エリス・アイスナーのフォドラ奮闘記   作:ゴアゴマ

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どうも、ゴアゴマです。

ハイスクールDxDが描き終わってないにも関わらず、こっちのアイデアもビビッと湧いてきたので、
書かせていただくことにしました。

ご都合主義や、無理やりな場面、原作改変が含まれます。
苦手な方や、原作を弄ってしまっている作品が受け付けない方は閲覧せずに作品を閉じる事をオススメします。
申し訳ございません。

それでは、どうぞ。


始まりの章
始まりと兄


いつかのフォドラにて、

2人の男女が遠くから自分達が住まう世界を見下ろしていた。

 

どちらも同じような身長で、男の方も女性の様な風貌であった。

 

「…果たして彼らは、どの様に世界を渡り歩いて行くかな」

 

「…不安なのか?」

 

女性がそう言うと、男はふと微笑みながら、まさかと答える。

 

その様子はどこか懐かしく、記憶のどこかにあるかのように感じさせる光景であった。

 

「…もしも、」

 

「ぬ?」

 

「もしも彼等が間違った道に進むとしても、私は導かなければならないだろう。だが、その私が…私自身も道を踏み外してしまった時は、

 

その時は、君の手で…この世界を守る為に」

 

「…そなたは変わらぬな。昔から…」

 

その少女の悲しげに笑うその顔が、本当にどこか記憶の底にありそうで、

 

「…ならその代わり、わしが利用されようものならば、その時はそなたが、皆を導いてやれ。それをわしらの約束としよう」

 

「…あぁ、約束しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソティス」

 

語られたその名前を自分が知っているような気がして、落ち着かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…訳が分からねぇ夢だ。」

 

随分と長い事寝てしまっていたらしい。

 

それにこんな世の中のせいか、知らない男女の夢を見るだなんて、そのうち目の前に出てきそうで怖いったりゃありゃしねぇ。

 

「なんなんだ全く…この前は変な所で顔も知らない奴らに敵意むき出しにされて冷汗かきながら飛び起きたら、今度は訳の分からない話しまくるカップル見てぇな夢を…

 

うん、やっぱ疲れてんだな俺。血ばっかり見てるせいだきっと」

 

唐突なんだが、自己紹介させてもらう。俺の名前はエリス・アイスナー。

 

この物騒な世の中で傭兵の息子なんて言う肩書きのせいで傭兵とはいかずとも俺まで戦闘に駆り出されちまってる男だ。

 

と言っても俺は昔から運動神経が良いってもんでもなく、最初は傭兵として戦場に出されたんだが、余りにも剣の才能やらなにやらが無さすぎるせいでリストラされちまったって訳だ。

 

まぁ、それで戦わずして過ごせるかと思ったら自分には魔法の才能がありまして、そのせいで後方支援と言う形で結局は戦闘メンバーの仲間入り。

 

そんで最近余りにも戦いすぎて血を見すぎちまったせいか、変な夢ばっかり見る訳で。

 

まぁ、そんな感じだけども別に家族が悪いとか、仲間が嫌って訳でもないから、まぁいいんだけども。

 

「残念だがそんなお疲れさんな奴に仕事だ」

 

「うぉい!?」

 

いきなり背後に現れやがって…。変な声出しちまったじゃねぇかよ。

 

「…はぁ、ベレスがそうだったら、お前もそうか。全く、兄妹変なとこばっかり似やがって」

 

「…なんだよ親父」

 

今頭を掻きながら俺の前に立って居るのは俺の父親だ。ジェラルト・アイスナーって人で、とんでもない強さの持ち主で俺も1度も勝てたことは無い。

 

だってさぁ、反則じゃね? なんで魔法が全く通用せずに強行突破されんの? なんかやってんじゃないの? って思えてくる程の常識外れだ。

 

「来るのが遅れちまって悪いが、仕事だ。近くの村で盗賊が暴れてるらしい。先にベレスが向かってるから、お前もすぐ来い」

 

「…はぁ、まーた流れ作業か」

 

「愚痴なら後にしろ。お前だって人が虐殺されてるのを見るのは気が気じゃねぇだろ」

 

「…へーい」

 

いや別に構わないんだけどさ、毎度毎度ベレスがちぎっては投げ、ちぎっては投げしてる後ろで逃げようとしてる奴を倒すって…。

もう恒例行事みたいになってんだよ。それを何回も繰り返してみろ。またこの流れかーってなるから。

 

…まぁ、そんでも人が襲われてんのを黙って見てるってのは嫌だし、急いで向かいますけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…着いたはいいんだけど、なんでベレスは知らない3人組を連れて戦ってるわけ?

