その迷宮にハクスラ民は何を求めるか   作:乗っ取られ

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222話 霧雨と流水

 

 オラリオの地下にある人造迷宮(クノッソス)内部、大きな体育館程の広さがあるワンルーム。そこに木霊するのはロキ・ファミリアの狼人であるベート・ローガの叫び声。

 その背中の後ろには、傷を負った仲間たち。小傷程度の者は剣を構えて第二防衛ラインを構成しているが、重傷を負ったものは力なく仰向けで倒れているほかに道が無い。

 

 

「クソッタレ、きりがねぇ!!」

 

 

 先ほどからウジャウジャと襲い掛かってくる食人花を倒していくベートだが、叫び声にもあったようにキリがない。倒せど倒せど沸き出してくる現状に対し、文字通りジリ貧の状況だ。

 己の身一つで逃げることならば容易ながらも、その選択肢だけは絶対に許されない。本当に最後の最後まで足掻いてやると意気込むようにポーションを胃に流し込み、ベート・ローガは群れに対して構えを取った。

 

 

 英雄とは、そのような危機的状況にて現れる存在を指す言葉。そしてただ現れるだけではなく、その者が来たならば、勝利は間近に見ることが出来るだろう。

 

 

「加勢します、ベートさん!」

 

 

 他の者達が居る所へと瞬時に移動してアイズを優しく下ろし、ここに特大戦力が参戦した。手数に優れるレベル5のベル・クラネルならば、食人花の相手には持って来いの人材と言えるだろう。

 思わず、ベート・ローガの口元がニヤリと歪む。後ろこそは振り向かないが、待ってましたと言わんばかりに。そして同時に、お前には負けないといわんばかりに持ち得る戦意は急上昇している。

 

 

「クラネル、どうすればいい!」

「負傷者と護衛の皆さんは固まって壁の方へ!食人花は超硬金属(アダマンタイト)を突破できないので後ろは安全で、逆に全方位からの攻撃を受けるのは悪手です!」

「わかったなテメェら、さっさと動け!!」

 

 

 相変わらず口は悪いが安全第一となる指示を出すと、前線の二人は最前線へと駆けてゆく。敵モンスターの狙いは分かり切っており、手負いの者達に意識を向けていることは明らかだ。

 故に、ベルとベートが選択する行動もただ一つ。互いに敵モンスターの先頭を切り崩してヘイトを取り、意識を向けることを許さない。

 

 かつての戦争遊戯(ウォーゲーム)における鍛錬で、互いに互いの技は知り尽くしている。故に阿吽の呼吸に近い連携は無駄を生まず、最小の動きにて最大の効力を発揮するのだ。

 1年前の酒場で発生した遣り取りでは、この状況が生まれることなど想像することもできなかっただろう。左右に回りこまれたタイミングで互いに背中を預け、敵の攻撃に対処する。

 

 

「ハッ、テメェと背中を合わせる時がくるなんてな」

「僕なんかに背中を預けているようじゃ、あの人の背中なんてまだまだですよ!」

「言ってくれる。生き残るぜ、後れを取るんじゃねぇぞ!」

「ええ、孫と曾孫の為でしたっけ」

「テメェ帰ったら覚えてろよ」

「じゃぁ皆で帰りましょう!」

 

 

 軽口と共に放たれるは刺突攻撃。打撃は悪手と理解している一方、切り裂くならば容易に通る。基より双剣のスタイルであり敏捷性に長けるベートならば、食人花の相手は造作もない。

 相手が行う攻撃は、基本として突進の類。イモムシと違って酸を飛ばしてくることもなければ精霊と違って魔法を使ってくることもないために、動きは非常に読みやすい。

 

 それは、ベル・クラネルも同様だ。ヘスティア・ナイフこそ失ってしまったがアイズ・ナイフは手元にあり、鍛冶師が作る“兎牙”シリーズは未だ健在。

 師の教えに従って予備の武器を携帯していた恩恵を、まざまざと感じ取っている。こちらも食人花を相手するには十分な戦力であり、最小限の動きで敵を切り捨て場を駆ける。

 

 光景は、まさに暴風。レベル3程度では目で追い切れぬ程に早くキビキビとしているベートの動きと、流水の如くスルスル動く姿は対照的。

 どちらが良いかということはなく、各々が持ち得る特徴が現れていると言って良いだろう。危機的状況に置かれているというのに、周囲も思わず見惚れてしまう程のものがある。

 

 

 それでもなお敵の数は圧倒的であり、減る気配は見られない。更には食人花に加え、猛毒持ちのモンスターまで出現してきた。

 守るべき者を背にしながらの戦いにおいては、非常に不利な状況。ベルとベートだけならば問題はないが、敵の攻撃が護衛対象に届いてしまう恐れが出てくるためだ。

 

