ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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明けましておめでとうございます、32期です!元旦は主人公である駆と種の誕生日です!そんな訳で……ちょっと未来のお話をします。では、お楽しみください!

今年は夜勤で……病院で年越しだ!イェーイ!!!


僕(私)たちの誕生日〈2022〉

2020年12月31日 多田織市 ファミリーレストラン〈ヨツバラーク〉

 

side:種

 

和澄「種ちゃん、明日は誕生日でしょう?」

 

種「うん、そうだね」

 

詩文「誕生日パーティーの予定は考えてあるけどよ~、あいつ……帰って来るのかな?」

 

 友達の和澄ちゃん、詩文君と一緒にファミレスで私とお兄ちゃんの誕生日について話している。二人が私達の誕生日会を予定してくれたからだ。今、お兄ちゃんは少しだけ遠くにいるから……帰って来るのかを気にしている二人。お兄ちゃん、日曜日に週一で帰って来るのに……”ニチアサ”見るために。まあ、知らないから仕方ないね。

 

種「大丈夫♪帰って来るって連絡が来てたから……あっ!」

 

ブーーーーーン……キキッ!!!

 

種「来た~♡」

 

和澄「えっ?うっそ~!?」

 

詩文「来た着たキターーー!!!待たせやがってっ!!!」

 

種・和澄・詩文「「「駆(君)っ!!!」」」

 

駆「ふぅ……ゴメン、お待たせ」

 

 店外から響いてくる大きめのブレーキ音と窓の外からみえた見慣れたバイク。それを見た私は店外に向かっていくと二人も付いてくる。そして、そこにいたのは……私達がさっきまで話していた待ち人”時生 駆”お兄ちゃんが去年コルーリに貰ったバイクに跨って……そこにいた。

 

種「……っ!!」ガバッ!

 

駆「おっと!……まったく、あ、甘えん坊だな……種。クリスマスにも会っただろう?」

 

詩文「おうおう!見せつけてんじゃねえよ、駆っ!!それよか、クリスマスの時に日本にいたのかよ!サッサと連絡よこせっての!!!帰ってこれてなかったかと思っただろ!!!!!」

 

駆「いや……結構すぐに出発したからさ。皆にも挨拶する時間がなくて」

 

和澄「相変わらず忙しそうだね……駆君。流石は”天才”」

 

 帰って来たお兄ちゃんの身体に抱き着く私。あ~///……クリスマスぶりのお兄ちゃんの香り~♡お兄ちゃん成分が満たされる~♡♡♡

 

駆「種から予定は聞いてるよ。明日、誕生日パーティーをしてくれるんだって。ありがとう、詩文、和澄さん!明日が楽しみだよ!」

 

和澄「何言ってんの~!私達の中でしょ!あっ!旭ちゃんも来るって言うから楽しみにしてて!」

 

詩文「よし!んじゃ~誕生日前夜祭やって、そのままオールで誕生日パーティーとしゃれこもうぜ!」

 

和澄「馬鹿詩文!それじゃあ、料理が足りないでしょ~!」

 

詩文「それもそうか!あっはっはっは~~~!」

 

 久しぶりの再会に話が弾むお兄ちゃんと二人。でも残念……お兄ちゃんが来たって事は、もうそろそろ時間だってことだ。

 

駆「前夜祭は魅力的だけど……ごめんね。これから行かないといけないところがあるんだよ。そっちでも誕生日パーティーを開いてくれるんだ。そろそろ行かないと……遅刻しちゃうから、種を迎えに来たって感じでさ」

 

詩文「なんだよ~!はぁ……しゃあね~な!そんじゃあ、戻ってきたら最高のパーティーを用意しておいてやるよ!なあ、和澄!」

 

和澄「うん!ほら、遅れちゃまずいんでしょ?さあさあ、行ってきて!」

 

種「二人共……!ありがとう!」

 

駆「ありがとう!それじゃあ、行ってくる!あっ!これ、ファミレスの支払いに使って!それじゃあ……行ってくる!!!」

 

ブーーーーーンッ!!!!!

