8話
誰かの声が聞こえる
あれ、誰かが私を運んでる…?
あなたは…誰なの…
教えて…
ハナダシティ ポケモンセンター
目が覚めるとそこは良く見るポケモンセンターの休憩室だ。
ましろは上半身を半分だけ起こし、辺りを見回す
「…私…確か…あの時…
…あ、リザード…リザードは!?ピジョン!?バタフリー!?ピッピ!?」
ましろの寝ていたところに誰かがやってくる音が聞こえ
扉は開けられる、そこには息を切らした、リーフの姿だった
「リーフ…さん」
「良かった…気が付いたんだね、ましろ
安心して、リザードと他のポケモンは治療室に入ってるからさ?」
その言葉を聞いて安心したのか、ましろはホッとしたが
リーフの、口からこんな事を言われた
「ただね、毒の状態が酷いから
しばらくは旅に連れて行かないと方が良いってジョーイさんが」
「えっ…それってしばらくはリザードと一緒に旅ができないって事…」
「あっ、えーと違う、なんだ?明日くらいには完全に復活するから大丈夫って話だよ。ごめん!」
「そうなんだ…良かった…」
少しして、ましろはリーフから貰った飲み物をいただき
これまで何があったのかをリーフが詳しく教えてもらった
数十時間前 お月見山
「フシギソウ!つるのムチ!」
「ふしゃあ!」
リーフのフシギソウの技が当たり
野生のポケモンは逃げていった
「ふぅ、これぐらいかな?お疲れ様フシギソウ」
フシギソウをボールに戻し、リーフはお月見山の出方を探していた
向こう側から怒る声が聞こえてきて、咄嗟のように岩陰に隠れると
白衣の服を来た音がそのまま通り過ぎていくのを確認した後
さらに奥へ進んでいく。
「なんだったの?切れてたような気もするけど…あれ?
あれは、ましろとリザード!?ええ!なんであんところに倒れてるの!?それとあれはピッピ!?」
後から来たリーフは状況が読み込めずにいたが
リザードの顔色がおかしいことに気がつく
身体に毒が回っている事、それを責任を感じてましろは気を失った事
「フーちゃん、わーちゃん出て!」
フシギソウとワンリキーを手持ちから出して
リーフはましろをおんぶして、残りの2匹はリザードを担いで
ハナダシティに向かっていった
現在 ハナダシティ ポケモンセンター
「ってことがあってね
大変だったよ、リザードは毒が身体に回ってるから急いでポケモンセンターに向かったからさ、それにピッピはずっと貴方のことを看病してくれてたみたいよ」
下を向くとピッピがいた。
リーフは笑いながらましろに伝えているが、本人が一番大変な想いをしてたから命の恩人だと、そう思うましろであった
「本当にありがとうね、リーフ。リザードのパートナーとして、リザードの所に看病したいの。ダメかな…?」
「うーん?一応ジョーイさんか、ラッキーに聞かないとわかんないかも
ましろ、今大丈夫なら私について来て?」
ましろはリーフと共に、ジョーイさんの所へ向かっていく
受付には丸いピンクボールがかわりにいて、そのポケモンに事情を話すと、分かってもらうことができ、リザードがいる所へついていくことに
なった
ポケモンセンター 治療室
「ラッキ!」
頭を下げたあと、ポケモンとリーフはましろを置いて
一人にしてあげる、ましろはカプセルに入ってるリザードの治療をただ、見守ることしか出来なかった。
「…ごめんね…リザード。あなたが治るように私…ずっと一緒にいるから…うぅ…」
すすり泣きが部屋に響いていく
ましろはリザードと一夜を共にした。
ポケモンセンター 受付
リーフは勝手に治療室に入った事をジョーイさんから説教を喰らうかと思っていたが、ラッキーが事情を説明してくれて、今回だけよと
許しを貰った。
ふと、空を見上げると、お月様が雲ひとつもないあたりがとてもよく見えていた。
「…ましろとリザード…か。
本当ポケモンを愛してるわねあの子…ふふ。きっとポケモンリーグの頂点になるかもね。」
しばらくして、リーフはフシギソウと一緒に眠るようにソファで一夜を明かした。
次の日、ましろは起きて、リザードの状態を見る
リザードは元気に口から火を吹いていた、毒が完全にきれいさっぱりに
無くなっていたからだ。
ましろは喜び、リザードを抱きついた
「良かったぁ…本当に良かったよぉ…うぁぁ!」
泣きだすましろ、リザードはそっと
ましろの頭を撫でてあげた。
「もう…大丈夫だよね?リザード?」
ジョーイさんが来て、ポケモンセンターの受付に行くましろとリザード
そこにはリーフがましろを見つけ、彼女の元に走っていく
「ましろ〜!おっ!リザードも元気になって良かったじゃん!」
リーフはリザードの頭を撫ででやると本人は顔を赤くして
目を逸らした、隣にいたフシギソウもニコニコした表情で見つめていた
「心配かけてごめんね、リーフさん
フシギソウもありがとう!」
「いやいや、別に私は大丈夫だよ。それよりさっきトレーナーさんが聞いた話なんだけどね」
ましろはリーフから驚きの事を聞かされる
「ジムリーダーのカスミ
3日ぐらいは帰って来れないみたいなの」
その言葉を聞いたましろは驚いた
「え?えええええええええええ!?」
その声は、ポケモンセンターの部屋を全体に響くような
音が反射をしていた。周りにいた人達はましろに注目して
本人は顔を真っ赤にして、ポケモンセンターを後にしたのであった
次回に続く