その迷宮にハクスラ民は何を求めるか   作:乗っ取られ

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Act.8:Gods and Spirits(神々と精霊達)
Act.8-1:アイズ・ヴァレンシュタインを探しに24階層へ向かえ
Act.8-2:とある神の使者と会って会話せよ
Act.8-3:とある神と会話し、力を貸せ
Act.8-4:50階層を調査せよ
Act.8-5:59階層にてリヴェリア・リヨス・アールヴを守り切れ
Act.8-6:精霊の分身を殺し、ロキ・ファミリアの安全を確保せよ
Act.8-7:59階層における出来事について、神ウラノスと意見を交わせ
Act.8-8:18階層を調査せよ
Act.8-9:目的を思い出そう
Act.8-10:強制ミッションを達成せよ
Act.8-11:戦う理由へと駆け出せ


216話 戦う理由は見つかったか

 

 白髪コンビによる、意図せぬギルド攻略が行われている最中。ロキ・ファミリアによって行われていた人造迷宮(クノッソス)進行の状況は、イレギュラーの連続と対面していた。

 床が抜ける、壁が迫る、モンスターが降ってくるなどの物理的ギミックは当たり前。当初の索敵布陣は大きく崩され、大まかには、フィン、ガレス、ベート、リヴェリアが率いる4グループに散らばる事となった。

 

 なお問題としては、フィンのパーティーにはラウルなどの頭脳メンバーが。ガレスの所には、アイズやアマゾネス姉妹などのPowerrrrrr!!なメンバーが固まってしまっている。そしてベートの所には、比較的“強い”と言えるメンバーが少ない点が問題だ。

 唯一の例外として、リヴェリアを筆頭とするエルフと数名の他種族サポーターだけで構成された“エルフ・パーティー”だけは、分断されることなく進行を続けている。他と違って遠距離戦闘がメインである上に、パーティーそのものが分散する事がない点が大きな理由の一つだろう。

 

 

 それら4つのパーティーが、人造迷宮(クノッソス)をひた進む。ガレスのチームはアイズなどの数名が更に分断されたりと“泣きっ面にペルーダ”のような状態となっており、最も危険なレベルに等しい程。

 一方のベートは、あまり大きく動くことなく合流を待っている。頭脳派が多いフィンのチームは、最も効率の良い探索を続けていた。

 

 

 フィンのチームの最大の功績として、隠し通路の先にあった部屋の一つに、クノッソス全体を大まかに網羅した地図のようなものを見つけた事だろう。思わずフィンが強い声を出す程の快挙であり、斥候として突入した今回の役割は十二分と言っても過言は無い。

 

 なお、この隠し通路を見つけたのは、前へ後ろへ目まぐるしく駆けまわっていたラウルのお手柄である。パッと見では分からない構造となっており、開閉の為のスイッチについても、人造迷宮(クノッソス)から出る方向でなければ絶対に分からないような仕掛けだった。

 この点は、設計者の緻密さが伺える。そして現在は未知となる人造迷宮(クノッソス)の下部についても、コレと同等レベルの仕掛けや危険があると警戒する判断材料だ。

 

 それでも、この地図があるならば、フィンを筆頭として非常に有効な進攻計画を練ることが出来るだろう。そう考えれば、今までよりはオラリオの未来も安泰だとラウルは思い、声となって漏れ出した。

 

 

「これでなんとか、狂乱の時代を防げるッス……」

「本当、お手柄だよラウル」

 

 

 左肩に手を置く仲間の動作に対してラウルは振り返り、照れくさそうに鼻の下を指ですする。あとは此処から脱出する事が目的であり、そして作戦を練り直す事がセオリーだ。

 しかし仲間達としては、相手の表情が単に照れているだけとは思えない。何かあったのかと、興味本位に問いを投げている。

 

 

「どうしたラウル、嬉しいことでもあったのか?」

「実は……(自分)、実は基地(ファミリア)に恋人が居るんスよ、戻ったらプロポーズしようと!花束も買ってあったりして、なーんて、何時(いつ)か言ってみたい――――」