 

お兄ちゃんに渡されたヘルメットを被ってバイクの後ろに乗る。お兄ちゃんの腰に手を回してしっかりと掴まると、私達のバイクは目的地に向かって走り出した。

 

 

side:和澄&詩文

 

和澄「行っちゃったね。はあ~……あんたももう少し位、積極的にしてくれてもいいのにな~」

 

詩文「うるせえよっ///……って、あいつ~……」

 

和澄「どうしたの?」

 

詩文「見ろよ、これ……”100ドル札”だよ。それにあいつ……明日が誕生日だろ?何でバイク乗ってんだよ……免許持ってないだろうがよ。はあ~……まあ、考えるだけ無駄か」

 

和澄「あはは……まあ、いいんじゃない。さあ、さっさとお支払いして買い物行くよ~!飾り付けとお料理の用意するんだから!」

 

詩文「しゃあない!んじゃ、さっさと行こうぜ!それと戻ってきたら……ここの代金は駆に請求するぞ!」

 

和澄「はいはい」

 

 

アカシック王国 アカシック城前

 

side:駆

 

ザッサ―――――!!!!!

 

種「到着ーーーーーっ!!!!!」

 

コルーリ「カケル!タネ!お待ちしておりました!」

 

種「コルーリーーーッ!!!!!」ギュウッ!

 

コルーリ「きゃあっ!もう……相変わらずですね、種」ギュウ

 

駆「コルーリ、ありがとうね。準備、大変だったでしょう?」

 

 到着したアカシック王国で誕生日パーティーを準備していたコルーリと合流する。大変じゃなかったかを聞くと、コルーリは笑顔で答えを返す。

 

コルーリ「大丈夫ですよ。今年はプリキュアの皆さん達も手伝ってくれましたし、新しいプリキュア”トロピカル~ジュ!プリキュア”の皆さんもたくさん手伝ってくださいました。それに、ヴァールハイト・プリキュア……カケルとタネの誕生日はアカシック王国を挙げた祭日ですからね!エッヘンチュン!」

 

駆「……去年もそうだったけど、やっぱり国を挙げた祭日はやり過ぎじゃないかな?」

 

種「いいじゃん!タネたち、それだけ頑張ったんだもん!ね~!」

 

コルーリ「うふふっ!はい、ね~……です!」

 

あ~~~~~っ!!!駆さん達もう来てる~~~~~~っ!!!!!

 

 少し遠くから聞こえてくる元気な声……その声の主は、2021年に新しく生まれたプリキュア”トロピカル~ジュ!プリキュア”のメンバー”キュアサマー”こと”夏海 まなつ”だった。

 

種「まなつちゃん!おいで~!”我が娘”~~~っ!!!

 

まなつ「種さん!うおぉぉぉぉぉおおおおおっ!!!!!お久しぶりです~~~~~っ!!!!!」ギュウウウウッ!!!!!

 

さんご「ま、まなつ~!?あっ///!?か、駆さん……お、お久しぶりです///」

 

駆「お久しぶり、さんごちゃん。みのりちゃんとあすかちゃんもね」

 

みのり「駆先生も……元気そうでよかったです」

 

あすか「こんな所もあるのか……まなつが前に一人で言ったって聞いたけど、面白いな。グランオーシャンとはだいぶ違いし、住人は鳥ばっかだけど」

 

あ~~~~~!あんた達、なんで私より先に挨拶を始めてんのよ~~~~~っ!!!

 

 まなつちゃんには負けるけど、これまた大きな声でやって来る少女。彼女はローラ、なんと彼女……実は”人魚”で、グランオーシャンと言う海の王国の次期女王候補なのだ。

 

ローラ「ぜぇ……ぜぇ……はっ!?お、オホン!この度はご招待いただきありがとうございます、コルーリ王女。わたくし、グランオーシャンより参りました、”ローラ・ラメール”と申します」

 

コルーリ「うふふっ!そんなの畏まらないで下さい、ローラさん。既に一度あっておりますし、私……堅苦しいのは得意ではないですから」

 

ローラ「それもそうね!それじゃあ、コルーリと呼ばせてもらうわ!そうだわ!駆と種!さっさと会場に来なさいよ!もうみんな待ってるんだから!」

 

 ローラの指さした方に目を向けると……そこには”彼女たち(プリキュア)”がいた。

 

なぎさ「駆君~~~!種ちゃ~ん!!チョコケーキ、食べずに待ってるんだから早く~~~!!!」

 

ほのか「もう、なぎさったら……うふふっ!」

 

ひかり「今回はしっかり中身がタコのタコ焼きを用意しました!」

 

咲「うっふっふ!今回は私もケーキを用意したなり!……殆どお父さんが作ったけど」

 

舞「私達も手伝ったから大丈夫よ、咲」

 

のぞみ「うう~……お腹空いた~~~!!!」

 

りん「あんたね~……去年もそれ言ってたでしょ~」

 

うらら「のぞみさん!カレーがあったので取ってきました~!」

 

こまち「のぞみさん、羊羹ならあるわよ?」

 

かれん「小町……また持ってきたのね」

 

くるみ「仕方ないわね~!」

 

ラブ「今回は私達クローバー全員で練習したダンスをするよ!いくよ、みんな!!」

 

美希・祈里・せつな「「「オッケー!」」」

 

つぼみ「えりか、お花をちゃんと持って下さいよ~!」

 

えりか「分かってるって~……って、わ~~~~~!!!」

 

いつき「え、えりか!?こっちに来ないでよ!?」

 

ゆり「はぁ……てえっ!!!」

 

バシンッ!!!(ぎゃあああああっ!!!)

