ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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お久しぶりです、32期です。遅くなってしまって申し訳ありません。ヴァールハイト・プリキュア編、今回はエクス、シード対カイザーンの対決と、お待たせしました!一周年で言っていた、私が考えた最初のプリキュアを登場させます!名前は……タイトルでネタバレしていますが、ちゃんと意味もあるから本編を読んで確認してください。では、お楽しみください!

誕生日だったプリキュアは、ソレイユ、ルミナス、トゥインクル、ダイヤモンド、アムール、ショコラにスパークルでしたね!お誕生日おめでとう!遅くなっちゃってなんも言えないよ~!それでも、皆に幸せな一年がありますように!


第六十話:ふたりで一人!超越する存在 キュアエクシード!

2019年5月1日AM14:00 ネツゾーン城〈最上階層:玉座の間〉

 

side:コルーリ

 

 エクスとシード……ふたりのアカシックのプリキュアが復活した。私が発した言葉を聞いたふたりが、笑顔で振り向く。

 

エクス「あははっ!うん、良い感じの祝いの言葉……ありがとう、コルーリ」

 

シード「コルーリも成長したね~!お兄ちゃん、すっごい調教したんでしょ~?」

 

コルーリ「ちょ、調教///!?」

 

エクス「してないから……はぁ〜。さあ……シード、僕達ヴァールハイト・プリキュアの復活なんだ!僕達、最高のパートナーの息の合ったコンビネーションをカイザーンに見せてやろうよ!」

 

シード「パートナー……!うんっ!お兄ちゃんと私の共同作業を見せてあげよう!”画面の前の皆”も久しぶりだと思うしね!お兄ちゃんも一人でプリキュアになれるし……どんなコンビネーションが出来るかな?」

 

 シードが何かよく分からない事を言っているが、二人が揃ったこの状況がとても心強い。このふたりなら……なんか、行ける気がします!

 

エクス「考えるのは僕に任せて!シードは……思いっきりカイザーンをぶっ飛ばすことを考えて!」

 

シード「よっしゃー!お任せあれっ!!それじゃあ……っ!!!」

 

エクス・シード「「行くぞ(よ)ぉぉぉおおおっ!!!!!」」

 

ダンッ!!!!!

 

コルーリ「二人共、頑張って下さーーーーーいっ!!!!!」

 

 勢いよく飛び出すエクスとシード。ふたりに向かって私は……自分の出せる精一杯の声で叫ぶ。そして、”真実のプリキュア”である〈ヴァールハイト・プリキュア〉と”偽りの歴史を生み出す元凶”である〈カイザーン〉による、プリキュアの歴史と世界を賭けた戦いが……幕を開ける。

 

カイザーン「最初は様子見……さあ、思った様に掛かって来て♪」

 

シード「好きに言ってろ〜!プリキュア・ストライクシードッ!!」

 

カイザーン「そ〜〜〜……れっ!!!」

 

シード「片手で止められた!?」

 

カイザーン「お返し……ねっ♪」

 

 シードのエネルギー弾を片手で受け止めるカイザーン。すると、カイザーンはシードのエネルギー弾をAqライトでコーティングしてシードへと撃ち返す。シードの撃ち込んだエネルギー弾だって本人と同じくらいの大きさだったのに、それにAqライトを追加したせいで余計に大きくなっている……このままだとシードが!?

 

エクス「はあっ!!!」

 

ゴスッ!!!

 

シード「ッ!!お兄ちゃんっ!」

 

コルーリ「Aqライトを蹴り飛ばしました!」

 

カイザーン「へぇ~♪自分のAqライトを脚部に展開して、書き換えを"相殺"しながら蹴り飛ばしたんだ~♪流石は私のアルタイル♡」

 

エクス「あの大きさでも、Aqライトの濃度は薄くしてるんだろ?だから出来たんだ……手加減してるのは、最初からよく分かってるからね」

 

 シードのピンチに飛び込んだエクスは、Aqライトを右足に纏って……カイザーンの返したエネルギー弾を蹴り飛ばした。エクスの行為に驚く私だったが……エクスが言った言葉を聞いてそれ以上に驚いていた。カイザーンはあれほどのAqライトを出していると思っていたのに、あれは量だけで威力は落としており……”手加減をしている”と言うのだから。

 

シード「舐めた真似してっ!」

 

エクス「シード、落ち着くんだ。冷静に……でないと、さっきまでの僕みたいに翻弄されるだけになる。大丈夫、僕らにはプリキュアさんの力があって、おばあちゃんの力があって……そして何より、僕にはシードがいる。シードには僕がいる……でしょ?」

 

シード「ッ///……うん!そう思ったら……なんかいける気がするっ!!!」

 

エクス「ああっ!シードの知らないプリキュアさんの力!試してみなよ、シード!」

 

シード「うんっ!」

 

エクス・シード『『プリキュアプリケーション!インストール!!!』』〈フレッシュ〉

 

 ふたりはQaフォーンを取り出すと、フレッシュプリキュアのプリキュアプリを起動する。

 

シード『チェインジ・プリキュア・ビートアップ!』

 

P・シード「小さな種から花開け!もぎたてフレッシュ、キュアピーチ・シード」

 

 エクスは起動しただけで終わってしまったが、シードはQaフォーンの画面に表示されたリンクルンに変身キーをドラッグしてセット、スライドする事でリンクルンが開くと下部にあるローラーを回す。すると、シードの衣装はキュアピーチを模した姿に変わる。まだ見た事のない新しいシード……一体、どんな力があるのでしょう?

 

エクス「いくよ、シード!パッションハープ!プリキュア・ハピネス・ハリケーンッ!!!」

 

 エクスが発生させたハートの嵐がカイザーンを囲むように吹き荒れる。その勢いのせいでエクスとシードの姿が見えなくなっている……恐らく、これはふたりの姿を”隠す”ためのものだろう。

 

カイザーン「奇襲を掛けようって感じかな?いいよ、ここから動かないから……さあ、今度はどっちから来るの?」

 

P・シード『プリキュア・ラブサンシャインシード・フレッシュッ!!!』

 

ドヒュンッ!!!!!

 

カイザーン「その程度か……えいっ♪」

 

シュンッ!

 

パンッ!!!!!

 

 ハートの嵐を突き抜けて、カイザーンの背後に放たれるハート型の光弾。しかし、カイザーンは”その程度”と言わんばかりに身体の正面を光弾に向け、右手の人差し指を向ける。すると、そこからAqライトの光線が放たれ、シードの光弾が弾ける……が、ふたりの反撃はまだ終わっていなかった。

 

エクス「はあああああっ!!!!!」

 

カイザーン「アルタイル♡今度はあなたねっ♪はあっ!!」

 

 弾けたシードの光弾の背後から出てくるエクス。どうやら、最初から光弾はエクスを隠すためのものだったようだ。それに気付いたカイザーンは興奮したような微笑むとAqライトの光線を先程よりも威力を増して放つ。指先の物よりも太く、黒色も濃いように感じる一撃……しかし、エクスは避けようとはせず、カイザーンへと突撃する。

 

エクス「Aqライト、展開!はああああああああああっ!!!」

 

カイザーン「ッ!?よっと!私のAqライトを……すごい!すごいわ、アルタイルッ!!」

 

 カイザーンの光線を最小の動きで避けたエクスは、信じられない方法をとった。なんと、先程の様にAqライトを左手に展開すると、光線に左手を添えて身体を反転……光線の軌道を変えただけでなく、その一撃を自分の攻撃に変えてカイザーンへと返す。エクスのカウンターは……遂に物理技でないものまで返せるようになってしまったのだ。しかし、その一撃は避けられてしまい、カイザーンは無傷……が、それでもエクスの口元は……小さく笑っていた。

 

エクス「パッション、お願いします!」

 

パッション『アカルンッ!』

 

シュンッ!

