その迷宮にハクスラ民は何を求めるか   作:乗っ取られ

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突発的に作成した一話、タイトルが思いつきませんでした。
ほのぼの(主人公基準)後日談パート


128話 奴を知ると胃が動く

 

 時は、ベル・クラネルがアマゾネス達と鬼ごっこを始めた頃。 オラリオにある、とある地下室。

 屋内用の魔石灯の光が6畳程度の石造りの床と壁に無秩序に反射し、不規則な影を作り出している。部屋の中心部には、4人掛けには少し小さい丸い木製テーブルがあるのだが――――

 

 

「クソッ、イシュタルめ!」

 

 

 ガシャンと、床に叩きつけられたワインボトルの割れる甲高い音が狭い部屋に響く。あっという間に漂う葡萄の香りが部屋を満たし、続いて気化したアルコール独特の匂いが鼻を突いた。

 気化したアルコールが、魔石灯の灯りに陽炎を作っている。それが消える頃、メレンの地で起こった内容を報告していた者が持つ、艶のある長い黒髪が照らされ濡れていた。

 

 

「……で。そのイシュタルを倒した者、誰だか情報は掴めているのか」

「……いえ、ディオニュソス様。ロキ・ファミリアの周囲に、該当する装備を身に纏う者は居りません。月明り少ない闇夜でしたので、白、もしくは銀の重装鎧とだけ」

「そんな物が何の情報になると言う!!」

 

 

 ――――また、そのような態度をなさる。

 

 そのように内心思いながら、黒髪を持つエルフは長い睫毛を伏せた。強い言葉と共に机に叩きつけられた拳の音が、彼女の耳に強く残る。

 

 ここ最近において続いている、主神ディオニュソスの葛藤。彼女が直接的に殴られるなどの損害こそないのだが、自分勝手な暴力は、女性の目には最も酷く映るものと言えるだろう。

 普通に考えれば、あの“作り出した”状況からイシュタル・ファミリアが敗れる理由などなかった。食人花(ヴィオラス)も使ってオラリオに混乱をもたらしたならば、フレイヤ・ファミリアだって追い詰めることもできただろう。

 

 モンスターの騒動を筆頭に何か問題が起これば、オラリオのギルドは冒険者を派遣する。その際にファミリアに対してギルドから“強制ミッション”が課せられるのだが、過去に行われた大半がモンスターの討伐だ。

 とはいえ、おいそれと派遣することもまた叶わない。別の国が相手ならば国際問題となる上に、それが第一級冒険者ならば、オラリオに残る戦力に大きな穴が開くことになるからだ。

 

 

 だからこそ、オラリオの滅亡を目論む神。表では紳士的に振舞っているこのディオニュソスは、今のオラリオが抱えているその問題を利用して害をもたらすべく企んでいる。

 

 

 ところが、現状はどうだ。イシュタルがフレイヤを目の敵にしており近く挑むことも聞いていたが、よもや前哨戦のロキ・ファミリアで完全敗北などと全く想定にしていない。

 少なくともイシュタルが天に送還されるなど、イレギュラーの中のイレギュラー。彼らにとっての資金源であった存在が消え去った為に、計画は頓挫(とんざ)したと言っても過言ではない。

 

 ディオニュソスが見せる先の態度は、黒髪を持つエルフに対する八つ当たりだ。酷くいら立ちを生む状況であるために、口調も態度も表情も、上辺(うわべ)というメッキが剥がれかかっている。

 

 

 興奮して息を荒立てるディオニュソス、そして見つめる彼女も己の行いを分かっていながら。尽くす為に努力をしてもこのように向けられる態度を、甘んじて受けている。

 

 

 例え己の辿り着く先が、オラリオにとって“悪”であり。この身この名が、未来永劫に絶対悪と呼ばれ続けると知っていても。彼女は、歩みを止めることなど選ばない。

 

 

