かぐや姫のところが変わりました、(´・ω・`)リメイクとはいったい……うごごご
ある日の黎明本部、被服室
身体測定の日、視子がくるまでの間、マチは親指姫と向き合っていた。
「なんのようだ親指、話って」
親指姫はニヤニヤとマチを見ながら口を開く。
「とぼけちゃってさー、あなた……千昭と隠れて付き合ってんでしょ!」
思いがけない言葉にマチは一瞬思考が停止するほどの衝撃をうけた、付き合ってる?、千昭と?。ないない、自分より弱い男になんの恋愛感情もわかんわ。
「いや何か勘違いしてるのか知らんが、マチは千昭と付き合ってないからな」
「ほんとー?」
「はははこれ以上追求するなら殴るぞ」
「ちぇっ、まぁいいわ」
なんなんだいったい、まぁ教団になってからもよくあってるからな、それにしても意外とバレないのはさて、誰が口止めしてくれるんだろうか、赤ずきんは……無いな、シンデレラもそんなメンタルじゃないし……フユが一番怪しい感じがするな、まぁ誰であっても構わんが。
そんなことを考えてると、視子がきて、身体測定が始まる。
その理由をシンデレラが聞くと、新しい制服を作ると視子は言う。
「ふむ、新しい制服か、マチや赤ずきんが着ているこれか?」
皆制服ができると聞いて喜んでいるが、親指姫だけは真剣な表情で考え込んでいる、それに気づいた視子が首を傾げながら問いかける。
「親指姫、どうしたの? 制服欲しくないの?」
「あ、ううん、そうじゃなくて……」
「親指姫は少し言いよどみ、意を決して声をあげた。
「制服の色、白と青にできない?」
それ対して視子は反対する、親指姫、それが良い考えだと思っていた眠り姫と白雪姫は落ち込むが。
「あ、僕も、白と青って良いと思うな!」
「つう?」
「ほら、白って、なんか雪みたいで綺麗だし」
「雪……雪、ね」
マチはその言葉を聞いて、苦虫を噛み潰したような顔をした、マチは一度も雪というものを見たことないが、なぜかそれは嫌いだと思っている。
「マチ?」
「……なら、マチだけでいいから白と青、黒と赤の制服を作ってくれないか、視子さん」
「それは……どうして?」
「あー、マチって氷とか雪みたいな冷たいものがほんと駄目だったわね」
「そういえばそうでしたわね、暑い日でも冷たいものをあまり食べませんでしたし」
赤ずきんとシンデレラは比較的長く一緒にいるため、マチの好みを知っていた。嫌がらせのように氷を服の中に入れたのまだ許してないからな。
「うーん、あなただけ特別ってわけにはいかないのよね」
「別に無理して作ってとは言わない、ダメなら白と青で我慢する」
「……ま、生地を変えればいいだけだしね、フユにも手伝ってもらって、この先二種類作ってしまいましょ、ただし、団体行動のときは同じ服を着ることよ」
「わかってる、親指もいいか?、シンデレラ 赤ずきんも」
「まぁわたしのわがままだしね、それでいいわよ」
「わたくしもよくてよ」
「あたしもー、今の服気に入ってるし」
「それじゃあ決定ね」
「やったー!」
最近元気がなかった三姉妹が嬉しそうに抱き合うのを見て、まぁいいか、と苦笑する、そして研究室のフユは何か悪寒を感じた、面倒なことをやらされるためか。
○
それから三年は、何事もない日々が続いた。
マチは親指姫達とも仲良くなっていき、赤ずきんとつうも日々強くなっていく、同時に血式少女の特性が2つわかった、一つは仮説だが。
一つは覚醒、ジェノサイド化、メルヒェンの血を浴び続けることで覚醒する、性格は凶暴、残忍となる、髪は白く目はずっとピンク色になる、もう一つはフユがシンデレラの変化を見て思い当たった、仮説、ブラッドスケルター化、ジェノサイド化よりも更に凶暴になり、何らかの身体に変化が起きるというのがフユの仮説だ、条件として穢れ、ストレスと言ったほうがわかりやすいそれが限界まで達することで起きるかもしれないらしい。
ある日、つうと人魚姫が黎明がきて五年が経過した、そんな時、新しい9人目の血式少女が加わった、名をかぐや姫、博士がつれてきたが実験のあと、自身の部屋に籠っているらしい。
「ここか、新しい血式少女がいるという部屋は」
マチは視子から貰った鍵をかぐや姫の部屋の鍵穴に入れて、開いた。
「よー、元気してるか、かぐや」
「……なんなんですか、そなたは、わらわは今は関わりたくないのですが」
「そうか、まぁなんだ、話くらい聞いてくれ、あと何か困ってること、あるいはやってほしいことがあったら言ってくれ」