「っ、何か来るぞ!!」

 

 

 ダンジョンとは一筋縄では収まらないモノであり、それはここ人造迷宮(クノッソス)でも同じこと。事態は文字通りの急展開を見せ、フィンを筆頭としたチームは相手の脅威に立ち向かうだろう。

 

 

 しかし、望んだ結果が手に入るかどうかは話が別だ。

 

=====

 

 

 オラリオの地上、ヘスティア・ファミリアのホーム。

 

 強制ミッションが課せられたとはいえ難易度を知らないヘスティアは、いつも通り「お帰り~」と陽気な振る舞いを見せている。かのファミリアには、常識を矯正するミッションが最も重要視されるだろう。

 ともあれ、ミッションが完了した事に変わりは無い。他のメンバーについては買い出しに出ているようであり、建物の内部は静かな様相となっている。

 

 念の為に回収鉱石を取り出して並べるも、要求数を上回る数であることは間違いない。もしも今すぐにエイナの所に持って行ったならば“早すぎる結末”でひと悶着が起こっただろうが、此度はそれも回避される事となる。

 ベルの口から、ここ数日、ロキ・ファミリアがヘスティア・ファミリアと距離を置いている点が問題として口に出されたのだ。今ここに居るのはベルが最も信頼している一人(リリルカ)一柱(ヘスティア)一何か(タカヒロ)一ジャガ(ジャガ丸)の為、躊躇いなく、少し突っ込んだところを口にできる点もトリガーの一つだろう。

 

 ヘスティアは何かを知っているようで視線を逸らし、リリルカとジャガ丸は僅かにも知らない為、顔を合わせて視線を落とす。口を開いたのは、同じ疑問を抱いていたタカヒロだった。

 

 

「ここ最近のロキ・ファミリアは、何かに対して動いている。強制ミッションは、そこから遠ざける事を周知する点が狙いだろう。フィルヴィス君を連れて行かない点は疑念が残るが、彼女の証言を基に、ダイダロス通りで何かを見つけたのではないだろうか」

「でも、僕達に、そんな話は……。アイズさんやリヴェリアさんに、もし何かあったら」

「周到な奴等のことだ。隠している点については、何かしらの理由か策でもあるのだろう。自分も非常に不本意だが、介入する事ばかりが最良とは限らない。今の所は、ロキ・ファミリアを信用するのも一手だろう」

「っ……はい」

 

 

 なお、何故タカヒロが強制ミッションの裏を知っているかについては単純と言えるだろう。確信犯でジャガ丸を連れた上で甲子園球児よろしく破爪(はそう)の“()振り”を行わせつつフェルズに問いを投げたところ、強制ミッションの依頼元がすぐさま露呈してしまっている惨状だ。

 もしもフェルズに対し、ウラノス辺りが「何故喋ったのだ」と圧力と共に問いを投げれば。きっと恐らく、次のような回答が返ることだろう。

 

 

 ――――だって、素振りしながら近づいてくるんだもん。と。

 

 

 いつか、どこかの誰かが口にした脅迫(説得)とは、まさに文字通り。この時の実態を教訓として学んでいたとしても、一応は仲間である為に対策も難しい。

 とはいえ、意図までは露呈せずとも納得してもらえた為に、フェルズもまた一命を取り留めている。もしもここでニーズホッグ(新たな素材)の存在を隠していたことが知られたならば、素振りが何度か掠る未来もあったかもしれない。

 

 

 いくらギルドの中核を担う者といえど、強いモノには逆らえない。いつの世も、何処の世界においても強い権力(Powerrrr!!)とは、輪をかけて、そういう類の代物である。

 なお、隠し事の仲間としてヘスティアの胃がグツグツと煮えているのは自業自得。彼女にできる事は、矛先が己に向かぬよう祈る以外に難しい。

 

 

