トロプリのキャストが公開されましたね……サマーの声、平安パリピの人で驚きました。コーラルはまさかのエレメントさんからの続投だし、パパイアなんか……前はウォーター星人の”ハイドラ”だし、フラミンゴはあった買い物をどうぞしてくれるし……うん、でもそれよりインパクトあったのが”マンホール人魚”かな。あ~……トロプリ楽しみです!もう今月でヒープリも終わってしまうけど、プリキュアは終わらない!……駆達の物語が終わるまでにトロプリが終わらないといいな~!
第四十六話:けって~い!”蝶”と一緒に”赤”と”青”のバラを探せ!(青いバラは……無理でしょ)
2008年 プリキュアカーシャ 操縦室
side:コルーリ
クアライト『何っ!?カケルが”スーパーQaライト”をっ!?』
現在、2008年に到着して、お父様に前回の戦闘で確認することが出来たカケルの”スーパーQaライト”と思わしき現象を報告している。私もデータを確認したが私個人では判断しかねる結果のため、お父様の意見を頂きたかったからだ。
コルーリ「はい……2009年でのゲンサークとの戦闘の際、ゲンサーク内部への侵入後にリボンの色が”青”になっているのが確認されています。この際のQaライト値なのですが……これです」
クアライト『この数値は……以前のタネが発した”スーパーQaライト”とは異なるが、Qaライトの特性……この場合は”凝縮特性”だが、カケルの異常なまでの特性が更に強化され……Aqライトを”無理やり”抑えつけているクアか。異常としか言えんクアね』
コルーリ「それもありますが……これは”不幸のエネルギー”を取り込んだ”後”なんです。以前のAqライトではなく、取り込んで濃度が増したAqライトを抑えつけています」
クアライト『あの濃度をか……データを確認したが、あれも異常クア。前回とったサンプルと比較したが、濃度が前回から”30%”も上がっている……Aqストッパーの抑制も無理やり超えてしまっていた。うむ……コルーリ、カケルのQaウォッチを接続してくれ。セーフティをもう少し上げることにするクア……ん?カケルはどうした……そこで寝ているようだが……?』
そう……カケルは2009年を出発した後から睡眠を取っている。
コルーリ「はい……ずっと寝ています。約……”12時間”程」
2009年から2008年に向かうまで……約12時間の時間があったのだが、目を瞑ってから目を覚ますことなくカケルは眠りについている。
クアライト『Aqライトによる影響……ではないクアね。それならば2009年の滞在期間に影響が出ていたはずクア……ならば、何が影響クア?』
コルーリ「……原因かどうかは分かりませんが、カケルが寝言で言った言葉があるんです」
クアライト『ふむ……その言葉とは?』
コルーリ「……”デスパライア”。プリキュア5と戦っていたと言う”ナイトメア”の首領の名前です」
カケルが2008年に到着してすぐに口にした言葉……”デスパライア”。カケルは今……ナイトメアと言う悪夢の中で、彼女と話しているのだろうか?これも……Aqライトの影響か?それとも……違う何かなのだろうか?お願いです……早く目覚めて下さい、カケル。
2009年 ?????の世界
side:駆
駆(んっ……あれ?僕……寝たはずなのに……ここはビル街か?)
アカーシャで眠りについたはずの僕は、気が付くと何処とも分からない高層ビルの建ち並ぶビル街に立っていた。しかし人の気配はなく、静寂が広がるのみ……だけど、街の中央にある穴……あそこから”大きな力”を感じる。
駆(これは”夢”なのかな?でも、大きな力を感じるし、何かあるかもしれない。せっかくだし、覚めるまで歩いてみるのも悪くないかな)
そう思った僕は、大きな穴へと足を進めていく……その間も誰にも会わず、静寂があるだけ……これではまるで……”悪夢”の様だ。
?????本拠地跡
駆(何もない……誰もいない……後は”大きな力”を感じるこの”穴”だけか)
街の中心に到達した僕が見たものは……目的地の大穴と瓦礫の山……瓦礫は周囲に立っていたビルと同様の素材に見えるし、もしかしたらここにはビルが建っていたのかもしれない。瓦礫の量から察するに……周囲のビルよりもずっと大きなビルだろう。
駆(……進まないと分からないよね。それっ!!)