――――それでも。私は、ディオニュソス様の為に。

 

 

 フレイヤ・ファミリアの猛者と同じく、心の底から主神を想うからこその戦う理由。過去に絶望へと堕ちた時に優しい言葉を貰い、心を救ってくれた主神の想いに報いる為に。

 

 

====

 

 

 時を同じ頃。オラリオにある冒険者ギルドの地下に、一つの黒い影が立体となって姿を現した。

 

 名をフェルズ、ギルドの影で動く暗躍者――――と書けば見栄えは良いが、要は単なる苦労人。とはいえ悪事の類を働いているワケではなく、ウラノスも命じたことはない。

 抱える仕事の全ては、オラリオに降りかかる害悪に対する調査や対応である。どうやら此度は、諸事情でオラリオの外へと出ていたようだ。

 

 

「ウラノス、今戻った。ベル・クラネルの一件、処理は終わったのか?」

「うむ、遅滞ない」

 

 

 帰還報告も簡易に終えたフェルズだが、どうやらベルについて何か問題があったらしい。そちらはウラノスが対応していたらしいのだが、こちらについては問題なく解決したとの回答を示している。

 

 

「ベル・クラネルがオラリオの外から戻ってきた一件について、正式な記録が回る前に処理を行った」

 

 

 オラリオにおいて“冒険者が”街の向こう、具体的に言えば街を覆う壁の外に出る際には、事前にギルドへの申請が必要になる。全員の出国がNGと判断されて女性陣だけでメレンへと向かったのが、先のロキ・ファミリアというわけだ。

 故に書類としては簡易なものの、出るときと戻った時に、門のところに居るギルド職員に提出する義務がある。ちなみに門の所に居るガネーシャ・ファミリアは門番や検閲の立場にあり、書類面はギルドが担当しているという住み分けだ。

 

 となれば何故、ベルがメレンから戻ってきた記録が消されたか。もちろん根底には、のっぴきならない理由がある。

 アイズが危険という手紙を受けて酒場から飛び出したベル・クラネル。武器を取りに帰ったついでにローブで姿を隠していたとはいえ、まさかの関所破りを敢行していたという訳だ。

 

 

「――――と、いう事に、なっている」

 

 

 相変わらず椅子に腰かけたまま、ウラノスは表情一つ変えずに淡々と口にする。年季の入った低い声と合わせて、この神が持ち得る外観的な特徴と言えるだろう。

 しかし直後、隠せない溜息が漏れている。レア度で行けば年に一度あるかないかというレアさの溜息は、昨日今日だけで既に3回目となる代物だ。

 

 

 そう。このような処置となった理由は、更なる事実を隠すため。

 

 

 実のところ関所破りの実行犯は、どこぞの“自称一般人”。ベル・クラネルは後ろを走っていただけであり、通過したに過ぎないのが真相だ。スキルを使って強行突破した訳ではないために、被害で言えば多少の混乱が生じた程度に収まっている。

 それでも無断外出と似たような処罰はある上にベル本人が有名人である為に、そちらに民の関心が向かぬよう、念を入れての処理が行われているという訳だ。人一人がオラリオの外から戻ってきたデータを握り潰すだけであるために、さして苦労の掛からない点が幸いだろう。蛇足だが、以前にアイナのもとへと行ったリヴェリアも、ちゃんと書類は提出している。

 

 

「……なるほど、二重秘匿というわけか。では、私が目にしてきた点を話すとしよう」

 

 

 続いてはフェルズが報告する番であり、ギルドのメレン支部に居た支部長、リヴェリアが接触した人物が、食人花(ヴィオラス)の密輸に関わって私腹を肥やしていたという事実。実質的に闇派閥と関わっていた者がいたという、ギルドの汚点となるだろう。

 これを受けて現在においては、内通者を含む不審人物の洗い出しを支部単位に広げているという事だ。もちろん極秘裏に行われていることであり、本当に信用できる人物しか動いていないらしい。

