ヤンデレのヒロインに死ぬほど愛されて眠れない13日の金曜日の悪夢 作:なのは3931
「やぁ、ジョージィ~。小説書いてる?」
「」フルフル
「ええ~?なんで?一度はランキング乗ったんだよ?みんなきっと待ってるよ、続き書こうよ?」つ風船
「お前の設定が面倒過ぎて他作品に支障出まくりで下手に書いたらシナリオぶっ壊れるんやろがい、なんやねん『ダークタワー』て」
「確かに『I.T』は小説版で少年期にチョメチョメするし、30代後半まで主人公が子供作れないから子供作るシナリオ全部没さ。オイラが宇宙から来た神的な何かとかなせいでヒロインの中で明らかにバランス崩壊起きている。wikiに『ダークタワー』でスティーブン・キングの小説全てと繋がってるとか書いてて作者が白目向いてるのも分かる。でもア○ンジャーズみたいで俄然創作意欲が湧いて来るってもんだろ?」
「面白そう!東方ロスト○ードやるわ!」
「待てや!」
「ジョージィ、コト○キヤ見てみ?」つフィギュア
「ペニーワイズのホラー美少女フィギュア!!」
「そうだこの前発表されたやつ…可愛いだろ?オイラのTS小説書きたくなった?」
(おまえ出るの大部先やん…)
「oh…まさかまだ続き出来てないの?君の話を皆待ってるんだ!」
「大して読まれないと思って適当に書いてたお下品な下ネタも?」
「え…うん(棒読み)。作者も次からはよく考えて下品な下ネタやるらしいから勘弁して?さぁ早く執筆作業に戻るんだ。モニターに向かって…」
(しゃ-ねぇ書くか)スッ…
「映画数十本分のシナリオとキングの小説(400作品以上)が待ってるぞ!」
「アアアアアア~~~~ッ!!?」
ジョージィと作者は死んだ。シナリオの予習とDBDのアーカイブと東方LWでGW中に一話も書けなかったのだ。正直すまんかった。ハンニバル・レクター博士カッコよすぎやろ(現実逃避)
ペニーワイズフィギュア化おめでとう!
俺はその後、大切な「家族」を失った…
とある町の玩具工場で作業員たちが新商品の人形の制作に取り掛かっていた。
子供向けの少女を模した人形だ。
「そういやおい、知ってるか?俺達が今作っているこのお人形さんの秘密」
「あ?なんだよ?いきなり?」
男たちは自分達が今作っている女児向けの人形の噂について話していた。
「グッドガイ人形の主なターゲットは主に子供、男女問わずだ。だがうちらが作っているこのお嬢さん方のターゲット層は、年端もいかない少女、そして実は成人の男性なんだよ…」
「こんな玩具をおっさんが愛でる趣味があるのか?」
同僚の問いに男はチッチッチッと舌を鳴らす。
「グットガイ人形からグッドガールにラインが更新されて新しく付いた機能あるだろ?」
「ああ、グッドガール人形、がシ~シ~ってするやつか?」
同僚が腰を前後に振り排尿を表現すると彼は正解だと気分よく頷いた。
「そうそう、それだ」
「なんだ?出力上げてウォーターカッターにでも出来るか?それでタバスコ入れて経血ビームでも検討してるとか?」
同僚は人形の股から赤い液体がドバドバと吹き出す光景を勝手にイメージして気持ち悪くなる。
「違う、もっと単純な事さァ、人形が発売してからしばらくしてな、とあるものが裏で出回るようになった」
「あるもの?」
「これだよ…」
男は鞄からソレを取り出した。
スベスベとしながらも柔らかい触り心地をしているソレは女性器を模した筒のようだった。
「あぁ~…もしかしてコレって、アレか?」
「アレだよ。そしてこいつを排尿用のわが社の物を外して取り付けると…」
男が人形の股の部分を弄りプラスチックの固い物を取り外す。
そしてその後できた空洞にさっきの筒を差し込む。
するとピッタリと人形の身体に一致した。
「ワァオ、スゲェや…」
「大したモンだ。商品はできるだけ拡張性があった方がいいが、まさかこんなことまで想定してたとはね」