え、なに、とうとう疲れすぎて一般人を巻き込んでもよろしい考えになったわけ?」

 

「落ち着け。アイツらが手を貸してくれって言ったんだ。そして疲れてんのはお前だ」

 

「はぁ〜、最近の若いのは威勢がいいねぇ」

 

「茶化してる暇があるなら早くベレスの応援に向かえ」

 

ったく人使いの荒いこって…まぁいいや。ベレスに苦戦されちゃあ困るからな。

 

ま、取り敢えず

 

「ファイアー!」

 

「ぐぁぁぁぁぁ!?」

 

後ろに回り込んでベレス達を攻撃しようとしていた賊を無力化させて、彼女達の元へ向かう。

 

「ベレス、怪我はないか?」

 

「兄さん」

 

そう言ってベレスは安心したような笑みを浮かべながらこちらを見つめる。分かっていると思うがベレスは俺の妹である。

義理のとか、そんなんじゃなく、正真正銘同じ母親から産まれてきた兄妹だ。だって父親もそう豪語してるし。

 

「全く、またいつもの戦術になっちまったじゃねぇか。まぁ魔法だけで先陣突っ込んだら思いっ切りぶっ斬られちまうのがオチなのは分かってるけどさぁ」

 

「兄さんは後方支援が嫌なのか?」

 

「そうじゃないけどさ、毎回毎回だと飽きるじゃねぇかよ」

 

「うーむ、そういうものか?」

 

「そうだろ、お前だって毎度毎度親父と一緒に寝るのは飽きるだろ?」

 

「うん。飽きるな」

 

「そゆことだよ」

 

「お前ら…無駄口叩いてないでさっさと族の討伐に向かえ」

 

うん、いつもこんな感じだ。このように俺とベレスのほんわかした話に親父の集中しろーで敵を殲滅していく。

 

いや嫌な訳じゃないけどさ、たまにはこう、変わった事もしてみたいじゃん。まぁそれで被害が拡大したら元も子もないからしないけど。

 

「えっと、貴方は?」

 

そうこう親父いじりをしながらの雑談プレイをしていると、金髪の男が俺に話をしてきた。

その発言に同情するかのように白い髪の女と黒い髪の男もじっと俺を見つめている。

 

…へぇ。コイツはまた随分と…。

 

いやいいや、取り敢えず怪しまれないようにしねぇとな。

 

「どーも。俺はこの無双してる女の兄だ」

 

「おぉう、兄妹だったのねあんたら…」

 

「でも、あまり似てないわね」

 

いや、兄だからとかで確実に似てる人はそうそう多くねぇだろ。と言いかけて口の中にしまい込んだ俺は偉いと思う。

 

「おいお前ら、さっさと行くぞ。村は何としても守らねぇといけねぇしな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんでこんな所に壊刃ジェラルトがいやがんだ!

聞いてねぇぞ!」

 

「…はぁ、とっとと終わらすか」

 

親父はあっちの方で族の親玉を制裁中か。まぁ、数秒もしないうちに片付くだろうよ。さて、こっちは、

 

「こ、この…!無表情に剣振り回しやがって…!」

 

「…!」

 

「ギャァァァァァァァァ!」

 

残酷な切り裂かれた音と共に絶叫しながら族の1人が倒れていく。

まぁ、さすがベレスと言ったところか。伊達に傭兵やってきた訳では無さそうだ。

 

他の3人はどうだろうな?

 

「こ、このガキ共が先だ! やっちまえ!」

 

「悪いが、ここで死ぬ訳には行かないんで、な!」

 

「ぐぁぁぁ!」

 

金髪の青年。ふむ、彼は槍使いか。俺にはさっぱりだが。でもあいつ、力でねじ込んでないか?

なんか、ミシミシって嫌な音たてながら突き刺してんだけど。

 

「はぁ、全く。大人しくして欲しいものね。ハァ!」

 

「ぐべぇ!?」

 

あの女子は斧か。て待て。お前もか。お前もなんかしちゃいけない音を出しながらやってない?