 とはいえベルも、ロキ・ファミリアが何かをしている点については薄々ながら感づいていた。此度の強制ミッションについては「偶然出会った」と言い訳すると決めたうえでアイズも誘ったのだが、露骨に申し訳なさそうな顔をして断られたらしい。

 実のところベルとリリルカには、オラリオが置かれている現状が1から100まで伝わっているワケではない。100のうち10から20ぐらいまでしか気にしていない自称一般はさておくとして、本来、それ程の秘匿性を持った問題に向き合っている筈なのだ。

 

 

「ベル様は、宜しいのですか?」

「リリ……?」

 

 

 俯きつつも発せられた、彼女の言葉。ヘスティア程でこそなけれど快活と言える普段の口調は影もなく、瞳もまた、少し伏せられたものとなっていた。

 

 しかし、それも数秒。小さな背丈に付いた顔が斜め上へと持ち上げられ、視線がベルと交差する。

 その表情に、とりわけ変わったところは見られない。しいて言うならば口元が固く閉ざされている程度であり、他については普段のリリルカそのものだ。

 

 

「私は……今のベル様は、好きではありません」

 

 

 思いもよらない発言にハッとした、一人の少年。シチュエーションこそ異なるものの、いつか酒場でアイズ・ヴァレンシュタインに貰った一言を思い出す。

 善神ヘスティア曰く、優しさの塊。アイズ・ヴァレンシュタインにとってのベル・クラネルの愛しい点であり、眩しく、焦がれる、彼らしい姿の一つだ。

 

 それと同じ事が、更に以前の時に起こっている。リリルカが生涯をかけてでも償うと口にした事の切っ掛けとなり、何とかして地雷原を渡り抜けた彼女が窃盗の常習から生まれ変わる要因となったイベントを、リリルカ・アーデは命尽きるまで忘れる事はないだろう。

 只ひたむきに前を見て、自分にできる事を頑張っている。リリルカに光を与えてくれたベル・クラネルとは、彼女にとってそのような存在だ。

 

 

 今のベル・クラネルは、彼女の中の姿と大きくかけ離れている。だからこその一文であり、そんな彼女の気持ちは、直接的に言葉にせずとも伝わっている。

 

 

「師匠……!」

 

 

 少年は勢いよく振り返り、師のフードを見つめている。隠しきれない不安は下がり気味の眉に現れており、だからこそ、心から信頼でき、頼りになる者へと向けられている。

 その実、まだまだ幼い14歳。このような緊急かつ特殊な場面において自身の答えに踏ん切りを付ける事は、非常に高い難易度となるだろう。

 

 ヘスティア・ファミリアの団長として。そして一人の男、ベル・クラネルとして。

 確かに宿る、二つの熱く強い想い。本来ならば反発することは無いだろうそれらが、少年の中で揺れ動いていた。

 

 

「ベル・クラネル。君が心中に掲げる、戦う理由は何だろうか?」

「っ……!」

「ファミリアとしての分別を付けるか、彼女を守る為かで悩むならば……答えは既に得ているはずだ。それこそ、自分程度が口を出すまでもないだろう」

 

 

 少年は、かつて酒場で貰った言葉を思い返す。悔しさを教えてもらった時と同じく、此度も己の師は、自分の名前をフルネームで口にした。

 故にそれは、絶対に忘れてはならない大切な事。瞳に力を入れる少年の姿は、ヘスティアやリリルカ・アーデが最もよく知る、そして大好きな少年の姿である。

 

 

 彼自身と少年に掛けられたのは、二言を許さない、シンプルで的確なアドバイスであった。故に、答えが決まるまでに時間は不要。

 無論、ベル・クラネルが取り得る選択肢はアイズ・ヴァレンシュタインの為ただ一つ。だからこそ取り得る選択肢も、出来る限り彼女の力になる為のものだった。

 

 

「神様……ランクアップをお願いします」

 

 

 微塵の迷いも見られない真っ直ぐで真紅な瞳が、主神を貫く。映る決意は強く硬く、持ち得る心象(こころ)の化身そのものだ。

 故にヘスティアに対しても、決意は伝わる。しかしヘスティアは、心配な点が一つあった。

 

