

 

 外で救助をしているはずの……クローネだった。

 

駆(クローネ……何で来るんだ?)

 

フェイク「そんな震えちまって……恐怖で委縮してるのが見え見えだぞ?まあ、一人で向かってくるのは……褒めてやるよ~!」

 

 怖くてたまらないのだろう……手も足も震わせ、今にも泣きそうな顔をしている。それでも銃をフェイクへと向け……クローネは吠える様に言葉を発する。

 

クローネ「ぼ、僕は……覚悟を決めたカー!」

 

フェイク「”覚悟”だ~?」

 

クローネ「キュアシードは……銃を向けるなら、それだけの責任があるって言ったカー!今まで……撃った後の事なんて考えた事なかった……だから、僕は覚悟を決めたカー!大切な事を教えてくれたキュアシード……彼は危険な人なんかじゃないカー!!命の大切さを……誰よりも知っている人カー!!そんな人の命を奪った……お前の方こそ危険カー!!!僕は……この国を守りたいカー!!だから……だから!僕はこの銃をお前に向けるカー!!やられるのだって覚悟の上カー!!!彼が守ろうとしてくれたこの国を……大好きな国民がいるこの国を……僕が守るカー!!!!!」

 

駆(ッ!!……違う……僕は命の大切さなんて考えてない!お前こそ……僕の言ったことが分かってない!あれは……銃を使うなって意味だよ!!覚悟を決めたら……撃っていいって意味じゃないよ!命を捨ててもいいなんて……意味じゃない!)

 

 クローネが言った”僕の事”を聞いて……僕は今の”自分の事”を考える。僕は……”自分から”命を捨てた。命の大切さなんて分かってないも同然じゃないか。それから……僕が言ったのは”銃を撃ってはいけない”、”撃つ事は自分も、相手も、その関係者も傷つける事”がメインの話で……覚悟を決めたら撃っていいなんて言ってない。そもそも……命を捨てていいなんて言ってない!僕の場合は別だ……誰かの命を奪った罪人の命なのだから!!でもお前は違う!!命を奪っていない!!死んで良い訳ない!!!

 

駆(やめろ……!)

 

フェイク「その覚悟……俺がぶっ壊してやるよ~~~!!おらっ!!!」

 

クローネ「うおおおおおおっ!!!!!」

 

駆(やめろ!!)

 

 フェイクは火球を放ち、クローネは銃を乱射する。当然あの銃では……フェイクの火球をどうにか出来ない。僕はそれが分かるから……僕は、クローネの前に立って盾になろうとする。

 

ドンッ!!!

 

クローネ「カアアアアアアアアッ!!!」

 

 しかし……”僕の身体”はコルーリの元にある。盾になろうとした”僕の魂”は……火球を受け止めることなく”すり抜け”……クローネに直撃してしまう。

 

駆(あ……ああ……っ!)

 

フェイク「雑魚が……次はお前だ、アカシックの使者っ!!」

 

コルーリ「……ッ!!」

 

フェイク「カイザーン様が言ってたのは、”そいつの命を奪う所までは”消すなって話だった……もうやっちまったし、楽しんでやるよっ!!!」

 

コルーリ「やめてっ!!!!!」

 

ガシッ!!!

 

 フェイクは僕の身体を踏みつけようとするが……そうはならなかった。……何故なら。

 

コルーリ「くっ……!」

 

 コルーリが僕に覆い被さり、背中でフェイクの踏みつけを代わりに受けたからだ。

 

ペック『コルーリッ!?待ってろ!!すぐに行く!!!」プツッ!

 

フェイク「へっ!そんな”肉の塊”を庇ってどうするつもりだ?お前が……キュアシードの代わりに俺の相手をしてくれるのか……よっ!!!」

 

コルーリ「ヂュンッ!……カケルの身体に……手を出さないで!!」

 

フェイク「悪いが……俺が出してるのは”足”だ!!!」

 

コルーリ「カケルは……起きます!絶対に起きます!!!」

 

 僕の身体を庇うように、コルーリは背中で何度も……何度も……フェイクの踏みつけを受ける。どんどんコルーリの呼吸が浅く、早くなっていく。”成人男性のフェイク”と”中学生の女子”と言う体格差に加え、フェイクは踏みつけていく度に力を強くしている……あのままじゃ!!!

 

駆(……やめてよ!コルーリ、もういい!!僕はもう死んでるんだ!!!蘇らないんだ!!!!だから……もう逃げるんだ!!!!!)

 

コルーリ「はぁ…はぁ…はぁ…カケル……私が……まもり……ますから……ね……」

 

フェイク「抵抗なしじゃ退屈だな……はぁ……飽きた。お前も……キュアシードの所に行っちまえよ!!!!!」

 

ペック「コル――――――リーーーーーーーーーー!!!!!」

 

フェイク「くっ!?ちょろちょろと!!邪魔するんじゃねえっ!!!」

 

ペック「キー―――――――ッ!!!」

 

 コルーリを助けるために、指令室からやって来たペックによってフェイクの踏みつけが止まる……が、妖精状態のペックではフェイクは止めることは出来ず、フェイクは羽虫でも叩くかのように……ペックを床へと叩き落とす。

 

コルーリ「ペック……なん…で……?」

 

ペック「好きな女を……守らない奴なんて……いる訳ないっキー……」

 

フェイク「もう……本当に何もねえのか?じゃあ……消えろ」

 

 フェイクは倒れ伏す二人に向けて火球を向ける……そして。

 

フェイク「……じゃあな」

 

ボンッ!!!

