エリス・アイスナーのフォドラ奮闘記   作:ゴアゴマ

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どうも、ゴアゴマです。ドタバタとしてしまい申し訳ございません。

私優柔不断なもんで中々確定する事が難しいもんで…

と、そんな言い訳は要らないですね。

では、どうぞ。


幕間〜妹から見た兄

私、ベレス・アイスナーはエリス・アイスナーの妹だ。

 

父さんの傭兵団で一緒に働いていて、私が産まれた時からずっと一緒にいた人、と父さんから聞いている。

 

初めの内は余り話す中では無かったが、今では少しでも離れたくない人となった。それほどまでに私は兄を敬愛している。何故かはまた別の時に話すとしよう。

 

兄さんと言うが、お世辞にもとても彼は男には見えない。何度も姉さんと呼びかけて兄さんのことを泣かせかけたのは後悔している。ただ、兄さんは今の見た目を嫌っているが、私はそうは思わない。寧ろ、こんなに綺麗な人が私の兄さんだと思うととても幸福感に満たされる。そう兄さんに告げると兄さんは1日私と口を聞いてくれなかった。

 

何か気に入らなかったのだろうか。

 

また、兄さんは怒りっぽく、よく怖がられたりすることもあったりするらしいが、私は怖がったりしたことは無い。私の事を気にかけてくれるし、私が不安そうにしてると、優しく頭を撫でてくれるのだ。その度に私はどこか切ないような、安心するような、でも嫌な感じではない気持ちに満たされる。

 

私は本当に兄さんの事を気に入っているのだろう。

 

そんな兄さんと私だが、突如として傭兵から、教師へと変わる事となった。

 

教師…私に務まるのだろうか。そう思ってふと兄さんを見ると、兄さんも同じく不安そうな表情をしていた。

 

どこか安心した。別に私は兄さん完璧主義ではない。兄さんだって苦手な事もあるし、不安な事だってあるだろう。寧ろ、私と同じ感情を持っているのだろうと思うと、とても安堵に包まれる。

 

 

 

話は変わるが、私は今、担当する学級を決めるために見学をしに出ているのだが、どの学級も中々個性的で不思議な人達ばかりだ。

 

兄さんはどこの学級を担当するのだろうか?

 

『お主、さっきから誰に話しておるのじゃ?』

 

(!?)

 

急に自分にだけ話しかけてくる人物に、私はまた驚いてしまう。声を掛けてきたのはソティス。何故か私の中に住んでいるという謎の少女である。この前少女を庇って死にかけたところを時を巻き戻すという規格外な力で助けてくれた、恩人のような人でもある。あれからこうして偶に私に話しかけてくるのだが、慣れない。どうしても身構えてしまう。

 

『お主なぁ…早う慣れんか。儂も落ち着かんわい。いちいち話しかける度にそんな反応をされては。

 

…それにしても、お主は本当に兄が好きなのじゃな。聞いているだけで口の中が甘くなったぞ。』

 

落ち着かないものは落ち着かないのだ。慣れるまで待って欲しい。それも当然じゃないのか?妹が兄を敬愛するのは。

 

『…聞いている限りお主のそれは敬愛とは違う気がするんじゃがのぉ。』

 

ソティスの言葉に、私は首を傾げるしか出来なかった。敬愛ではない? では何と言うんだ? 兄愛?

 

『そういう事ではないわ!この鈍い奴め!』

 

何故か私が怒られながら歩いていると、兄さんと会った。

 

兄さんも一通り学級を見終わったそうで、兄さんも個性的な人達ばかりだと言っていた。

 

私がどこの学級にするのかと聞くと、私が出た後にレアから三学級の専門教師を任されたらしく、一応全ての学級を担当するらしい。

 

…兄さんだけ随分と重労働ではないだろうか。そう告げると彼は苦笑いしながら、出来るか分からないが言われたからにはやるしかないだろと言った。

 

…できるだけ手伝おう。そうすれば少しでも兄さんの肩が軽くなるかもしれない。

 

 

 

私が考える事を止めると、兄さんはもう思い出が出来たのか、私に楽しそうに事を話す。

 

シルヴァンからしつこくナンパされたのを返り討ちにしたら、多くの生徒に感謝された、と。

 

カスパルとフェリクスとラファエルからひ弱そうだと言われ、泣きかけた、と。

 

リシテアとは魔術の話をした時に食いついて来た。これは授業が助かりそうだ、と。

 

もう馴染めそうなのか、と少し兄さんの適応能力の高さには驚いた。

 

それにしてもシルヴァン、私だけではなく、男の兄さんまでも口説くなんて…。少し警戒しておく必要がありそうかな。このままでは兄さんの身に危険が及ぶかもしれない。

(なお、ベレスは本能的に危険だと思っているだけで、ナニが危険とかは全く分からない。中身のない警戒である。)

 

あの3人も、何時しか特訓と言って兄さんに無理やり肉をつけさせる気がしてならない。兄さんはあのままだからいいのに。

 

色々考え込んでしまったが、兄さんに引き戻され、私達はレアの所に戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、リシテアの話を聞いた時だけ、何故か胸の奥が痛む感覚がしたのは何故だろう。その話をソティスにすると、何故かくくくと笑いを堪える声が響き、

 

『ほほう、若いとはいいもんじゃなぁ!ほれほれ、もっとその事について聞かせてみよ!』

 

と小一時間くらい問い詰められた。

 

何か珍しいのだろうか。




はい、今回は幕間ですね。

ベレスの兄に対する感情を書いております。

これがどんどんと酷くなっていくのか、はたまた
惚気となって行くのか。

後、アンケートは投稿して15時になったら締切とさせていただきます。

では、また次回。

今の所、主人公視点で書いていますが、最終的には普通の小説形式になり、たまに○○sideでキャラの心情を書くようになります。今から変えた方が良いでしょうか。

  • 今は現状維持
  • 変えてくれ
  • そんなのどうでもいい
  • それよりもベレス視点を増やせ
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