 

カイザーン「ッ!?しまっ!?」

 

P・シード「プリキュア・ストライクシード・スマッシュ!!!」

 

 エクスがキュアパッションの名を呼ぶと、彼女の能力”テレポート”が発動してエクスの姿が消える……が、それだけではない。カイザーンの背後……そこには姿を見せていなかった”シード”が現れていた。ここまでの攻撃は陽動がシード、エクスが奇襲ではなく、シードを陽動と見せかけて奇襲の本命にした二段構えの奇襲だったのだ。それに気付いたカイザーンだが、流石に反応が一瞬遅れた様で動揺している……と、思われた。

 

カイザーン「な~んてね♪それ、アルタイルの作戦ね!不純物のあなたなんて……見なくても倒せるもんっ!!」

 

シュンッ!

 

 動揺したフリをしていたらしいカイザーンは、シードの方に振り向くことなく指を向けて光線を放つ。見ていないにも関わらず、その一撃はシードへと向かって行く。

 

P・シード「それは……どうかなっ!」

 

コルーリ「ッ!?あれって……!」

 

カイザーン「・・・・・・えっ?」

 

 私は……いや、私とカイザーンはシードのとった行動に驚いた。

 

P・シード「Aqライト……借りちゃうよ♪だりゃーーーーーっ!!!!!」

 

コルーリ「カイザーンのAqライトを……浄化技に巻き込んだ!?」

 

カイザーン「ッ!?ぐうっ……ぐううっ!!!」

 

ザッザーーーーーーーーーーッ!!!!!

 

 シードはカイザーンの光線を拳の前に展開したエネルギー弾で受け止める。しかし、それだけじゃなかった。シードは受け止めた光線をエネルギー弾の回転に巻き込み、攻撃を受け止めつつ、威力を上げていったのだ。そして、威力の上がった一撃はさすがのカイザーンでも余裕をなくし、受け止めようと手を伸ばす……が、その勢いを相殺することは出来ず、彼女の身体が後方へと押し出される。だが、少し妙だ。あのようにAqライトを利用したやり方は”シードの戦い方”らしくない。それよりもAqライトをコントロールできる”エクスの戦い方”に近いような……あれ?そう言えば……”エクスは何処だろう”?気付いたら、嵐は止んでいるみたいなので周囲を見てみるが……どこにもエクスの姿がない。

 

カイザーン「あり得ない……!なんで……あなたがAqライトをコントロールしてるの!?アルタイルが補助してる訳でもないはず!?」

 

P・シード?「……”僕”はここだけど?」

 

カイザーン「ッ!?まさか……アルタイル、あなたなの!?」

 

P・シード(駆)「別におかしくないだろう?元々、この姿で僕らは戦ってたんだから」

 

 何故、エクスの姿がなかったのか?何故、シードがAqライトをコントロールするような芸当が出来たのか?その答えは実に簡単だった……”カケルがシードとして戦っていた”からだったのだ。

 

P・シード(駆)「僕はエクスの力があるだけじゃない。種の魂がある事でシードにもなれる。普通のプリキュアじゃどうかは知らないけど……でも、当たり前だろう?僕らは……”ふたりで一人”のプリキュアなんだから」

 

P・シード(種)「そうそう!私達は”ふたりで一人”……だもんね、お兄ちゃん!」

 

……〈Twins〉!

 

エクス「よっと……そう言う事。だよね……シード?」

 

P・シード「うん!」

 

 シードの身体から分かれるように出てくるエクス。恐らく、エクスはシードの身体に戻る事で、今までの様にシードとしても行動することが出来るのだろう。いや、正確にはシードを本体であるエクスの中に戻す事で……でしょうか。元々、ふたりはあの姿で戦ってきた……ふたりにとってあのように意識を入れ替えて戦う方法こそ最初からやってきた事なのだから。

 

カイザーン「へえ~……これは流石に驚いちゃうな~……いつから一人になってたの?」

 

エクス「ハピネス・ハリケーンで視界を奪った後は、ずっと一人だったよ」

 

カイザーン「あははっ♪なるほど~……一人芝居を二人いる様に見せるために視界を奪ってたんだ。流石は私のアルタイル……一本取られちゃったな~」

 

P・シード「えへへっ♪どうだ、参ったか!」

 

カイザーン「まだまだ♪私はまだ"一割"しか力を出してないよ〜♪ほらほら、次の手を打たなきゃ……私が本気を出しちゃう前に……ね♪」

 

 カイザーンはまだ本気じゃない。それは恐らく事実だろう。だからこそ、エクスとシードの表情はその言葉を聞いた瞬間、再び真剣なものになっていた。お互いの目を見ると、何かを決心したのか……ふたりは頷き合う。

 

エクス「フレッシュプリキュアさん、ありがとうございました!」

 

シード「力を貸して、のぞみ先生!"プリキュア5"のみんな!!」

 

ドリーム『うん、エクス!シード!先生達に任せてぇ!いくよ、みんなっ!!!』

 

プリキュア5『『『『『Yes!』』』』』

 

 エクスのQaウォッチから聞こえてくる”プリキュア5”の声。それを聞いたふたりは再びQaフォーンを取り出す。

 

エクス・シード『『プリキュアプリケーション!インストール!!!』』〈Yes!5GoGo!〉

 

シード『プリキュア・メタモルフォーゼ!』

 

 シードは画面に出現した”キュアモ”のボタンを順番に押して前に掲げる。すると、画面からピンク色の無数の蝶が現れ、シードを包む。無数の蝶が散っていくと……そこには新しい姿のシードがいた。

 

D・シード「小さな種から花開け!大いなる希望の力!キュアドリーム・シード!」

 

ドリーム『おお~!私とお揃いだ~!イエ~イ!』

 

D・シード「イエ~イ!」

 

エクス「はぁ~……はい、そこまで。真剣にやるよ、シード」

 

ルージュ『エクスも大変だね……あたしも人の事は言えないけどさ』

 

D・シード「大丈夫!何とかなるなる……だよ!お兄ちゃん、早く左手の貸して!」

 

エクス「はいはい」

 

 そう言うと、エクスは左手首に巻いたQaウォッチ……ではなく、強化したスパークロックブレスを差し出す。すると、シードはそのうえから自分のQaフォーンをリードする。

 

D・シード「プリキュアプリード!」〈Yes!5GoGo!〉

 

”ドリーム・トーチ”、”ルージュ・タクト”、”レモネード・カスタネット”、”ミント・リーフ”、”アクア・リボン”……プリブート!