なに?コイツら脳筋なの?完全に俺場違いなんすけど。てことは、あの青年ももしかして…

 

「痛てぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

「おっと、すまなかったな。狙い所が悪かったみたいだ。」

 

おぉ。彼は弓か。なんか二つの意味で凄く安心した。脳筋でもなさそうだし、何より後方支援ってのが共感出来る。

 

「うーん、でも味気ないな。矢に毒でも塗っときゃ良かったか?」

 

前言撤回。こいつもやべぇやつだった。そろっと危ねぇこと言ってるぞこいつ。味気ねぇって理由で毒なんか使っちゃいけません。絶対に。

 

「後ろががら空きだぞオラァ!」

 

「ガキの癖に調子に乗りやがってぇ!」

 

「ぶっ殺してやる!」

 

「行くぞオラァ!」

 

あら。いつの間に4人の背後に回り込んだんだあんたら。いやまぁ、回り込んだは良いけどよ?

 

「ほいっと!」

 

「「「「ギャァァァァァァァァ!」」」」

 

俺は瞬時にサンダーを連続で使い、奴らに被弾させた。後ろをとってもそのまた後ろに気を付けねぇとロクなことにならんぞ?

 

「いつの間に後ろにいやがったんだこいつら…」

 

「そいつらは放っておいていいから、親父んとこ向かうぞ」

 

もう終わって入ると思うがな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「全く。俺も歳かね。無駄な時間使っちまった」

 

ありゃ?今終わったとこだったか。

 

「親父。こっちは片付いたぜ」

 

「おぉ、お前らか。随分早かったな」

 

「いつも通りの俺らとこいつら3人が上手くやってくれたおかげでな」

 

ようやく一仕事終わったし、これでまたゆっくり出来そうかね。

 

にしてもこの3人がまさかこんだけこの状況に対応出来るってことは、それなりに戦い方は学んだのだろうか。

まだベレス程俊敏に動けていない点では戦いになれる段階ってとこなのかね。

 

…まぁ、それでも…!?

 

「はぁ、無駄な体力使っちまった。さっさと」

 

「おい!後ろ!」

 

「は?」

 

「…ぜぇ、ぜぇ、舐めてんじゃねぇぞこの野郎!」

 

あいつ、親父の攻撃食らってまだ動けんのか!?でも、あいつの向かってる方向は親父じゃなくて…あの女子か!?

 

「死ねぇぇぇぇぇ!」

 

「ッ!?」

 

チッ、まさかタフな奴がいたなんて、油断してた! 不味いな、皆安心したせいかそれぞれ離れた所にいるせいで、1番奴に近いアイツを狙いやがったのか!

 

俺が魔法を放とうとしていると、そこに1つの影が乱入してきた。それは俺の妹。

あいつは背中を族に向け、やつの攻撃から少女を守ろうとしていた。

 

やべぇ、このままじゃベレスが斬られる。俺はそう思って駆け出そうとした。先陣だろうが後方支援だろうが関係あるかと。

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、体が動かなかった。別に、恐怖でとかではない。よく見ると、俺だけではない。全てが止まっていた。

 

何事か、と俺が思考していると、何故か視界が真っ黒になっていき、やがて

 

『ほぉ、やっと力に目覚めるのか。遅かったね』

 

声だけが俺に聞こえてきた。

 

「…どこだここは?」

 

『ここは君の精神の中ってとこだね。そして私の、いや僕のでもある』

 

「お前も?どういう事だ?」

 

『ふぅむ、どう説明すべきかな。君は僕。僕は君なんだよ』

 

…つまり俺は二重人格だったと言うべきか?

 

『うーん、そうとも言いきれないんだよね』

 

っ、心が読めている?