「?、あれ、そなた、どこかで……!マチさん!」
「おう、2年ぶりかな、一時期お前の村によったのは」
「……久しぶりですね、マチさん」
それから色々とかぐや姫とマチは話した、昔宝物を村人に捨てられそうになったところを助けてくれたり、一週間だけだったがよく手伝ってくれたりといなくなったときは悲しかったなど、それから一週間、世間話や雑談などしあった、日に日に、かぐや姫は元気になっていき、マチにお姫様抱っこでだが、外にでるようになった。
「あら?、あんたかぐや!?、相変わらずマチにおんぶに抱っこって感じね」
「あらほんとですわ、かぐや姫さん、元気でいらっしゃってますか?」
「赤ずきんさんですか、相変わらずがさつそうですね、シンデレラさんも何時もお綺麗で」
「あはは!、変わらないわねー」
「そうですわね、後わたくしそんなに綺麗と言われるほど着飾ってませんことよ?」
赤ずきんとシンデレラは黎明を抜け出したときについてきたからかぐや姫とも知り合いだ、てかだいたい抜け出したときにさ二人がついてくる感じだ、まぁこれからも仲良くしてやってほしいな、かぐや姫とは。
そして、ある日、千昭は血式少女達を呼び出した、マチには告げたが、千昭は今、ある一つの真実に近づいていた、その真実を掴むために、血式少女から聞き取り調査を行うことにした、
最後になったシンデレラへの質問を終えた後、千昭はある独り言を呟いた。
「なぜ血式少女は7人必要なんだ……」
それを聞いたシンデレラは心臓が大きくはねて、ある考えがよぎる、もう血式少女は9人もいる、ならいらないのが二人も出てくる、一番低いのは自分、そう、シンデレラは自分が捨てられると思った、シンデレラは千昭と別れ、自分の部屋に戻っていった。
それを見計らって、隠れていたマチが出てくる。
「どうだ、何かわかりそうか?」
「……いや、何も、やはり独房エリアに行かないとダメかもしれない」
「そっか、つまりただシンデレラを怖がらせただけになったわけだ」
マチは千昭は悪くないとは思うが睨んでしまう、マチの注意不足もあるが。
「?、僕は別に怖がらせた覚えは無いんだが」
「だろうな、さて、千昭、念のため、お前もついてこい、その後、目的の独房エリアに向かう」
「わかった、だがなぜ?」
「近くにいないと護れないからな、なーんか嫌な感じがするんだよ」
「……わかった」
マチと千昭はシンデレラの部屋まできた、扉に鍵はかかっておらず、部屋の隅でシンデレラが震えていた、その目はピンク色に光っている。
「これは……」
「フユの言っていたブラッドスケルターの兆候だろう、まだ髪が白くなってないだけマシかもね、千昭はそこで待ってろ」
マチはゆっくりとシンデレラのほうに近づいていき、頭にポンと優しく手を頭に触れる。
「……マチ姉?」
怯えた目でシンデレラはマチを見る。
「自分が捨てられるんじゃないか、そう思ってるな」
「……わたくしは一番ダメな子なの、だから、何か、何か役にたたないと」
「……はぁ、何もわかってないな」
マチはシンデレラを抱きしめた、シンデレラは何か起こってるのか戸惑っている様子だ。
「お前がいたから、マチは今ここにいるんだ、本来なら3日で出ていくつもりだったが、その……あれだよ、ここがいて楽しいと思えたんだよ、だから、お前は役にたってるよ、今までも、これからも役にたつ、だからそんな何時もよりしょげた姿を見せないでくれ」
マチが照れ臭そうにそう言う。
「──本当に?、わたくし、役にたってるの?」
シンデレラの目からピンク色の光が無くなり、代わりに大粒の涙が溢れる
「わたくし、わたくしまだここにいていいの?」
「あぁ、もし博士が出ていけと言っても、マチが必ず護ってやる、だから安心してくれ」
「うっ──うわぁぁぁぁ!!」
5分ほど、シンデレラは泣き続け、落ち着いた辺りでマチは抱きしめるのをやめる
「さて、千昭、行こうか」
「マチ姉、どこにいきますの?」
「内緒、すぐ戻ってくるよ」
「い、嫌ですわ!、わたくしもついていきます!」
シンデレラは立ち上がり、いつもの調子になってる。
「どうする?、千昭」
「そうですね、このまま勝手についてこられて迷われたら嫌ですし、つれていきましょう、この際」
「だそうだ、一応言っておくがこれは秘密だからな、誰かに喋るなよ?、言ったら怒る」
「わ、わかりましたわ」
「よし、それじゃあむかうとするか……独房エリア、もとい、繁華街エリアに」
マチはシンデレラをつれて、千昭の繁華街エリア調査に向かった