「こりゃあ野郎に売れる訳だ。女の子を模した人形を抱きたい変態が買ってたんだな」
男たちはニヤニヤと笑いあう。自分達がこんな変態染みた物を作っていたとは、まったくお笑いである。
「てか、それ私物か?」
「ああ、こいつを持ち帰って俺もこの人形といっちょ遊んでみようかと思ってね」
「おいおい、ここにも変態がいたぜ!」
「社内テストさ!うちの看板製品をチェックするのは社員として当然のことさ!」
「クククッ…言ってろっ!」
「おい、何をサボっている!」
「やべっ!?」
話し込んでいた所を口うるさい上司に見つかった。
彼は仕事熱心な部下の元へなじろうと詰め寄った。
「ここで何をしてるんだ土屋?」
「ええ、ちょっとこいつを見ておりまして。どうやら問題なかったようですな、ははは」
「…なら俺が人形を戻したらお前らはとっとと仕事に戻れ、お前らが駄弁る為に給料を払っている訳ではないぞ」
(あっ…)
(やべぇ~…)
上司は男たちの顔を一瞥すると人形を持って帰って行った。
その後人形をコンベアに乗せて、パーツを挿げ替えた個体は奥の方へと流れていった。
「……ふぅ、危なかったな!」
「いや良くないだろ!?どうすんだアレ!オメコ入れ替えたままだぞ!?」
「しかしオナホ付けた物を流しちゃったのでライン止めてくださいなんて言ったらクビだぜ?」
「客にバレたらクビどころか会社に訴えられるんだが!?」
「大丈夫だって、どうせ子供が見てもよく判らんだろうし、大人が見ても『ワォ、流石は日本製だ!ココもとってもリアルだなパンパン』で終わりさ。アメリカ人は馬鹿だからな」
「さりげなくハメてんじゃねーか」
男の冗談に同僚も段々と落ち着いていく。
「とにかく、俺たちが言わなきゃ大丈夫だって。な?」
「わかった。黙ってりゃバレないよな。何事も無かったかのように戻ろう」
彼らは自分達に暗示をかける様に呟くと元の工程へと戻っていった。
人形はケースへと入れられ他の人形と共に段ボールへと詰められた。
段ボールに書かれたシールには人形の詳細が書かれていた。
【グッドガール人形】
【対象年齢6歳以上】
【19XX/〇〇/△△】
【日本製】
【シカゴ行き】
チャイルド・プレイ
アメリカ、イリノイ州。
シカゴの夜中の静かな街並みをパトカーのサイレンの音が鳴り響き、その静けさをかき消していた。
「はぁ、はぁっ…」
その音から逃げるように走る一人の男がいた。
「絞殺魔だ!追え!サウスサイド通りだ!」
逃げる男の足に警官が銃弾をくらわし、脚を引きずらせることに成功した。
(クソ!これじゃ逃げ切れねぇ!?)
彼の名はチャールズ・リー・レイ。
【湖畔の絞殺魔】と呼ばれニュージャージーなどで殺人を繰り返し、アメリカ全土を恐れさせた連続殺人鬼だった。
「やべぇ逃げろ!?」
チャールズの先で待ち構えていた車が彼の様子を見て急発進していった。
「くそっ!?エディィッ!!待ちやがれ!!置いていくんじゃねぇ!!」
彼には事件の共犯者が居た。
だが彼は追手の存在を知ると否や、車を移動させて合流することを拒否し逃げ出したのだった。
「畜生、また裏切られた…。あいつもあの女と同じだ…!」
(絆で結ばれた家族だと思っていたのに…俺の妻は俺を簡単に通報して見捨てやがった…)
「愛していたのに…ずっと一緒になりたかっただけなのに…」
自分が信じていた人間に裏切られる悲しみと怒りは図りしれないものだった。
だが今はそれをどうこうするよりこの状況を乗り切らないといけない。
銃撃が再び飛んでくる。チャールズは咄嗟に目の前の建物に隠れた。
(ん?そうだ、ここに逃げ込むか…)
『Toys』
ふと隠れた玩具屋の扉を銃で破壊し、警報が鳴り響く中玩具置き場の列の裏へと隠れる。
屋内で警官を待ち伏せる事にしたのだ。
相手はこちらが負傷していることを知って攻め急いでいる筈だ。
(それをこちらが逆に叩く!…今だッ!)
