エリス・アイスナーのフォドラ奮闘記   作:ゴアゴマ

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ライゼル

「髑髏の…甲冑…!?」

 

気味が悪い。見ているだけで吐き気を催す様なおぞましい、髑髏の中に宿る眼光に怯みを覚えてしまう。

以前のレアの比にならないくらい程の悪寒が背筋に走る。足が石にでもなったのでは無いかと錯覚を覚える程に。

 

「…どうした。来ないのか」

 

「…っ! ボルガノン!!」

 

怯える身体を奮い立たせ、俺は右手に有り余る力を集中させ、唸る炎の渦を繰り出す。俺の中の恐れと比例するように、速度を増して弓矢の様に早く、駆け抜けるように騎士に向かわせる。

 

「…この程度か?」

 

嘲笑いは未だに響いたのだ。騎士は戯ける様に鎌を振り下ろし、あろう事か俺のボルガノンを真っ二つに切り裂いたのだった。

勢いが完全に殺された紅は申し訳なさそうにシュウっと音を立てて掻き消えてしまった。

 

「ウソだろ…!? そんなの有りかよ…!!」

 

「…ッシ!!」

 

「はぁ!? このっ!!」

 

一瞬骸の姿が振れたかと思うと、束の間頭部スレスレに鎌が出現し、次は俺ごと切り裂こうと牙を剥く。咄嗟に魔法で壁を作ったから言いものの、判断がズレればどうなっていたかと思うとゾッとする。

 

そしてそれで終わればいいものを、納得の行かないのだろうか騎士は2度、3度、4度、5度と全方向からの連撃を繰り出してきやがった。

耐えれるか、耐えきれないかの境目で俺は受け切ろうとする。

が、コイツ、かなりの熟練者らしい。俺の攻撃どころか、防御さえも捌いてくる始末だ。

 

「グッ!? がァ!? ァァァァ!!!!」

 

有り得ないくらいの流血が、有り得ない場所からドバドバと出てきてしまっている。感じたことの無い痛みが身体中を駆け巡るから、視界が白黒としてしまっている感覚に陥る。

 

痛い…痛すぎる…!!刃物ってこんなに痛いものだったのか…!?!?

 

『落ち着くんだエリス! 君の取り柄のひとつの判断が働かなければ、どうやってもアイツには勝てないよ!』

 

んなもん分かってる…!! クソっ…だったら!

 

イメージは冷気と熱気…。左手を凍らせる想像と右手を燃やす想像…。

ブリザーを放った後、すぐさまファイアーを叩き込む!!

 

「ぜぇぁぁぁ!!!!!」

 

「む…!!」

 

良し、ひとまず状況を立て直すことに専念する!

 

『今のは…1種の目眩ましか?』

 

あぁ。僅かだが、ブリザーが溶ける時の水蒸気を利用した。かなりの冷たさをかなりの温度で溶かしたから、視界は捉えたと思うのだがな…。

 

俺は激痛に蝕まれる身体を引きずるようにして持ち場を離れ、一旦別の隠れ場へと身を隠す。真っ白にはなってないものの、相手の視界を一時的に封じ込める事は可能な筈…。

 

「見事な策略…しかし、無駄な事…!」

 

へ…?

 

『!! エリス! 足が!!』

 

「へ?…痛っ…がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?

 

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?!?

 

さっきまでのが軽い肩慣らしに思えるくらいに引き裂かれてやがる…!? 最早流血してない所が見当たらねぇ…!!

 

「がっ…! ハァ…! ハァ…! ぐっ…あんま舐めんな…よ!!