 

 

「そして、例の彼……纏めるならば、やはり圧倒的な強さだった」

「メレンに集っていたイシュタル・ファミリアですら、相手にならぬか。戦いにおいては、やはり強いのだな」

 

 

 アレを戦いと呼んでいいのかと考え溜息を零すフェルズだが、内容を知れば無理もない。18階層における実戦を目にして、“嘘ではない”とウラノスが口にした“黒竜モドキのソロ討伐”。

 それらを知っているからこそ溜息で済んでいるのだが、よもやレベル5を一撃などと、一体どれほどのレベルで成し遂げられると言うのだろうか。蛇足になるがウラノスとフェルズは、まさかレベル100とは夢にも思わない。

 

 そして続けざまにフェルズの口から出される、召喚されたガーディアン。目にしたフェルズは“定命の者”ではないことを一発で見抜いていたのだが、だからこそ思い返すたびに冷や汗が流れる程だ。

 精霊という存在は何度か見てきたフェルズでさえ、どのカテゴリーに分類して良いか分からない存在。しいて言うならば“神”に近いのだが、それを召喚できるなどという行いは、持ち得る常識を超えてしまっているのだ。

 

 

「巨大な斧を構えた……朱色に近い赤……半透明の、騎士?」

「何か知らないか、ウラノス。騎士というよりは、雰囲気としては“番人”と言った方が正しいかもしれない」

「そう言われてもな、そのような“番人”など(ガーディあっ)……」

 

 

 オラリオという街を作る前に天を創造した、原初の神の一人ウラノス。神々基準で言う所の遥か昔に天界で見たことがある“何か”を思い返して、いつも通りの低い声の一言と共に、老体には宜しくないヒヤッとした感覚が背中を駆け抜けていた。

 ウラノスも神という事で例外に漏れず、タカヒロが持つ謎に対して興味を持っていたのだが、これにて一つ解決した格好だ。代償として呼吸ならぬ祈祷が止まりかけたのだが、何とかして耐えることができたのは、例のあの存在が“エンピリオンの化身”だと知っていた為だろう。

 

 

 神々が“下界”と呼ぶ存在に住まう子供たちの基準とは、明らかに大きくかけ離れている謎の人物。そのような存在がアセンション以外にどのような力を秘めているのか気になっており、機会があれば聞いてみようと思っていた程。

 よもや、まさかエンピリオン直属のガーディアンを召喚できるなどと想像することができただろうか。スキル欄にて知っていたヘスティアもまた、刻んだ恩恵を目にした当時は血の気が引いたほどである。

 

 

「……ウラノスがフリーズしてしまった。神ヘスティア、御身は何か理解できただろうか?」

「……フェルズ君が目にしたモノを実際に見たことは無いけれど、何が出てきたかは察せたよ。正直ボクは、事実として起こらないことを願っていたぜ……」

 

 

 実のところ、ベルの無断外出という件もあるのでウラノスに呼びつけられて最初から場に居た神ヘスティア。やはり彼女もまた、フェルズが口にした存在の正体に気づいて片頬が引きつっている。

 あの時はレベル100と言う数値やアビリティランクExに目を奪われてしまっていたのだが、こうして突きつけられると意識せざるを得ない。胃という名の胃酸工場はフル稼働で生産を行っている真っ最中で、例え世の中が不景気だろうともキャパシティーオーバーの納品を行うだろう。

 

 今回は第一眷属も関所破りを披露しているだけに、胃酸の分泌も輪をかけて促進中。おかげさまで今の今まで口を開けず居たのだが、ここへ来てから飲んだ胃薬が今になって効いてきたようだ。

 

 再び、ウラノスの溜息が闇に響く。そして低い声のまま、ヘスティアとフェルズに対して言葉を発した。

 

 