 

エクス「頼むよ、ダークドリーム!皆さんの光も……お借りします!」

 

D・シード「プリキュア・シンフォニーセット!」

 

エクス「ドットライト・フルーレ!重なる”希望”と”奇跡”の光!」

 

 シードの手には五つのアイテムが合体したような”蝶型”のアイテムが、エクスの手には彼が今まで使ってきた”フルーレ”が握られる。しかし、エクスのフルーレには違いがあった。彼のフルーレには”白のバラ飾り”の他に”赤のバラ飾り”と”青のバラ飾り”の合計3つがセットされており、今までにない力を放っている。

 

ローズ『シード、ほら!あんたは左腕をこっちに出して!』

 

D・シード「えっ?う、うん」

 

ローズ『私のミルキィミラーを選ばなかったのは癪に障るけど……」

 

シュワッ!!!

 

D・シード「眩しっ!?……えっ!?」

 

ミルク『ミルクも……ふたりと一緒に戦うミル!』

 

 どこからか現れたミルキィローズがシードに左腕を出すように促す。身体が透けているから実体ではないのだろう。シードはそれに従って腕を出すと、その腕にローズが手を添える。すると、ローズが輝きだし……本来の姿である”ミルク”さんの姿になり、シードの腕に巻き付くと……その姿はまた変わり、アイテムの様になっていた。

 

ドリーム『エクス!シード!さあ、一緒に!』

 

プリキュア5『『『『みんなの歴史を守るよ(りましょう)!』』』』

 

エクス・シード「「Yes!」」

 

 先程のローズと同じ実体のない姿でプリキュア5の五人が揃う。彼女たちの言葉を受けて……エクスとシードは動き出す。シードは握っているアイテムをミルクさんの背中にまるでスキャンする様に近づける。すると、ミルクさんが輝きだし、それに合わせてアイテムも輝きだすと、アイテムは空中へ飛んでいき……”人が乗れる”ほどの大きさになって浮いている。

 

D・シード『夢と希望の力とともに!』

 

プリキュア5『『『『『五つの光よ!今ここに!』』』』』

 

 7人のプリキュアが手の平を合わせると、7人を導く様に空中のアイテムが彼女達を光で包む。次の瞬間、エクス、シード、ドリームは中央に、それ以外のプリキュアは自身の色に合わせた箇所に立っている。すると、エクスとシードは一本のフルーレをふたりで握り、ゆっくりと剣の先端を空へと上げていく。

 

プリキュア5『『『『『重なる光に!』』』』』

 

エクス/D・シード『『勇気をのせて!』』

 

D・シード「プリキュア!」

 

ドリーム『ファイブ!』

 

プリキュア5『『『『レインボー・ローズ!』』』』

 

エクス「エクスプロージョンッ!!!」

 

 光の翼を広げて、より”蝶”の姿に近付いたアイテムがプリキュア達を乗せてカイザーンへと突撃する。そのうえでエクスとシードが、フルーレの剣先をカイザーンへと向ける。七色に輝くフルーレの先端に小さく花開く”七色のバラ”で、カイザーンを浄化せんと、前に、ただ前に、ふたりは突き出している。その光景を見るカイザーンは、変わらず小さく微笑み……反撃の姿勢をとる。

 

カイザーン「……”エターナル”・”ナイトメア”」

 

謎の黒い巨人『DEATHパ羅イあSAMAああああああああああっ!!!!!腐ローRAああああああああああああああっ!!!!!』

 

カイザーン「”3割”でいくよ、私のアルタイル♡これを越えられなくちゃ……私には届かないよ♪」

 

エクス・シード『『僕(私)達は!』』

 

プリキュア5『『『『『『絶対に超える(ミルーーー)ッ!!!』』』』』』

 

 カイザーンが出現させた"黒い仮面"に"一つ目"がついた不気味な黒い巨人が、カイザーンへの道を塞ぐ。

 

黒い巨人『プリキュアあああああっ!!!!!』

 

エクス・シード+プリキュア5「「『『『『『『はぁぁぁぁぁあああああ(ミルぅぅぅぅぅううううう)っ!!!!!』』』』』』」」

 

バンッッッ!!!!!

 

黒い巨人『GaaaaaAAAAA!!!!!』

 

 ……が、プリキュア達の光は、彼女たちに立ち塞がる巨人の身体を貫く。カイザーンを守るものは……もう無い!

 

エクス・シード「「届けえええええっ!!!」」

 

カイザーン「……あはっ♪」

 

ツン・・・・・・バキッ!

 

 ……だけど。

 

プリキュア5『『『『『『きゃあああああ(ミルーーーーー)ッ!!!!!』』』』』』

 

バキバキッ!!

 

シード「そ、そんな!?皆のアイテムが!?」

 

バキバキバキッ!!!

 

カイザーン「……うん、これも合格♪」

 

バキバキバキバキッ!!!!

 

エクス「フルーレが……!」

 

バッキーーーーーンッ!!!!!

 

 プリキュア達の一撃がカイザーンの”人差し指”に止められると、衝撃によって消えるプリキュア5、音を立てて崩れて落ちていくアイテム。その全てが崩れ落ち、地上に下りてきたエクスとシードに向かって……。

 

カイザーン「……よし、次は5割だよ♪」スチャッ!

 

 カイザーンは右手でコートから”Aqフォーン”を取り出し……今までで一番の”歪んだ笑顔”をふたりに向けた。

 

カイザーン『プリキュアプリケーション……インストール♪』〈タップ〉

 

 カイザーンを包む様に溢れ出すAqライト。それが晴れた瞬間、中から私達が見慣れた"キュアザート"の姿で現れる。

 

Xザート「あはっ♪変身完了〜♪ザート改め、"Ⅹザート"!"画面の前の皆"〜!私のⅩはX(エクス)じゃなくてχ(カイ)って読むんだからね♪ファイズの”カイザ”の記号と同じ!だから、”カイザート”って呼んでね♪キャハッ♪」

 

エクス「カイザート……か。シード、次の手を使うよ。僕も使った事のない2つのプリキュアプリ……それなら、奴の5割に対抗できる可能性がある」

 

シュンッ!