勇気を出して大穴へと飛び込み……底の見えない深淵へと僕はゆっくりと落ちていく。どれくらい落ちたのだろう……1時間?2時間?……途中から時間の感覚も曖昧になってしまったのでよく分からない。それでも……僕は落ちていく……そして、漸く足が付く場所に着いた僕の前にいたのは、”若い女性”だった。オリーブ色のロングヘア、生気を感じない白い肌、紫を基調とした和服の様な服を纏っている……この夢の中で初めて会う人だ。少なくとも現実であったことはない。……取り合えず話をしてみよう……何か分かるかもしれない。
駆(あの……あなたは誰ですか?そして……ここは何処でしょうか?)
デスパライア(……まさかここに人が来るとは思わなかったぞ。……仕方がない、私の名は”デスパライア”……かつて”不老不死”を求め、それを手に入れた者だ。しかし、それでも心に安らぎは訪れなかった……だから私は自身の大きすぎる力を危険と考えて、自らをこの世界と共に封印することにした……”プリキュア”達の力を借りてな。この世界は……もとは我ら”ナイトメア”の世界だ)
不老不死を手に入れたと言う人物……デスパライア。彼女の話では、ここはかつて自分のいた世界で、自身の力を危険と判断した彼女と共に”プリキュア”によって封印された場所らしい。……つまり、ここは本来”人が来ることのできない場所”と言う事ではないか?何故……僕はここにいるのだろう?
デスパライア(お前も……心の中に大きな”絶望”を宿しているな。しかも私すら飲み込んでしまう程だ……が、お前の心には”希望”も宿っている。なるほど……お前の”心の器”は多くの人々と繋がることが出来るのだな……それで私と繋がり、ここに引き込んでしまったようだ……すまなかったな、少年)
駆(いえ……あの、あなたを封印した"プリキュア"って誰なんですか?)
デスパライア(パルミエ王国に伝わる5人のプリキュア……"プリキュア5"だ。そう言えば……お前が左手首に付けていると似たような物をしていたな……ッ!?そうか……お前も"プリキュア"か!ならばその心にある“希望"の輝きにも頷ける)
駆(……確かに僕はプリキュアです。そして……"プリキュアを救う"と言う使命があります。あの……デスパライアさん、僕はこれから"プリキュア5"を救いに行かなくてはいけないんです……宜しければ、彼女達を探す手段はありませんか?)
デスパライア("プリキュアを救う"?プリキュア達に……何か起きているのか?ふむ……すまないがその話……詳しく聞かせてくれ)
デスパライアさんが僕にプリキュアに起こっている事を聞いてきたため、僕は自分が知る限りの事実を話していった。
デスパライア(そう言う事が……。お前はその敵を退けつつ、プリキュア達を救っていると……そして今回はプリキュア5達を救いに来たという訳だな)
駆(はい……その通りです)
デスパライア(ふむ……ならば私も協力しよう、あの者たちを救うためだ)
そう言うと、デスパライアさんは自分の身体から”白い光の玉”を取り出す。すると、その光の玉は羽を広げげ……”白い蝶”の姿に変わる。
デスパライア(ドリームコレット……私の身体を不老不死にした力なのだが、この蝶はその一部だ。この力はパルミエ王国のものだからな……同じパルミエ王国の力であるプリキュアと引かれ合うはずだ。この蝶を頼りにすると良い)
駆(ありがとうございます!)