 

ウォームz!!」

 

「…む」

 

「っ…リザイアァ!! 」

 

「…! ほう…」

 

少しの工夫では奴には届かない。ならば、魔法による掛け合わせを行い、相手に厳しく自分に建て直せる状態を作る。

 

「…矢張り手慣れの様だ…芸は申し分無い。

 

 

 

 

…しかし、届かぬ」

 

「! バケモンかテメェ!?」

 

1回言っておくが、俺はここまで少しも動いていない。

しかしそれは余裕があるから、とか単純な話ではなく、

全く身動きを取れない、と言うのでもなく。

ただ単純に体を使った回避をすれば体力が底をつくからである。

 

そんな俺が魔法だけでこの猛攻何とかしてんだから素直に褒めてくれよォ!! なんだよ届かぬ…って! メンタルへし折られるわコノヤロウ!

 

『いや実際君規格外な事してるよ。ただ今回は相手が悪かったね。そこら辺のゴロツキでは束になっても、此奴には敵わない。

 

明らかにコイツはベレスよりも強いね。今の彼女でも1回膝をつかせるくらいが限界じゃないかな…?』

 

あぁ。でもアイツは成長速度も尋常じゃねぇ。現段階ではそうだが、いずれかは越すんじゃないかね。親父にも最近やっと一撃入れられるくらいにはって張り切ってたし…。

 

 

 

いくらペナルティがあるとはいえ、置いてかれるのはやな気分だな。全く…。

 

『エリス…

 

 

こんな時にあれかとも思うけど、君にはもう一つ力があるじゃないか』

 

うーん…。でもなぁ、あれも結構使い所考えないと自爆る可能性が高いんだよなぁ。一応あの力を使ってやれそうな事は考えてはいるんだけど…。

 

「…隙…!」

 

「どわぁぁぁぁ!?」

 

隙…! じゃねぇよテメェ!! 何速さ落ちてる筈なのに着いていけてんだコイツ!

 

『考えてる暇は無いだろうエリス。今こそ使うべきだ!』

 

…むーん…。確かに打開策はそれしか無いだろうけど…。

 

『心配は要らない! 何せその力に関しては僕は詳しい! ポイント全ては私が合図する! だから君はしように専念してくれ!

 

 

 

何せ、このような所で君をこんな訳の分からない狂人に倒させる訳にはいかないからね…!

 

…あぁそうかよ。ならとことん命令してくれよ先輩!

適当な事言ったら死ぬからなマジで!!

 

『勿論だ。後輩を育てるのも僕の運命だからね!』

 

 

 

 

 

「…シッ!」

 

『今は防いで! 』

 

繰り返しにはなっちまうが、俺はなるべく防御に集中し、騎士の攻撃を何とか軽減する。

完全に防げてる訳では無いので、俺の体からは矢張り鮮血が散ってしまう。見慣れてくるという物は恐ろしいが、一々そんな事に構ってる暇等ない。

 

「…ぐぅ! ぁぁ!! ふぅぅ!!」

 

『まだ耐えてエリス! もう暫くの辛抱だ!』

 

「…無駄な事。直に限界に陥る。…達者な芸をする者として…儚く散れ…」

 

相手はこれ以上の成長は無いと踏んだのか、そもそも単純に飽きたからなのか、殺意の増した鎌を振るい俺の息の根を止めようとする。

 

…だと言うのなら、もうすぐトドメの一撃が来るハズ…!

 

「…散れ」

 

『! 予定通りだ! 今だエリス!』

 

速さは変わらない。しかし決定的に今までよりも振りかぶる動作にタメがある事を確認する。その隙を逃さない。

 

「…ぬぅん!!」

 

決死の覚悟で、俺はその急所を狙った攻撃を力を働かせ逸らし、腕に来るようにして鎌を捉える。俺の腕に鎌が見事にささり、激痛に重ねた激痛が俺を苦しめていく。

 

「ぎぃぃぃ!!!! ただぁ届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

力で振り回される前に俺はもう片方の手を精一杯伸ばし、相手の腹を目掛けて叩き込む。

 

「…それがどうし…!? ぐぉぉ…!?」

 

通常の俺の打撃ならここまでの反応は示さない。騎士はまるで鳩尾を食らったかのように大きく怯み、鎌から手を離してしまう。

さぁ、最後の仕上げだ。

 

『やれエリス!』

 

