神獄塔メアリスケルター 獄中童話炎日譚   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)実質2話同時投稿

今回はあまり変わってない


第4回 リメイク

「さて、ついてきたわけだが、マチやることないんだよな浅いとこだと」

 

マチは一人で楽しそうに数を数えながら魚型のメルヒェンを次々と切り捨ているのを見ていた頬に血を舐めて恍惚な表情を浮かべ、本当に楽しそうにしている、マチはというとあくびをして、かなり暇、漏らした敵を手で払っては潰すの繰り返し、シンデレラも、いや一匹もこないから本格的に暇だな。

 

「おい、あんま奥にまでいくんじゃねーぞ」

 

「わかって――」

 

入り口付近で立っているハルが釘を刺す、赤ずきんは返事、する途中で口を閉じ、通路の奥の方に耳を澄ませた、それにマチも気づく、うーん、これは二人分?、だいぶ息が荒いような気がするな。

 

「……誰かいるっ!」

 

「あぁうん、いるね、でも先走るのは」

 

赤ずきんはマチの言葉を聞かずに、声が聞こえた方へ全力で走っていく。

 

「ふふふ、話を聞いてくれないですよクソが」

 

今度漫画にあったアイアンクローってやつしてやろう。

 

「あっ、待て赤ずきん!、くそ、あいつの速さに追いつけるのはマチだけだ、頼む」

 

「言われなくてもそうするつもりだよ、シンデレラ、そこで待っててね、今すぐバカずきん連れてくるから」

 

「は、はい、赤ずきんさんをよろしくお願いしますわ」

 

それを聞くと頷き、マチも全速力で赤ずきんを追いかけていった。

 

そして、暗い通路を何度か曲がった先。

部屋中が、メルヒェンの返り血で染まっていた。

部屋の真ん中にら人と魚が融合したMサイズが10ほど、そしてLサイズが2体のメルヒェンがいて、そこには傷つきながらも必死で一人の少女を護ろうとしている少女がいた。

 

「くそ!、姫はぼくが護る!」

 

護ろうとしている少女は膝が震え、限界が近い。ようやるな、見込みがある。

 

「やめろぉぉぉぉ!」

 

赤ずきんがそこに突撃しようとした時、マチが追いつき、マチもまた突撃する。

 

「Lサイズはマチがいただくよ、残りは赤ずきん、頼む」

 

むしろそれくらいしかマチが出るやつではないからね、Mサイズ程度やっても何の感情もわかん、おっと、緊急のときに何考えてるんだか。

 

「!?、わかったわ!」

 

マチは背中の大きなマッチ2本を両手にそれぞれ持ち、Lサイズ2体を二人の少女から吹き飛ばして引き離した、赤ずきんもMサイズを一体、二体、三体……次々と倒していくが敵が多すぎて、少しずつ攻撃を受け始めた。このままだとやられそうだな、一体のメルヒェンが赤ずきんの背後から攻撃しようとした瞬間、そのメルヒェンの胸が飛んできたマッチによって吹き飛び、大量の血が赤ずきんの体を濡らした。

 

「こっちは終わったが、そっちはまだ終わらないの

か?」

 

「……あは、あははは!」

 

二体のLサイズメルヒェンが重なって倒れているところの上に立ちながらマチがそう言うと、赤ずきんは狂気の笑みを浮かべ笑い声で返す、同時に赤ずきんの目が、ひときわ

ピンク色に、髪も白く、頭からは狼のような耳と腰から尻尾が生え、ピンク色に光っている。

そのまま赤ずきんは一振りでメルヒェンの四肢を数体分まとめて切り跳ばし、頭から股間までを真っ二つに断ちきる、やがて全てを倒しきる、やだこの子怖。

 

その後ピンク色の目も元の色に、ピンク色の尻尾と耳も消えた。

落ち着きを取り戻した赤ずきんは二人の少女に向き直る。

 

「あなた達大丈夫?、もう安心していいよ!」

 

「……お、お前達はなんなんだ!」

 

護っていた少女の返答にメルヒェンから降りて、マチは優しく答える。こういうのには少し慣れている。

 

「よっと、マチ達は黎明、監獄脱出を企ている者達だよ、そっちの怖かったお姉さんは赤ずきん、マチはマチ、黎明最強だと自分も皆思ってるよ」

 

「怖いは余計よ、さぁここは危ないわ、一緒に行きましょ!」

 

「どうしよう、おつうちゃん」

 

「……行かなくていいよ。こいつら、嘘つきかもしれない」

 

おつうと呼ばれた護っていた少女はマチ達を疑ってる様子だ。嘘つきとは心外だな、これでと嘘をついたことなんてあまりないのに。

 

「むぅ、これは困った……待て」

 

マチは奥のほうを見る、つられて護ってた少女ことおつうと赤ずきん、護られていた少女も見る、そこからは灰色の何かがこちらに接近してくる。けど足音は聴こえるな、デカイやつ特有の重い音、そして床の破砕音、それなりのスピードで来てる感じか。

 

「あれは…ナイトメア!?、マチ!、逃げなきゃ!」

 

「いや……このままだと間に合わないなこれは」

 

マチはその灰色に一人突っ込んでいく、何かとぶつかり、灰色は静止する。

 

「マチ!?」

 

「ここはマチが抑えておく、赤ずきんは二人をつれて逃げてくれ」

 