デスパライア(うむ……それともう一つある。お前の中にある”絶望”……それを制御する力が必要だろう)
デスパライアさんは僕の胸に手を当てると……彼女の手から温かい力が流れてくる。
デスパライア(僅かだが……私の力をお前の”心の器”に入れさせてもらった。それでお前の”絶望”を少しは抑えることが出来るだろうが……完全には抑えることは出来んぞ。その”絶望”を制することが出来るかは……お前次第だ)
駆(大丈夫です……僕は一人じゃありません。僕はいつでも、たくさんのプリキュアさんの心と繋がっています……それ以外にもたくさん……そして、デスパライアさんとも繋がりました。だから……きっと……!)
デスパライア(そうか……ふむ、どうやら”迎え”が来たようだぞ)
駆(……えっ?)
カケル……カケル、起きて下さい。
僕はデスパライアさんが指さす方へ振り向くと、そこには”白い穴”が出来ており……そこから僕を呼ぶ声が聞こえる。
デスパライア(もう行け……そして、プリキュアを頼む)
駆(はい……では、”また”)
デスパライア(ふふっ……もうここに来る事がないと良いがな)
デスパライアさんは小さく微笑むのを見て……僕は白い穴に飛び込む。そして……僕の意識は……現実の世界で目を覚ました。
プリキュアカーシャ 操縦室
駆「ん…んん……コルーリ、おはよう」
コルーリ「カケル!」ギュッ!
駆「……苦しいよ……ん?」
目を覚まして、ソファーから身体を起こすと……いつも通りのプリキュアカーシャの中だった。コルーリが何故か心配したように抱き着いてくるから……現実世界でも何かあったのかもしれない。それも気になるのだが……それよりも気になることがある。それは……僕が付けているQaウォッチに”白い蝶”が止まっている事だ……どうやら僕が見ていた夢は、本当の事だったみたいだ。
コルーリ「カケル、どうかしたんですか?」
駆「コルーリ、このQaウォッチに止まってる”蝶”……見える?」
コルーリ「えっ?……見えない……カケル、また何か!?もしかして、”デスパライア”にっ!?」
駆「コルーリ、デスパライアさんを知ってるの?……確かにこの”蝶”はデスパライアさんから頂いたんだけど……」
コルーリ「デスパライアは、かつて”プリキュア5”と戦っていた”ナイトメア”と言う組織の首領です。自身の不老不死のためにパルミエ王国を滅ぼし……ドリームコレットの力で不老不死を叶えた人物です。歴史の中では”プリキュア5”に封印されたはず……どうしてカケルがデスパライアの事を知っているのかは分かりませんが……カケル、またあなたに何かあったと言う事ですね。でしたら……メディカルチェックです!さあ、医務室に行きますよ!!」
ちょ、ちょっと待って!?まだ色々分かってない事が!?えっ!?ち、力が強い!?ま、待て!!待ってくれ~~~!!めちょっく~~~~~!!!
side:ネツゾーン
カイザーン「まあ、そんなに緊張しないで……別に怒ってないよ、あなたが私を裏切ろうとしたことなんて♪」
インペイル「……っ!」
2009年の時代でインペイルの裏切りが発覚したが……カイザーンは全く怒っている様子がない。それどころか……笑って喜んでいるようにも見える。
カイザーン「あなたは間違ってないよ……あなたが裏切ろうとする事なんて”最初から”分かってたし~♪」
インペイル「ど、どういう事……ですか?」
カイザーン「言葉の通りだけど……そうだね、ヒントをあげる。あなたは”いつから”生まれて……”何から”生まれたのかな?”最初”って言うのは……そこからだよ♪」
インペイル「どういう事だ?私は……いつ生まれ、何から……生まれた?な、何故だ……思い出せない!?」
カイザーン「当たり前だよ♪あなたを生み出したのは他ならぬ……”私”なんだからっ♪」
カイザーンの言葉を考えるインペイル……そして、その答えはカイザーンの口から伝えられる。
カイザーン「あなた達3人は……私がAqライトを使って生み出したの♪私が世界で最も”嫌いな3人”の人間……私の中にあるその記憶を使ってね」
インペイル「……だ、だが私が裏切るなど分かるはずがない!仮に分かると言うのなら……ま、まさか!?」
カイザーン「そうだよ……私は最初からあなたが裏切るように”設定”しておいたの♪」