 

シード「分かった!お兄ちゃん、手だして!」

 

エクス「ああ、いくよ!ふたりの気持ちを!」

 

エクス・シード「「一つに!」」

 

 プリキュア5のアプリを解除したふたりは、手を繋ぎ始める。エクスは空いた左手に、シードは空いた右手にQaフォーンを握ると、新しいプリキュアプリを起動する。

 

エクス・シード『『プリキュアプリケーション!インストール!!!』』〈ふたりはSplash☆Star〉

 

エクス・シード『『デュアル・スピリチュアル・パワー!』』

 

 ふたりは画面に表示された”クリスタル・コミューン”の電球部分を親指でスライドさせて、正面へと掲げる。すると、虹色の光が広がり……ふたりは光の中で姿を変えていく。

 

シード「小さな種よ、花開け大地に!」

 

エクス「重なる重いよ、羽ばたけ空に!」

 

Bl・シード「輝く金の花!キュアブルーム・シード!」

 

エクス・E「煌めく銀の翼!キュアエクス・イーグレット!」

 

エクス・E/Bl・シード「「ふたりはプリキュア!」」

 

エクス・E「プリキュアの歴史を汚す者よ!」

 

Bl・シード「アコギな真似はお止めなさい!」

 

 Splash☆Starのプリキュアプリ使用したエクスとシードが光の中から現れる。シードはブルームに酷似した衣装で……エクスもどうやら姿が変わっているようだ。カケルの姿が変わる時は、プリキュアに関係ない事が多いのだが、今回はイーグレットに酷似している。違いがあるとすれば、スカートの代わりにワイドパンツになっている事ぐらいだろう。

 

エクス・E「翼か……なら!……降臨、満を持して!」

 

Bl・シード「きゃあ~~~///!!!お兄ちゃん、カッコイイ~~~///!!!!!」

 

Xザート「キャア~~~///♡アルタイル、こっち向いて~~~~~///♡♡」(両腕を振って、ピョンピョン♪してる)

 

Bl・シード「あ、あいつ~!お兄ちゃんに色目使って~~~!!!ちょっと可愛いのが更に腹立つ〜〜〜っ!!!!!」

 

Xザート「えへっ♪さあ、おいで……続きをしましょう♪」

 

 人差し指をクイクイと動かしてふたりを挑発するカイザーン。それを見たエクスは笑顔でシードの頭を撫でると、真剣な表情に戻ってカイザーンを睨む。

 

エクス・E「シード、怒らないの」ナデナデ

 

Bl・シード「むぅ〜〜〜!」

 

エクス・E「はい、仕切り直しだ」

 

シュン!シュン!

 

コルーリ「あれって……エクスの"サークル"?」

 

エクス・E「さあ、振り切るよ」

 

ドンッ!!!!!

 

 両手のひらに展開された"サークル"に、エクスは光を流し込んでいく。あれは……"精霊の光"だろう。流れていく精霊の光がサークルに集まって収束していく。そして、エクスが言葉を発した瞬間、サークルに集まった精霊の光がブースターの様に噴き出す。爆発にも似た轟音と共に、エクスはカイザーンに向かっていく。

 

エクス・E「だりゃあああああっ!!!」

 

Xザート「きゃはっ!!!」

 

ドゴッ!!!

 

エクス・E「ふっ!はあっ!!」

 

Xザート「それっ♪きゃは♪踊れ踊れ!!

 

Bl・シード「わ、私も!たりゃーーーーっ!!!」

 

Xザート「すっこんで〜……ろっ!!!」

 

バゴッ!!!!!

 

Bl・シード「きゃあああああっ!!!!!」

 

ドゴンッ!!!!!

 

 エクスとカイザーンは空中で戦闘を開始する。エクスはサークルで精霊の光を調整し、空中で攻撃、防御、加速、減速、姿勢制御の全てを利用してカイザーンと戦っている。今まで直接的な物理攻撃をしなかったカイザーンは、まるで"踊る"様に身体を使って応戦している。カイザーンが描いた攻撃の軌跡にAqライトが結晶の様に現れる為、攻撃のタイミングを遅らせられたり、それを武器に使われて反撃を受ける他、最初からやっていたAqライトによる砲撃は健在……一筋縄にはいかない。そして、シードなのだが……。

 

Bl・シード「はぁ……はぁ……」

 

 先ほどから、カイザーンに執拗に狙われている。カイザーンはエクスに反撃はしても攻撃を当てる気がないのか深入りをしないのに対して、シードには拳に蹴り、砲撃を撃ち込み続けているのだ。シードとエクスもそれに気付いて精霊の光で盾を作り防御をしているのだが、エクスの盾を避ける様に光線の軌道が逸れたり、シードの盾には容赦なく砲撃するため防御しきれていない状態だった。

 

エクス・E「シード!?くっ!カイザーン、お前の狙いは僕だろ!」

 

Xザート「あら♪アルタイル……もしかして”嫉妬”?攻撃して欲しかったの?うふふっ、可愛い♡でも……先にそっちの不純物ちゃんを”消す”予定だから~……ダメ~♪」

 

エクス・E「ッ!!……そんな事させない!」

 

Xザート「無理だよ~♪だって、そういう”運命”だもん」

 

エクス・E「そんなふざけた運命は……僕が変える!」

 

・・・・・・ギュウ!

 

 息が上がるシードを心配しつつ、カイザーンへと威嚇するエクス。しかし、そんな事を全く気にせず、カイザーンは変わらずシードへの執拗な攻撃を継続する意思を漏らし、それに反発するエクスの袖を……シードが握る。

 

Bl・シード「お兄ちゃん……私は大丈夫。大丈夫だから……ふたりでやろう!私達で……運命を変えるんだ!」

 

エクス・E「……オーライ!」

 

ギュウッ!

 

 ふたりは手を繋ぐと、再び妖精の光がふたりを包む。

 

シード『小さな種よ、未来を照らし!』

 

エクス『重なる重いよ、勇気を運べ!』

 

Br・シード「天空に満ちる月!キュアブライト・シード!」

 

エクス・Wi「大地に薫る風!キュアエクス・ウインディ!」

 

Xザート「もう一つのSplash☆Starの姿……か。結果は変わらないと思うけどな~」

 

 Splash☆Starのもう一つの姿である”キュアブライト”と”キュアウインディ”の姿に変わるエクスとシード。エクスのQaフォーンのケースが光り出し、光はエクスの腰元と、シードの左手首に巻き付いていく。すると、その光は”スパイラル・エクス・リング”に変わり、ふたりに装備される。

 

Br・シード「それを決めるのは……あんたじゃないって~のーーーーーッ!!!!!」

 

シュンッ!!!

 

Xザート「ッ!?」

 

Br・シード「光よ!はああああああああああっ!!!」

 

Xザート「これはちょっとヤバめかな……でも!」

 

 光を纏って城内の天井ギリギリまで飛び上がるシード。彼女は両手を床にいるカイザーンへ向けると、そこに円形の陣が現れ、そこに精霊の光とQaライトが集まり……大きな光弾が少しづつ大きくなっていく。それを見て驚くカイザーンもシードを止めようとAqライトを放とうとするが……それをエクスは見逃さない。

 

エクス・Wi「風よ!」

 

コルーリ「チュン!?」

 

Xザート「ッ!?アルタイル……見逃して♪」

 

エクス・Wi「断る!サークル!シード、思いっきり行けえええええええええ!!!」

 

Br・シード「とりゃああああああああああっ!!!!!」

 

シュン!シュン!!シュン!!!・・・・・・ドンッ!!!!!