 

 火球は……放たれた。

 

コルーリ「ッ!?……あれ?生きてる?何で……えっ!?」

 

ペック「あ、”アカシック女王陛下”っ!?」

 

アカシック女王「はぁ……はぁ……間に合い……ましたね……♪」

 

 が、その一撃は……アカシック女王の背中によって防がれる。防御の魔法なんてないし、防具も付けていない……その痛々しい傷跡が、アカシック女王の背中に刻まれている。

 

フェイク「また雑魚が……!……ッ!?この”糸”は!?」

 

クアライト「応急処置は済んだ!ストリング……やれクア!!!」

 

はあああああああああっ!!!!!

 

 アカシック女王の登場に驚き、怒りを表すフェイクは……自身の右腕に”何か”が巻き付いたことに気付く。それは……”糸”だ……アカシック女王と共にやって来たであろうクアライト博士の応急処置を受けて立ち上がった……彼女の糸だ。

 

フェイク「ストリングかっ!?……なっ!?」

 

 振り返ったフェイクは驚愕の表情をする。何故なら……自分の鼻先に”リンクルステッキ”が付きつけられていたのだから。手に巻き付けた糸は……距離があると錯覚させるためのブラフ、本命は……油断したヤツの至近距離で放つ”魔法”なのだ。

 

ストリング「キュアップ・ラパパ!フェイク……あっちへ行きなさい!!!」

 

フェイク「っ!?ぐああああああああっ!!!!!」

 

 アカシック城の壁へと吹き飛ばされるフェイク。その勢いはすさまじく、壁に衝突した瞬間に壁が崩れ出し、”上層の階”……つまり”天井”まで崩れ落ちてくる。これなら……少しは時間が稼げるかもしれない。

 

クアライト「マウティッ!!!大丈夫か!!!今、治療をする!!!」

 

コルーリ「女王陛下っ!なんで……私たちを庇うなんて真似を!?」

 

アカシック女王「うふふっ……”母親”が娘を守るのに……理由がいりますか?」

 

コルーリ「で、でも……それは私のお母様が、女王陛下の親友で……」

 

クアライト「違うクア!それは……違うんだクア……!」

 

 コルーリの言葉に、治療をしながら声をあげるクアライト博士。一体、どういう事なんだ?

 

クアライト「……コルーリ、よく聞きなさい。マウティ……いや、アカシック女王……”マウンティン・アカシック・ブルーバー”は……お前の正真正銘の”母親”なんだクア!」

 

コルーリ「女王陛下が……私の”お母様”?」

 

ペック「ど、どういうことですか、クアライト博士!?」

 

駆(コルーリの母親が……アカシック女王?)

 

クアライト「秘密にしていた理由は……コルーリの安全のためクア。アカシック王国は女王君主制であるため、生まれた子が”王女”の場合、それだけで次期女王候補となる……その正体が知られれば、犯罪などの危険に巻き込まれる可能性が高い……それを回避させるために、王女の情報は”機密”とし……今まで隠してきたクア。もう一つの理由は……マウティの希望クア」

 

 アカシック女王の希望?どういう意味だ?

 

アカシック女王「コルーリ、私はね……あなたに”普通の女の子”として生きて欲しかったの」

 

コルーリ「普通の……女の子?」

 

アカシック女王「そう……私のお母様、あなたのおばあ様に当たる、先代女王”トキ―ノン・アカシック・ブルーバー”はアカシック女王と言う立場を”五百年”務めた……それが何故か分かる?」

 

ペック「……分からないキー」

 

アカシック女王「……アカシック女王は、アカシックレコードの管理のために……女王となった瞬間に自身の”時”を止めてしまうの。長き歴史を記すアカシックレコードを……永遠に管理するために。だから……私たちは顔を隠す……顔が見えないと言う事は、歳を気付かせないためでもあるのです。それだけではありません……自分たちの時が止まると言う事は、自分たち以外の時間は進んでいくと言う事です……つまり、”自分以外の全ての死に直面する”事になるのです」

 

 アカシック女王から伝えられた真実……管理のために自身の時を止められてしまうアカシック女王は、自身を除く全てが刻んでいく時間を見る……つまり、”自分以外の存在の”滅び”を生きる限り見続ける事になるのだ。先代の女王は少なくとも”五百年”の間……それを見て来たのだ。

 

アカシック女王「私のお母様は……それを五百年間も見てきました。私のお父様と結ばれる前の……お父様とお兄様とお姉様もいました。アカシック王家の血筋を絶やさないために……お母様は、お姉様がなくなる度に……また、王女を生むために……他のお父様と結ばれる。アカシック王国民の平均寿命は”70年程”……私はお母様の7番目の王女として生まれました」

 

コルーリ「そんな……!」

 

アカシック女王「勿論、死ねない訳ではありません……私たちは不老ですが、不死ではありません。自身で命を絶つ、誰かの手に掛かる……そう言った方法でなら、命を落とすのです。先代の女王は……メビウスの手によって命を落とし……私は女王になりました。でも……私が女王になる前から、私の事をコルーリは知らなかったでしょう?」

 

コルーリ「はい……私は五歳でしたが……お母様は死んでしまったと言われていました」

 

アカシック女王「私は……あなたに普通の子として生きていってほしい。アカシック女王の定めなんて関係なく、普通に幸せを感じて、誰かを愛し、一緒に死んでいける……そんな未来を生きて欲しい。だから……私は……あなたの母親であることを、自分が王女の時から隠そうと考えていたの。そしたら……嫌な予感は的中してしまい、メビウスは侵略しに来た際に……お母様は亡くなり、私は女王になった」