「……ヘスティア、そしてフェルズよ、重ねて忠告、いや、心から願う。“あの者”の取り扱いには、重ねて細心の注意を、払ってくれ」

「ボクにどうしろって言うんだい……」

「私も気を付けているつもりだが……」

 

 

 注意を重ねるウラノスだが、生憎と“ぶっ壊れ”の取扱説明書など世界のどこにも存在しない。基本として大人しく、今のところ地雷を踏まない限りは力を振るうことも無いのは不幸中の幸いだろう。素材の為には存分に振るっているのだが、知らない事象については仕方がない。

 これまた幸いなことに――――ヘスティアが知る限りの話だが、青年が無暗に力を振るわない事については知っている。ヘスティア・ファミリアにもたらす利益だけに目を向けたと仮定しても、己の胃痛とトレードオフの関係以上の内容を与えてくれていることも、また事実だ。

 

 例を挙げれば、発足したばかりのヘスティア・ファミリアは、1年と経たずして30人近くの大御所に成長している。団長かつ可愛い可愛い最近は壊れ気味なベル・クラネルの成長を思い返すヘスティアは、常にタカヒロという男が傍に居たことを思い返している。

 

 

 それでも此度においては、イシュタルという神が作ろうとしていた未来(シナリオ)すらも真正面から破壊していった存在であることに変わりはない。やはりそちらのウェイトが大きくなってしまうヘスティアは、ウラノスと似たように重い溜息を零してしまう。

 

 

「闇派閥に対する切り札ってのは分かるけどさ……コレ、いつまでも隠し通せるのかい?ロキ・ファミリアの子供たち、絶対何か感づいてるよ」

 

 

 その点についてはヘスティアの推察通りながらも、ロキの指示による情報封鎖は完璧だ。ロキも知らない青年の情報があるとはいえ、逆にヘスティアが知らない更なる爆弾となる“リフト”や“ドライアド”の情報を持っているために、ここでヘスティアがロキに接触しないのは最良と言えるだろう。

 もしも現時点での情報が交わされれば、額を抱えてドライアイスの如く溜息を零すことは想像に容易い。訳ありの為に星座の恩恵や細かい所を除いて秘密を知っているリヴェリア(lol-elf)は口を割る傾向も皆無であるために、此方に問うのは無駄骨となるだろう。

 

 

「ところで、先日に出現した光の柱についてだが」

「あー、それについてだがウラノス、実は……」

「……話を逸らしやがった」

 

 

 高所から見ていた苦労人フェルズ、当時の光景を思い返してイシュタルに同情中。よもやフレンドリーファイアの交通事故であるために名誉も何もあったものではないという、神にとっては最も屈辱と言える死因の一つになるだろう。

 現に耳にしたウラノスですら、口を半開きにして呆気に取られている。ヘスティアもまた片眉を歪めて口を開いているが、これらについてはイシュタルの自業自得と言える所存だ。

 

 怒りを買うような事をした点こそイシュタルを批判するが、ここで笑わない辺りヘスティアの善神さが溢れている。ロキならば間違いなく、笑い死にで送還されている程の事象なのだ。もしもそうなったならば、フレイヤが笑い死にで後に続くこととなるだろう。

 笑いの程度はどうあれ、他の神もまた同様の反応を示すだろう。割りと真面目にイシュタルまで殺すつもりはなかったタカヒロだが、結果としてそのような“仕返し(報復)”を与えていたのだ。カウンターストライクとは、まさに直喩である。

 

 

 ともあれ結果は“交通事故”ということでお咎めなし。そもそもにおいて咎めるならば敵対することは明白な上にイシュタル・ファミリアに非がある為に、ギルドとしても強く言えないのが実情だ。

 正直なところウラノスにとって、既に天に還ったイシュタルがどうこうよりも。実行犯の青年と敵対しない事こそが、今現在において最も重大な事象なのだ。

 