 

 エクスの風による拘束で動けなくなるカイザーン……ついでに私にも風がまとわりついているが、これは私を守る為のバリアの様だ。エクスは巨大なサークルを三枚、シードの射線に出現させると、そこにシードが光弾を撃ち込む。サークルによって加速した光弾を更にサークルで加速、それを三回繰り返して速さが加わった光弾がカイザーンへと向かう。

 

Xザート「デストロイ・”ゴーヤーン”」

 

 が、シードの光弾はカイザーンが自身の正面に出現させた小さな”ブラックホール”と衝突する。小規模な物の筈なのだが、その中に光弾の光が捻じ曲げられ、飲み込まれていく。しかし、止められる事を考慮していたエクスとシードは、左右からカイザーンを挟む位置に移動している。防御に集中している間に追い打ちを掛ける気なのだ。そう考えていると、シードの姿が先ほどのブルームの衣装に変化する。だが、エクスは変わらずウインディの姿のままだ……どうなっているのだろう?すると、ふたりの横に”キュアブライト”と”キュアイーグレット”の幻影が現れていた。

 

ブライト『エクス、準備はいい?』

 

イーグレット『シードも大丈夫?』

 

Bl・シード「いつでもおっけー!」

 

エクス・Wi「最後の仕上げを!シード、受け取って!プリキュアプリード!」〈ふたりはSplash☆Star〉

 

”プリキュア・スパイラル・リング”……プリブート!

 

 エクスはQaフォーンをスパークロックブレスにリードすると、シードの腰元、エクスの左腕にSplash☆Starのアイテムが装備される。エクスのスパークロックブレスが元のQaウォッチに戻っているため、そこまで邪魔ではなさそうだ。すると、ふたりはそれぞれのスパイラル・リングを回すと、隣に現れたプリキュアと手を繋ぐ。

 

エクス・Wi/イーグレット「『精霊の光よ!命の輝きよ!』」

 

Bl・シード/ブライト「『希望へ導け!二つの心!』」

 

ヴァールハイト+Splash☆Star「「『『プリキュア・スパイラル・ハート(スター)・スプラッシュ!」」

 

Xザート「ん~~~!てぃ!ふ~~~……やっと拘束が解けた♪ん?あ~らら~~~……板挟みだ」

 

ドゴンッ!!!!!

 

 四人による浄化技の挟み撃ちにより、カイザーンは光に飲み込まれて……。

 

Xザート「これじゃあ、5割未満……かな~。……でも」

 

 いなかった。先程の光弾同様に小型ブラックホールで左右の浄化技を受け止めている。でも、カイザーンは何か考える様に左右に目を向ける。

 

ブライト『えへへっ!』

 

イーグレット『うふっ!』

 

Xザート「左右にいたはずの二人がいないって事は……」

 

Bl・シード/エクス・E「「こっちが本命!」」

 

Xザート「だよね~~~♪♪♪」

 

 そう……エクスとシードは浄化技を放った後、すぐに二人はブライト、イーグレットから離れて別の位置で合流していた。それに合わせてエクスもイーグレットの姿になっている。ふたりは四人による二カ所の浄化技も囮に使い、本命の浄化技を撃とうとしている。そんなふたりは再びスパイラル・リングを回して、手を繋ぐ。

 

エクス・E『精霊の光よ!プリキュアの輝きよ!』

 

Bl・シード『真実へ導け!みんなの心!』

 

エクス・E/Bl・シード「「プリキュア・スパイラル・エクス・ヴァールハイト……スプラッシュ!!!」」

 

Xザート「これは5割以上……!」

 

ゴンッ!!!!!

 

Xザート「・・・・・・じゃな~い♪」

 

 ふたりの浄化技は、カイザーンの腕によって止められた。

 

Xザート「これで残すプリキュアプリはあと一つ……ねえ、そろそろ終わりにしない?同じ展開で画面の前の皆も飽きてきてると思うんだよね〜」

 

エクス・E「……分かった」

 

イーグレット『私達はここまでみたいね』

 

ブライト『エクス、シード……頑張って!私達は、ずっとふたりのそばにいるから!』

 

Bl・シード「ありがとう!」

 

 ブライトとイーグレットは、エクス達に気持ちを伝え終わり消える。ふたりの言葉を聞いたエクス、シードはsplash☆starの姿を解き……握り合う手により一層の力を込める。

 

エクス「……シード」

 

シード「うん、分かってる!」

 

エクス・シード『『プリキュアプリケーション!インストール!!!』』〈ふたりはMax Heart〉

 

エクス・シード『『デュアル・オーロラ・ウェイブ!』』

 

エクス・シード「「小さな種よ、思いと重なり……花開け!」」

 

ブラック・シード「光の使者!キュアブラック・シード!」

 

エクス・ホワイト「光の使者!キュアエクス・ホワイト!」

 

ヴァールハイト・プリキュア「「ふたりはプリキュア!」」

 

エクス・ホワイト「闇の力のしもべ達よ!」

 

ブラック・シード「とっととお家に、帰りなさい!」

 

 原点にして頂点のプリキュア……ブラックとホワイトの姿を纏うふたり。先程よりも一層の光の力を感じさせる。

 

Xザート「全部のプリキュアプリを使ったね♪これで最後の工程は完了……漸く最後の場面だよ♪」

 

ブラック・シード「意味わかんない!そんなの勝手に決めないで!」

 

エクス・ホワイト「僕達は……絶対に負けない!はあああああっ!!!」

 

ブラック・シード「だりゃーーーーーっ!!!」

 

 地面を蹴ってカイザーンへと飛び掛かるふたり。ふたりはMax Heartの得意とする肉弾戦を駆使してカイザーンと激突する。

 

ブラック・シード「だだだだだだだだだっ!!!!!」

 

エクス・ホワイト「やああああああああっ!!!!!」

 

Xザート「ほいっ!ていっ!ていていていっ!!一歩下がって、ふたりに向かって♪」

 

ヴァールハイト・プリキュア「「っ!?」」

 

Xザート「ばきゅ~ん♪」

 

ドヒュ―――――ン!!!!!

 

 シードの拳のラッシュをいなし、エクスの連続蹴りを躱すカイザーン。一歩下がった彼女が降らりの目の前に両手の人差し指を向けると、Aqライトの光線が発射され、ふたりが後方へと吹き飛ぶ。

 

・・・・・・ガッ!!!!!

 

ヴァールハイト・プリキュア「「ッ!!」」

 

Xザート「あはっ♪」

 

ガンッ!!!!!

 

ヴァールハイト・プリキュア「「たあああああああああっ!!!!!」」

 

 が、ふたりは吹き飛ばされた勢いを身体を回転させることで軽減し、ふたりは後方の壁に両足を付けて態勢を直し、自分たちを吹き飛ばしたカイザーンを見る。彼女の歪んだ微笑みを見た二人は、足に力を込めて壁を蹴り、再びカイザーンへと飛び掛かる。

 

ブラック・シード「お兄ちゃんを、あんたの勝手になんかさせない!だりゃーーーーー!!!」

 

Xザート「勘違いしないで!彼は最初から私の物なの!不純物は黙ってて!!!」

 

ブラック・シード「っ!?」(避けられない!?)

 

ガシッ!

 

Xザート「あら~♪アルタイルに捕まっちゃった♡」

 

エクス・ホワイト「僕は誰のものでもない!僕は……僕だああああああああああっ!!!!!」

 

ブンッ!!!!!