「ッ!?」
チャールズは玩具の隙間から見えた警官に発砲した。
だが彼の相手であったマイク・ノリス刑事は咄嗟にそれを回避し、逆にチャールズに反撃を加えた。
「グッ!?」
それはチャールズの身体に命中し、それが彼の致命傷となった。
(畜生、このままじゃ終わりだ…)
「聞けェ!!デカ野郎ォ!!必ず復讐してやる!!裏切者のエディもろともぉ!!何があろうともなぁ!!」
だが自分はもう助からない。
なんとか姿を隠し玩具の棚の間を抜けて、
「誰か、誰かいねぇか…?」
もう限界だ。身体が均衡を保てなくなり人形が陳列している棚へと倒れ込んだ。
『グッドガイ人形』と書かれた看板を見て自分がなぎ倒した玩具へと目を向ける。
(人形、人の形なら器になれるんじゃないか…?)
そう思いチャールズは箱を開封し謎の呪文を唱え始めた。
アデ デュイ デンベラ
天よ、我に力を与え給え!!
突如、おもちゃ屋の上に暗雲が立ち込め、渦を作り雷が鳴り響いた。
マイク刑事は異常な事態に少しばかり動揺した。
(奴は一体何をしているんだ?)
ラバーウ メルスィーア ダ ボイ シャイオ
サクゥゼ エンテン メ ポア デ モット
モルティメ ルデォクォル デ モッ ォシェイテッ
アデゥレイ ポウ デ ボアデセイテ デンベラ!
アデゥレイ ポウ デ ボアデセイテ デンベラ!!
アデゥレイ ポウ デ ボアデセイテ デンベラァァァァァァァ!!!
チャールズが呪文を唱え終えたその瞬間、建物に雷が落ち、まるで火薬庫に落ちたかのような大爆発を起こした。
「ヴワ゛アアアアアアッ!!?」
マイク刑事は大爆発で盛大に吹き飛び、窓ガラスを叩き割って道路へと放り出された。
幸い大事にはならず、すぐに起き上がりチャールズの元へと向かったが、建物の内部は崩壊し全ての物が瓦礫と共にスクラップと化していた。
「絞殺魔は?…ッ!?」
彼は爆心地の中心で既にこと切れていた。
その横には子供向けの人形がまるで彼を看取るように横たわっていた。
幼稚園の教室でレオンは絵を描いていた。
「レオ~ン。こっちに来てぇ♪先生と遊びましょ~う?」
「先生…?」
彼に声をかけたのは死んだ筈のフレデリカ先生だった。
「積み木で遊ぶ?砂遊びする?そ・れ・と・も…♡」
そう言うと否や、彼女はお気に入りの糞ダサいセーターの端に腕を交差させて手をかけた。
彼女がスルスルとセーターを捲り上げるのを見て思わず喉を鳴らしてしまう。
だが彼の期待は無残にも打ち砕かれた。
セーターを捲って見えたのは彼女の滑らかな白肌ではなく、醜く焼け爛れたピンクの地肌だった。
「ヒッ…!?」
「よくも私を見捨てたわね…。貴方もあの世に道ずれにしてあげるわ…!」
焼け爛れゴブリンの様になった彼女が憎しみを込めた顔で睨みつける。
「違う、僕は…先生の事を…」
助けたかった。そう言おうとしても声が出せない。
彼女は鈎爪を嵌めた右手を振りかぶり、レオンに向けて激しく切りかかった。
「ウワァァァァァッ!?」
思わず声を上げて、起き上がり目を覚ます。
「はぁ…はぁ…」
先程の幼稚園の景色は消え去り、先生の姿も消えていた。
「夢か…」
辛い過去が夢に出ていたのだろう。