 

 アカシック女王は……今まで隠してきた事を話していく中で、自身の本音までも……話し始める。

 

アカシック女王「本当は……もっとあなたを抱きしめたかった。生まれてきたあなたを初めて抱いた時……どれだけ幸せだったか……!だって……私が好きになった人との子よ!彼の気を引くために……いっぱい努力もした!小さかった胸を大きくするために……豊胸体操だって”80個”も考えたのよ!全部全部……大切な思い出がある……そんな中で私を愛してくれた彼との子供……抱きしめたいに決まってるじゃない!!大きくなる度に一緒に喜びたい!!スゴイことが出来たら褒めてあげたい!!そんな母親として当たり前な事が……出来ない事がどれだけ悔しいか……!!そのうえ……その子の死までみるのよ!?もしかしたら、その苦しみを子供に押し付けることになるのよ!?だったら……最初から普通の女の子でいる方が……幸せじゃない!!」

 

コルーリ「女王……陛下……!」

 

アカシック女王「だから……カケル君、あなたが好きになった男の子と結ばせてあげたいと思って、色々な手を考えて……ずっと着せたかったドレスだって……してあげたい事いっぱいあるのよ!!頑張って隠して来たのに……!クアライト、あなたがカミングアウトしちゃうからこうなったのよ!!!」

 

クアライト「そ、それは……マウティ、君が命の危険だから……」

 

アカシック女王「これだから心配症は!この程度、かすり傷よ!!コルーリを女王にさせてたまるもんですか!!!母親は強いって……昔から決まってるのよ!!!!!」

 

 ああ……分かった。あの時の男が見せた会話の違和感の正体は……これだ。アカシック女王がコルーリを異様に心配していた理由は……彼女がコルーリの母親だったからか。

 

……ぴ~ぴ~うるせえんだよ……雑魚共っ!!!

 

ストリング「ッ!?皆、私の後ろに!!」

 

ガラガラドッシャーン!!!

 

フェイク「お涙頂戴がして~のなら……他所でやりやがれ!!!」

 

アカシック女王「コルーリには指一本触れさせない”チュン”!私の娘に……これ以上痛い思いなんてさせない!!!」ギュッ!

 

コルーリ「お母……様……!」

 

フェイク「ぁぁぁぁぁぁあああああっ!!!下らねえもん……見せてんじゃねえええええええっ!!!!!」

 

S・ストリング「サンシャイン・ストリング!プリキュア・サンシャインプロテクト……ストリング!!!!!」

 

 フェイクの生み出したAqライトの巨大な火球……それが、集まったコルーリ達に放たれる。それを受け止めようとストリングが全てのエネルギーを掛けてサンシャインの姿となって作り出した”大量の糸で出来たヒマワリの盾”……その二つが接触する。

 

・・・・・・ボウッ

 

S・ストリング「ッ!?燃えないで……!女王様たち……やっと会えた家族ばい!それに……駆だってまだ死んだ訳やない!!もう少し気張って!!!」

 

 ヒマワリの盾を形成する糸が……ゆっくりと燃え始めている……このままじゃ……!

 

駆(このままじゃ……!コルーリ達が……!!)

 

 盾が……崩れていく!

 

駆(やめろっ!!!)

 

 盾が……燃え尽きた!火球がみんなに当たってしまう!!

 

駆(やめろおおおおおおっ!!!!!)

 

・・・・・・ピタッ

 

駆(……え?……世界が……”止まった”?)

 

 火球が皆に当たろうと言う瞬間……まるで、世界が静止画の様に止まってしまう。で、でも……これなら何とか出来るかも!僕はそう思い、自分の身体へ向かっていく。

 

駆(魂が身体に引っ張られたって事は、触れば元に!……っ!?何でだ!何で入れない!!何で触れない!!!)

 

それは……君がまだ本気で”生きたい”なんて思ってないからだよ、”もう一人の僕”♪

 

 身体に入ろうと試みるも、入ることも……触れることも出来ない……!そうやって焦っていると……僕の後ろから……”僕の声”が聞こえた。いや……この声は!

 

バッドエンドシード(やあ、その”仮面”気に入ったの?魂になっても付けてくれてるなんて……光栄だなぁ♪)

 

駆(お前……消えたはずだろう!?)

 

バッドエンドシード(消える前に……君の”Aqライト”に溶けてみたんだ。まあ、そんな事はいいよ……ねえ、お話ししようよ?)

 

駆(お前に構ってる暇はないんだ!僕は……生き返らないと!!)

 

バッドエンドシード(どうして……生き返りたいの?お前は……自分から望んで命を捨てた。苦しい事から、辛い事から、疑ってしまう自分の心から……逃げたじゃないか?騙されて……嘘をつかれて……それなのに蘇りたいだなんて……都合がよすぎないかな~?)

 

 ……その通りだ。僕は自分の都合で……命を捨てた。それは……事実だ。

 

バッドエンドシード(それにさ、よく考えてみてよ……君が助けようとしてる皆の事だ。ストリング……ペック、クアライト博士はまあいいだろうけどさ……アカシック女王はどうなの?あいつ……コルーリを生まれた時から騙してた”嘘つき”だよ?自分の勝手で君をコルーリと結ばせようとしたりもしてた……言っている事は素敵かもしれないけど、結局は君の嫌いな”嘘”だよね?)

 

 ”嘘”……そうだ、確かに”嘘”だ。

 

バッドエンドシード(ねえ……今のこの状態こそ、君の望んだ状態だろう?もう死んでるから……苦しくないだろう?痛くないだろう?騙されることもないだろう?疑う事も……ないだろう?これじゃあ……ダメなのかい?)