 

 攻め込むシードを躱して反撃に出るカイザーン。彼女の放った右手の手首をエクスは左手で掴むと、身体を捻って生まれた遠心力を使ってカイザーンを後方へと投げる。しかし、カイザーンはそれをものともせず、ゆっくりと空中から地面へと着地する。

 

Xザート「うん、全体性能が5割に届いてるね♪それじゃあ……本気の”10割”いこうかな♪」

 

ゴォォォォォオオオオオッ!!!!!

 

エクス・ホワイト「ッ!?うぅ……!」

 

ブラック・シード「お兄ちゃん、どうしたの!?まさかさっきのダメージが……!」

 

エクス・ホワイト「ダメージはない。ちょっと……カイザーンのAqライトに当てられただけだから」

 

 カイザーンから今までよりもドス黒いAqライトが広がっていき、周囲が歪み始める。それによって当てられたエクスが口を押える。仕方がないだろう……Aqライトを感じる事の出来ない私だって、この場が異常だと分かり、逃げ出したいと言う防衛本能が警報を鳴らしている。Aqライトを感じる事の出来るエクスなら、それ以上に危険である事も、恐怖も感じているはずだ。

 

ブラック『怖い?そりゃそうだよね~!私だって怖いもん!でも……皆とここまで来て、種ちゃんも助けて、ようやくそこにいるんでしょ?』

 

ホワイト『だけど、きっとここを越えることが出来れば……プリキュアの、ふたりの未来がきっと見えてくるはずだわ』

 

ブラック・シード「ブラック……!ホワイト……!お兄ちゃん、私も怖いよ!だけど、ふたりなら……ううん!プリキュアの皆と一緒なら……ぜっっっっったいに大丈夫!」

 

プリキュアAS『『『『『さあ、もうひと踏ん張りだよ(ですわ)(です)(やで)(よ)、エクス!』』』』』

 

エクス・ホワイト「……はい!」

 

ルミナス『時代を超えて繋がった光の戦士の思いが……今こそ重なり花開く!』

 

 ふたりの後ろに現れるブラック、ホワイト、ルミナス……そしてすべてのプリキュア達。彼女達の光がエクスの左手首に集まり、スパークロックブレスは”虹色の光”を纏う。

 

エクス・ホワイト「プリキュアさん達の光で……スパークロックブレスが!」

 

ブラック・シード「あっ!私の右手首に付いてる!やった~!お兄ちゃんとお揃い~♪」

 

エクス・ホワイト「……シード!」

 

ブラック・シード「おっけー!」

 

エクス・ホワイト「全てのプリキュアさん……皆さんの力、お借りします!」

 

プリキュアA『『『『『うん!!!!!』』』』』

 

 エクスとシード、全てのプリキュア達たちがカイザーンへと向き直り……ふたりは最後の浄化技を放つために手を繋ぐ。

 

ヴァールハイト・プリキュア『『プリキュアプリ!インストール!!!』』〈ふたりはMax Heart〉

 

ギュウッ!

 

ブラック・シード『シードサンダー!』

 

エクス・ホワイト『エクスサンダー!』

 

ビリッ!ビリリッ!!

 

エクス・ホワイト『全てのプリキュアの美しき魂が!』

 

ブラック・シード『邪悪な心を打ち砕く!』

 

グッ!!!

 

ヴァールハイト・プリキュア「「プリキュア・レインボー・スクリュー!」」

 

ブラック・シード「ぐっ!!!」

 

エクス・ホワイト「んんっ!!!」

 

ヴァールハイト・プリキュア「「ヴァールハイト!!!」」

 

 ふたりから放たれた浄化技は、膨大な量のQaライトや、アスパワワ、キラキラル……あらゆる時代のプリキュア達の光が重なった一撃へと昇華したものになっている。それを眺めるカイザーンも迎撃の一撃を用意する。

 

Xザート「ダークネス・ジャアクキング……”装填”♪プリキュアプリ!インストール!!!」〈タップ〉

 

ジャアクキング『オアアアアアァァァァァ……』

 

シューーーー……シュン!

 

Xザート「アークライト・ファブリケーション♪」

 

ドゴッ・・・・・・ギュイーーーーーンッ!!!!!

 

コルーリ「チチュンッ!?え、エクス!シード!!」

 

 カイザーンの後ろに現れたジャアクキングが、彼女の指先に収束したAqライトに飲み込まれ、完成した弾丸をエクス達に放つ。虹色と黒の光がぶつかった瞬間、凄まじい衝撃が走り、周囲の空間が震えだす。吹き飛ばされない様に必死に地面にしがみつきながら、私はことの決着を見放さまいと見つめ続ける。

 

Xザート「ステキ!ステキ!!拮抗してるよ、アルタイル♪」

 

ブラック・シード「ん〜〜〜〜〜っ!!!お兄ちゃん、まだ!?」

 

エクス・ホワイト「まだだ……もう少し!」

 

 拮抗する光と闇……その中でエクスは何かを待っている。恐らく……カイザーンの一瞬の"隙"を待っているのだろう。

 

ブラック・シード「まだ〜〜〜〜〜!?」

 

エクス・ホワイト(きっと隙はある!あと少し……もう少し……!)

 

Xザート「楽しいね、アルタイル♪でも、これで……!」グッ!

 

エクス・ホワイト「ここだ!」

 

ヴァールハイト・プリキュア「「スパーーーーークッ!!!!!」」

 

Xザート「ッ!?」

 

 その瞬間はやってきた!カイザーンが力を込めようとした一瞬の隙に、ふたりは叫ぶ。ふたりの叫びに応える様に、スパークロックブレスから弾ける虹色のスパークが激しくなり、カイザーンの弾丸を押していく。

 

Xザート「これは、かーなーり……やばいかも〜!」

 

ヴァールハイト・プリキュア「「はああああああああああっ!!!!!!!!!!」」

 

 全身全霊を込めるふたりにより、押し返されていくカイザーンの弾丸が……!

 

Xザート「あ〜……もうダメだ〜」

 

 遂に……カイザーンを捉えた!

 

ブラック・シード「や、やった!?」

 

エクス・ホワイト「ッ!?いや、まだだ!!!」

 

 ……はずだった。

 

Xザート「……あはっ♪あははっ♪♪あはははっ♪♪♪」

 

ブラック・シード「わ……笑ってる?」

 

 右腕を使って弾丸を受け止めているカイザーンは……今までで一番と言ってもいい程の歓喜の声を上げる。

 

Xザート「もう我慢できない!やっと……やっとこの時が来た!!ずっと待ってた……ずっと!ずっと!!ずっと!!!ずっと!!!!ずっと!!!!!待ってたんだからーーーーーっ!!!!!」

 

ゴンッ!!!!!

 

 受け止めていた弾丸に思いっきり殴り飛ばすカイザーン。その一撃はエクスたちの浄化技を凌駕し、押し勝っていたはずの状況を……引っ繰り返してしまう。

 

ブラック・シード「そんな……!これがあいつの本気なの!?」

 

エクス・ホワイト「まだ……足りないのか!?くそっ!!!」

 

Xザート「さあ!さあっ!!さあっ!!!どうにかしないと、不純物ちゃん!!!やり方は……分かるよね~~~!!!!!」

 

ブラック・シード「ッ!!……ごめんね、お兄ちゃん。私……お兄ちゃんと……一緒に居れないや」ニコッ

 

バッ!!!