インペイル「馬鹿なっ!?何故……なぜそのような真似を!?」
カイザーン「それはね~……あなたがスゴイ兵器を作れるように促すため♪知ってる?裏切り者はね~、裏切る相手の事をよく知ってる……だから、その相手を確実に滅ぼせるように準備するの♪あなたは優秀だよ、インペイル……カイザーンである私を滅ぼせるようにデリートを生み出してくれた♪最初から裏切ることが前提なら……作る時に手加減しないで最高の兵器を作るでしょ?」
インペイル「わざと裏切るように私を設定して……それを前提として”強力な兵器”を作るように促したと言うのか!?」
カイザーンの口から語られた答え……それは全て、インペイルが今までしてきた全ての行いが……カイザーンの手の平の上でしていた事であると言う”真実”だった。
インペイル「ふざけるなっ!!!デリートーーーーー!!!!!」
カイザーン「はい、没収♪」
インペイル「なっ!?」
カイザーン「あなたの役目はこれで”9割”くらい済んだかな……でも、もう少し働いてほしいし……よし!それじゃあ……えいっ♪」
デリート『ギャアアアアアアアアアアアッ!!!!!』
カイザーンはインペイルの取り出した”デリート”を奪い取ると、手の平の上でデリートに”Aqライト”を流し込んでいく。その量が尋常ではないのが……インペイルにも分かる。しかし、そのAqライトをデリートは苦しみながらも飲み込んでいき……全てを飲み終えた時には……。
デリート『キヒャヒャヒャッ!!!最っ高だ~~~!!!最高だーーーーー!!!!!』
片言だった言葉は流暢になり、歓喜の声をあげていた。
カイザーン「おめでとう、デリート……さあ、最初の……」
インペイル「あ、ああ、あああっ!?!?!?」
カイザーン「あなたの”餌”よ♪」
デリート『デリ――――――トッ!!!!!』
インペイル「うわああああああああああああああっ!!!!!」
バクッ!モグ……モグ……ベッ!!!
インペイルを大口で飲み込んだデリート……数回咀嚼した後に、インペイルを吐き出す。カイザーンの手から飛び降りて、カエルらしく跳ねながら吐き出したインペイルに近付き……右手の平に乗っかる。すると、気を失っていたはずのインペイルはゆっくりと身体を起こす。
カイザーン「それじゃあ、お仕事の時間よ。あなたが行くのは”2008年”……頑張って来てね、”デリート”♪」
インペイル?「・・・・・・”デリート”」
カイザーンに”デリート”と呼ばれたインペイルは、次元の裂け目を開いて……その中へと消える。それを見たカイザーンは、この部屋にいるもう一人……”種”に話し始める。
カイザーン「今アルタイル達がいるのは2008年……ねえ、不純物ちゃん、アルタイルはデリートを退けられるかな?またAqライトを使ってくれるかな?楽しみだね~♪ここに来るまでにどれくらい変わってくれるかな~?」
種〈……どうでもいいよ、あんたの考えなんて〉
カイザーン「あら~……ご機嫌斜め?そうね~……せっかくだし、たまにはあなたにメリットがある事もしてあげないとだね♪そうだね……それじゃあ、好きな事を質問していいよ♪私のアルタイルここに来た時、あなたが彼に伝える情報が出来るし……もしかしたら私の弱点に繋がる事も分かるかもしれないよ♪」
種はカイザーンの言葉を聞くと、少し考える様な表情をすると……口を開いた。
種〈……じゃあ、教えてよ。あんたは”人間”なの?駆を”19年前”から愛してるって言ってたでしょ……あんたの外見だけなら駆と変わらないくらいじゃない〉
カイザーン「そんな事でいいの?それじゃあ、答えるよ。私は”人間”だよ……年齢は14歳で、最終学歴は中学二年生……まあ、カイザーンになる”前”の話だけどね」
種〈カイザーンになる……”前”?〉
カイザーン「そうだよ……元々は”普通の女の子”だったんだから♪」
種はカイザーンの回答を聞いて疑問が出来る。カイザーンはこうなる前は”普通の女の子”だったと言う……それも中学生で、私達と歳だって変わらない……と。しかし、まだ答えていない疑問がある……14歳なのに、どうして19年前から愛していると言ったのだろう?やはり年数が合わない……これはどういう事なのだろう?