 

 そう……これは僕が望んだ状態だ。騙されず、苦しくなく、痛くなく、騙されず、疑う事もない……状態。そうだ……バッドエンドシードの言葉に対しての答えは……決まっている。

 

駆(……”ダメ”だ)

 

バッドエンドシード(それは……何故?全部……教えて欲しいな)

 

 僕は……この状態になってから事を思い出し、心の中に浮かんだ言葉を吐き出すことを決める。僕が思った全ての事……全部聞かせてやる!

 

駆(……確かに、僕はこの状態を望んだ。苦しくなく、痛くなく、騙されず、疑う事もない……状態だ……でも、こうやって死んでみて分かったんだ!)

 

バッドエンドシード(何が分かった?)

 

駆(死んでも、滅んでも……”苦しみは消えない”!確かに肉体的には痛くもないし、誰とも触れ合わないから騙されない!でも……”心”は僕の中にあるままだ!!クローネがフェイクに攻撃された時……僕は無力だった!コルーリがフェイクに踏みつけられている時も!!ペックが叩き落とされた時も!!!アカシック女王が火球を喰らった瞬間も!!!!今、皆の命が危ない瞬間も!!!!!……全ての瞬間で僕は何もできない!!!その度に……心が軋むみたいに痛いんだ!!!苦しいんだ!!!!何も……できない自分が嫌だ!!!!死んだってこれっぽっちも楽なんかじゃない!!!!生きてたって、死んでたって……一緒じゃないか!!!!!くそっ……!こんな事なら……命を……捨てなきゃよかった!滅びたいなんて……思うんじゃなかった!こんなの嫌だ!!助けたい……今すぐみんなを助けたい!騙されたって良い!!そんな事もう……どうでもいい!!!」

 

バッドエンドシード(君は……何を助けたい?)

 

駆(全部……!全てを助けたい!!クローネも、ペックも、ストリングも、クアライト博士も、アカシック女王も……コルーリも!いや、それだけじゃない!!”アカシック王国”全部も!!いいや、もっとだ!!!僕たちの世界も!!!プリキュアさん達も!!!……”種”も助けたい!!!!!種の気持ちを……もう疑わない!!!!!種とちゃんと話さなくちゃいけないんだ!!!!!僕たちは二人で一人なんだ!!!!!僕の……”かけがえのない存在”なんだっ!!!!!」

 

 頭の中に浮かぶ全部を……僕は吐き出した。信じれらないくらい強欲な……僕の願い。それを言い切った瞬間、バッドエンドシードは……満面の笑みで”笑った”。

 

バッドエンドシード(漸く……”本当の言葉”を言えたね、もう一人の僕)

 

駆(……えっ?)

 

バッドエンドシード(聞いてたよね……”みんな”っ!さあ……止まった時間を動かそう!!)

 

……うんっ!!!!!

 

 バッドエンドシードは”誰か”に声を掛けると、僕たち以外の”少女達”の声が響く……そして、止まった時間は……動き始める。

 

ピカ―――――ンッ!!!!!

 

フェイク「何だ……どうなってる!?」

 

クアライト「なんだ……この光は!?」

 

ストリング「ッ!?……えっ!?プリキュアのアイテム……私の”きゅあふぉーん”から出てきたと?」

 

コルーリ「プリキュアのアイテムが……私たちを守ってくれてるんですか?」

 

 時間が動き出すと……迫って来ていた火球からコルーリ達を守るように、固定化してきたプリキュアのアイテムが……七色の光を放つ。そして、火球を完全に消し去ると……そのアイテムたちが、僕の身体を包むように集まってくる。すると……僕とバッドエンドシードの他に”彼女達”が現れる。

 

エール(漸く聞けた……駆君の本当の言葉!)

 

駆(エール……皆さん!)

 

アンジュ(それが……駆君のお願いなんだね!)

 

エトワール(いいじゃん!”全部守りたい”……イケてるよ、駆!)

 

マシェリ(さあ、ここから反撃なのです!)

 

アムール(はい!それに……”私たち”だけではありませんよ!)

 

 僕の前に現れたのは……初めて僕たちが救い、僕に”未来の可能性”を教えてくれた”HUGっと!プリキュア”の皆さんだった。それだけじゃない……他のプリキュアさん達も……ここに来てくれた!

 

ホイップ(駆君、私たちも来ましたぞ~!)

 

カスタード(そして……ちゃんと聞こえました!)

 

ジェラート(それぐらい我儘じゃないよ!願って当たり前だって!!)

 

マカロン(……おかえり、駆……仮面越しでも分かるわ。良い顔になってるわよ、うふふっ♪)

 

ショコラ(大切な妹を守りたい……分かるよ。また一緒に戦おう!)

 

パルフェ(うんうん!駆の気持ち、とっても良かったわ!パルフェ!)

 

ミラクル(やっぱり……駆君は私たちの”希望”だよ!だよね、マジカル!)

 

マジカル(当り前じゃない!だって……私たちが信じる・……駆だもの)

 

フェリーチェ(駆……!待っていました!やはり……諦めていませんでしたね!)

 

フローラ(聞こえたよ……種ちゃんを助けたいっていう……駆君の”強い”思い!)

 

マーメイド(みんなを守りたいと言う……”優しい”思い)

 

トゥインクル(真っ直ぐ向いて……言えたじゃん!キラキラしてて……”綺麗”だよ、ケルケル!男の子に言う事でもないけどね!)