 

 敵が数で押し込んでくるならば、此方も数を増やすまで。そう言わんばかりに、新たな援軍が飛び込んできた。

 

 

「雑草共が目障りだ。加勢するぞ、クラネル!」

■■■■■(ムダナテイコウハナベヤサイ)――――』

「レヴィスさん、ジャガ丸!!ベートさん、援軍です!」

「ああ!……ああっ!?」

 

 

 肯定した後に思わず二度見してしまい食人花の触手による一撃を食らってしまうベートだが、その反応も仕方のない事だろう。59階層でタカヒロと戦った存在のジャガーノートもさることながら、18階層においてアイズと戦っていたレヴィスの姿を目にしていたベートが二名と接する機会はなく、なぜこの二名が味方についているのかが分からない。挙げ句の果には、二名とベル・クラネルは連携だって完璧だ。

 ともあれ窮地の状況において出現した、最強という二文字に匹敵する程の強大な戦力。連携力もさることながら個々の力もまた圧倒的であり、敵のラッシュを防ぐどころか庭の雑草を抜くかの如く手軽さで押し返す程の猛攻が、双方の持ち得る力を示している。

 

 

「す、すげぇ……」

 

 

 ロキ・ファミリアの団員が抱く驚愕が、言葉として口に出る。とはいえ、目の前で援軍二名の攻撃を見せつけられては仕方のない事だろう。

 大剣による一撃一撃は、押し寄せるモンスターにとっては全てが必殺の一撃。猫じゃらしかの如く振るわれる横薙ぎの連続攻撃は空気を切り裂き、まさに敵の群れを薙ぎ払うように突き進む。

 

 一撃一撃が必殺となっているのは、ジャガーノートの攻撃も同様だ。レベル8のオッタルや今のベートですらも比較にならない程の機動力を生かし、レヴィスの攻撃から零れたモノを的確に仕留めている。

 連携して動けているのはかつて鍛錬をしたことのあるベルだけだが、それも当然の領域だ。持ち得る技術と経験から何とかついていくことはできているが、通常ならば足手まといにしかならないレベルなのである。

 

 

 

 

――――ベート、さん。

 

 

 文字通り、風の悪戯か。援軍の二名と共に大半を片付けた時、ふとベートは、己の耳にそんな声が届いた気がした。

 思わず声がした通路に顔を向けるベートだが、二言は無い。己の思い違いかと仲間に問いを投げるも、どうやら聞こえたのは己だけのようだ。

 

 声の主は、かつて己の言葉に対して吠えたことのある唯一の女性。日頃から控えめで大人しく、言い換えるならば“おしとやか”な性格を持つ眼鏡をかけたヒーラー職。

 

 

 気のせいか、否か。そのように自問自答を繰り返した数秒後、ベートは仲間を連れて駆け出した。

 確信は欠片も無く、単なる思い過ごしの可能性も十分にある。しかし己が持ち得る直感が、次のように告げていた。

 

 

 随分と昔の少年(ベート)が目の当たりにした、絶対に繰り返したくない絶望的な光景。辺り一面に広がる死体、命の息吹の欠片も見受けることができない惨状。

 声の主が、たった今置かれている絶望的な状況。その声の下で、記憶に在る惨状が繰り広げられているということを。

 

 

 故に、群れ(仲間)を率いる狼が取る行動は1つだった。己一人が向かっても出来ることは限られているために、今この場においても負傷者が居ることを承知で集団を率いて迷宮の奥へと引き返す。

 ここで襲われれば、今居る負傷者は足手まとい以外の何物でもない。そして全滅の結果がすぐ隣にある状況ということは、痛い程に分かっている。

 

 それでも、己が過去に背負った積み荷が撤退の二文字を許さない。アイズの肩を他の者に託してベル・クラネルをフリーにするよう指示しており、少年もまた全方位への警戒を緩めず先導している。直感に優れるレヴィスとジャガーノートは、後方からの警戒だ。

 ぽっかりと口を開けた四角い通路、闇が待つエリアを進んでいく。モンスターは粗方片付いたのか微量程度の抵抗であり、濃くなる血の匂いに誘われて、結果として一行は問題なく辿り着いた。

 

 

 辿り着いた場所に横たわる複数の仲間の姿、鉄臭い空気を作る数々の流血。四角い20畳ほどの部屋に各々が倒れるように放置されており、ベルとベートはすぐさま駆け寄った。

 各々がひどい傷を負っているだが、辛うじて命はある。それでも風前の灯火であることに変わりはなく、ベル達は持っていたポーションを片っ端から使用した。

 