カイザーン「大丈夫だよ、不純物ちゃん……その答えはちゃんとはっきりするから。アルタイルが来た時に……ちゃんと詳しく話してあげるよ。彼が聞く耳を持っていてくれたらだけどね」
種〈もう一個……良い?〉
カイザーン「なあに?」
種〈どうして……カケルを”アルタイル”って呼ぶの?〉
カイザーン「それは……ヒ・ミ・ツ♪と言うか……私に聞かなくても、あなたは”知ってる”よ……不純物ちゃん」
そんな訳の分からない事を言うと……カイザーンは黙ってしまった。どういう意味なのか……種が知っているとはどういう事なのか……その”真実”が明かされるのはまだ……先の話である。
2008年 サンクルミエール学園 校門前
駆「ここがこの町の学校か……今日は休日だから、部活動をしている生徒しかいないみたいだね」
現在、僕らはこの町で最も大きい学園……”サンクルミエール学園”の前に来ている。ここなら中学生も集まっているし、プリキュアを探すのが楽かなと思ったのだが……残念ながら今日は休日で部活動をしている生徒しかいなかった。
コルーリ「はい、この大きな町のシンボルの様なところですから、ここから探すのがいいと思います。ですが、カケル……本当にデスパライアから受け取ったと言う”白い蝶”で探すことが出来るのですか?」
駆「うん……そうみたいだけど、でも……Qaウォッチに止まってたのに見えない。コルーリに渡した後からずっとこんなだ……」
コルーリ「仕方ないじゃないですか!お父様が”Aqストッパー”のセーフティを上げると指示を出したのですから!それに……カケルがまたAqライトを出してしまったら……」
駆「……その心配はないと思うけどな」
コルーリ「何を根拠に言っているんですか!カケルに話した通り、Aqライトの濃度は危険なんですよ!!」
コルーリに心配されているけれど……僕は心配する程ではないと考えていた。まあ普通なら僕も不安になるが……僕にはそうならない自信があった。その理由は……僕が医務室で待機されていた時に遡る
数時間前……プリキュアカーシャ 医務室
コルーリ「QaウォッチのAqストッパーをお父様に見てもらいます。返却まで時間があるので、ここで安静にしておいてください!」
駆「……はぁ……退屈だな」
退屈なら……ちょっと話そうよ、もう一人の僕。
駆(ッ!?……僕の深層意識……?)
バッドエンドシード(やあ……だいぶ寝てたみたいだね)
医務室にいた僕は、気が付いたら僕の”深層意識”の中にいた……どうやらバッドエンドシードが僕を引っ張り込んだみたいだ。
駆(まあ、退屈はしないかな……で、話って何?)
バッドエンドシード(そうそう、新しい住人の紹介……はい、どうぞ~)
ウエスタ―(随分と殺風景な所だな~)
サウラ―(まあ、変にごちゃごちゃしているよりはいいと思うけどね)
駆(ウエスタ―さん!サウラ―さん!ど、どうして僕の中に……)
バッドエンドシードに呼ばれてきたのは、ラビリンスの幹部であるウエスタ―さんとサウラ―さんだった。どうしてここにいるのだろう?と、言うか……なんか格好も違うな……”白っぽい”服装だし……。
バッドエンドシード(お前がラビリンスゲンサークの”不幸の爆弾”をAqライトで取り込んだからだよ。あれはラビリンスゲンサークの中で溜まってた”不幸のエネルギー”だからな。”ノーザ”っておばさんは……なんかマズそうだったから、この二人だけ引っ張り込んだ……せつなさんを助けたりしてたし、話したら協力してくれるって言ってくれたしね)
駆(……協力?)