 

響「楽器の準備はオッケー!行くよ、奏!

 

奏「オッケー、響!エレンは?」

 

エレン「こっちも大丈夫よ!」

 

アコ「……ねえ、なんで私はリコーダーなのよ」

 

みゆき「今回はオリジナルの絵本……よし、ウルトラハッピーにするぞ!」

 

あかね「タコ焼きがあるのにお好み焼きがないんはおかしいやろ~!」

 

やよい「うっふっふ……今回はOver Quartzerも持ってきたし、平成って書いた板も用意したし!うん、ばっちり!」

 

なお「それは……いるのかな?」

 

れいか「まあまあ、なお……せっかくのお誕生日ですし、良いじゃないですか」

 

マナ「オホンッ!え~……それでは開会のあいさつを~」

 

六花「しなくていいから!」

 

ありす「でも……少し聞いてみたいですね」

 

真琴「歌となれば、私も歌うわ!任せて!」

 

亜久里「わ、わたくしもお手伝いします!お誕生日は素敵な日ですから……精一杯お祝いしましょう!!」

 

めぐみ「お誕生日は幸せハピネス……いくぞ~!」

 

ひめ「任せて、めぐみ!ゆうゆう、こっちもやるわよ!!」

 

ゆうこ「オッケー、ひめちゃん!お米に唐揚げ、コロッケ!大盛りいっぱい、何でもござれだよ!」

 

いおな「それじゃあ、私は占いをしようかしら……って、去年もやったわね」

 

はるか「今年も作ってみました!手作りのドレス!種ちゃんに似合うといいな~!」

 

みなみ「はるか、もう種さんが来ているみたいよ」

 

きらら「タネタネのメイク準備はできてるよ~!」

 

トワ「わたくしは……やはり演奏ですわね!」

 

みらい「私たちは!」

 

リコ「3人で作った三倍の!イチゴメロンパンよ!」

 

ことは「はー!みんなで食べよ~!」

 

いちか「じゃ~ん!ユニコーンスペシャルショートケーキ!そして!」

 

ひまり「リスと!」

 

あおい「ライオンと!」

 

ゆかり「ネコ……うふふっ」

 

あきら「犬……だね!」

 

シエル「ペガサスもいるわよ!それから……じゃ~ん!ピカリオもマジパンて作ってみたわ!」

 

はな「うっふっふ!今回のアクセも良い感じ!めっちゃイケてる!」

 

さあや「ふっふっふ!パーティーと言えば……やっぱりこれね!”恐怖の女”シリーズ!今年も皆で観ましょう!」

 

ほまれ「ひっ!?もう……ホントに勘弁してよ、さあや!!」

 

えみる「や、やめてほしいのです~!」

 

ルールー「そうですね。ここは……こちらの”超・恐怖の女”シリーズにしましょう」

 

ひかる「あれがデネブ~、アルタイル~、ベガ~!」

 

ララ「ひかる、ちゃんと準備するルン!」

 

えれな「”超・恐怖の女”っ!?」ブルブルッ!!!

 

まどか「ブラボー!とっても楽しみです!」

 

のどか「駆く〜ん!種ちゃ〜ん!」

 

ちゆ「ひなた、それは何?」

 

ひなた「これ?ミックスジュースのグミトッピング!駆っちと種たんに飲んでもらうの忘れてたんだ〜!」

 

アスミ「わたくしも"すこまん"をお土産に持って参りました!」

 

駆「ははっ!最っ高だっ!!種、行こう!!!」

 

種「うん!みんな~~~~~お待たせ~~~~~~~~~~!!!!!」

 

プリキュア達・コルーリ「「「「駆君!種ちゃん!お誕生日おめでとう!!!!!」」」」」

 

駆・種「「皆、今年もありがとう!!!!!」」

 

Happy birthday!駆・種

 

Happy New Year!




いかがだったでしょうか?今年もヴァールハイト・プリキュアをよろしくお願いします!次は劇場版2の4話目を書き上げますから、乞うご期待下さい!!

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