 しかしポーションを使用しても、傷口は全く塞がらない。驚愕の表情が生まれる一行だが、ベル・クラネルに生まれた感情は一層のこと強いものがあった。

 同じファミリアでこそなけれど、仲間を失うという絶望と恐怖感。故に最初のポーション2-3本で効かないと分かっているはずなのに、次々と使用する様相を見せてしまう。

 

 

「なんで、なんで、効かないんだ……!」

「クラネル、落ち着け!!」

 

 

 いつか、少年の師が口にしていた事。14歳という若さに加えて仲間を失う苦さを知らないが為に動揺し落ち着きを失ってしまうベルに対し、此度においてはレヴィスが叱りを入れることとなった。

 取り乱しては全滅すると口にするレヴィスだが、その考えは模範の回答と言えるだろう。故にこのような状況下では絶対に取り乱してはならないと、冷静沈着な声と共に諭している。

 

 かつて師から貰った言葉を、思い浮かべていたのだろうか。即座に頭を下げて険しい顔に戻るベルは、もう大丈夫と表現しても良いだろう。

 切り替えの早さに驚くレヴィスだが、そんな時間も残されていない程に事態は切迫している状況だ。傷を確認すると数秒で答えを出し、ロキ・ファミリアの者に対してテキパキと指示を飛ばすこととなった。

 

 

「この傷は偽装されているが、呪詛(カース)によるものだ、ポーションや治癒魔法では治らん!手の空いている者は全員を運べ、急いで集合場所へ戻るぞ!」

 

 

 タイムリミットは、30分とないだろう。絶望の負傷者と共に、一行はダイダロス通りの入口へと向けて撤退する。

 

====

 

 

「誰か来るぞ!」

 

 

 オラリオにある人工迷宮(クノッソス)入口、闇へと続いていく通路の向こうからやってくる灯りが入口からも見えている。見張りの叫び声によって、全員の注意がそちらを向いた。

 足音、鎧の音が近づくと共に幾重にも木霊する。警戒を見せるロキ・ファミリアの一行の前に汗を流しながら走るベートたちが怪我人を抱えて姿を現し、ラウルが叫んだ。

 

 

「団長たちが呪詛(カース)の武器でやられました!重症です、すぐに治療を!!」

「斥候急げ!何がなんでもアミッドたんを大至急連れてくるんや!!」

 

 

 怪我人の多さと状況に、翡翠の瞳を持つ目が大きく見開く。目を見開いたのは他の者達もまた同様であり、血の気が引く感覚と共に冷や汗が全身を駆け巡った。

 擦り傷程度の者もいるが、深手を負った者もまた少なくない。死屍累々と表しても異存のない程のものがあり、明らかに通常の攻撃で受けた傷ではないモノも混ざっている。

 

 通常ではない傷、一般的に“呪詛”と呼ばれる呪いの類を見てロキの怒号が地下通路に響き渡った。基本として“呪詛”が付与された武器によってダメージを受けるのだが、これによって受けた傷は回復魔法やポーションの回復効果を受け付けないのだ。

 辛うじて大きな損傷を免れた者曰く、留めの一撃は放たれなかったとの報告だ。それを耳にして、ロキの中で1つの事実が構成されている。

 

 

「あのクソッタレ共が……“わざと”や。わざと“死んでいく過程を見せるため”に、こんな惨たらしい事……!!」

 

 

 アダマンタイトの壁に拳を叩き付ける。骨を砕かんばかりに痛みが駆け抜けるが、それよりも、眷属が向かえている惨状の痛みが上回るために気にならない。

 これでもかと目を開き、折らんとばかりに歯を食いしばる。トリックスターと謳われる彼女の脳は何か手が無いかとフル回転で働くが、無情にも答えはない。命尽き果てようとしている眷属の未来を、黙って見守るほかに道が無いのが現実だ。

 

 

「ごめん、なさい、ベートさん……最後まで、迷惑を」

「テメェ!弱いまま勝手に死ぬんじゃねぇぞ、分かってんだろ迷惑かけんじゃねぇ!!呪詛がなんだ、ダメージがなんだ、ロキ・ファミリアの意地を見せろ!!おい副団長、なんとかしやがれ!!」

 

 

 ヒーラーの女性は眉間に力を入れるベートの荒い声を受けるも、無情にも打つ手はない。回復魔法こそ使えるリヴェリアだが、これほどまでに強力な毒や、まして呪詛への対応など不可能である。彼女もまた、絶望的な表情で頑張れと声をかけるので精一杯だ。

 高位の神官でなければ治療不可能とされる、呪詛によるダメージ。オラリオでこのダメージに対応することが出来るとなれば、実のところ、先ほどロキが名前を叫んだアミッドと呼ばれる一人だけというのが実情だ。

