ヴァールハイト・プリキュア   作:32期

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明けましておめでとうございます、32期です!元旦は主人公である駆と種の誕生日です!そんな訳で……またまたまたちょっと未来のお話をします。今回は18歳の方ならほとんどが経験するかもしれないあれが!?では、お楽しみください!


僕(私)たちの誕生日〈2024〉

2023年12月31日 多田織市 時生家〈駆の部屋〉

 

駆「そこまで!それじゃあ、用紙を回収するよ」

 

種「はい!」

 

和澄「はい、駆君。ほら、詩文も!」

 

詩文「お、終わった~……!」

 

旭「お願いします」

 

 今年もあと一日となった年末の多田織市。そんな中でも駆の部屋に集まった皆が勉強をしている。理由は単純——なぜなら!

 

駆「入試が迫ってる人もいるし、詩文だって入試代わりにテストあるんだ。学力は高いに越したことないよ」

 

 皆、18歳となり——大学の入試が迫っているからだ。だからこうやってみんなで集まり、駆が作った過去問のテストをやっていたのだ。解答用紙を受け取って10分——駆は、このテストの前にもやっていた過去問の用紙も合わせて皆に返し始める。

 

駆「はい、種。490点……文句なし」

 

種「まあ、あなたに相応しい女なら……当然だよね♪」

 

駆「和澄さん……430点。数学は良いんだけど、古文、現文にミス多め。改善するならそっちかな」

 

和澄「う~ん、やっぱり苦手な部分だね。OK、頑張ってみるよ!」

 

駆「詩文……300点。社会情勢についての理解はいいが、それ以外の教科、しかも点数配分が高いのを落とし過ぎ。いくら満星学園が、三ッ星大学の付属だからエスカレーター式で進学しやすいとはいえ、進学校だから入試代わりのテストがあるんだぞ。この学力だと不安要素が多すぎる。残りの日数……全力で励め!僕は友人が”エスカレーター式の学校で進学できなかった”なんて聞きたくないぞ」

 

詩文「へ、へ~い」

 

駆「旭さん……470点。基礎問題は問題ないし、応用問題で難易度の高い”捨て問”には手を付けてない。点数重視で大変結構。まあ、これ以上を目指すなら……いや、目指して欲しいから、そこら辺も振り返ってみて」

 

旭「うん、頑張ります!」

 

——ガチャッ!

 

 駆の採点と改善点を聞いた各々はそれぞれの感想を返していると、部屋のドアが勢いよく開けられる。そして、そこから現れたのは——!

 

のぞみ「みんな~!頑張ってる~!のぞみ先生だよ~!!!」

 

 駆達が満星学園での中学時代に担任教師を務めていた恩師にして、プリキュア5の”キュアドリーム”こと【夢原 のぞみ】が入って来た。

 

和澄「先生!お久しぶりです!」

 

詩文「駆が呼んだのか?」

 

駆「うん。勉強会をするって話したら、皆に会いたいって言うから」

 

旭「あ、あはは……お久しぶりです、夢原先生」

 

のぞみ「あっ!麻琴さんだよね!クラス違いだけど、ちゃんと知ってるよ!」

 

種「そうだ!のぞみ先生、ちょっといい?」

 

のぞみ「うん?何、種ちゃん?」

 

種「のぞみ先生、結婚おめでとう!」

 

のぞみ「え……え~~~~~っ!?!?!?!?!?」

 

 久しぶりの再会を喜ぶ皆の中、再開のあいさつではない返しをする種。”結婚おめでとう”と言う言葉に絶叫にも似た声を上げるのぞみを見て、駆はすぐさま種に近寄り——。

 

駆「せいっ!!!!!」

 

——バシンッ!!!!!

 

種「いった~~~~~!?」

 

 きつめの一発を入れた。

 

種「痛いよ!酷い!DVだ!!DVっ!!!」

 

駆「種、あれは別の時間軸なんだから余計な事を言うんじゃないよ」ボソッ

 

種「でも、もしかしたらしてるかもしれないよ?」

 

駆「あれでも?」

 

種「あれ?……あっ(察し)」

 

のぞみ「こ、ココとは……お、おちゅきあいしてるけど……///」

 

 悲しいかな——画面の向こうの皆さまが知るのぞみはご結婚したと思いますが、こっちの時間軸ののぞみは——交際中で止まっております。

 

のぞみ「……って、そうじゃない!落ち着け、私!そ、そう言えば皆、進路は決まったの?」

 

 自分の恥ずかしい話から話題をすり替えるのぞみ。そんな彼女の心情を察してか、和澄が自身の進路を話し始める。

 