「スぅぅぅぅぅぅぅぅ…

 

 

ボル!ガノン!!!!」

 

全魔力を身体に行き渡らせ、最高度の炎を相手に浴びさせる。

 

「…ぬぁぁぁぁぁ…!?」

 

刹那、騎士を盛大に巻き込み、辺り一面が真紅に染まった。

ごうごうと炎がわきあがる音と共に、騎士はその紅に飲み込まれる。

相手の状態も確認出来ぬまま、俺は余力を尽くしてその場を後にする。

 

「はぁ…はぁ…痛っぁぁぁぁ…!!」

 

俺の姿はどこからどう見ても悲惨だ。肌色は恐ろしく血に塗れ、鎌が刺さり左腕は貫通。ベレスやリシテア達に見られれば発狂どころでは済まされない姿に成れ果ててしまっている。

オマケに体力を大幅に消費している為に身体に力が入らず、今にも意識が飛びそうだ。

 

『エリス…良くやったじゃないか。自分を犠牲にするのは僕も思うことはあるけど、あのやり方は素晴らしいものを感じたよ』

 

「お前…それ…こんなボロボロな奴に…かける…言葉じゃ…ねぇ…」

 

そう。実際に俺がやった行動はかなりの博打である。

干渉の力とは俺が周囲の情報を感知したり、力に関与したりする力ではある。それが故に、敵の攻撃を操作して当たらない様にするのは定番のやり方だ。

 

しかし、干渉の力というのは、それだけだ終わらせるにはつまらない力だ。とイージスは言っていた。この力の怖い所は、それだけではないと。

 

干渉。それは今まで俺しか体感してこなかったことだ。だが、これが逆になった場合、どのような使い方が出来るだろうか。

 

そう、この力は、相手に干渉させる事も可能なのである。

それを利用して、俺は自分の痛みを相手に無理矢理干渉させ、共有状態の様にさせたのだ。これには相手がかなりのタフであるという条件や、相手の行動が俺の行動を上回ると失敗してしまう。が、ギリギリの条件下が揃った事により、俺は奴に自分のダメージを与える事が出来た。

 

その為に自ら攻撃に当たりに行ったのだが…これはかなりキツい…。

 

『それは心配ないさ。この程度の傷で済んだのが何よりだ。これが首が飛んだとかになると話は別になってくるけどね』

 

…? それはどういう…

 

 

 

 

 

 

「…見事。…その膨大な力に見合うだけの力も身に付いている…

愉悦…愉悦なり…」

 

「!?」

 

ま、まさか…

 

『…これは非常に不味いな。あれでまだ耐えるか』

 

地が凍る様な声が再び聞こえたと思うと、目の前には黒に滴る赤を纏った、少しボロついた髑髏の騎士が俺を見ていた。

どこか浮ついた声で、俺に賞賛を述べる。が、俺には少しの嬉しさもない。

 

「さぁ、愉悦なる戦いを再開する…構えよ…」

 

やっべぇ…!! 身体が動かねぇ…!!

 

『くっ…これは僕も予想外だ…!』

 

まるで髑髏がケタケタと笑っているかのように見えたが、身体的にも限界が近いのだろう。ぼんやりと視界が薄れていく。

 

「…行く」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

一方その頃ベレス達は…

 

「そ、その剣は…まさか…!!」

 

「…ふっ!…」

 

薄暗い空間の中。一つの淡く光る剣を振り上げたベレスが、仮面を被った男の魔法を突き破り、トドメを指していた。

彼女の行動を早める理由はただ1つ。兄の身を案じている為だ。

 

(早く…早く兄さんに会いたい)

 

彼女のもはや行動原理としても成り立っている兄、エリスアイスナーの存在。それこそが彼女を突き動かす原動力。

 

「終わったわよ。師…ってその剣は…」

 

「ん? エーデルガルトか。この剣なのだが、どうも私にしっくりくるようでな。何か知らないか?」

 

「うぇぇ? …え、えっとぉ…」

 

