その迷宮にハクスラ民は何を求めるか   作:乗っ取られ

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247話 ちょっと違う霊薬(エリクサー)

 

 完璧な、それこそ芸術と呼べるレベルの奇襲だったはずだ。魔力の隠蔽もさることながら、視覚的な妨害も完璧だった。持ち得る威力も当然であり、大きな町一つを吹き飛ばすことができる程に強力である。

 あろうことか封印の扉を強制的にこじ開け、己を討つべくやってきた者の気配は感じ取っていた。だからこそ相手を調べるような真似はせず、すぐさま小さな魔法の矢を作り出す詠唱を行い迎撃の態勢を整えている。結果は直撃であり、もし仮に他の神が相手であろうとも重傷を負う程の一撃だ。

 

 

 しかしながらアルカナムを手にして強さ(ステイタス)に酔っていたアンタレスは、相手の強さを完全に測り違えていた。残念ながらその程度の一撃では、強靭な大地(メンヒル)を貫くことなどできはしない。

 己の度合いを遥かに上回るイレギュラーが現れるとは微塵も思っておらず、モンスター程度の思考回路ながらも動揺を隠せない。しかし己が示した挨拶によって既に戦闘は開始されているために、ターン制とでも言わんばかりに相手の攻撃が開始された。

 

 

「■■■■――――!!」

 

 

 挨拶返しと言わんばかりに、血を凍らせる雄叫び(ウォークライ)が石造りの塔の内部に響き渡る。同時に二体のガーディアンが場を駆けだし、その身に纏うオーラ(セレスチャル・プレゼンツ)によって、相手の物理耐性は結果としてマイナス40%程にまで低下した。

 

 

『■、■■!?』

 

 

 直後。捉えることが出来なかった速度でアンタレスの横っ腹に“ブリッツ”が突き刺さった事を当事者が理解するまでには、数秒の時間を有している。

 とはいえ、ダメージ量だけを見るならば大したことは無い。例えスキルレベルを限界まで上げたとしても彼は報復ビルド故に、この突進スキルが持つ攻撃の威力そのものは低い数値で留まるのだ。

 

 しかし真の狙いは、ブリッツに付属するパッシブスキル“ブラインドサイド”にある“防御能力低下”のデバフ効果。防御能力の数値を75低下させることで、通常攻撃や報復ダメージが最終計算された際に追加で倍率が発生する“クリティカル”の発生率を上げる事を目的としている。

 

 どこかのヒキガエルと違って直撃した部分が吹き飛ばなかったのは、流石はアルティメット環境に匹敵するボス級と言ったところ。しかし休む選択はどこにもなく、間髪入れずに“堕ちし王の意思”による突進の一撃が見舞われる。

 先のブリッツとは違って自発的な攻撃スキルながらも30%の報復ダメージが上乗せされる一撃の強さは、加減無しの状態ならばカドモスすらも一撃で消し飛ばす程のモノ。此度はまだ全てのスキルを使用していないものの、巨大なサソリは耐え切れず吹き飛ばされて壁に叩きつけられる。そのまま城壁の全てを貫通し、山へと衝突してようやく止まった程だ。

 

 付け加えるならば、青年は突撃を辞めるつもりはないようだ。既に謎の人物はアンタレスの眼前にまで迫っており、先の一撃で恐怖が芽生えてしまったアンタレスは迎撃を敢行する。

 払い除けるようにアンタレスは前足で薙ぎ払う攻撃を見せるも、それこそが完全な悪手と言えるだろう。先程の突進とすら比較にならないダメージ量を誇る、初見殺しの“報復ダメージ”と“カウンターストライク”、そして新たなスキル、“地面から突き上げる拳”によって瞬く間に深手を負う結果となったのだ。

 

 

 ――――星座の恩恵によるスキル、Fist of Vire(ヴィールの拳)。地面に発生した魔法陣から守護女神であるヴィールの破砕拳が突き上がり、大地の強さで敵に過大な一撃を与える、タカヒロが新たに駆使する最高Tierのカウンター攻撃である。

 

 

 装備一式の更新によって変更していた新たな星座の恩恵。この“石の守護女神ヴィール”も新たに取得した星座の1つであり、アーコヴィアの一般的な伝承では“神々の守護者”として描写されている神、それを象る星座の恩恵。

 ゆえに最強たる石の守護女神ヴィールはケアンそのものを意味し、不屈の精神と石の強さを持つ。いかなる劣勢だろうが決して動じることはなく、まさにメンヒルに負けず劣らずの如き不屈の姿を見せるのだ。