 

 迫る弾丸の前に……割り込むシード。

 

ブラック・シード「お兄ちゃんは生きないと……ダメだよ。私はもう……いないんだから、ここで消えたって……大丈夫!だから……お兄ちゃんに任せる!お兄ちゃんが……カイザーンを倒して!」

 

グッ!!!!!

 

 身を挺してエクスを守ろうとするシード。しかし、その行動は……”彼”によって阻まれる。

 

 

side:カイザーン

 

Xザート(やった!やった!!長かった……!!!この瞬間をどれ程待った事か!これで彼は大切なものを失い、彼は真の絶望を受け……私と同じAqライトの完全覚醒者【RX《レクス》】になる!!!!!)

 

 私がこの瞬間に来るまで、自分がしてきたことを思い返す。それがどれほど長く、険しく、自分がどれだけの”痛み”、”悲しみ”、”恐怖”、”無力感”、”悲壮感”……そして”絶望”を味わってきたのかを。不純物が彼の前に出た!これで……自分が待ち焦がれた瞬間が来る!

 

グッ!!!!!

 

ブラック・シード「えっ?」

 

エクス・ホワイト「どりゃああああああああああっ!!!!!」

 

 ・・・・・・はずだった。

 

ブラック・シード「お兄ちゃん!?」

 

エクス・ホワイト「大丈夫……種は僕が守るから。プリキュアプリケーション!アップデート!!インストール!!!」

 

 アルタイルは気でも狂ってしまったのか、自分の前に割り込んだ不純物の腕を掴んで後方に思いっきり投げ飛ばしてしまった。

 

Ri・エクス「Aqライト……最大放出!!!」

 

 ・・・・・・違う!

 

Ri・エクス「うおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!」

 

 ・・・・・・そんな結果を私は求めていない!!

 

Ri・エクス「止まれ!」

 

 ・・・・・・やめて!

 

Ri・エクス「止まれっ!!」

 

 ・・・・・・やめてっ!!

 

Ri・エクス「止まれえええええっ!!!」

 

 ・・・・・・やめてえええええっ!!!

 

 

side:コルーリ

 

シード「きゃあっ!」

 

コルーリ「シード、大丈夫ですか!?エクス、エクスも逃げて下さい!」

 

Ri・エクス「くそ……!止められない……か」

 

 エクスが後方に投げ飛ばしたシードに近付いて状態を確認する。エクスがライジング・エクスに変身したせいなのかMax Heartの姿が解けているようだが、怪我はないようだ。私はすぐにエクスも逃げる様に叫ぶが……既にカイザーンの一撃に飲み込まれようとしていた。しかし、エクスはそんな中で……私達の方へ振り向き、笑顔で言葉を紡ぐ。

 

Ri・エクス「大丈夫……大丈夫だ。僕は……死なない!僕は……絶対に死ねないっ!!!!!」

 

バゴンッ!!!!!!!!!!・・・・・・ドンッ!

 

駆「・・・・・・」

 

・・・・・・シュン

 

種「お・・・・・・にい・・・・・・ちゃん……っ!?」

 

パタンッ

 

コルーリ「タネッ!……ッ!?そ……そんな!」

 

 弾丸が破裂して部屋中に広がる衝撃。空中に舞い上がったエクスの身体が……背中から地面に落ちる。それと同時にエクスの変身が解け、それに合わせてシードもタネの姿に戻った。カケルは地面に落ちてから動かない……その状態をみて放心する種がゆっくりとカケルに近付いていき、彼の傍らで膝をつく。力なく崩れていく様な姿だったので私も急いで近付くと……カケルの命は”そこにはない”……と、いう事が分かった。

 

種「お兄ちゃん……起きて……起きて……」

 

 タネがカケルを起こそうと身体を揺すろうとする。しかし、タネの身体はどうやら……プリキュアの姿と違いカケルに触れることが出来ないようで、揺すろうとする手が彼の胸に入ってしまっている。そもそも……カケルは目を閉じてすらいない、瞬きもしていない……その姿は寝ていると言うにはあまりにもかけ離れている。もはや正常な判断も出来ていないタネ……だが、それ以上に取り乱している人物がいる。

 

Xザート「違う!違う!!違う!!!こんなはずない!!!こんなはず……こんなはずない!!!!!」

 

 髪を振り乱し、頭をかき乱し、今まで一番ふざけた言葉遣いをしていたカイザーンがこの状況にもっとも取り乱している。

 

Xザート「また……”また”ダメだった!やり直さなきゃ……やり直さなきゃ!」

 

種「黙れ!お兄ちゃんの命を奪っておいて……そのうえ、お兄ちゃんの命を侮辱するな!!!」

 

Xザート「一回失っただけで喚くな、不純物!!!私が”何回”……彼を失ったと思ってる!!」

 

コルーリ「”何回”?」

 

Xザート「そもそも……全部お前のせいなんだ!アルタイルが死んでしまうのは……全部お前のせいなんだよ!!トキオ タネっ!!!お前の存在のせいで……彼が死の運命に落ちるしかなくなるんだ!!!全部!全部!!全部っ!!!お前の存在のせいで、彼の存在が歪められてしまうからなんだ!!!!この不純物が!!!!!」

 

 カイザーンがタネに向かって罵声を浴びせていく。しかし、その言葉の中に気になる内容がある。”またダメ”、”何回”……など、まるで”繰り返し体験している”ような内容に感じる。

 

Xザート「やっぱりお前を早い段階で消しておくべきだった!お前の存在が彼の中にあると分かった時点で別の方法をとるべきだった!!ここまで初めて進むことが出来たから、多少の予定外も誤差って事にしてきた……それが間違いだったんだ!!!やはりお前の存在がある事を……もっと警戒するべきだった!!!!!はぁ……もういい。もう……この時間が無駄だ。さっさとやり直そう……でも、その前に……」

 

バキンッ!!!!!

 

コルーリ「ッ!?し、城の天井が……ッ!?」

 

Xザート「ムカつくから……全部消しちゃうね。この城も、世界も、時間も、次元も……何よりあんたを消したいの、”トキオ タネ”」

 

 カイザーンが天井に向かって右手の人差し指を向けると、天井が砕け……空が露わになる。しかし、空にある物は……一面に広がる”闇”だ。

 

Xザート「アルタイル、待っていて……今度はちゃんとあなたを……。コルちゃんも安心して。痛くないから……一瞬で全部消えるから……この世界も、コルちゃんの故郷の世界も、取り敢えず全ての存在を消し去るから……一人じゃないよ。それに……もう一回あなたに彼を導かせてあげる」

 

コルーリ「あ……ああ……」

 

Xザート「……さよなら」

 

……スッ

 

 カイザーンが人差し指を少し曲げたのと同時に……空から”闇”が降ってくる。私にも分かる……あれは全てを消し去るAqライトの塊だ。あれに触れれば全てが書き換わる、全てが消えてしまう……そのような行為を彼女は指一本を動かすだけの手間でやってみせた。私に残された事は……もう消えるのを待つ以外にない。

 

種「……やだ」

 

Xザート「……は?」

 

