ポケモンの世界へ迷い込んだ、少女   作:セブンスランス

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36話

やがてリザードの姿は大きな翼を広げて、落ちていくましろをキャッチした。ましろは進化したリザードの姿を見て、驚いた表情で見つめた

 

「リザード…良かった…良かったよぉ!!」

 

ましろは溜まっていた涙をリザードの胸に顔を当てて泣いた。一緒に冒険したからこれまでの感情が生まれたからだ。ましろは一言リザードにこう呟いた

 

「ありがとう…リザード…」

 

「グォォォォン!」

 

大きな翼で先程まで落ちたビル内に入り、その様子を見ていた。

 

シルフカンパニー 7階

 

「チィ、そのまま落ちていれば良かったものの…しかもまさかリザードからリザードンに進化するとわね、あいつの情報も少し違ってたみたいだし」

 

「…あいつ?」

 

「あ?メスガキには関係ない話よ、…でもこのままじゃかわいそうだか

少しだけ教えてあげるわ。貴方にも会ったことある人よ」

 

ましろは旅先で出会った人を思い出そうととする直前、フーディンの攻撃がリザードンに対してサイコキネシスで動きを封じ、油断したましろはリザードンに指示を送る。

「リザードン!貴方なら、打ち破れるはずだよ!頑張って!」

 

「グォォガァァ!」

 

フーディンのサイコキネシスを打ち破り、大きな翼を広げて、遠吠えをした。一瞬だがフーディンは怯み、さらに追い討ちをかけるようにとリザードンの攻撃が炸裂する。さらにフーディンは壁張りをしようとするが間に合わず、そのまま直撃を食らう。リザードンは一度ましろの近くに戻り体制を戻した

 

「まだよ!フーディン!気合玉!」

 

フーディンの中央に気合いのこもった玉が発射させる、リザードンは爪を大きくし、両爪をクロスしそのままお返しした。跳ね返った気合玉はフーディンに直撃して、煙を上がる。やがて煙が収まっていき、フーディンは戦闘不能になっていた。

 

「あらら、負けたのねぇ。アハハ、けど面白かったわ。また今度。それじゃあたしは次の任務があるので。」

「待ってください!ナツメさん!」

 

「…何よ?」

「なんで貴方は、ロケット団の幹部なんかに?」

 

ナツメは少し黙ったあと、ましろに振り向き、彼女に聞こえるような声で話しかけできた。

 

「サカキ様に忠誠を誓ってるからかしらね?フフフ」

 

「サカキ…って!あ、ま、まって!ナツメさんまだお話が!」

 

「また会いましょう?それまではせいぜい、ポケモンを戦闘不能にさせないことね。フフフ」

 

影のように消えたナツメ、テーブルに置いてあるカードキーを入手したましろは一度、ポケモンを休憩するべく休憩室を探した。ようやく休憩室を見つけたましろはそこに隠れてた人を見つけ、しばらくの合間、バタフリーを預ける事にした。

 

「ふり…」

「バタフリー、迎えに来るからここでゆっくり休んでてね?…それじゃお願いします」

 

「任せて、社長室へ向かうフロアには4階の、会議室にありますので

お気をつけて!」

 

ましろは4階に向かい途中でリーフと会う、先程までの出来事を話した後、ましろ達はカードキーを開き、社長室へのフロアマップを踏んだ。

別の部屋にたどり着き、奥へ進もうとすると

 

「きゃ!」「うぉ!?」

 

「えっ、ぐ、グリーン君…?」

 

そこにはグリーンがいた。久しぶりの再会でましろ、リーフと、グリーンは喜んでいた。どうやら事件当日、グリーンは社長と会っていたらしいがロケット団に捕まりしばらく身動きが取れなかっただったらしい

 

「大変だったんだね、グリーンさん。」

「まぁ、誰かが侵入したとかで騒ぎになってたからその隙に抜け出したのは良いがカードキーがなくて立ち往生してたわけさ。…それよりもさ、ましろ」

「えっ、な、何…?」

 

グリーンの手にはボールを構えていた、それは勿論グリーンとのポケモン勝負を挑む合図だからだ。ましろもボールを構えて、リーフはその場を離れてもう一人の近くで見学する事になった。

 

シルフカンパニー 4階 通路

 

ましろの最初に出したのはカビゴンからだった。グリーンの繰り出したポケモン、それはましろと同じピジョットだった。

 

「ピジョッ!」 「かびー!」

 

「ましろはカビゴンから相手なんだな!」

「そういうグリーンだってポッポから進化させたんでしょ!」

「へっ、そうだけどな!だが、今までと一緒と思うなよ!ピジョット!つばさでうつ攻撃だ!」

 

ピジョットの大きな翼がカビゴンに向かって突撃する。が、自慢のお腹で防御を固めてピジョットの翼で打つ攻撃は無効化にされた。

 

「カビゴン!炎のパンチで追撃!」

 

カビゴンの手が真っ赤に燃え始める握りしめてピジョットに攻撃を仕掛ける、だが、相手は空を飛んでいて、読めない動きで翻弄をしている

それでもカビゴンは落ち着いて対処して、狙いを済ませて炎のパンチを喰らわした。

 

「ピジョォ!?!?」

 

お腹に当たり火傷を負い、ピジョットは足を地面についた。羽休めだろうと思いましろはさらに追尾を開始する。

 

「カビゴン!噛み砕く!」

 

カビゴンの大きな口を開けて、ピジョットに飛びかかり、そしてタイミングよくピジョットは空を飛び、ギリギリのところで回復を済ませた様子だ、その直後ピジョットの超落下でカビゴンの頭に直撃をするが混乱にはならなかった。その代わり

 

「ぴじょ…」

 

ピジョットは混乱をしていた。ましろはチャンスと思い、カビゴンに指示を伝えた、グリーンはピジョットに呼びかけるが一方に混乱が収まることもなくカビゴンの拳があたり壁に激突して、戦闘不能にピジョットはなった。

 

「やるな、ましろのカビゴン。だが次はうまくいかないぜ?いけ!ギャラドス!」

 

「ギャオォ!」

 

2匹目はギャラドスを繰り出す、グリーン。ましろとカビゴンはお互いの顔を見て戦闘を続行した。先に動いたのはギャラドスの方だった。

 

「滝登りで奴を怯ませろ!」

 

「カビゴンギャラドスを受け止めて!」

 

前をガードしようと守るが、とっさにギャラドスは技をキャンセルして、カビゴンの背後へ周り、急な対応でカビゴンは付いていけずギャラドスの破壊光線を背中に大ダメージを食らってしまう

 

「カビ…」

 

カビゴンはそのまま倒れ込み、戦闘不能へなった。ましろは近くによりカビゴンを撫でた後、ボールに戻し、次のポケモンを繰り出した。

 

「ぴぃ!」

 

「ピッピか、やっぱましろらしいは。それじゃ始めよう!」

「ピッピ、油断しないでね!」

 

「ぴぃ♪」

 

グリーンとましろの戦いは後半へ続くのであった。

 

次回に続く

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