 

 この星座によって付与されるスキルが持つ特徴は幾つかあるがリチャージ時間の短さが顕著であり、クールタイムは僅かに1秒。例によってヘファイストスのガントレットで強化されたソレは被打時において36%の確率で発動し、“堕ちし王の意志”よりも強力な一撃を叩き込む。

 “堕ちし王の意志”のクールタイムは2.5秒だが、もちろん“ヴィールの拳”とはクールタイムを共有しない。今までとは比較にならないカウンター関連の攻撃力は、神々もしくはそれに付随する存在でなければ持ち堪える事など出来ない威力に達している。

 

 星座の恩恵を再構築した結果として、比較的強力な“建築神ターゴ”と“金床”の星座が持つ恩恵とスキルは無くなってしまったが、それよりも遥かに強力な攻撃力を得ているために総合戦力として問題は無い。初期と比べて3レベル減ってしまったが“カウンターストライク”も未だ健在であるために、ガントレットの入手前と比べても自発火力は遥かに上昇している。

 ウォークライが持ち得る効果、“スキル妨害”によって魔法も放てず決死の一撃も見舞う事はかなわない。天に掲げられた一撃も決戦の始まりと共に消えており、これにて打てる手は全てを塞がれた。

 

 戦いの場である遺跡は見るも無残な状態であり、まさに大災害に見舞われた廃墟と表現しても過言ではない。1つの古城がこれほどまでに壊滅してしまう力と力のぶつかり合いが行われているのだが、互いが置かれている状況は雲泥のものがある。

 謎の人間については、なんせ未だに“全力”とは程遠い。アルテミスの魂が捕らわれていると知るからこそ、巻き添えを警戒して全力を出せないでいるのだが、それでもなお圧倒的と呼べる差が存在する。

 

 

――――何故、この人間は傷つかない。

 

 

 認めたくはないアンタレスだが、己の命が果てるまでにさほど時間がかからないのは分かっている。前足を使って放った己の一撃、その何倍もの損傷を負っても、己が持ち得る力を信じて休むことなく技の数々を繰り出してきた。

 相手が途轍もない物理耐性を所持していることは伺える、ソレは己も同じ――――はずだ。ゴッソリと下げられた己の物理耐性が“マイナス”50に近い数値に突入していることなど、神を取り込んだとはいえモンスター程度の認識能力では知る由もない。

 

 

 いずれにせよ、己が死なないためには、相手を殺すために殴るしかなく。それによって、相手の自発火力を上回る報復ダメージを受ける、と言う理不尽な光景がそこにある。

 

 しかし更に悲しいかな、相手はそんな理不尽極まりない三神報復ウォーロード。未だ全てのスキルを使用していない、通称“舐めプ”状態ながらも、だからこそ全力については計り知れないものがある。

 ディフェンシブなビルドだからこそ諸々の理由が有り、結局のところ青年の受けるダメージは全てがカスダメ。いかに神の力を得ようとも、かつてタカヒロが戦ってきたホンモノの神の力(アルカナム)には程遠く。それらを相手する前提として組まれた装備(ビルド)を前にして、結末は僅かな時間で現れることとなった。

 

 

『■、■■――――……』

 

 

 時間にして僅か20秒足らずだというのに、もはや雄たけびを上げる力も残ってはいなかった。身体を動かす僅かな力も残っていないために動くことも叶わず、ただ広間の床に石像の如く這いつくばって鎮座する事しか許されない。

 

 一方で、無傷とも思える相手の姿は揺るがず健在。2体のガーディアンと共に歩み詰め寄る姿は、間近で目にするだけでセレスチャルである己の心が震えあがる。

 

 しかし相手の人間は、そんな残骸には目もくれない。息の一つも上がっておらず、まるで何事も無かったかのように落ち着き払っており、先ほどまでの戦闘が嘘のようだ。

 目指す地点は、虫の息となったアンタレスの身体から露わになった1つの魔石。一糸まとわぬアルテミスの身体が閉じ込められた蒼いクリスタルを前にしてもフードの下の表情は不変であり、コレをどうするかと考え耽る。

 

 

 壊す、殺すだけならば簡単だ。しかしそれではヘスティアは悲しみに暮れることとなり、思念体として残っている今のアルテミスも、やがて消えることとなるだろう。

 少し前に己に向けられた、(すが)るような翡翠の瞳。別の女に現を抜かすつもりは微塵もなけれど、似ているあの瞳を向けられると、どうしても応えたくなってしまう。

 

 