 タネは膝を付きながらも、小さな声で……カイザーンに否定の言葉をぶつける。

 

種「お兄ちゃんは死んでない!お兄ちゃん、死なないって言ったもん!!絶対に起きる!!!起きて……種と一緒にあんたをやっつけるんだから!!!!!」

 

Xザート「もう……アルタイルは起きないの。だって……もう彼の運命は”死”に収束したんだから。5月1日のこの場で一人の命が消えるのは”確定した結果”……もう変わらないの」

 

種「知らない!そんなの知らない!!お兄ちゃんが……そんな運命を変えてくれるんだ!!!」

 

Xザート「簡単に言わないで!因果を越えて、運命を変える事がどれだけ困難であるかを知らないお前が!!軽々しく私の絶望を!!!彼を犠牲を知った風に言うなああああああっ!!!!!」

 

 タネの言葉にさらに激情するカイザーンの怒りに影響された事で”闇”の落下速度が速まり、既に城まで到達し、私達の目前まで迫った来ている。もう逃げることは出来ない……それでも、タネはカケルを呼び続ける。

 

種「お兄ちゃん、起きて!死なないって言ったでしょ!!私と一緒に居てくれるって言ったでしょ!!!おじいちゃんのお話もしてくれるって言った!!!!まだ始まったばっかりだよ!!!!!お願い、起きてよぉ……!起きてよ、お兄ちゃんっ!!!!!」

 

キランッ!!!!!

 

コルーリ「これって……タネのスーパーQaライト!?」

 

 感情が爆発したからだろうか?タネの身体から赤い光が迸り、それによって光柱を作り出す。タネのスーパーQaライトによるものだろう。しかし、目の前にはさらに変化が起こっていた。

 

種「……えっ?うん……分かった」

 

スゥ……キランッ!!!!!

 

コルーリ「タネがカケルの中に……チチュンッ!?」

 

 タネが再びカケルと一つになると、タネの”赤”のスーパーQaライトがカケルを包む。だが、それだけではない。それに共鳴する様にカケルの胸元から”青”い光が溢れ、彼の首に巻かれた”黄色”のマフラーも輝き始める。その瞬間、カケルのスーパーQaライトが、タネのスーパーQaライトを覆い、一マフラーがそのうえから巻き付いていく。すると、カケル達を包む光が”黒”に染まる。球体になった中身がどうなっているのかは確認できない……しかし、このままではカイザーンの”闇”に飲み込まれてしまう。

 

ゴォォォォォオオオオオ!!!!!!!!!!

 

コルーリ「ッ!!」ギュウ

 

 カケル達を包む黒い球体に抱き着き、目を瞑ってわずか数メートルに迫った”闇”から逃れようとする。しかし、もう間に合わない……空から舞い降りる消滅の”闇”が私達にぶつかる。

 

コルーリ「・・・・・・えっ?」

 

 しかし、何も起きなかった。私は恐る恐る目を開けると……”闇”は、カケル達の”光”の球体によって受け止まられていた。

 

Xザート「どうなってるの……ッ!?」

 

コルーリ「い、一体何が……ッ!?」

 

 よく見ると、球体から何かが伸びている。それは……”腕”だ。白い肌をした華奢な細い腕が……空から降ってくる”闇”を受け止めていた。そして、次の瞬間……。

 

グッ!!!!!

 

ギョィィィィィイイイイインッ!!!!!

 

 腕は”闇”を掴み、自分が生えている球体へと”闇”を引きずり込んだ。天井から滝のように流れ込んでくる”闇”が、球体の中に吸い込まれ……そしてついに、全ての”闇”が飲み込まれてしまった。

 

Xザート「ど、どうなってるの!?こ、こんな……こんな未来は知らない!?」

 

シュン……パキッ!

 

コルーリ「球体の色が黄色に……ッ!?ひ、ヒビがっ!!」

 

パキッ!パキパキッ!!パキパキパキッ!!!パカー――――ンッ!!!!!

 

 黒から黄色に変わった球体にヒビが入り始める。ヒビは少しずつ広がっていき……黄色の殻が割れ落ちると、中から”紫色”の衣装を着た少女の様な、少年の様な”プリキュア”が出てくる。

 

プリキュア?「ん~……」ぽけ~

 

 薄紫色のサイドテール、シードの衣装に酷似した紫色のワンピースに、エクスの物に似た紫のノースリーブジャケットを羽織り、白を基調に薄紫をアクセントにしたスニーカー、紫色のフルフィンガーグローブ、その全てに緑色で”X”の刺繍が施されている。首元には靡くパープルのマフラー、アクセサリーは歯車型のイヤリング、右手首には”赤”、左手首には”青”のリボンが結ばれ、Qaウォッチも装備している。首には……”時生家のネジ”がネックレスに通されて掛けられていた。

 

コルーリ「あ、あなたは……?」

 

プリキュア?「えっ?酷いよ、コルーリ……見ればわかるでしょ?」ムスッ

 

コルーリ「ご、ごめんなさい……ど、どっちなんですか?あなたは……カケル?タネ?」

 

プリキュア?「えっと……どっちでもあって、どっちでもないよ~」にぱ~

 

 曖昧な返答を返す謎のプリキュア。その光景を見たカイザーンが声を上げる。

 

Xザート「お前は……お前は誰なの!?知らない!!こんな結果知らない!!!私、こんなこと知らない!!!あんたみたいなやつが生まれるなんて……私の知ってる未来にない!!!!!」

 

プリキュア?「言ってたでしょ?今日は”オーマの日”だって……。知ってる?オーマの日ってね、オーマジオウが生まれた日ってだけじゃないんだよ。ジオウ本編だと、歴史が変わって、ジオウトリニティが生まれた日になってるんだ。だから、別に君が知らない事が起きても……おかしくないよ」ムフンッ

 

Xザート「うるさい!そんな事はどうでもいい!!いいから、さっさと名乗りなさい!!!お前は……お前はなのよ!!!!!」

 

プリキュア?「……知りたいの?いいよ、教えてあげる」ニコッ

 

 表情を色々変えながら話すプリキュアは、”お前は誰だ?”と言う、カイザーンの質問に答える

 

エクシード「エクシードの名前はね、キュアエクシードって言うの!」ニコニコッ

 

Xザート「エク……シード?」

 

エクシード「そう!エクシードの名前は、エクシード《Xseed》!運命も、時間も、歴史も、限界も、どんなものでも超えていける!!最強のプリキュアなんだから!!!」ニカッ!

 

 目の前に現れた新しいプリキュア……”キュアエクシード”。彼女?は、高らかに”名乗り”と言う名の……”産声”を上げた。

 

 

To Be Continued……




いかがだったでしょうか?すいません、なんかワンパターン気味になっていたかもしれないです。そして何より、遅くなってしまってすみませんでした!!!次回の劇場版を考えたり、仕事の事で手が付けられませんでした。トロプリの映画が今月公開だから、それまでに次は書き終えて、劇場版の執筆に移らないとな~。次回、エクシードと名乗るプリキュアの実力は!?取り乱すカイザーンの猛攻を切り抜けることが出来るか!?そしてその先に待つ……戦いの行方は如何に!?乞うご期待ください!

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