彼女の生徒達は、それぞれの役目を終え先生を取り囲むようにして戦闘の終わりを安堵していた。

誰も彼もが、その顔には微かなものも居るものの信頼の色を宿していた。

 

「それにしてもよ先生! エリス先生は今日どうしたんだろうな? 何処を見ても見当たらないし、腹でも下してんのか?」

 

「カスパル、遠慮、ない、です。もう少し、柔らかめ、もの、言う、します」

 

「その通りだ。それに考えても…それ見ろ。先生が居てもたってもいられなくなってしまったでは無いか」

 

「師。気持ちはわかるけど落ち着いて。その剣が有り得ないくらいミシミシいってるわ」

 

「ククク…先生はかの御仁になると途端に豹変しますな。それ程までに惹き付ける何かを持っているのか、或いは…」

 

「或いはに決まってるでしょヒュー君。あの反応を見てそうじゃないって言う方が可笑しいわよ。どんな形であれ私は良いと思うけどね?」

 

「…兄さん…」

 

賑わう生徒達とは反比例し、ベレスはどんどんと行動に余裕が無くなる。顔に変化は無いものの、明らかに焦りが見える。

そして、その不安は最悪な形で耳に届いた言葉によって加速する。

 

「ほ、報告です!!」

 

「む、騎士団の方々ですな。一体どうされたのです…?」

 

「だ、大修道院外部にて、エリスアイスナー先生が謎の黒騎士と戦闘中! そして、身体中に激しい深手を負い、不利状況であると…!!」

 

『!!』

 

「あ、待って師!! って速!! 速すぎるのだけれど!?」

 

安堵の雰囲気に包まれていた生徒達に、冷や汗と緊張が走る。

あれほどまでの状態の中で1度も重傷を負った事の無かったエリスの突然の危機状態なのだ。取り乱さない方がおかしいのだ。

 

「ど、どうすんだよ!? 俺達も早く行かねぇと!」

 

「いや、先ずは戦力を集めるべきでは無いのか!? 我々よりも遥かに場数を踏んでいるはずの先生でさえこの状況だ。私達で歯が経つとは思えない!」

 

「しかし、ベレス先生、のみ、応戦、かなり不利、です。

私達、半分、する、適切、です」

 

「なら二手に別れれば良いでしょう! ベルナデッタとリンハルト、フェルディナントは応戦を要請してきて! 後は救援に向かうわよ!」

 

「びゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 誰か早く来てくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ!! おっかない先生がやられちゃいますぅぅぅぅぅぅ!!」

 

「あー、そこの人達、早く大修道院外部へ向かって下さーい。じゃないと本当に不味いんですよコレ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…兄さん…! 兄さん…!」

 

『落ち着かんか戯け! そんな状態では兄を救うどころか、見つける前にお主が砕けてしまうぞ!』

 

走り続けるベレスは普段は考えられない程に顔を歪めていた。瞳は潤いを宿し、呼吸は乱れ、無表情とは何処へ行ったのかと思う程に不安に駆られていた。それでも、周りの生徒達と比べると些細な違いではあるのだが、ベレスにとっては大きな変化だった。

 

「私が…兄さんの傍に居たらこんな事には…!!」

 

『落ち着かんかと言うておる! まだ現状を見たわけでもなかろう!

それに、そんな事を思うだけ無駄じゃ! どうあってもあの兄とその騎士とやらの戦闘は避けられなかった! 仮にお主が、誰かが居たとしても同じ行動を取ったろうて!』

 

ベレスの中に宿る少女は必死に宥めるが、聞く耳すら持たない。自分の身体に鞭を打ち続け、兄を救う為だけに身体を走らせていた。

 

恐怖、不安、絶望、後悔。それら全ての負の感情がベレスを支配する。

空も見えぬ淀んだ空がそれを写すように、ベレスの心はどんどんと荒んでいく。

これが本当に、灰色の悪魔と恐れられた少女なのだろうかと疑われるのも無理はないくらいだ。

今の彼女は、ただ失いたくない1人の弱い人間だった。

 

そして、少女はその姿を目の当たりにする。

 

「…!! 兄さん…!!」

 

それは、必死にもがくエリスに鎌を振り下ろす騎士の姿。

 

「! やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

自分でも驚くくらいの叫び声をあげる。型も何もを忘れた剣を振るう手から、蛇腹状の刀身が伸びて行く。

 

(もしこれが弾かれたなら…その時は天刻を使って解決策を練る…!