 10秒ほどで、1つの考えが浮かんできた。しかし逆にコレだけであり、賭けと言ってもいいだろう。取り込まれたアルテミスとアンタレスの魂が“混ざっていない”、もう少し明確に言えば“明確な境目が残されている”ことが条件ながらも、ならば打つ手は残っている。

 最後まで己の責任を全うしようと突っ張った彼女ならば、取り込まれる際も最後の抵抗ぐらいはしているだろうと思考に耽る。こうしてクリスタルとアンタレスの見た目が分離していることが何よりの証であり、故にタカヒロは1つの策を遂行する選択を取った。

 

 

「さて。実験がてらになる上に、この殺し方ではドロップアイテムも生まれんだろうが……」

 

 

 盾が仕舞われ、手に持たれているのは新たな獲物。彼の背丈よりも大きく両手で構えるあの大鎌は神とて目にするだけで背筋が凍るモノであり、満身創痍のアンタレスは、死に体だというのに身体の血が奪われている感覚に陥ってしまう。

 

 

 人骨のような素材から作られているその大鎌、“神話級 死門の守護者”。実のところは斧の分類となるのだが対象を斬ることには向いておらず、どちらかといえば黒魔術に使われるような代物が掲げられた。

 人の身でありながら神へと昇華したネクロマンサー、“ウロボルーク”自身が振るったと伝記に記されるこの武器は“神造武器”であり、それこそ神の力を持ち合わせる。切っ先を僅かに接触させることで対象の魂を閉じ込める効果を持つ、神話級の逸品だ。

 

 

 とどめとなるその一撃をアンタレスに向かって降り下ろすと、アルテミスが(えが)いた物語と似たような地点に辿り着く。“切っ先に触れたアンタレスには”本物の死が訪れ、爆散するかのように消滅した。

 

 

 代わりに始まろうとしているのは、そこの“ぶっ壊れ”が(えが)く、常識外れの物語。アンタレスの魂と切り離されたアルテミスの魂、その身体を包み込むクリスタルがこうして目の前に残っているのだから、こうなっては神々にすら結末は分からない。

 

 どうやら胃にダメージを与えてしまっているらしい己の主神に笑顔が生まれるならばと、今まで集めてきたアイテムの中から打開策を模索する。しかしながらコレが成功してもイレギュラーの度が過ぎるために、どちらにせよ胃痛は発生することになるのだが、その点にまでは気が回っていないようだ。

 此度の一件については“毒を以て毒を制す”という言葉を連想したヘスティアだが、薬と呼ばれるモノにも何かしらの副作用が付きまとう。つまるところ事件に関与する以上は、どうなろうとも胃痛から逃れる事はできないらしい。

 

 

 そして、彼の考えは纏まったようだ。クリスタルを目と鼻の先の距離にして獲物を2枚の盾に戻し、その片方を振り上げて叩きつける。

 ガラスが割れるかの如き音と共に、蒼いクリスタルが砕け散った。解放されるかのように前へと倒れ込むモーションとなるアルテミスに残された時間は、ほんの僅かなものである。

 

 この瞬間、ヘスティアと共に居たアルテミスは消え去ることとなった。元々が“槍”にこびりついた思念体であるために、こうして解放された元の身体に戻ってきたわけである。

 とはいえ思念体と言えど、武器を手に持ちモンスターと戦える程であったソレを甘く見てはいけない。仮にも神が持つ強大な精神の極一部だ、持ち得る力は計り知れないものがある。

 

 しかしそれでも、思念体の力を持ってしても長くは続かない。彼女は一度、アンタレスというモンスターに喰われた身だ。肉体はこうして無事なれど、神の魂を象徴すると言っても良い精神は既に食いつくされ、“死”と呼べる状態を迎えている。

 

 

 ――――いや、それも少しだけ違うかもしれない。槍にこびりついていた“死亡前のアルテミス(思念体)”の精神(マインド)が戻ったことによって、一言程度を発する時間は生き永らえることができるだろう。

 直後にどうなるかと言えば、死の結末を迎えた神は天界へと還り死に至る。久方ぶりにクリスタルから出た彼女は瞬時にそのことを理解し、目の前で仁王立ちするフードの青年に対して感謝の一言だけを発するべく、かつて男の前では見せることのなかった柔らかな表情と口元に力を籠めた。

 

 

 

 

「うぐっ――――!?」

 

 

 しかし、迎えるはずだった結末は訪れない。今は既に、神にすら予測ができない物語が始まっている最中なのだ。

 