 レベル1から2の時も然り、オッタルのように7から8の時も然り。神々が“器”と表現する身体能力の変化幅は非常に大きく、だからこそ、ランクアップによって発生する事故の類も少なくない。

 だからこそ通常ならば、ランクアップして暫くは、身体の不慣れ。極端に上昇した“(うつわ)”に慣れる事を要するのがセオリーだ。高ランク冒険者でさえ、その“調整”に2-3日を要する程の変化なのである。

 

 

 しかし――――

 

 

「心配ない。“飛び級”ならばいざ知らず、この程度の変化など些細な事だ」

「やっぱりかい、タカヒロ君……」

 

 

 少年の師は、極端な例えならば、突然と全く違う戦い方や装備で神々とやり合う事もあった人物だ。それはもう、レベルが1つ2つ上がった際の変化など誤差と言える程の変貌となる。

 だからこそ、その辺りの特殊な内容に関する教えも万全に行えるのだ。そしてベルは、しっかりと教えを守っている為に、こちらの習熟度相も極めて高いレベルにある。

 

 

「でもベル君、いいのかい?ボクにとっては有難いんだけど、今まで、ランクアップには消極的だったじゃないか」

「今この時は、いいんです。あの時レベル5になっておけば……って、後悔だけは、したくないんです」

「ですがベル様。積み重ねた実績はレベルが上がるごとに大事になるって……」

「その時は、ヒーヒー言いながら頑張ります。神様もリリも、師匠も、ベルは馬鹿だなーって、笑ってください」

 

 

 どこまでも穏やかな、その表情。14歳とは言え、ある種、達観している所もある。

 

 とは言うものの、その実、最も低いステータスですら1500を超えており。その内、器用さに至っては2000を軽く上回っているのに“低い”と感じているのは、主神と共に“非常識な常識”に毒されているだけの話だろう。

 勿論それらの数値的な事情をリリルカが知らないのは当然であり、単純にステイタスが999に達していないのかと勘違いしている。無論ついでとして、ステイタスが999でランクアップするという前提も、オラリオではごくごく少数の例外パターンであることを付け加えておこう。

 

====

 

 時間は少し流れ、部屋からベルとヘスティアが姿を現す。ランクアップの作業は終わったようで、特におかしなスキルもなく、ヘスティアとしては、一安心。

 しかし、妙にベルの表情が優れない。落ち込んでいるような様子はなく、まるで、何かをかみしめているかの様相だ。

 

 

「タカヒロ君。今がその時だと思って伝えたよ、あのスキル」

 

 

 ほう、とでも言葉を発するかの如く僅かに口を開いたタカヒロだが、驚きが上回って言葉として表される事は無かった。

 

 

 “純粋すぎる少年は嘘が苦手だから”という理由で秘匿されていた、ベル・クラネルが持ち得るレアスキル。アイズ・ヴァレンシュタインへの想いと師の姿に焦がれる内容がセットとなった、成長系の内容だ。

 

 

 今回のランクアップから、羊皮紙の下部が消されることはなくなった。そしてヘスティアは口に出さないが、伝えた時のベルの表情は、驚きの後に穏やかな姿へと変わった事を覚えている。

 いつかレアスキルを伝えた第二眷属の様相と似ているなと、一人言葉にせずとも感傷に浸り。たった1年弱の期間ながらも、ベル・クラネルの人間としての成長を、そして教え学び紡いでいく子供達の姿を噛み締めていた。

 

 

 ところで。先程レベル5になった時に発現した、新たな“レア・アビリティ”については、もはや触れる気力も残っていないのだろう。なんだかベル・クラネルという名前と似たイントネーションだった事も、ヘスティアがスルーしてしまった要素の一つかもしれない。

 

 

「――――心中の正義は見つかったか?」

 

 