ウエスタ―(お前はイースを助けてくれたから、その恩返しをしようと思ってな!)
サウラ―(君のAqライトを抑える手伝いをしようと思ってね)
駆(いいんですか……本当に?)
僕の問い掛けを聞いた二人は……笑いながら答える。
ウエスタ―(プリキュアを救うんだろう?それはイースを守るって事でもある!)
サウラ―(助けてもらったからには……しっかりと恩は返すさ)
バッドエンドシード(あと……もう一人いるんだ。あっち見てみなよ)
駆(あっち?……って、デスパライアさん!?)
バッドエンドシードに指さされた方を見ると、そこにいたのは……ついさっきまで夢で会っていたデスパライアさんだった。まあ……確かに僕の中に力を流してたし、ここにいてもおかしくはないか。
デスパライア(この者たちがお前の絶望を抑えていたのだな。もう一人のお前に聞いてな……私もお前に話した通り、協力しよう)
バッドエンドシード(と、いう訳で……今回から合計6人でAqライトを抑え込む。特にデスパライアさんの存在はだいぶ大きい……簡単に暴走はしない。だから安心してプリキュアを救ってよ……でも、無理はしない事だな)
駆(……うん、分かった。ウエスタ―さん、サウラ―さん、デスパライアさん……これからよろしくお願いします!)
僕は深層意識の中に現れたウエスタ―さんとサウラ―さん、デスパライアさんに頭を下げる。すると、僕の意識は現実世界に戻されて……医務室で目を覚ました。
と、言う事があったため、僕は安心してプリキュアを助ける事に集中することにしたって訳なのだ。コルーリも話したんだけど……結局心配されたままなんだけどね。
駆「まあ取り敢えずは探そうか……ん?」
コルーリ「カケル、どうしましたか?」
ヒラッ……ヒラッ……
駆「Qaウォッチから……白い蝶が出てきた」
僕はプリキュアを探そうと周囲を見回したら……Qaウォッチが光っている事に気付く。すると、画面の中から、白い蝶が出てきて……町の中へ飛んでいく。
駆「ッ!! 蝶が飛んでいく……コルーリ、こっちだ!」
コルーリ「えっ!?な、何も見えませんよ!?か、カケル、待って下さい!!」
僕たちは白い蝶を導かれる様に進んでいく……町を中にある建物を越えて、僕らが辿り着くのは……どこなのだろうか?
2008年 アクセサリーショップ〈ナッツハウス〉
コルーリ「ここは……アクセサリーショップでしょうか?」
駆「そうみたいだけど、こんな町はずれの湖畔の横にある店って……人、来るのかな?」
白い蝶に導かれて……僕らが辿り着いたのは、町はずれにある湖畔の横にあるアクセサリーショップ……お店の名前は”ナッツハウス”と言うみたいだ。お客さんはいないみたいだが……。
ココ~!セレブ堂のシュークリーム、かれんさんが持ってきてくれたよ~!
やったココ!”シュークリーム”ココッ!!
駆「人はいるみたい……だね。……入ってみよう、コルーリ」
コルーリ「は、はい……」ギュッ!
僕たちはナッツハウスの中に入っていく……コルーリは僕の腕に抱き着いて警戒してくれているが、見た感じ警戒する程でもなさそうだ。そんな事を考えていると、二階のスペースから一人の男性が降りて来る。金髪で高身長のカッコイイ男性……このお店の店主さんかな?でもこの感じ……”妖精”の気配だ
店主?「いらっしゃいませ。ようこそ、ナッツハウスへ……何かお探しですか?」
駆「えっと……はい、探し物が……あれ?」
店主?「……ッ!?」
さっきまで僕のQaウォッチに止まっていた”白い蝶”が、その店員さんの方へと飛んでいく。すると、その店主さんの目線が動いた……白い蝶を目で追ったのだ。つまり……この人には”見えている”んだ。
駆「あの……”白い蝶”が見えるんですか?その蝶……”ドリームコレット”の力の一部らしいんです。それが分かるって事は……あなたはパルミエ王国の妖精ですね」
店主?「何者だ、貴様っ!?」
もう一人の男性「どうした、ナッツ!?」
店主?「ココ、みんなを呼んでくれ!変な気配は感じなかったがっ!?くっ!シロップ、ローズパクトを隠せ!」
どうしたの、ココ!ナッツ!
