それからというもの、わらわの人生に色がついたような気がした、まぁ籠もりっきりですが。
「なぁ、かぐや姫」
「かぐやで良いですよ、なんですか」
今わらわはマチさんにマッサージをしてもらっています、意外とうまいものです。
「何故……マチの空き家に来ているんだ」
そう、わらわは今マチさん達の空き家に住んでます。
「いやだってですね、
「ふふふ言いよるわ小娘、まぁ確かに無理はいけないな、なら、旅でもしてみればいいんじゃないか?」
「旅、ですか」
「マチも一時期、いや今もやってるけど、旅は良いものだぞ、良い交流があるし、まぁ人の醜い部分も見ることになるが」
「……ふむ、考えておきます」
「マチー!、あんたまたかぐやを甘やかしてるわね!」
「なんだ赤ずきん、お前もマッサージしてやろうか?」
「別にいいわよ、ところでもう夜よ、早く風呂入りましょ」
「ん、もうそんな時間か、それじゃあかぐや、風呂行くぞー」
マチはわらわをお姫様抱っこで運んでいく、その様子を赤ずきんさんは不服そうですね、関係ないですが。
「……マチより明らかにある」
マチさんに脱がされて、わらわは小さな風呂に入りました。マチさんは入らず、じっと見ています、少し恥ずかしいですね。
「なんでしょうか、わらわの胸をじっと見て」
「いや……何かコツとか」
「?、無いですわ、自然と大きくなっていったので……え?、もしかしてマチさんも胸のこと気になさるのですか!」
「……悪いか」
驚きました、そういうの気にしないと思ってましたのに、意外な一面が見えましたわね。
その後、髪を洗ってもらい、身体を拭いてもらって、服を着替えさせてもらい、寝床につきました。
そんな時、話し声が耳に入ってきました、シンデレラさんとマチさんのようです。
「マチ姉、何時まで世話をする気ですの?」
「んー?、まぁ一週間で帰るわけだし、その時までかな」
一週間?、後……3日ですか。
「でもあの娘、ついてくるとか言い出したらどうする気ですて?」
「んー、本人の意思によるかな、博士も血式少女求めているわけだし」
血式少女、それがわらわ達の総称、ですか……、わらわは行きたいとは思います……が、このままで良いんでしょうか、もし、あちらでもあの視線を浴びることになったらと思うと……「旅でもしてみればいいんじゃないか」、ですか――。
あの後、完全に眠りについたわらわは、朝に
「あ、貴方達!、それをどうする気ですか!」
「か、かぐや姫か!、ちぃ!」
村人達はわらわを見るなり、逃げ出しました、わらわは追いかけようと走ろうとしましたが運動不足が祟り、転んでしまいました、あれは、あれだけは!。
「わらわの……5つの宝物!」
「なるほど、早く起きたのには理由があったわけね」
わらわが叫んだ瞬間、村人達が逃げた方角から、マチさんが現れました、その手には先程の箱があり、わらわは不意に涙が流れてしまいました。
「そ、そんなにか、はぁ……そんなに大事なら肌身離さずおいておけ」
「あ、ありがとうございます、ありがとうございます……マチさん、本当に……」
「……ん、どういたしまして」
その後、わらわは5つの宝をマチさん赤ずきんさんシンデレラさんに見せました。
「こ、これが宝ですの?」
「ふーん、よくわからないけど大事なんでしょうね」
「マチにはこれの価値はわからないが……まぁそんな大事な物を見せてくれるだけの信用はあるみたいだな」
皆にはこれのことはわからないですが、わらわには大切なものです。
――そして、マチさんが来て一週間が経ちました。わらわは村を抜けて、少しの間、3人と一緒に行きましたが。途中で別れます。
「ふぅ、それじゃあこっからは別だな、かぐや、悲しくはないか?」
「別に大丈夫ですわ、わらわが決めたことですもの」
本当に悲しい、ですが、わらわはわらわの目でたくさんの人を見てくると決めました、悲しんではいられません。
「……そっか、じゃあな、かぐや、また会えたら」
「かぐや!、あんたのそのずぼらさ、治してきなさいよ!」
「また会いましょうかぐやさん、わたくし黎明で待ってますので!」
「えぇ……また会いましょう、マチさん、赤ずきんさん、シンデレラさん……」
別れの言葉を告げて、わらわは歩を進めました、この調子だと何日かかるかわかりませんが、途中で何か歩かないですむものがあればいいんですが……。
そして、2年後、わらわは黎明に入り……再会をはたしました。
(´・ω・`)さて、番外のネタが尽きそうだ、いやほとんど無いに等しいけど、次投稿するの遅れそう。