自分が目覚めた場所はオハイオ州から少し離れたシカゴにある、未だ慣れない新しい住処のベッドの上だった。
レオンはベッドから降り朝食を食べにリビングへ向かった。
「おはよう母さん」
「おはようレオン、よく眠れたかしら?」
「…うん」
新しい街並み、
新しい我が家、
そして新しい…両親。
レオンはもはやグウェン達を親として冷静に見る事が出来なくなっていた。
それは両親も同様で、「自分には親としての資格が無い」と親権を放棄したのだ。
「学校は楽しい?お友達は出来た?」
「ううん、まだ…」
「そう…、早くお友達が出来るといいわね…」
新しく母親となった彼女はまだ里親になって日が経ってないが、レオンの事をとても大切に思っていた。
彼は幼いながら二度も事件に巻き込まれ、自分の家族を失ったらしい。
この子を守ってあげたい、心の傷を癒してあげたい。そう思った。
彼は優しい子だ。ちょっとませている所もあるが純粋で他人を思いやれる良い子だ。
彼が私の為に朝食を作ってくれた時は思わず笑みが零れたものだ。
まぁ、溢れんばかりのシリアルに床がビチャビチャになる程のミルクをかけた物と、カリカリに焦げた真っ黒いトーストに拳程の拳骨マーガリンがトッピングされた物が運ばれてきた時は思わず苦笑いをしてしまったが。
主食がダブってしまっていた。ご丁寧に食事が流し込めるように配慮されたのかオレンジジュースがLサイズでサービスされていた。
ミルクも合わせると主食とドリンクのダブルデートである。
彼の事は自分ができる限りフォローしてあげたいと思っているが、それは完全にはなり得ないと思っている。
きっとこういう子には同年代のお友達が必要になる所が必ずある筈なのだ。
「そうだ!レオンにプレゼントがあるの!」
そう言って彼に包装された巨大な箱を渡した。
「うわぁ、ありがとう母さん!開けていい?」
「ええ、もちろんよ!」
そう言った瞬間、彼はビリビリと包装を破り裂いた。
中に入っていた物とは…
「これ、グッドガイ人形?」
用意したのは巷で話題のグッドガイ人形だった。
本物の友達がまだ出来ないなら、せめて疑似的なお友達を用意してあげようと思ったのだ。
なにせ『死ぬまで一緒の友達』が謳い文句の人形である。
無駄にクオリティ高くて若干ゃ気持ち悪さを覚える所もあるが。
それにしてもアニメチックだ。目ン玉デカいなおい。
「あ~…」
「あら、気に入らなかった?もしかしてこういうの嫌いだった?」
「いや、何というか…思わぬ所で旧友と再会した事に困惑してる所かな?嬉しいよ、うん」
「ほんと?」
「ホントホント!なにせ死ぬまで遊んだからね!激しく遊びすぎてぶっ壊したけど!いや~また会えてうれしいよ~♪かぁ~!たまんないねしかし!」
何かを誤魔化すような変なテンションだが気に入ってくれたようでよかった。
彼女は知らない。
レオンにとってその人形はどこぞの変態が跨ってカクカクしていた記憶とそれに嫉妬して出会った初日にあの世に送ってやった記憶しかないことを…。
アメリカでは20世紀後半は里子の問題、里親のたらい回しが問題となっていたそうな(ウィキデリカ先生談)
『チャイルド・プレイ2』ではその社会問題が作品に大きく反映されていた気がします。