「でも!」

 

「全員共倒れするよりはましだろう、いいから!」

 

「ぐっ……二人とも!、今は逃げるわよ!」

 

赤ずきんは二人の少女の手を引いて、この場から逃げていった。

 

「さて……ナイトメアか、マチ初めて戦うんだよね、いやぁいい非現実感が味わえそうだよ」

 

マチは懐からメルヒェンの血液が入った試験管を5本を飲み干す、いやぁクソ甘くてまずいのなんの。

すると髪は白く、目はピンク色になり、ピンク色のマントが顕現する、そして両手のマッチを地面に擦り付けて着火させ、戦闘準備は完了。

目の前には全体的に白く、頭の部分には魚の尻尾のようなものがたくさん生え、身体にはいくつもの剣らしきものが刺さっている。キッモ、メルヒェンより異形だなこれは。

 

「さぁて、こいや!」

 

 

それから赤ずきん達は水族館から脱出した、その時に。

 

「え……うそですわよね、マチ姉がそんな……あなたがついていながら!」

 

シンデレラは赤ずきんに怒鳴り散らす、初めてここまで怒っているシンデレラに赤ずきんは下を向き、涙目で言葉を漏らす。

 

「──ごめん」

 

「ぐっ……うぅ……」

 

赤ずきんからマチがナイトメアと交戦と聞きシンデレラは号泣し、目もメルヒェンの血を浴びてないのにピンク色になった、なんとかなだめることができたが、かなり堪えたようで気絶してしまう。

二人の少女、名前を護っていたのはつう、もう一人は人魚姫という、二人は血式少女だったらしく、黎明に迎えられた。

そして、それから1日が経過した、黎明の救護室で最大戦力を失ったことに博士含め皆陰鬱な表情を見せている。

 

「……あたし、もう一度水族館にいく」

 

最初に名乗り上げたのは赤ずきんだった。

 

「それならわたくしもいきます」

 

それに続き先程まで精神的ショックでベッドで寝ていたシンデレラも賛同する。

 

「駄目だ、これ以上きみたちを失うわけにはいかない」

 

「でも!、あたしが……あたしがもっと強ければこんなことには……!」

 

「残念だとは思ってるよ、だが事実は」

 

「いやいや、何勝手にマチが殺されてる流れになってんですか、傷つくよ?」

 

その声に皆そちらに振り向いた、そこに立っていたのは、全身傷や、打撲痕でボロボロながらも生きているマチの姿だった。

 

「よう、赤ずきん、シンデレラ、どうやら抜け出せたみたいで安心だよ」

 

「あんた……!、この――バカマチ!」

 

「ははは新しい呼び名だなバカずきんの当てつけか?」

 

マチは叩かれると身構えたが、違い、おもいっきり抱き締められた、やっばい骨のヒビががが。

 

「いたいいたいぞ!、怪我人にはもっと優しくでしょ」

 

「あんた……よく生きて戻ってきたわね、ほんと、ほんと……」

 

その顔からは大量の涙が流れ、感極まった感じだ、シンデレラも続いて抱きつき、涙を流した。

 

「いやほんと辛い、わざわざ救護室に足運んだ理由考えて」

 

わりとぎりぎりで立ってるぞマチ、なんとか二人を引き離して、博士のほうを向く。

 

「いや……まさか、ナイトメアから逃げてきたのか、だがその傷は」

 

博士は驚いた様子だ、完全に死んだと思っていたのだろう。

 

「いやなに、逃げたわけではないよ……倒してきた」

 

「──なんだと!?」

 

博士は椅子から立ち上がり、目を見開いて更に驚いた、今にも掴みかからんとした様子だ。これはまた初めての表情、博士もそんなにびっくり仰天することあるんだな。

 

「ナイトメアを倒しただと、いったいどうやって!」

 

「あぁ、とりあえず身体がズキズキしてヤバイから視子さんヘルプ」

 

「わ、わかったわ」

 

マチはベッドに腰かけて、ここまでどう生き残ったのか説明した。本来ナイトメアとは(コア)からのエネルギーでほぼ不死といって過言ではない、しかしマチのマッチの火にナイトメアの指に少し燃やしたとき、それはボトリと落ちて、灰になった、これに望みをかけて、次々と大きなマッチを投擲して、刺していき、腕だけになっても襲いかかってきたがなんとか完全に灰にすることができた。なんで生きているのか怪しいレベルの戦闘だったわ、マチもナイトメアも。

 

「で、これがその灰」

 

ポケットから試験管に入った何らかの灰、先ほどの話のナイトメアの灰だろう。いくつか風にのって飛んでいって咳き込んだな、だからかマチ自身灰まみれよ。

 

「これが……ふむ、これはよい研究材料になりそうだ」

 

「ははは、とりあえずマチ寝ていいか、全身ボロボロのことからもう二度とやりたくないからなあんなの」

 

あそこまでさ望んでなかったからね、さて、早いところ寝よ。

 

「待ちなさい、その試験管……この前無くなった実験用のやつとそっくりな気がするのだけど」

 

視子は冷たい声質でマチに言う、マチの顔から血の気がひく。

 

「あ……その、うん、あの、すみません」

 

この時くらった視子さんの拳骨はナイトメアの攻撃より痛かった、そう思えたマチだった。こんなことなら試験管捨てて帰るべきだったな・・・うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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