駆「……ッ!!」
二階スペースから店主の声を聞いて下りてきた男性、さらに中学生くらいの女の子が6名に男の子1名の合計7名が下りてくる。その中で真っ先に声を上げて僕の前に出て来た少女を……僕は知っている。少しだけ容姿が幼くなっているが、間違える訳がない……だってその人は、僕の”担任の先生”だった人物なのだから。
駆「夢原……先生……!」
のぞみ「えっ?……先生?」
駆「やっぱり……そうだったんだ。夢原先生も……プリキュアだったんだ!」
のぞみ「えっ!?な、なんでプリキュアの事を知ってるの!?」
活発そうな少女「馬鹿っ!自分からバラしてどうするのよ、のぞみ!!」
今回もトラブルからのスタート……だけど、少しだけ嬉しかった。だって、僕の知っている人物……夢原先生とこうして再開することが出来たのだから。
コルーリ「あ、あの!私達はエターナルではありません!私達はアカシック王国から使者なんです!」
ココ?「アカシック王国って……あのアカシック王国かい!?」
ナッツ?「過去、現在、未来の歴史を観測する役目を持ち、高度な文明を有している国家だな……君たちがそうだと言うのか?」
コルーリ「はい!そして、私たちが皆さんの前に来たのはプリキュア5の皆さん……あなた方に危険が迫っているからなんです!」
のぞみ「私達に?」
コルーリが何とか話を逸らしてくれて、大きなトラブルにならずに済んだ僕らは……二階のスペースへと通される。
ナッツハウス 二階スペース
コルーリ「では、名乗らせていただきます。私はアカシック王国の使者で”コルーリ”と申します。こちらはプリキュアである皆さんを守るために私達に協力してくれている”アカシックのプリキュア”で……」
駆「”時生 駆”……またの名を”キュアエクス”と言います。2019年の未来から来ました」
のぞみ「ええ~~~!!未来から来てて、そのうえ男の子のプリキュアなのっ!?すっご~い!!」
ココ「それで、のぞみたちプリキュアを守ると言っていたけど……」
ナッツ「どういう事か……説明して欲しい」
コルーリ「はい、では……お話しします」
コルーリによって、ネツゾーンと言う敵がプリキュアの歴史を改竄した事、それによりプリキュアが消えた事、その原因であるネツゾーンと僕たちが戦っていることを話された。
ナッツ「なるほど……過去に干渉することで歴史からプリキュアを消したと言う事か」
緑髪の少女「タイムパラドックス……SF小説ではよくみられるけど、実際にそんな事をするなんて……」
コルーリ「だからこそ、歴史に消えたプリキュアを救うため、私達アカシック王国の使者とプリキュアを救うプリキュア”アカシックのプリキュア”が戦っているんです」
コルーリの話が終わり、ナッツさんと緑色の髪の少女はそれを簡単に考察して話している……が、既についてこれていなさそうな人が3名ほどいるみたいだ。勿論、夢原先生もその一人である。
のぞみ「う~ん……私、よく分かんないな~。あ、そうだ!まだ自己紹介してないよね!私、”夢原 のぞみ”!サンクルミエール学園の2年生で14歳!よろしくね~!!」
駆「いや……知ってますけど……」
りん「さっき彼があんたの事を呼んだの聞いたでしょ?はぁ……あ、あたしは”夏木 りん”!同じくサンクルミエール学園の2年生、よろしく!」
うらら「私、”春日野 うらら”って言います!今はアイドルをしていて、いつかは女優になるのが夢なんです!」
駆「はい、活躍につきましてはテレビでよく拝見しております」
春日野 うらら……僕のいた2019年では、名前の知らない人はいない程の有名な女優さんだ。まさかプリキュアだったとは驚きだが……。
うらら「本当ですか!?嬉しいですっ!!」
こまち「私は、”秋元 こまち”と言います」
駆「あ、”秋元 こまち”先生なんですか!?あ、あの!デビュー作”海賊ハリケーン”の時からのファンです!あ、握手をしていただいても……!」
こまち「えっ!?ど、どうしましょう……!?」
ナッツ「握手してやれば良いんじゃないか?」
こまち「な、ナッツさんがそう言うなら……は、はい」ギュッ!