 

スカーレット(ええ……駆、行きますわよ!今度は……わたくし達を信じて下さいますね?)

 

ラブリー(種ちゃんを助けたい気持ち……愛がいっぱいだったよ!)

 

プリンセス(やっぱり……駆はそうじゃないと!だって……私の友達だし!ねっ!!)

 

ハニー(さあ、早く終わらせましょう!終わらせたら……ご飯にしましょう、駆君!)

 

フォーチュン(ええ……ここからよ、駆君!)

 

ハート(駆君のドキドキ……聞こえたよ!私、キュンキュンしちゃった!よ~し!全部守っちゃお~!!!)

 

ダイヤモンド(あなたにしては……大きく出たわね。でも……いいんじゃない!)

 

ロゼッタ(ええ、とっても素敵ですわ!)

 

ソード(うん!守りたい気持ち……私たちも一緒よ!)

 

エース(ようやくたどり着きましたわね……あなた自身の”プリキュア”へ)

 

ハッピー(駆君、守ろう!そして、ウルトラハッピーに……って、何そのお面!?)

 

サニー(ハッピー……今大事なとこやで……)

 

ピース(駆君!今こそ……復活の時だよ!クウガの”ライジング”みたいに……行こう!!正義を貫くんだよ!!!)

 

マーチ(直球勝負のいい気持ちだった!やろう……家族を助けるために!)

 

ビューティ(漸く見えたのですね……駆君の道が……!)

 

メロディ(聞こえた……駆君の気持ち!真っ直ぐで綺麗な音……すごくよかった!)

 

リズム(ええ……とっても良かった!種ちゃんを守りたい気持ちも……ね)

 

ビート(駆の言葉……最高のビートよ!止めないで!!響かせて!!!)

 

ミューズ(全部を守る……ね。難しいでしょうけど……いいんじゃない)

 

マリン(やっと言ってくれた!おっしゃ~!!そんじゃあいっちょ……全部守っちゃおうよ、駆!)

 

サンシャイン(気持ちが籠った言葉、とても良かったわ!)

 

ムーンライト(自分で考えることが出来たかしら?さあ……駆、戦うわよ。)

 

ブロッサム(駆君、心から……ちゃんと言えたんですね!ここからは……私達”全員”で駆君を支えますよ!)

 

 皆……!まだだ!僕からも……伝えなくちゃ!!

 

駆(み、皆さん!僕……伝えたいことがあるんです!!)

 

エール(ん?……何、駆君?)

 

駆(まずは……ごめんなさい!皆を信じることが出来なくて……疑ったりして……!僕は……一人じゃ何もできません……でも僕は……僕は……全部助けたいんです!だからお願いします!!僕に……力を貸してください!!!だけど……皆さんの事を100%信じる事は……出来ないと思います)

 

ブロッサム(駆君……!)

 

駆(でも……それ以上に皆さんの事を信じます!!!ううん……信じたい!!!!!)

 

 これが……僕の本意だ!これ以外の気持ちなんてない!!

 

エール(うん!それじゃあ……戻ろう!)

 

プリキュア達(((((みんなで!!!)))))

 

 プリキュアの皆が……僕の前に手を伸ばす。その光景に手を伸ばそうとした瞬間……僕の後ろから”声”が聞こえる。

 

……行くのか、プリキュアの元に?

 

駆(えっ?……っ!?……ノイズ!?)

 

ノイズ(今度は……お前が救われる番だ。そうだな……”ダークプリキュア”?)

 

駆(え!?)

 

ダークプリキュア(お前は私達を救った……今度はお前の番だ。私達も協力しよう……私達3人がAqライトを抑えておく)

 

駆(……3人?)

 

 振り返る僕の右側にノイズ、左にダークプリキュアがおり……今度は僕が”救われる番”だと言う。そして……ダークプリキュアが言ったAqライトを3人で押さえると言う言葉。僕の後ろにいたのは、ノイズとダークプリキュア……そして、バッドエンドシードの3人だ。つまり……あいつも僕を助けてくれるのか?

 

バッドエンドシード(僕たちはお前が暴走した時に、Aqライトに溶けてるからね……少しばかり融通が利くんだよ)

 

駆(なんで……お前が僕を助けるんだ?)

 

バッドエンドシード(そもそも……僕はお前が隠す”本心”から出来ている。本当の自分と向き合わないお前を見てるとイライラするからな……本心を引き出す言動を使って挑発したりしてたんだ。漸く……言ってくれたからスッキリした。こうなって欲しかったからさ……プリキュア達に内緒で相談を持ち掛けたんだ。すっごい疑われたけど……信じてくれたよ)

 

駆(僕は……君で……)

 

バッドエンドシード(お前は……僕で……。ふふっ!マイティブラザーズ……てね!)

 

 そんな冗談を言いながら、バッドエンドシードは……僕の顔へ手を伸ばす。そして……彼が僕に被せた仮面を外す。

 

バッドエンドシード(君は本心を言うことが出来た。だから……もう”自分を偽る”仮面は……いらないよね?)

 

駆(……ああ、大丈夫)

 

バッドエンドシード(そっか……じゃあ、行きなよ。皆が……種が待ってる)

 

駆(うんっ!)

 

 ノイズ、ダークプリキュア……そして、バッドエンドシード……3人を背に僕はプリキュア達に手を伸ばす。そして……僕は……!

 

フェイク「お、お前……何で……!?」

 

ペック「ま、まさか……そんなっ!?」

 

クアライト「奇跡……クア?」

 

コルーリ「あ……ああっ!」

 

駆「皆……お待たせ!」

 

 今……皆を救うために蘇った!!!