 そして、それを達成するためには彼の主神であるヘスティアの協力が必要不可欠。あからさまに優遇しすぎると他のファミリアから不満が生まれるために、匙加減は苦労をすることだろう。

 ベルを眷属にしてから、あれよあれよと言う間に、オラリオにおいて強大な力を持ってしまった善神ヘスティア。彼女の()は、休まるところを知らない。

 

====

 

 場所はヘスティア・ファミリアの仮拠点へと移り、ヘスティアがウラノスと別れてから数時間後。

 

 

「只今戻りました、神様!」

 

 

 相変わらずタカヒロの横では14歳らしい雰囲気を纏う少年、ベル・クラネル。ヘスティア・ファミリアの団長が、タカヒロと共に仮ホームへと帰還した。

 ロキ・ファミリアと分かれて先に戻ってきているのだが、集団は数日かけてオラリオ周辺を調査してから戻るらしい。なんのことだか一人分からず小動物宜しく首を傾げるベルだったが、近くタカヒロが説明を行うとのことであった。

 

 ともあれ、新生ヘスティア・ファミリアのホーム建築工事は超が付くほどに順調だ。金とステイタスに物を言わせた人海戦術によって、今までよりも何倍も大きなホームは完成を目前に控えている。

 教会の名残は少し残す外観デザインとなっており、食堂を筆頭として地下室もあるという充実具合。ロキ・ファミリアの城と比べれば小さく見えるが、それは強さの比較基準にタカヒロを出すようなものだろう。

 

 

「タカヒロ君、少し時間はあるかい?」

「ん、何か用事か?」

 

 

 とはいえ此度においては、その規格外(青年)が持つ能力こそが問題だ。いつか戦争遊戯(ウォーゲーム)の時に更新した際は見なかったことにした、恩恵を与えた時に刻まれているスキルを再び確認する為。

 

 やることは、いつも眷属に行っているステイタス更新と変わりない。神の血を使うためにやりすぎると体力を消耗するのだが、一人ぐらいならば何ら影響はないと言える。

 だからこそヘスティアは、タカヒロのステイタスを更新するために説得を行い実行した。結果、アビリティ周りには全く変動がない事を確認し――――

 

 

 

 

■スキル【オレロンの激怒】:レベル12/20。

 物理ダメージ、攻撃能力などが上昇。精神状態に基づいて自動発動:周囲に恐怖の状態異常を付与。

 

 

「なんか増えてる――――!?」

「え?」

 

 

 ケアンの地において戦争を司る(つかさどる)古代神、オレロン。 恐怖付与については“お怒りモード”という限定条件はあるものの、“ぶっ壊れ”に新しい神の加護が加わった瞬間であった。

 スキルが発現した本人に聞けば、「ああオレロンか」と呑気な程度。確かに既に3つの神それも古代神を示す恩恵を受けている身からすれば、今更一つ増えたところで変わりは無いのかもしれない。

 

 

 これはウラノスに言うべきか、レベルなどと同じように言うまいか。望まずして爆弾を見つけてしまったヘスティアは、グツグツと煮えたぎるお腹を前傾姿勢で抑えながら()を痛めるのであった。

 




フィル何某、いまだ迷っております。


アリシアやアマゾネス達がビビっていたのはこのスキルが原因でした。恐怖付与についてはオリジナルです。

……レベル12とはいえ、ソルジャーの排他スキルが2つ共に使えるのは強すぎるって?
ヘファイストスが作ったガントレットを見てみましょう、この程度はカワイイものですよ……冗談抜きで。


■排他トグルスキル:オレロンの激怒(レベル12、Ver1.1.5.4)
戦争の神、オレロンに叫び求める。オレロンは、信者に揺るがぬ獰猛性を吹き込む古代神である。
140-195 体内損傷/5s
+135%  物理ダメージ
+135%  刺突ダメージ
+135%  体内損傷ダメージ
+12%  攻撃能力
+12%  移動速度

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