 “ありがとう”の一文字目、母音を口にするために開かれた口径に、一本のポーションのようなモノが突っ込まれる。完全な不意打ちであったためか、思わず彼女は一口目を飲み込んでしまった。

 するとどうだろう。瞬間的に消え去るはずだった己の精神が、あろうことか活性化を始めたのだ。完全な回復とはならないものの、消え去るレベルとは程遠い程度にまで回復している。

 

 与えられた薬はひたすらに苦く、整った顔が苦痛に歪む。しかしながらその身は未だ健在であり、足に力が入らないために片膝をつきながらも青年を見上げるアルテミスは驚愕の表情を隠せない。

 今己が口にしたモノが、下界の子供たちが使うマインド回復用のポーションではないことは彼女にも分かっていた。そんなモノを使ったところで神が抱く精神(マインド)には大河の一滴にも届くことなく、思念体が持っていた容量(モノ)にすら遠く及ばないのが現状だ。

 

 

「あ、貴方、この“霊薬”は……」

 

 

 消え去る運命を迎えた、アルテミスの口に突っ込まれたモノ。人間が口にすると不老不死になったり様々な副作用がある劇薬ながら、神々からすれば“丁度いい”。

 つまりオラリオに流通しているポーション程度の代物ではなく、“錬金術で言う所の霊薬(エリクサー)”。数値で言えば、再使用に25秒のクールタイムがあるとはいえ、摂取者のマインド(エナジー)を、最大値の35%+250の固定値で回復する。

 

 そもそもにおいて霊薬(エリクサー)とは、飲食すれば不老不死となるといわれた神々の薬を指す言葉。神話の神などが食べたり飲用したりするものとされる。故に錬金術においては、研究の主目的物質であった対象の1つだ。

 

 

 ――――アイテム名、Elixir of Spirit(精神の霊薬).

 メンタルとマインド(エナジー)を回復させる文字通りの霊薬(エリクサー)であり、此度はこれをベースとして、以下二つのアイテムを混ぜている。

 

 ――――アイテム名、Potent Bysmiel's Shroud(強力な ビスミールの覆い).

 鉄砲玉となったタカヒロの機嫌を取るために魔神ビスミールがレシピを授けた、生者を死者より隔てるベールとして調律されている魔法の粉。

 

 ――――アイテム名、Elixir of Mogdrogen(モグドロゲンの霊薬).

 ケアンの地においてタカヒロと“ずっ友”となった、放浪民(ローワリ)と獣の神“Mogdrogen(モグドロゲン)”。

 モグドロゲンの霊薬とは、そんな獣神自らが作った強力な霊薬だ。神を相手に使った時の効果は分からない青年だがレシピは学んでおり、何かと役に立つかもしれないとダメもとで混ぜていた代物である。先述のビスミールから貰った魔法の粉も同様の理由による配合だ。

 

 

 ところで霊薬がもたらす効能の(くだり)についてだが、タカヒロ自身が飲めば不老不死になれるとも言われていた。他にも4-5種類ほどの霊薬を持っているが一通り飲んだことがある一方で、不老不死など気にも留めていないので真相は不明となる。

 そして、此度における配合については“とりあえず全部混ぜとけ”という脳死具合。各々が霊薬もしくはそれに匹敵する効能を持っているために、これでダメなら諦めようの精神で飲ませたのだが、結果としては成功だ。

 

 

 配合回りのゴリ押し(ガバガバ)具合はさておき、“精神の霊薬”は最大値に対する35%+固定値のマインド(エナジー)を瞬時に回復する代物だ。故に神という強大な器が相手ですらも効能を発揮する、まさに霊薬と呼ぶにふさわしい逸品である。

 

 まとめるならば、青年からすれば“その程度の一般的おくすり”。一家に数セット、それこそ常備薬として備わっているような感覚だ。藪医者ならぬ藪薬剤師も真っ青な処方の内容をアミッドが聞いたならば、怒りをぶつけながら適量を模索し始めることだろう。

 そして、そんな処方薬を口に突っ込まれたアルテミスからすれば、“神の器に通じる強力で稀少な霊薬”。どこかの国にでも売り払えば、一生遊んで暮らせることは揺ぎ無い逸品に相違ない。

 

 もっとも、そんな代物がそれぞれ50スタック(4950個)ぐらい保管されていることは誰も知る由が無い。本当ならばこの数倍は持っていたはずなのだが本人は一本たりとも使わない上に、在庫過剰のために廃棄処分されていたのである。