 

 

side:コルーリ

 

コルーリ「カ…ケル……!」

 

駆「コルーリ、ありがとう……身を挺して僕を守ってくれて。見てたよ……助けられなくてごめん。でも……ここからは絶対に……傷つけさせないから」

 

 私たちの希望……カケルはプリキュアのアイテムが放つ七色の光に包まれながら、一歩、また一歩と歩みを進め……フェイクに一番近い場所にいるストリングの前にまで出る。

 

駆「環さん……ありがとうございました。僕のために怒ってくれて……嬉しかったです。ここからは僕の番なので……少しだけ休んで下さい」

 

ストリング「か……駆……良かった!」

 

駆「はい……あとは任せて下さい!」

 

環「・・・・・・うん」

 

 カケルはストリングの変身を解除させ、休ませようとする。そして……さらに前へ……フェイクへと近付いていく。

 

フェイク「キュアシード……いいぜ!面白れぇ!!!もう一回……あの世へ送ってやるよ!!!!!」

 

駆「悪いけど……もう死ぬ気はない!傷付く人を……仲間を……助けることも出来ず眺めているだけなんて……死んでも死にきれない!!!」

 

フェイク「ははっ!!!どうする……もう一回”Aqライト”でやり合うか?」

 

駆「いいや……僕は”プリキュア”だからね。”こっち”でやるよ」

 

クアライト「あ、あれは……昨日から行方不明だったQaフォーン!?何故、二台ともカケルが……!」

 

 カケルは私が渡した”男性用”と、何故か持っていた”カケルとタネのQaフォーン”の二台を取り出す。すると……カケルの周囲に浮いていたプリキュアのアイテムが、Qaフォーンのところまで集まってくる。

 

クローネ「はぁ……はぁ……何とかなったカー……わあ~……綺麗カー……!」

 

コルーリ「七色の光が……強くなっていく!」

 

環「何が……起きると?」

 

駆「プリキュアさん……僕に……力を!!!」

 

 七色の光は収束し……二台のQaフォーンの間に、見たこともない”アイテム”を生み出す。見た所、Qaフォーンを”拡張”するためのアイテムのようだが、”変な形”をしている。中心部分が軸になっていて、両サイドにQaフォーンのコネクタに繋ぐためのプラグがある……あれではまるで”二台のQaフォーン”を繋ぐための物の様だ。それに……左右で微妙にズレているから、回転するのだろうか?

 

駆「”割って差す”ならぬ……差して回す……だ!」

 

Qaフォーン”001”……セット! ”002”……セット! アップグレード:”S”!

 

カケルは謎のアイテムの両サイドにQaフォーンを接続し、中心部分を軸に180度回転させる。すると……二台だったQaフォーンは重なったようになる。まるで……”一台のQaフォーン”になったみたいだ。

 

駆「アップグレード……”QaフォーンS”!」

 

クアライト「な、何だあのアイテムは!?そして……Qaフォーン”S”だと!?あのようなQaフォーンの形態を私は考えていないクア!?」

 

駆「さあ……行きましょう、”皆さん”!」

 

 浮かんでいたプリキュアのアイテムは、まるでカケルの声に応えるように……QaフォーンSの中に入っていく。そして……カケルは”あの言葉”を発する。

 

駆『プリキュアプリケーション!インストール!!!』〈タップ〉

 

 カケルの身体を七色の光が覆い、その上からQaライトの光が包んでいく。そして……光が晴れていくと……一人の”プリキュア”が現れる。かつて……あるパラレルワールドで”多くの思いの力”によって誕生し、一人の少女とプリキュア達を救った……絆のプリキュア。そんな彼が……今、このアカシック王国の危機を前に…再誕する!

 

エクス「重なる思いで、駆けろ未来!キュアエクス!」

 

コルーリ「キュアエクス……!カケル、プリキュアに……なれたんですね!」

 

 パラレルワールド〈2018〉で誕生した……駆のプリキュアとしての可能性であるキュアエクス。黒のノースリーブのインナーに白をメインにしたノースリーブジャケット、白の腰マントに脛ぐらいの長さの白のワイドパンツ、左手首に巻かれたこれ白いリボン。そして…全ての衣装に青いラインで”X”が付けられており、心臓の辺りには銀の”X”型のブローチが付いている。姿は殆どあの時と変わらないが……唯一、違うところが在る。それは……彼の”手”の部分……確か前回は白のノーフィンガーグローブだったはずなのだが、今の彼が身に着けているのは……”赤”のフルフィンガーグローブなのだ。まるで……カケルが見ると言う……”赤く汚れた手”を思わせるものになっている。

 

エクス「ふむ……罪は消えないって事かな?いいさ……それごと背負って進んでやるだけだ!」

 

コルーリ「エクス……!」

 

エクス「コルーリ……祝ってくれる?」

 

コルーリ「はい!祝ってください!アカシック王国を救うために、私たちの希望……キュアエクスが再び誕生しました!!」

 

エクス「ん~~~……ちょっと違うけど、まあいいさ!さあ……行くぞ、フェイク!!!」

 

 私はエクスに言われた通り、祝いの言葉を言う。前回、カケルに渡された紙に書いてあったのはこんな感じだったと思うのですが……ちょっと違ったみたいです。今度……カケルにちゃんとした祝い方を聞いておきましょう!