 

 その者は全く別のファミリアに居り、連れてくるまでに怪我人が耐えられるかとなれば、答えは1つ。猛毒に蝕まれている者も含めて、床に背を預ける全員の死が、すぐそこに迫っている。

 強く在ろうとした表情になど、欠片も戻りそうにない。声を荒げるベートやベルと同じく、守りたい家族を失いたくないのは、今の今まで団員の無事を願い教導を続けてきた彼女も同様だ。

 

 

「しっかりしろ、すぐに救援が来る!耐えるんだ!耐えてくれ!!」

「フィンさん、しっかり!!」

「リヴェ、リア……すまない……」

 

 

 歴戦の司令官らしくない、掠れ弱々しい小さな灯火()。二人が見えているのかどうかわからない虚ろな瞳は微かな輝きを保っているが、今にも消えてしまいそうな様相だ。

 それは、同じ武器によって傷を負った他の眷属も同じこと。呪詛による特殊な傷は身体を蝕み、負傷者の命は風前の灯火となっている。

 

 故に周囲は声を荒げ、なんとかして意識を保つよう天に祈る。己に力が、対峙できる手段が無いことなど、二人は心の底から分かっている。

 このような状況において、レベル5になった結果も、レコードホルダーの称号も。レベル7の実力も、最強の魔導士の称号も、規格外とされる九つの魔法すらも役に立たないことなど――――

 

 

 

 

 

 

 

「――――えっ、雨……?」

 

 

 

 

 

 

 

 最初に気づいたのは誰だったのだろうか。場所は紛れもない地下だと言うのに、一帯にポツポツと、やがて2-3秒後には細やかとなり、サーっとした霧に近い雨が降り注ぐ。

 傷ついた肌を優しく包み、呼吸に混じって肺を満たす。内と外から身体を癒すような、それこそ天の抱擁とでも言うべき穏やかさに包まれる。

 

 まるで摩耗した体力(ヘルス)マインド(エナジー)を、“大樹”が見守るかの如きおおらかさで癒すと表現しても良いだろう。今までの戦いで溜まった疲れが一瞬にして吹き飛ぶかのような感覚に、とある人物から半径27メートル以内に居た全員が陥っていた。

 直後、地面に描かれた魔法陣から“水”が沸き起こって流れを生み、一帯を包み込む。時間にして1秒にも満たない程度だったながらも、怪我した者を筆頭に、床に寝かされていた負傷者の容体は目に見えて変わっている。

 

 怪我を治し、毒を、呪詛すらも洗い流す謎の霧雨と流水。だというのに髪や服が濡れることは全くなく、これらがただの霧雨や流水でないことは明らかと言えるだろう。

 しかしながら、“恐らく”程度の考えも浮かばない。ロキ・ファミリアの全員は驚きを隠すことが出来ず、狼狽えた様相もまた消しきれない。

 

 

「な、なんだ。今の水と、この霧雨は……」

「見ろ!呪詛による傷が、治り始めた……!?」

「こっちも、猛毒の影響が解除されています!ど、どうして……」

 

 

 全ての傷、損傷が例外なしに癒えていく。驚愕の表情を浮かべるリヴェリアは、反射的に、己の相方が居る位置に顔を向けた。

 この霧雨と流水をもたらした者が誰であるか、容易く分かる。場を包む霧雨の中心に、最も身近に居るその人物が立っていることは明らかだ。

 

 

 口は閉ざされたままで表情も普段通りながら、誰よりも存在感を示す静かなる姿。かつて59階層で目にした彼女の表情を再び目の当たりにして、青年の中で覚悟は決まっていた。

 

 

 あの姿は、二度と自分の前で繰り返さない。そう心に誓った心中の正義は、持ち得る2つのスキルを使うことを決断に導いている。

 

 

「……皆揃ってどうした、腰抜けではないだろう。急ぎ、撤退の準備をしろ」

 

 

 音量こそ小さけれど据わった声が、力強く迷宮に木霊する。一転して容体が安定した負傷者を護衛しつつ、ロキ・ファミリアは誰一人の脱落なく、そして一部の者は“恐怖”の感情を抱いて黄昏の館へと帰還した。

 

 

 

 

 

 

 一方。一連の光景を見ていたジャガ丸は、場に漂う恐怖の感情を確認し。口に出すことはできなけれど、空気を読む事も出来ない為に、とある素直な感想を抱いていた。

 

 

――――今更? と。

 




過ぎた力を見て焦がれる者も居れば、畏怖を抱く者も居るでしょう。

……ジャガ丸の仰る通り、今更?ですが。

※フィン達をやった奴は原作と異なっております。
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