 ということで、認識違いによる“勘違い”が発生した残念な状況。己の責任を背負い神の力を持つモンスターに対して単騎で立ち向かい、更にはそれほどの物を認知が浅い己に対して使ってくれたのかと考えるアルテミスは、何だか分かりにくい感情が芽生えていた。

 

 

 それを嬉しさと表現するならば、間違ってはいないだろう。しかし心をくすぐられるような感覚は、喜びの感覚とは少し違うものだ。何だか分からない感覚を抱く彼女は、自然と右手を握りしめて己の胸に付けている。

 それでも、己は秩序を守る女神の一人。故に此度の一件に関して礼を述べるべく立ち上がり、青年に対して直立不動で向き直った。

 

 

「……え?」

 

 

 しかし、青年は身体ごと視線を背けている。更には後ろに居る二体のガーディアンも同様であり、あからさまにアルテミスと目線を合わせる素振りを見せていない。

 

 

「タカヒロ、なぜその目を逸らすのか」

「何故だと言われてもな……神アルテミス、己の格好を分かった上で口にしているなら相当だぞ」

 

 

 その言葉に対して、ポカンとした表情を2秒ほどだけ示しており。ようやく何かしらの違和感に気づいたのか、アルテミスは己の下部へと目線を向けると、やけに視界に映る肌色が多く――――

 

 

「っ―――――!?」

 

 

 処女神にあるまじき一糸まとわぬ完全な裸体、またの名をスッパテンコー。目を見開いて驚いた彼女の名誉のために付け加えるが、決して痴女の類ではない。

 それどころか、名実ともに処女神だ。そんな己が男の前で示している格好を認知したとなれば、それはもう羞恥心が天元突破することは容易に想像ができることである。

 

 

「な、ななななななな何を見ているのですか貴方は――――!!!!」

「だから目を背けているだろう」

 

 

 今の彼女をベート・ローガ流に表現するならば、“顔面トマト女神”。女神アルテミス、予想を超えた結末を前に迂闊の出来事であった。




ゴリ押しアルテミス生存ルート。この手に限る。
後味を良くするために彼女の眷属も生きていることになっています(劇場版の綺麗すぎる死体の謎は一体……)。


■神話級・Guardian of Death's Gates (死門の守護者)
・ウロボルーク自身が振るったと噂されるこの武器の切先は、 僅かな接触で魂を閉じ込める。
・レジェンダリー / 両手斧
236-653 物理ダメージ
10% 攻撃ダメージをヘルスに変換
+315% 全ダメージ
25 標的の耐性減少を 3秒
+884 ヘルス
+2 コール オブ ザ グレイブ
+4 ビスミールの絆
+4 フィールド コマンド
+2 ネクロマンサー全スキル
+10% 攻撃能力 : コール オブ ザ グレイブ
-3秒 スキルリチャージ : レイズ スケルトンズ
3 召喚上限 : レイズ スケルトンズ
・ペットへのボーナス :
+165% 全ダメージ
100% 物理→生命力 変換
+20% 総合速度
8% 物理耐性


■星座:石の守護女神 ヴィール(スキル直行5ポイント)
・アーコヴィアの一般的な伝承では神々の守護者として描写され、ゆえに最強たる石の守護女神はケアンそのものを意味し、不屈の精神と石の強さで、勝ち目がほとんどなくとも動じない。
+150 ⇒+270 ヘルス
+4% ⇒+7.2% ヘルス
+12% ⇒+21.6%シールドダメージブロック
+115 ⇒+207 装甲
+4% ⇒+7.2% 物理耐性
+20% ⇒+36% 刺突耐性
+10% ⇒+18% イーサー耐性
+10% ⇒+18% カオス耐性
+20% ⇒+36% 出血耐性
+100 ⇒+180 物理報復
付与: Fist of Vire(ヴィールの拳)
■星座のスキル:Fist of Vire(ヴィールの拳)(レベル15)
・ヴィールの破砕拳が地面から突き上がり、大地の強さで敵を抑え込む。
・被打時20%⇒36%の確率で発動。
1秒 スキルリチャージ
1秒 持続時間
2.5m⇒4.5m 半径
40% ⇒72% メインハンドダメージ
24% ⇒43.2%の報復ダメージを攻撃に追加
245 ⇒441 物理ダメージ
970 ⇒1746 体内損傷ダメージ/5秒⇒9秒
20% ⇒36% 標的の物理ダメージ減少を5秒⇒9秒
標的石化を 2.8秒


やっぱりヘファイストス大先生は頭おかしい(テンプレ誉め言葉)
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