和澄「私は、三ッ星大学の”経済学部”に行こうと思ってます。起業しようと思ってて!」

 

詩文「俺も三ッ星の”現代社会学部”にする予定です。プリキュアの事を調べてたら、ジャーナリストとかいいなって思って」

 

のぞみ「そうなんだ!頑張ってね、二人共!麻琴さんは?進路は決まってるの?」

 

旭「はい。私……別の大学に進学して、宇宙工学を学ぼうと思ってます。目標は……”宇宙飛行士”です」

 

のぞみ「宇宙飛行士!?スゴイね!でも、どうして宇宙飛行士なの?」

 

旭「キュアスタで知り合った子がいるんですけど、その子にいろいろ教わったら……私も宇宙に行きたいなって思って!あ、これがその子のアカウントです!」

 

種「”Cure☆”……キュアほしさん?」

 

駆「いや、これ……”キュアスター”だね」

 

種・のぞみ「「つまり……ひかるちゃん!?」」

 

旭「えっ?駆君に、種ちゃんも、先生も知ってるんですか?」

 

駆「う、うん……知り合いだから」

 

 急に出て来た知り合いの情報に驚く種達。世の中は狭いと駆は思った。

 

詩文「そう言えば、和澄が起業したいのも大学生実業家の人に憧れてるからだったよな?」

 

和澄「うん。この雑誌に載ってる……あった!”野乃 はな”社長!アカルイアス社って会社を起業した現役大学生なんだよ」

 

のぞみ「はなちゃん!?」

 

種「わ~……また知ってる顔」

 

駆「世の中狭いな……ホントに」

 

 見知った顔が増えたが、皆が自分達の夢に進もうとしている事を知ったのぞみは、ゆっくりと深呼吸をすると、皆に向き直る。

 

のぞみ「す~……はぁ~……。よし!皆、自分の夢に向かって頑張てるのが分かってよかったよ!駆君は……一足先に夢に向かってるだよね。4人共、受験勉強を頑張ってね!先生、応援してるからね!」

 

種「えっ?私、受験もう終ってるから3人だけだよ?」

 

のぞみ・和澄・詩文・旭「「「「えっ?」」」」

 

 急に投げ込まれた新事実に声が漏れる駆以外の4人。それを聞いた和澄は種に質問をぶつける。

 

和澄「ちょ、ちょっと待って!?えっ!?もう終わってるってどう言う事!?」

 

種「指定校推薦を貰って受験して、11月に合格貰ったの!イェイ!」ピースサイン

 

のぞみ「そ、そうなんだ。そ、そう言えば種ちゃんは……何の大学に行くの?」

 

種「”看護大学”だよ。保健医療学部の保険医療学科!看護師さんになりたいんだ!そうすれば、病院でも彼と一緒に居れるでしょ?」チラッ

 

駆「あ、あはは……」目逸らし

 

——ピリリリンッ!ピリリリンッ!

 

 何とも言えない空気を遮る様になり出す着信音。その音を聞いた駆は、この空気から逃げるようにすぐさまQaフォーンSを取り出し応答する。

 

駆「はい、もしもし!……OK、すぐに行くよ!種、準備が整ったって!皆、言っておいた用事が入ったから、今日はこれで解散。再集合は駅前のファミレスで!」

 

詩文「OK、親友!毎年のあれだろ?待ってるから行って来いよ!」

 

和澄「あ、先生も良かったらどうですか?」

 

のぞみ「えっ!?いいの!?それじゃあ、先生の友達も呼んじゃおうかな?みんな驚くよ!」

 

旭「先生のお友達って……どんな人なんだろう?」

 

 勉強会の解散をすると、皆が外に出て帰路につき始める。そして、最後に残ったのは——プリキュアの3人。

 

駆「それじゃあ……行ってきます、のぞみ先生」

 

種「いってきます、のぞみちゃん!」

 

のぞみ「うん、行ってらっしゃい!”先に行って”待ってるよ♪」

 

 バイクに跨る駆と、その後ろに乗る種。そんな二人を見送るのぞみは【先に行って待ってる】と言い残して、その場を去る。どう言う事なのかは——分かっている。

 

駆「よし!しっかり掴まってよ、種!」

 

種「おっけー!離さないよ!」ギュッ!

 

——ブーーーンッ!!!!!

 

 勢いよくアクセルを空吹かして、バイクが走り出す。その先に次元の穴を開き、そこへ飛び込むと、二人は目的地へと向かった。

 

 

アカシック王国 アカシック城前

 

side:駆

 

ザッサ―――――!!!!!