僕のお気に入りの小説家”秋元 こまち”先生……まさかこんな形で出会い、握手まで出来た!やばい……興奮して今日は寝れないかもしれない!!
かれん「次は私ね、”水無月 かれん”……サンクルミエール学園の生徒会長でこまちと同じ3年生よ」
くるみ「私は”美々野 くるみ”、ココ様とナッツ様のお世話役見習いが本職だけど、今はのぞみ達と同じサンクルミエール学園の2年生よ」
駆「くるみさんも……妖精ですよね?それに……そこの少年も」
シロップ「ああ、そうだ。俺は”シロップ”、そんでこっちが相棒の”メルポ”だ」
これで大体の紹介は済んだな……後はそちらの大人組だけか。そんな事を思っていると、コルーリは大人の男性を見つめる……来海さんの言葉を聞いてからこうしてるけど、どうしたのだろう?
コルーリ「あの……お二人が”ココ様”と”ナッツ様”と言う事は……あ、あの偉大なるパルミエ王国の”二人の王”でいらっしゃいますか!?」
ココ「そうだよ。では、改めて名乗ろうかな……僕は”ココ”、パルミエ王国の国王……と言っても、まだちゃんと即位したわけではないけどね」
ナッツ「……ナッツだ」
ココ「ナッツ……もう少し笑顔で自己紹介したらどうだ?」
ナッツ「どうしてそんな事をする必要がある?それよりも駆、お前はあの蝶がドリームコレットの力の一部と言ったな……どう言う事だ?」
ドンッ!!!!!
僕はナッツさんの質問を聞いて答えようとしたが……次の瞬間、外から大きな揺れが伝わってくる。
のぞみ「何、地震っ!?」
駆「この気配……ネツゾーン!」
コルーリ「か、カケルッ!?一人は危険です!!」
僕はネツゾーンの気配を感じ外へと飛び出る、すると、そこにいたのはインペイルだった。
インペイル「ほう……ここがプリキュア5のいる場所か」
駆「インペイル……あの様子だと”改竄時”の方だな」
ココ「誰だ、お前は!?」
インペイル「ほう……パルミエ王国の国王か。良いだろう……我が名はインペイル、ネツゾーン三幹部の一人だ。お前たちプリキュア5を歴史から消しに来たのだよ!」
やはり……改竄時のインペイルで間違いない!まずはここを切り抜けるしかない!
のぞみ「駆君、あの人が例のネツゾーンなんだね?!」
駆「はい……あいつが他のプリキュア達も消そうとしていたんです!」
りん「そう言う事なら……手加減はいらないね!」
うらら「プリキュアを狙うなんて……許せません!」
かれん「引いてくれそうにないわね」
こまち「そうね、かれん」
くるみ「だったら……やるしかないわね!」
のぞみ「みんな、いくよ!」
プリキュア5「「「「「Yes!」」」」」
僕の戦いもあと少し……新しい人たちの思いも背負ったんだ!それに、夢原先生の存在もかかってる!この戦い……負けられない!!!
To Be Continued……
いかがだったでしょうか?二期分あるから出したい人いっぱいいるんですよね、プリキュア5!絶対に出したいキャラがあと一人いるし……頑張って考えないと!では次回、インペイルの出したガンサクホシイナー!多彩なコンビネーションで戦うプリキュア5!駆は自分の先生である”夢原 のぞみ”を……救うことが出来るのか!?乞うご期待ください!