 

フェイク「ああ!退屈させんなよ……プリキュアあああああっ!!!!!」

 

エクス「見せてやる……”全てのプリキュアさん達から出来た”……僕たちの力を!!!」

 

 今、私たちの希望”キュアエクス”とネツゾーンからの侵略者”フェイク”の……アカシック王国の命運をかけた戦いが……始まった。

 

 

side:キュアエクス

 

フェイク「お前の力……見せてみろ!!」

 

エクス「言われなくても!だりゃあああああ!!!!!」

 

 僕は全力で走り出し、フェイクへとパンチを放つ。どうやらフェイクは僕の力を観察すべく一切の防御をしようとしない……ヤツの慢心を利用しない手はない!だが……なんか”違和感”がある。相手にじゃない……”僕自身”にだ。全力で足を動かしているのに、全然早くない……言うなれば、”普段の僕と同じ”くらいだ。でも……一撃を打ち込めばっ!!!

 

ストッ……

 

エクス「・・・・・・えっ?」

 

フェイク「……お前、ふざけてるのか?こんなへなちょこ……!」

 

エクス「ぐっ!!」

 

フェイク「効かね~んだよ~~~~~!!!」

 

エクス「うわあああああああっ!!!!!」

 

ドンッ!!!

 

 僕の放ったパンチは……フェイクに一切のダメージを与えられなかった。勿論、全力を込めたパンチだったのだが、単純に威力がないようだ……この程度では”普段の僕”が放てるくらいの力しかない。そんな事を考えていたら、そのパンチの威力に怒りを示したフェイクがパンチをした僕の左手首を掴み、強引に僕を右側にある壁に向けて投げ飛ばす。

 

エクス「なんで……力が全然ない!?身体能力が普段の僕と変わらない!?どうなってるんだ!」

 

フェイク「おい……本気を出せよ!!!」

 

 フェイクは立っているところから火球を壁に座り込む僕へ向けて放つ。ジャンプして回避しないと!!

 

エクス「なっ!?全然高く飛べない!?くっ!!」

 

 足に力を込めて横へ飛ぼうとしたら、全く跳ぶことが出来ない!僕は少しでも回避できるように、なんとか前転の体勢になり、ローリングで火球を回避する……が。

 

フェイク「もっと……もっと本気を出せええええええっ!!!!!」

 

エクス(ッ!? 近すぎる……避けられない!)

 

 回避した先に……フェイクがおり、僕に向かって拳を下ろしている。ローリング後で体勢は悪い……回避できない……でも、”見える”!攻撃の軌道と……そこから出来る”隙”が!

 

エクス「当たれええええええっ!!!!!」

 

 僕の攻撃に威力がない事はすでに分かっている……でも、この一撃で流れが変わるかもしれない!それに……コルーリが言ってた。”奇跡ぐらい起こせ”……ああ、ここまでいるのが奇跡なんだ!!今更、奇跡の一つや二つ……起こせない道理はない!!!

 

グッ!!!!!

 

フェイク「なっ!?!?!?」

 

エクス(当たった!それに……力が入る!この力の全部……フェイクに打ち込め!!!!!)

 

エクス「いけえええええええええええ!!!!!!」

 

フェイク「があああああああああああああっ!!!!!」

 

ドーンッ!!!!!

 

 フェイクの隙に際し、僕は”カウンター”を仕掛ける。それは見事に当たり……その瞬間、左拳一点に力が集まっていくのを感じる。僕はその力を解き放つようにフェイクに打ち込んでいくと……フェイクは激しい勢いでヤツの後方にある壁まで吹き飛ばされ、壁に埋もれてしまう。

 

エクス「カウンターなら……力が入るのか?」

 

クアライト「今のカウンター……ここまでのエクスの戦闘能力を測定していたが、あのカウンターの瞬間だけは、戦闘力が100倍まで跳ね上がったクア!」

 

 つまり……僕は”カウンター”でしかあいつにダメージを与えられないって事じゃないか。正直、何回も打ち込める自信はない……どうする?

 

エール(エクス、私達を忘れてるよ!)

 

エクス(エール?)

 

エール(”私達”の力を使って!)

 

エクス『ッ! そういう事ですか!プリキュアプリケーション!インストール!!!』〈HUGっと!〉

 

 僕はQaフォーンSのプリキュアプリをタップしスタイルチェンジを試みる……が、姿は一切変わらなかった。唯一違いがあるとすれば……僕のブローチに”HUGっと!プリキュア”さん達と同じ色が付いたくらいだが……でも、”白”の人なんていたかな?よく見たら……6色あるのだが?

 

フェイク「でえっ!!!いいぜ!!!キュアエクスーーーーー!!!!!」

 

エクス「っ! 来る!!」

 

アンジュ(ここは私が!)

 

ガキンッ!

 

フェイク「何っ!?」

 

 僕の目の前に迫って来たフェイクの攻撃……それから守るように、アンジュが使っていた光の壁が僕の前に出現する。反撃するなら今だ!!!

 

エクス「来て、メロディソード!ドットライト……フラッシュ!!」

 

フェイク「がっ!!!」

 

エトワール(次は私!エクス乗って!!)

 

フェイク「ちぃ!何度も飛ばすんじゃ……なっ!?」

 

エクス「うおおおおおおおっ!!!」

 

 再び吹き飛ばしたフェイクに反撃をしようとすると、エトワールのスターが現れる。僕はそれに乗り……奴に接近する。

 

エール(私達3人……ううん、4人で!)

 

アンジュ・エトワール(行くよ!)

 

エクス「はい!メロディソードを二本追加!行きます!!!」

 

エクス・エール・アンジュ・エトワール「(((心のトゲトゲ飛んでいけ~!プリキュア・トリニティ・コンサート!!!)))」

 

フェイク「なああああああっ!?!?!?」

 

 見た事もないのに……分かる。他のプリキュアさん達が使っていた合体技……それを僕の身体を使う事で、今目の前に再現している!