 

種「今年も無事に到着っ!だいぶ慣れたね!」

 

ソラ「あっ!師匠!種さん!お待ちしてましたーーーーーっ!!!!!」

 

種「ソラちゃん!久しぶり!あれ?コルーリは?いつもはコルーリが一番に来るのに……」

 

コル―リ「はぁっ!……はぁっ!……そ、ソラさん、早すぎです~」

 

ましろ「ソラちゃん、は、早くて追いつけないよ~」

 

 無事にアカシック王国へ到着した僕達を最初に向かえたのは、異常な速度で走って来る”ひろがるスカイ!プリキュア”のキュアスカイこと【ソラ・ハレワタール】であった。どうやらコルーリとキュアプリズムの虹ヶ丘ましろちゃんも一緒に走ってきたようだが、ソラちゃんに追い付けなかったようだ。

 

種「コルーリ、遅かったね。でも、元気そうで良かった!」

 

コル―リ「は、はい……タネも一段と綺麗になりましたね」

 

種「ありがとう!コルーリもね!それにしても……今回はちょっと違う顔ぶれだね!」

 

あげは「それについては私達が説明するよ!二人共、18歳で成人になるんでしょ?だから!」

 

ツバサ「皆さんに、18歳の姿で来ていただいたそうです!ですよね、プリンセス?」

 

エル「あいっ!」

 

 毎年の光景とは違うと思っていたが、その理由は単純だ。なんと、僕らより年上のプリキュアさん達は、皆が僕らと同じ18歳の姿で招待されたからだった。僕らより後輩になるプリキュアの皆も、18歳ではないがしっかりと歳を重ねた姿だ。

 

あまね「よし、飾りつけは完了だ。いちかさん、そっちはどうですか?」

 

いちか「こっちもキラッと!デコレーション出来てるよ!ひまりん、あおちゃん、そっちは?」

 

ひまり「こっちもOKです!」

 

あおい「ゆかりさん、あきらさん、シエルも良いよね?」

 

ゆかり「ええ、問題ないわ」

 

あきら「チョコレートパフェもばっちりさ。はい、なぎさちゃんの分。取っておいたよ」

 

なぎさ「あ~~~っ!あきらさん、ありがとう!あっ!駆君!こっちこっち!パフェあるよ~~~!」

 

ほのか「も~!なぎさったら♪でも、皆が18歳なんて不思議な感じね。ひかりさんとも同い年だなんて」

 

ひかり「私も不思議な感じです。でも、二人に並べた感じがして……ちょっと嬉しいです!」

 

シエル「和菓子側が遅れてそうなのよ~!ちょっと、和菓子組はどうしてるのよ!?もう駆が来てるのよ!?」

 

はるか「ここに……はい!こまちさん、どうですか?」

 

こまち「出来ました!和菓子側の盛り付け大丈夫です!」

 

のぞみ「つまり、これで完成って事だよね!うわ~!美味しそう!」

 

りん「こ~ら!主役が一番でしょ!ほら、もう来てるんだから!」

 

うらら「ちょっと待って下さい!お料理班が少し遅れ気味で!」

 

かれん「ドリンクの方ももう少しかかりそう!くるみ、お菓子の方は?」

 

くるみ「そっちは、もうお皿に盛りつけてる!ちょっと!ゆい達はまだなの!?」

 

ゆい「出来たよ~!おむすびがい~~~~~っぱい!皆、お疲れ様!」

 

まなつ「問題ないない!今一番やるべき事が出来たし、すっごいトロピカってた!ねえ、ローラ!」

 

ローラ「んな訳ないでしょ!お米がすっごく熱かったのよ!手が真っ赤になっちゃたじゃない!」

 

あすか「その割には真剣にやってたじゃないか?駆が来るからか?」

 

ローラ「なっ!?そ、そんなんじゃないわよ!?」

 

みのり「……ツンデレ」

 

さんご「ローラ、可愛い♪」

 

咲「パンもいっぱい焼けたよ~!舞もありがとう!ここねちゃんもありがとうね!」

 

ここね「私も……PANPAKAパン、おいしいって思うので」

 

舞「ホントに助かちゃったわ。ありがとう」

 

らん「らんらんの方もOKだよ~!のどかちゃん達、お手伝いありがとう!」

 

のどか「えへへっ!役に立ったみたいで良かった~!」

 

ちゆ「ラーメンも奥が深いのね……旅館で出せないかしら」ボソッ

 

ひなた「ちゆちー、なんかすごい事考えてるっぽい?」

 

アスミ「ラーメンはすごいですね!ラテにも食べさせたいです!」

 

ひなた「いや!それじゃあ、ラテが危ないって!」

 

響「みんな~!楽器の位置は大丈夫?楽譜とチューニングは?」

 

トワ「私はここでよろしいかしら?」

 