 そんな少年に掛けられるは、やはり師の発する言葉だった。ただ一言で少年の顔は持ち上がり、そして数秒もすれば、普段のベル・クラネルへと変わっている。

 例え単騎だろうと敵陣へと切り込む覚悟はあるものの、気負いは無い。故に実力は普段と変わりなく発揮する事が出来る上に、只一つの目標を見失う事もないだろう。

 

 

「はい、師匠。見つけたと言うよりは、最近は当たり前すぎて、強く意識できていなかった感じですかね」

「なるほど、的確だ」

 

 

 ただひたむきな、相手を想う真っ直ぐな心。諸々の事情を考慮してしまう青年には真似できない、純粋な気持ち。

 もちろんタカヒロとて、何よりもリヴェリアの身を案じている。しかしながら、下手に気遣いできる……と表現すればヘスティアが盛大な疑問符を発するだろうが一端置いておくとして、だからこそ抱いてしまう遠慮の心。

 

 

 しかし。こうした一連の流れで、ロキ・ファミリアに対する遠慮の心など消え去った。男二人が掲げる相手を想う気持ちは、心中の正義に他ならない。

 

 

 幸いにもダンジョン帰りと言うことで戦闘準備は整っており、場所についてはヘスティアの口から告げられている。あとは、それぞれが想いの内を行動に移すだけだ。

 

 

「今回は、リリに助けられちゃいましたね」

「全くだ」

「そ、そんな事は……」

 

 

 小さく首を垂れ、可愛らしく頭の後ろに手をやる彼女の姿。決して届くことは無いと知りながらも、こうしてベルに褒められると照れくさい。

 此度は横の捻くれ者も一緒になって感謝の言葉を述べている為に、輪をかけて猶更なのだろう。そう言った意味では、中々に珍しい光景だ。

 

 

「今度、なにか御礼しなくちゃいけませんね」

「ならば、謝礼の一つだ。今度また、更に深い所へ連れて行ってやろう」

「タカヒロ様。どう頑張っても、それは御礼とは言えません……」

 

 

 捻くれ者の照れ隠しがリリルカに直撃し、間髪入れることなく真顔に戻る。「一緒に行こうよ」と言わんばかりに彼女の袖を軽く引っ張るジャガ丸の頭部に自然落下の空手チョップを振るうリリルカの本能は、全力で危険信号を発していた。

 そしてロキとヘスティアの如く取っ組み合いが始まるも、リリルカはもとよりジャガ丸が非常に手加減していることは言わずもがな。二人の神のように、じゃれ合っているだけである。

 

 

 そろそろ首を突っ込んでも問題ないかと察知したレヴィスもやってきており、ここに役者は集結した。ついでに言えば、誰か数名の終結そのものである事は言うまでもないだろう。

 

 

「約束だ。今回は、私も連れて行ってもらうぞ。此方は、相手のテイマー共を始末する」

「ああ。ジャガ丸と一緒に、暴れてくると良い」

「よし。じゃぁ皆さん、行きましょう!」

■■■■、■■■(敵陣地ヲ、制圧セヨ)――――!』

 

 

 最後は陽気な少年とペットの声と共に、4名の姿が、バイノハヤサデーとばかりに、あっという間に遠ざかる。そんな光景を、小さな二人は、物言いたげな表情で見送っていた。

 

 

「ヘスティア様。闇派閥の供養って、するんですかね」

「……要らないんじゃ、ないかなぁ」

 

 

 元より負ける気など全く持っていない此方についても、常識とは大きくかけ離れている光景だ。流石は善神だろうか、あんな4名を敵に回してしまった相手に同情して憐みの心を抱いている程である。

 

 

 かつての唐揚げ戦争の時とは、打って変わって()る気十分。ヘスティア・ファミリアに揃ってしまったジョーカー4枚がここに起動し、ロキ・ファミリアを援護すべく旅立った。

 




空飛ぶ死亡フラグとラウル君。なんだかこの二人、雰囲気が似てる気がします。

新たなスキルは、後々明らかとなる予定です。

ちなみに今更ですが、本作のジャガ丸は、原作(アニメ)の半分ぐらいの大きさだと思ってください。

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