 

マシェリ(私たちも行くのです!)

 

アムール(”3人”で奏でましょう、エクス!)

 

エクス「分かりました!ツインラブギター……派手に行きましょう!!!」

 

エクス・マシェリ・アムール「((心のトゲトゲ、ズッキュン打ち抜く!ツインラブ・ロックビート!!!))」

 

フェイク「が、があああああああっ!!!!!」

 

マシェリ・アムール((愛してる♡))

 

エクス「……サンキュー」

 

 トリニティ・コンサートに続き、ツインラブ・ロックビートの追い打ち……想像を超える攻撃の数々を使い、フェイクを追い詰めていく。

 

エクス『最後の仕上げだ!プリキュアプリ!インストール』〈タップ〉

 

 左手首に巻かれたリボンからQaライトが溢れ、僕の前にサークルを形成する。見せてやる……僕の命の輝き!

 

エクス「〈HUGっと!〉プリキュア・ドットライトエクス!!!」

 

フェイク「はっ!?ぐああああああああああああああっ!!!!!」

 

 サークルに左手を伸ばし、飛び込むことで発動される”僕”と”HUGっと!プリキュア”さんの力が合わさった高速突進の浄化技……その威力は今までのどんな技よりも強く、奴を壁まで押し付けた。

 

フェイク「て、てめぇ……キュア……エクス……!」

 

エクス「僕の……いや、”僕たち”の勝ちだ!」

 

……もういいわ。退きなさい……フェイク

 

エクス「……カイザーン!」

 

カイザーン『うふふっ♪……素敵よ、アルタイル♪でもごめんなさい……今回は影だけなの。悪いけどフェイクは連れていくわ。早くいらっしゃい……私の元に』

 

エクス「待てっ!くそ……逃げられた!」

 

 カイザーンの影により、負傷したフェイクは消えていた。まだ聞きたい事はあったのだが……仕方ない。でも……これで終わったんだ!

 

コルーリ「カケルッ!!!」

 

駆「おっと!コルーリ……終わったよ」

 

コル―リ「はい!……はい!!」

 

環「駆……よくやったばい!私も……鼻が高いけん!」

 

クアライト「新たなプリキュアの……誕生クア!」

 

 変身を解くと、コルーリ、環さん、クアライト博士やアカシック女王……皆が集まってくる。良かった……皆を守れて……。

 

クローネ「キュアエクス~~~~~!」ボンッ

 

駆「クローネ!……って、うわ~~~~~っ!!!」

 

ボスッ!!

 

飛んできたクローネを見ようと顔を向けたのだが、気付いたら何やら大きな影が飛び込んでおり、僕は押しつぶされる……幸い、僕に抱き着いていたコルーリは咄嗟に僕から離していたので怪我がなくてよかった。……と言うか、これ何?

 

もにゅっ!

 

駆「もにゅって……待て、これ……覚えがあるぞ……」

 

クローネ「キュアエクス、とってもカッコよかったカー!」

 

駆「クローネ!?人間になったの!?」

 

クローネ「カー!でも……そんな所を触るなんて大胆カー……”英雄色を好む”って言うらしいし……仕方ないカー///」

 

 なんと僕を押し潰したのは、人間の姿になったクローネだった。黒髪のセミロングに黄色の目……身長は140センチくらいなのだが以上に大きい胸部。僕は……それを鷲掴みにしてしまっていたので、頬を赤く染めるクローネ……て言うか、女の子だったのか?僕って言ってたからてっきり”男”だと……。

 

コルーリ「ん~~~~~!!!」

 

駆「痛い!痛い!!!耳はダメだって!!!」

 

コルーリ「知りません!」

 

 コルーリに耳を引っ張られ、クローネから離される僕。こんなどこぞのアニメみたいな引っ張られ方をされるなんて思わなかった……取れるかと思ったよ。それよりも……。

 

ぐう~~~~~!!!

 

駆「お腹が空いたな……。でも、ホントに蘇ったらお腹が空くんだな……コルーリ、お米ってこの国にある?」

 

コルーリ「えっ?似たようなのはありますけど……」

 

駆「よし!それじゃあ、それで”おにぎり”を作ってくれる?蘇ったら最初のご飯は”おにぎり”って決まってるんだ!」

 

 その後、コルーリが作ってくれた”おにぎり”を食べて……お腹を満たしていく。美味しい……最高だ!!

 

駆「生きてるって……いいな。……待っててよ、種……僕が絶対に助けに行くからね」

 

 こうして……アカシック王国での戦いは終わった。だが……ここからが本当の戦いなんだ!カイザーン……待ってろ!残りのプリキュアさんを救い出し、お前の元へ行ってやる!!!そして……僕のかけがえのない存在……種を返してもらうからな!!!!!

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?今回はいつにもまして長くなってしまいましたが……駆、遂に個人変身獲得です!劇場版で先行登場させていましたが……仕様はだいぶ違いますけどね。次回、アカシック王国を出発した駆達!彼らはアカシック王国を救った英雄的存在”フレッシュプリキュア”の時代へと向かう。そこで出会ったのは、美味しいドーナツ屋の主人と4人のダンサー……そして、”ヘソがないフェレット”だった。乞うご期待ください!

年明けは、病院も忙しいので……投稿が遅れることがあると思います。ですが、来年も面白いお話を作れるように……ヴァールハイト・プリキュアはこれからも頑張っていきます!では皆さん……良いお年を!

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