 

『そりゃ、まぁね。僕は君なんだから。

まぁ、君の知らない部分の君が僕、とでも言えばいいのかな?』

 

「…難しいな」

 

本当に何を言っているのだろうか。いきなり変な空間に来て、俺の知らない部分だとか。なんの事かさっぱりだ。

 

「それよりも、早くベレスの所に行かねば」

 

『…いや、行ってもいいけど、このままだと彼女、死ぬよ?』

 

「いや、だからそれを止めようとしてるんだろうが」

 

『いや、止められないよ。だってあのタイミングで魔法を打つにも、魔法が届くよりも早く刃がベレスの体に吸い込まれて行くからね。どうしようもないさ』

 

「…手遅れってことかよ?」

 

たった1人の妹も守れずに終わるとか、まじで無能すぎんじゃねぇか俺は。そう思わずにはいられねぇ。親父に何と顔向けすりゃ良いのか。

それに3人も初対面が殺されたなんて目覚めのいいもんじゃねぇだろ。

 

『…でも、起きる事が分かっていれば対処出来るんじゃない?』

 

「…なに?」

 

『うん、もうそろそろあっちも終わる頃かな。後で君にもよく説明するから、とりあえず今はベレスを助ける事に集中しなよ』

 

「え? ちょっと待て! どういう事だ!」

 

訳の分からないまま、何か後ろに引っ張られるような感覚と共に、再び元の世界へ戻る。

 

相変わらず世界は止まったままで、刃もベレスの目の前で止まっている。間に合わないと言ったのにどうやって助けるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、束の間、引き戻される感覚と共に、世界が巻き戻り始めた。

 

どうなってやがる?としか思えない。こんな現象は初めて見る。

それに、まるでアイツはこのことを分かっているかのようだった。

 

…何か関係がありありなのは分かった。

 

やがて巻戻りが止まり、そこの風景は族が立ち上がり女子を狙い、走り出す直前だった。

 

「サンダー!」

 

「ギャァァァァァァァァ!」

 

俺は急いで魔法を唱え、族に命中させて倒れさせる。

今度はキッチリ効いたようで、ピクピクと痙攣しながらその場に伏せている。

 

「…ッ!? 兄さん…?」

 

ベレスを見ると、あちらも俺の方を見て、何故か不思議そうに俺を眺めていた。

 

…俺の咄嗟の反応に驚いた訳では無さそうだ。ではなぜ?

 

「エリス、ベレス、お前ら今何か…?」

 

…親父の反応を見て理解する。

1度娘が斬られそうになったのに、ベレスに急いでかけ寄らない親父。

ここだけ聞いたらなんと酷いとなってしまうが、もしさっきのが本当に時間が巻き戻ったのなら、彼はベレスが斬られるのを知らない。いや、そもそもそんなことがないため、親父には少し変な風に見えてしまうだけになる。

 

しかし、親父と違いベレスは俺の行動にとても驚いていた。

 

急な行動に驚く様なではなく、余りにも不自然なものを目撃して怪しむように。

 

…もしや、この巻き戻りは…

 

「そこまでだ族共!セイロス騎士団の名のもとに成敗してくれ…て、む? 族達はどこだ?」

 

「…おっとぉ、面倒なやつが来ちまった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうやらベレスとの話はあとになりそうだ。




どうでしたでしょうか。
分かりますよ。
自分でほんとに恥ずかしくなります。
すいません。ほんとすいません。
まじで駄文になってしまいました。
途中ところどころ何を言っているのかわからなくなってる部分がありそうですね…。


ちなみに私はfeはifと風花雪月をプレイしております。
ifは暗夜と透魔をやりました。
好きなルートは暗夜で、育った国を味方にして中から真の敵を炙り出していくあの感じはとても作者にとって素晴らしい作品だったと感じています。
特に、どのルートでも当てはまりますが、カムイをめぐってのあのシーンは、なんかこう、ぐっと来るものがありましたね。
ラスボスBGM全ての路の果てには初めて聴いた時には鳥肌もんだったのを今でも覚えています。

一番好きなキャラはサクラで、物静かながらとても芯の強いあの子はホント、見てて和むし、最高ですね。

風花雪月は銀雪以外のルートをクリアして、今銀雪をやっております。
ルート的には紅花で、これまた敵であるはずの教え子と共に歩むなんてのが、新鮮だったですね。

一番好きなキャラはアネットで、ベレアネ結婚を見た後、私的にこれが一番じゃねぇかと思ったほどでした。

出来ればこの作品も暖かい目で見守って下さったらとても嬉しいです。

宜しければ感想をよろしくお願い致します。

それでは、また次回。

今作のヒロインは誰がいいか

  • ベレス(兄妹以上の愛)
  • メルセデス
  • フレン
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