 

ここで兄さんを死なせたりなんかしたくない…!!)

 

父親が見れば激怒するだろう。でも、今は彼女は妹なのだ。戦場の悪魔ではない。

 

たった1人の兄を救いたい、妹なのだ。

 

妹を出してしまったのだ。

 

(頼む…! 届いてくれ…!!)

 

 

 

 

 

 

 

鎧が貫かれる鈍い音がした。

 

 

その鎧に刺さる刃は、確かに騎士を捉えており、そして、射し込むように、トドメを刺す様にされた。

 

 

 

一人の男によって。

 

「…ぬぅ…!!」

 

「我の前でなんとまあ…下劣な真似をしてくれた物よ…

 

とっとと消え失せよ。骸の愚者よ」

 

ベレスが剣先を届かせる数秒前である。突如の乱入者によって先に騎士の行動を止められ、危機は回避されたのだ。

 

「…む…止むを得ん。退散する…」

 

乱入者によって興を削がれたであろう騎士は、名残惜しそうにエリスを見ながらその場を後にする。騎士が姿を消すまでに、数秒も要らなかった。

 

脅威が去ったことを確認したベレスは、まるで子供のように必死になってエリスの身体を包む。

もう、何が何だか分からなくなってしまっているのだ。

 

「兄さん…! 目を…目を開けて…!!」

 

「…安心せよ小娘。そのお方は無事だ。少し身体を休めれば直ぐにご回復なさる」

 

ベレスの不安を取り除くかのような発言をする乱入者。しかし、その言葉に一切の気遣い等無し。声色はまるで彼女を責め立てるかのような鋭いもの。そして、言葉遣いからしてエリスを神聖な何かと思っているようだ。

 

「…ありがとう。兄さんを助けてくれて…」

 

「…ふん。あの暴走の元凶めが何を今更…

 

そのお方を救援するのは我として当然の事。貴様に言われずともそうしてたわ」

 

まるでベレスを敵とみなすかのように、彼は一切の厳しさをとらない。

それどころか、大修道院すらを目に写し、憎悪の眼差しで見つめる始末。

 

「…が…は…」

 

「…兄さん!」

 

「…目が覚められましたか。しかし、まだ安静になさって下され。貴方様のお身体の無事こそ、我の最大の喜び故」

 

エリスが苦しそうに目を開け、妹が嬉しそうに顔を緩めると、乱入者は先程とはうって変わり慈悲深き顔へところっと変え、微笑みを向ける。

 

「…おま…えは…だれ…だ…?」

 

名前を聞かれた乱入者は、待ってましたとばかりに顔を覗き込み、まるで配下の様に跪く。

 

「…無礼、御容赦くださいませ。

 

 

我はライゼル。貴方様の身を死守するべく参上致しました、貴方様の剣でございます」




オリキャラ登場。ライゼルさんです。

はい。怪しさMAX&エリスへの忠誠心MAXですね。

彼はかなりの頻度で物語を引っ張るキーとして登場します。

また、エリスの記憶の重要な1人としても関わってきます。

皆さんはどのルートを辿って欲しいですか?(このアンケートはあくまで希望調査なので、実際に反映される訳ではありません。最も多かった回答でも反映されないこともあります。ご了承下さい)

  • 紅花ルート(エーデルガルト)
  • 蒼月ルート(ディミトリ)
  • 翠風ルート(クロード)
  • 銀雪ルート(教会)
  • オリジナルルート(前例がない未知のルート)
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