奏「うん、そこで大丈夫。位置は大丈夫よ、響」

 

アコ「楽譜も問題ないわよ」

 

エレン「チューニングもOKよ!えみる、そっちもどう?」

 

えみる「こっちも大丈夫なのです。ねえ、ルールー……ルールー?どうしたのです?」

 

ルールー「……お腹が空きました。えみる、少しお料理を食べてきます」

 

えみる「それは後にするのです!」

 

ゆり「演劇班も準備は大丈夫よ。装飾班、最終確認は?」

 

つぼみ「大丈夫です!」

 

いつき「僕も確認したので、問題なかったです。えりか達はどう?」

 

えりか「衣装班も問題なし!今年は蹴られないかんね~!」

 

きらら「まあ、あたしも見たし大丈夫でしょ」

 

ゆり「分かったわ。俳優組はどうかしら?」

 

さあや「は、はい!大丈夫です!」

 

ほまれ「さあや、一緒に頑張ろうね!」

 

ひかる「よし!私達はお姫様を守るヒーロー役!キラやば!」

 

ララ「ルン!仮装コンテストの時のをやれば良いルン!」

 

えれな「面白そうだね!」

 

まどか「精一杯頑張ります!」

 

ユニ「私、歌唱の方が良いんだけど……」

 

やよい「皆、良い?出遅れると他のキャラに負けちゃうからね!味方のヒーローでも、戦わなければ生き残れないからね!」

 

みゆき「は、はい!」

 

あかね「やよい、またおかしくなってんで」

 

なお「もう慣れてるし気にしないよ」

 

れいか「うふふ!そうね、なお」

 

めぐみ「ヒーローは愛!」

 

ひめ「何でヒロインじゃなくて、ヒーローなのよ!私はヒロインがよかったのに~!」

 

ゆうこ「まあまあ、ひめちゃん。せっかく選ばれたんだからしっかり頑張ろう?」

 

いおな「ゆうこの言う通りよ。せっかくの大役なんだから」

 

マナ「王子様役なんて照れちゃうな~!」

 

六花「何で私が悪の女幹部なのよ!」

 

ありす「まあまあ、六花ちゃん。わたくしなんて悪の大ボス役ですわ」

 

真琴「悪の幹部役ってどうやればいいのかしら?」

 

亜久里「ジコチューの様にやれば良いのでしょうか?」

 

ことは「は~!私、魔法つかい役~!」

 

みらい「町娘役か……私達だって魔法つかいなのにね、リコ」

 

リコ「まあ、仕方ないわ。町娘でも精一杯演じましょう!」

 

みなみ「皆さん、バックダンサーをありがとう」

 

ラブ「みなみちゃんが輝く様に!皆、クローバーの出番だよ!」

 

美希「今回は一番は譲ってあげる。しっかりお願いね!」

 

祈里「みなみちゃんが成功できるって、私、信じてる!」

 

せつな「みなみ、精一杯頑張って。私も、精一杯頑張るわ!」

 

種「ケーキにお料理、舞台に音楽!最高だね、お兄ちゃん!」

 

駆「ああ、最っ高だね!」

 

——ギュッ

 

駆・種「「ん?」」

 

プリム「早く……こっち」

 

 集まったプリキュア達を見て感動していると、急に僕達の袖を掴む者が現れる。その子は新たにプリキュアとなった少女、キュアシュプリームの”プリム”と——。

 

駆・種「「プリムッ!?」」

 

——ギュッ

 

あゆみ「皆が待ってるよ、駆君!種ちゃん!」

 

駆・種「「あゆみさん(ちゃん)!?」」

 

——トンッ

 

駆・種「「うわっ!?こ、コルーリ?」」

 

コル―リ「さあ、カケルにタネも!皆さんが待ってます!行きましょう!」

 

駆「ああ!種、みんなが待ってる!行こう!!!」

 

種「うん!みんな~~~~~!!!お待たせ~~~~~~~~~~!!!!!」

 

プリキュアAS・コルーリ「「「「カケル(駆君)(駆さん)!タネ(種ちゃん)!お誕生日おめでとう!!!!!」」」」」

 

駆・種「「皆、今年もありがとう!!!!!」」

 

Happy birthday!駆・種

 

Happy New Year!




いかがだったでしょうか?今年もヴァールハイト・プリキュアをよろしくお願いします。劇場版を年内に終わらせたかったですが、激務に告ぐ激務で身体がボドボドで、ベッドに入ったらすぐに落ちちゃうせいであんまり書けなかったです。申し訳ありません!しかし、残りは約2話ほどなので、4周年の前には終わらせて、本編に戻ってみせます!乞うご期待ください!
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